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どういうことだよ!? 第3幕
秘めたる想い:愛をするということ3
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その違いを思い知ってもなお罵詈雑言の限りを尽くすなんて、相当イカれてるとしか思えない。
「江藤ちんが顔を赤くして押し黙ったぞ。今だ、白状しとけ」
雅輝の号令で宮本は深呼吸を何度かして、えらく真面目な顔でじっと見つめてきた。その視線に堪えられないので、膝に置いていた鞄を持ち上げて壁を作る。目を閉じれば視界に入らなくて済むだろうが、物理的に何かで遮っていないと不安でしょうがなかった。
「あー、えーっと……」
辺りが静まり返る中、宮本のちょっとだけ上擦った声が響いた。
「これから江藤さんと付き合うことになった。誰よりも幸せにするつもりだし、大切にする」
「佑輝、幸せにするつもりってなんだ? つもりなのかよ?」
自分が突っ込みたかった部分を、雅輝がずばりと指摘した。
(こういうちょっとしたところが、可哀想なくらいに間が抜けているんだよなコイツ……)
「もっ勿論、つもりじゃなくて幸せにするって」
「どうやってそれを証明するんだ。具体的には何をするんだ?」
「ええっ!? 証明ってううっ……。具体的に表現っていうのは――」
カバンの向こう側で困っている宮本を尻目に、隣にいる雅輝の横顔を窺う。元彼として兄として質問するその顔は、どこか厳しさを漂わせるものだった。
「世界で一番、江藤正晴を愛してる。この気持ちは誰にも負けない」
「ぶっ!!」
何を言いだすかと思ったら、マジで馬鹿じゃねぇの。全然具体的じゃないだろ。何でこんなことを口走っているんだ。そういうのは、ふたりきりのときだけにしてくれよ……。
あまり事態に、カバンを持つ両手がふるふると震えてしまった。
「出逢ったときよりも江藤さんが好き。昨日よりも今日、今日よりも明日のほうが間違いなく好きになってると断言できる」
宮本には羞恥心っていうのがないのか、もしかすると皆無なのか!?
「江藤さんが困っていたら、真っ先に駆けつけて助ける。誰よりも早く手を差し伸べる」
あーもうコイツにフォローされた時点で、俺様の人生は終わっているだろうな。
「あ、そうだ。疲れているときには、甘いお菓子を差し入れしてあげる。他には寂しそうにしていたら、ぎゅっと抱きしめてあげたり」
「テメェ、それ以上言うな。頼むから言うんじゃねぇ……」
勢いよく立ち上がって、手に持っていた鞄を振り上げた。勿論、宮本に向かって投げるためである。
俺様が繰り出す行動を読んだのか、宮本が顔の前を両手でガードすると同時に片腕が雅輝の手によって掴まれ、動きを阻止されてしまった。
「江藤ちん落ち着けって。鞄を投げつけたくなるくらい、うれしい気持ちは分かっているから」
「違うって! うれしくなんてねぇよ。マトモなことが説明できない宮本に怒ってるんだ」
「またまた~。真っ赤な顔して照れちゃってるのに」
そんな言い合いしている傍に無言で宮本がやって来ると、下から手刀を振り上げて、掴んでいた雅輝の腕を外した。
「……勝手に江藤さんに触るな」
「あ、悪い」
「江藤さんも、他のヤツに触られたままでいるなよ。そういう無神経なところが嫌いだ」
さっきまで好き好き言ってたくせに、いきなり告げられた『嫌いだ』の言葉で、胸の中に何とも言えない気持ちが広がっていった。
声をかけようにも顔を横に背けて腕を組んでる姿が宮本の想いを示しているせいで、余計に口が開けない。このままでいたら、もっと嫌われるかもしれないだろ――
「佑輝悪かったって。江藤ちんを責めるのはお門違いだぞ。俺が勝手に触ったのがいけないんだから」
「兄貴がそう言っても俺としては――うわっ!?」
持っていたカバンをその場に放り捨てて、いきなり抱きついた行動に驚いたんだろう。頭の中には謝る言葉がいっぱい出てくるのに、右から左へと流れるだけで全然セリフとして出てこなかった。
どうしていいか分からなくなった結果、縋るように抱きついてしまって――
「……嫌いなんて言うな」
このひとことを言うのがやっとだなんて、どういうことだよ!? 謝るのが先だと、頭では分かっているというのにだ。それなのに嫌いという言葉がずっと耳について離れなくて、これを言わずにはいられなかった。
宮本が現れてから感情のパラメータの振り幅が大きすぎて、対処できなさすぎだろ。情けねぇな……。
「江藤さん、泣いてるの?」
その声にハッとして顔を上げたら、溜まっていた涙が頬を伝っていった。
「くっ……違ぇよ。目にゴミが入っただけだ」
両目から涙を流した顔を穴が開きそうな勢いでじっと見つめられるせいで、変ないいわけを口にしてしまった。
宮本から慌てて手を離して背中を向けながら、急いで涙を両手で拭う。
宮本兄弟はらしくない姿を目の当たりにして、どう思っただろう。恋人のたったひとことで情けないくらいに不安定になって、本当にバカな男だよなって呆れているか。
もう涙が流れていないのに恥ずかしさで顔を上げられず、ごしごし目元を拭う行為を続けていたら、大きなものが背後からぶつかってきた衝撃が躰に伝わってきた。
「ゴメンね、江藤さん。本当にゴメン」
言いながら、ぎゅっと強く抱きしめてきた宮本。腕ごと抱きしめられているので、拳が顔を覆ったままになっていた。
(この状態なら照れることなく、素直な気持ちを告げられるかもしれない――)
ドキドキする鼓動を何とかすべく、深呼吸をして落ち着かせた。
「おまえが謝ることはないだろ……。他のヤツに触られないように、俺様もこれから気をつける。悪かったな」
少しだけ掠れた声で告げてしまったが、言い終えたときに宮本の腕が痛いくらいに躰に食い込んだ。しかも頭にすりすり擦りつけるように、頬擦りしながら抱きしめてきた。
「あーあ、仲が良すぎて胸焼けがしてきた」
うれしさを噛みしめているところに雅輝の呆れたひとことで羞恥心がヒートアップして、一気に我に返った。
言いたいことを伝えたし、この状態でいる必要性がもうないだろ。
「宮本、放しやがれ。暑苦しくて死ぬ」
「え~……。もう少しこのままでいさせてくださいよ。江藤さんを癒してあげるから」
「もう大丈夫だ。必要以上に気を遣うな」
渾身の力を使って宮本の腕を振りほどき、捕まらないように素早く距離をとった。
「江藤ちんって、結構かわいいところがあるんだな。意外だ」
「は? 何を言ってやがる」
「俺の前だと、江藤さんのかわいさは炸裂するからさー。もうね、萌え殺されるレベルなんだよ」
デレっとした顔で言い切った恋人に、いつもなら鉄槌を落とすところだが、余計なことをして雅輝からツッコミを入れられるのも面倒だと判断し、両拳を握りしめることで我慢した。
「そうだ佑輝、実家に顔を出せよ。晩飯が用意されているから」
さっさと話題転換した雅輝が実家に促す話をすると、宮本は途端に顔色を曇らせた。
「え~、面倒くさい。兄貴ってば俺がこっちに来ること、母さんに言ったのかよ」
「おまえが顔を出さない理由は、恋人と逢っているからだと言ってある。あとは自分で説明しろよ」
(それって、まさか――)
「雅輝おまえ、わざわざここを待ち合わせにしたのって、計画的犯行だったのかよ!?」
犯行なんて表現はおかしいだろうが、謀られた気がしてならない。親に関係を暴露して、宮本と離れられないようにするつもりじゃないか。
「兄貴それって、母さんに江藤さんを恋人として紹介するって……。うわあぁー!」
突如頭を抱えて雄叫びをあげた宮本を、心中複雑な気持ちで眺める。
コイツと付き合うと決めた時点で腹をくくった自分だが、ただ好きだから付き合っているという感覚のおバカな宮本が、同性と交際していると流暢に親へと報告できる気がしない。
そこのところを先読みした雅輝がここに呼び出し、恋人として一緒に実家に顔を出して説明しろということなんだろう。
「俺の質問を、佑輝がマトモに受け答えできなかったからさ。やっぱり、江藤ちんの存在が不可欠だと思ったんだ」
「だからと言って、いきなり宮本宅に顔を出す俺様の気持ちくらい、考えてくれてもいいんじゃないのか?」
「報告の必要なんてないのに気を遣ってわざわざ連絡してきた、親友の恋の応援をしてやりたいじゃないか。頼りない弟よりも俺と手を組んで、親を説得するのはどうよ?」
満面の笑みで提案してきた雅輝に、右手親指を立てて了承してやった。
「江藤ちんが顔を赤くして押し黙ったぞ。今だ、白状しとけ」
雅輝の号令で宮本は深呼吸を何度かして、えらく真面目な顔でじっと見つめてきた。その視線に堪えられないので、膝に置いていた鞄を持ち上げて壁を作る。目を閉じれば視界に入らなくて済むだろうが、物理的に何かで遮っていないと不安でしょうがなかった。
「あー、えーっと……」
辺りが静まり返る中、宮本のちょっとだけ上擦った声が響いた。
「これから江藤さんと付き合うことになった。誰よりも幸せにするつもりだし、大切にする」
「佑輝、幸せにするつもりってなんだ? つもりなのかよ?」
自分が突っ込みたかった部分を、雅輝がずばりと指摘した。
(こういうちょっとしたところが、可哀想なくらいに間が抜けているんだよなコイツ……)
「もっ勿論、つもりじゃなくて幸せにするって」
「どうやってそれを証明するんだ。具体的には何をするんだ?」
「ええっ!? 証明ってううっ……。具体的に表現っていうのは――」
カバンの向こう側で困っている宮本を尻目に、隣にいる雅輝の横顔を窺う。元彼として兄として質問するその顔は、どこか厳しさを漂わせるものだった。
「世界で一番、江藤正晴を愛してる。この気持ちは誰にも負けない」
「ぶっ!!」
何を言いだすかと思ったら、マジで馬鹿じゃねぇの。全然具体的じゃないだろ。何でこんなことを口走っているんだ。そういうのは、ふたりきりのときだけにしてくれよ……。
あまり事態に、カバンを持つ両手がふるふると震えてしまった。
「出逢ったときよりも江藤さんが好き。昨日よりも今日、今日よりも明日のほうが間違いなく好きになってると断言できる」
宮本には羞恥心っていうのがないのか、もしかすると皆無なのか!?
「江藤さんが困っていたら、真っ先に駆けつけて助ける。誰よりも早く手を差し伸べる」
あーもうコイツにフォローされた時点で、俺様の人生は終わっているだろうな。
「あ、そうだ。疲れているときには、甘いお菓子を差し入れしてあげる。他には寂しそうにしていたら、ぎゅっと抱きしめてあげたり」
「テメェ、それ以上言うな。頼むから言うんじゃねぇ……」
勢いよく立ち上がって、手に持っていた鞄を振り上げた。勿論、宮本に向かって投げるためである。
俺様が繰り出す行動を読んだのか、宮本が顔の前を両手でガードすると同時に片腕が雅輝の手によって掴まれ、動きを阻止されてしまった。
「江藤ちん落ち着けって。鞄を投げつけたくなるくらい、うれしい気持ちは分かっているから」
「違うって! うれしくなんてねぇよ。マトモなことが説明できない宮本に怒ってるんだ」
「またまた~。真っ赤な顔して照れちゃってるのに」
そんな言い合いしている傍に無言で宮本がやって来ると、下から手刀を振り上げて、掴んでいた雅輝の腕を外した。
「……勝手に江藤さんに触るな」
「あ、悪い」
「江藤さんも、他のヤツに触られたままでいるなよ。そういう無神経なところが嫌いだ」
さっきまで好き好き言ってたくせに、いきなり告げられた『嫌いだ』の言葉で、胸の中に何とも言えない気持ちが広がっていった。
声をかけようにも顔を横に背けて腕を組んでる姿が宮本の想いを示しているせいで、余計に口が開けない。このままでいたら、もっと嫌われるかもしれないだろ――
「佑輝悪かったって。江藤ちんを責めるのはお門違いだぞ。俺が勝手に触ったのがいけないんだから」
「兄貴がそう言っても俺としては――うわっ!?」
持っていたカバンをその場に放り捨てて、いきなり抱きついた行動に驚いたんだろう。頭の中には謝る言葉がいっぱい出てくるのに、右から左へと流れるだけで全然セリフとして出てこなかった。
どうしていいか分からなくなった結果、縋るように抱きついてしまって――
「……嫌いなんて言うな」
このひとことを言うのがやっとだなんて、どういうことだよ!? 謝るのが先だと、頭では分かっているというのにだ。それなのに嫌いという言葉がずっと耳について離れなくて、これを言わずにはいられなかった。
宮本が現れてから感情のパラメータの振り幅が大きすぎて、対処できなさすぎだろ。情けねぇな……。
「江藤さん、泣いてるの?」
その声にハッとして顔を上げたら、溜まっていた涙が頬を伝っていった。
「くっ……違ぇよ。目にゴミが入っただけだ」
両目から涙を流した顔を穴が開きそうな勢いでじっと見つめられるせいで、変ないいわけを口にしてしまった。
宮本から慌てて手を離して背中を向けながら、急いで涙を両手で拭う。
宮本兄弟はらしくない姿を目の当たりにして、どう思っただろう。恋人のたったひとことで情けないくらいに不安定になって、本当にバカな男だよなって呆れているか。
もう涙が流れていないのに恥ずかしさで顔を上げられず、ごしごし目元を拭う行為を続けていたら、大きなものが背後からぶつかってきた衝撃が躰に伝わってきた。
「ゴメンね、江藤さん。本当にゴメン」
言いながら、ぎゅっと強く抱きしめてきた宮本。腕ごと抱きしめられているので、拳が顔を覆ったままになっていた。
(この状態なら照れることなく、素直な気持ちを告げられるかもしれない――)
ドキドキする鼓動を何とかすべく、深呼吸をして落ち着かせた。
「おまえが謝ることはないだろ……。他のヤツに触られないように、俺様もこれから気をつける。悪かったな」
少しだけ掠れた声で告げてしまったが、言い終えたときに宮本の腕が痛いくらいに躰に食い込んだ。しかも頭にすりすり擦りつけるように、頬擦りしながら抱きしめてきた。
「あーあ、仲が良すぎて胸焼けがしてきた」
うれしさを噛みしめているところに雅輝の呆れたひとことで羞恥心がヒートアップして、一気に我に返った。
言いたいことを伝えたし、この状態でいる必要性がもうないだろ。
「宮本、放しやがれ。暑苦しくて死ぬ」
「え~……。もう少しこのままでいさせてくださいよ。江藤さんを癒してあげるから」
「もう大丈夫だ。必要以上に気を遣うな」
渾身の力を使って宮本の腕を振りほどき、捕まらないように素早く距離をとった。
「江藤ちんって、結構かわいいところがあるんだな。意外だ」
「は? 何を言ってやがる」
「俺の前だと、江藤さんのかわいさは炸裂するからさー。もうね、萌え殺されるレベルなんだよ」
デレっとした顔で言い切った恋人に、いつもなら鉄槌を落とすところだが、余計なことをして雅輝からツッコミを入れられるのも面倒だと判断し、両拳を握りしめることで我慢した。
「そうだ佑輝、実家に顔を出せよ。晩飯が用意されているから」
さっさと話題転換した雅輝が実家に促す話をすると、宮本は途端に顔色を曇らせた。
「え~、面倒くさい。兄貴ってば俺がこっちに来ること、母さんに言ったのかよ」
「おまえが顔を出さない理由は、恋人と逢っているからだと言ってある。あとは自分で説明しろよ」
(それって、まさか――)
「雅輝おまえ、わざわざここを待ち合わせにしたのって、計画的犯行だったのかよ!?」
犯行なんて表現はおかしいだろうが、謀られた気がしてならない。親に関係を暴露して、宮本と離れられないようにするつもりじゃないか。
「兄貴それって、母さんに江藤さんを恋人として紹介するって……。うわあぁー!」
突如頭を抱えて雄叫びをあげた宮本を、心中複雑な気持ちで眺める。
コイツと付き合うと決めた時点で腹をくくった自分だが、ただ好きだから付き合っているという感覚のおバカな宮本が、同性と交際していると流暢に親へと報告できる気がしない。
そこのところを先読みした雅輝がここに呼び出し、恋人として一緒に実家に顔を出して説明しろということなんだろう。
「俺の質問を、佑輝がマトモに受け答えできなかったからさ。やっぱり、江藤ちんの存在が不可欠だと思ったんだ」
「だからと言って、いきなり宮本宅に顔を出す俺様の気持ちくらい、考えてくれてもいいんじゃないのか?」
「報告の必要なんてないのに気を遣ってわざわざ連絡してきた、親友の恋の応援をしてやりたいじゃないか。頼りない弟よりも俺と手を組んで、親を説得するのはどうよ?」
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