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レクチャーⅣ:そういうことだよ!?
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(せっかくHしたのに、どうしてこんなことになるんだか。今回のことで、一気にふたりの距離が縮まったのになぁ。これって俺の勘違い?)
三回戦のベッドの上、どうやって江藤を組み敷いてやろうかと宮本は中身のない頭を使って、必死に考えていた。
ちなみに二回戦の風呂場では、最初のお返しもとい仕返しと言わんばかりに、目に泡を入れられたり痛いツボを狙って力任せにマッサージをされたりと、容赦のない痛いことをされ続け――ガックリと床に跪いて痛みに悶絶する宮本を見下ろす、江藤の顔が憎らしいことこの上なかった。
間接照明で仄暗い寝室の中でベッドに横たわる宮本に背中を向け、腰にバスタオルを巻いたまま濡れた髪の毛を拭っている江藤。手を出そうにも顔が見えないので、何を考えているのか分からない。
一回で終わらせるつもりはないけど、疲れたから寝ると言われたら素直に従いそうな自分がいた。
大好きな江藤は居酒屋で暴れているし、一緒に帰る道すがらも背中の上でかなり暴れていた。そしてさっきの風呂場でも同様だった。自分より線が細いくせして、どこにそんなスタミナが隠されているのやら。
「なぁ、佑輝くん」
「な、なに?」
江藤に手を出す作戦を考えていた最中だったので、声が上擦ってしまった。
そんな変な声を合図にしたように、頭を拭いていたタオルをおもむろに足元に落として振り返る。異様にぎらついている目に、嫌な予感しかなかった。
(――間違いなく、またイジワルしてくる気が満々の目にしか見えない)
「……舐めてやるから出せよ」
「へっ!? なっ、舐めるって何を――」
瞬時に危険を察知し、貸し与えていただいたトランクスを隠すように慌てて布団を被せた。さっきの延長戦と言わんばかりに、ナニを噛まれたりしたら、それこそ死んでしまう!!
「ほう。この俺様を焦らすなんて、いい度胸してんなコラ」
「焦らすなんてとんでもない! それに舐める必要もないですよ。畏れ多いというか、ねえ……」
見下ろしてくる江藤の視線が、ぐさぐさと躰に突き刺さってきた。両手で掴んでいる布団が、恐怖で微妙に振動してしまう。
(情けねぇな、これじゃあ抵抗すらできない……)
「そんな風に隠されると、俺様の手で感じさせてやりたくなるじゃないか」
江藤は口角をうれしげに上げながらひどく掠れた声で言い放ち、恐怖で力が抜けている宮本の手から布団を簡単に剥ぎ取ると、逃げられないようにするためなのか、さっさと跨ってきた。
躰に感じる江藤の重みに、今度は自分が掘られる番かもしれないと考えついたせいで、未知の恐怖に全身が固まる。そんないきなりの展開を妄想しながらアホ面丸出しで口をぱくぱくさせたら、目の前にいる普段はおっかない先輩が、プッと吹き出した。
「なんて顔してんだ。何を考えてるのか知らんが、純粋におまえのことをかわいがってやりたいだけなんだぞ?」
「だってさ、かわいがるって意味が二通りあるから。その……」
困り果てる宮本を尻目に、手際よくトランクスを下ろしてナニを手に取ると先端をぱくっと咥え、舌先を使って丁寧に舐めはじめた。
「ううっ!」
「最初はこんなに小さくて、俺様の口の中にすっぽりと挿るのにな」
「ぁ、ああっ、えと、うさんっ……そんな、激しくしちゃ、んっ!」
ヨダレを滴らせているのか、すごい音をさせてこれでもかとスライドしていく動きに、どんどん堪らなくなっていく。
すげぇうまい――男同士だから責めどころが分かるせいで、その部分を狙ってコアに舌を絡めて吸いつくなんて。気持ちよさに、何度も腰が浮いてしまうじゃないか。
「んんっ……やめっ、そこ……吸っちゃ、うっ!」
「やめろと言ってるくせに、しっかりと腰を動かしやがって。気持ちいいんだろ?」
余裕たっぷりなその声に導かれて、息を切らしながら頭を上げた。そこには顔を横にして大きく育った自身に齧りつき、裏筋を舌でレロレロしながら、潤んだ瞳で自分を見つめる江藤がいた。
「うっ、そんな目で……ぁあっ、見ないで、くださ……っ、いっ」
恥ずかしいとすっげぇ小さい声で言うのがやっとの宮本を、さらにまじまじと見つめる江藤の視線に堪えられなくて、両手で顔を覆い隠した。
「チッ! 何してやがる」
恥ずかしさで顔を隠した宮本の腕を、江藤は両手首を掴んで強引に外した。
「さっきは鏡越しだったからな。こうしてじっくりと間近で、おまえの感じてる顔を見たいじゃないか」
「江藤さ、そんなっ……いじわる、しな、いで……」
「意地悪じゃねぇよ。ただ感じさせたいだけなんだって。びくびく脈を打って、こんなに溢れさせてるのにな」
笑いながらじゅるじゅる音を立てて、それを舐めとる江藤の顔のエロいこと――おいしそうにべろべろしてる姿は、エロいという言葉じゃ物足りない感じだ。
「俺様のも、佑輝くんで感じていい?」
「へっ!?」
ま、まさか江藤さんのを、俺の中に挿れるのか!?
告げられたセリフに固まったままでいたら、腰に巻いていたバスタオルを外して下半身を露わにし、再び跨ってきた。
(……江藤さんの、何もしていないのに勃ってる)
「何、じっと見てんだコラ」
「ひっ! すんませんっ。大きくなっていたものだから、つい……」
「俺様のテクに感じて、喘ぎ声をあげてるおまえの姿を見てだな、感じないわけがないだろうよ」
言いながらちょっとだけ笑うと、江藤の大きなモノを自身の裏筋に合わせて両手で包み込み、ぎゅっと押しつけてから、ゆっくりと腰を上下させる。
「佑輝くんってば感じるたびに、先端からエッチなヨダレを滴らせるから、すげぇ滑りがいい」
「ちがっ! 江藤さんが……うっ、自分の口からヨダレを垂らしていたから、それで滑るんじゃないか」
「それはしょうがないだろ。ぁあっ、おまえのが硬くて大きくて……はぁ、すげぇおいしかったん、だから」
江藤の口から、自分のがおいしかったなんて言葉が出るなんて――叱られるのが当たり前だからこそ、こういう風に褒められると何て返していいか分からない。
「江藤さん、ごめっ……もう我慢できない。挿れたいんだけど、ローションってあるの?」
「ああ、頭上にある引き出しの――」
言いかけた瞬間、スライドしていた動きを止めると同時に、あからさまに顔色が変わった。
(――何かある!)
(せっかくHしたのに、どうしてこんなことになるんだか。今回のことで、一気にふたりの距離が縮まったのになぁ。これって俺の勘違い?)
三回戦のベッドの上、どうやって江藤を組み敷いてやろうかと宮本は中身のない頭を使って、必死に考えていた。
ちなみに二回戦の風呂場では、最初のお返しもとい仕返しと言わんばかりに、目に泡を入れられたり痛いツボを狙って力任せにマッサージをされたりと、容赦のない痛いことをされ続け――ガックリと床に跪いて痛みに悶絶する宮本を見下ろす、江藤の顔が憎らしいことこの上なかった。
間接照明で仄暗い寝室の中でベッドに横たわる宮本に背中を向け、腰にバスタオルを巻いたまま濡れた髪の毛を拭っている江藤。手を出そうにも顔が見えないので、何を考えているのか分からない。
一回で終わらせるつもりはないけど、疲れたから寝ると言われたら素直に従いそうな自分がいた。
大好きな江藤は居酒屋で暴れているし、一緒に帰る道すがらも背中の上でかなり暴れていた。そしてさっきの風呂場でも同様だった。自分より線が細いくせして、どこにそんなスタミナが隠されているのやら。
「なぁ、佑輝くん」
「な、なに?」
江藤に手を出す作戦を考えていた最中だったので、声が上擦ってしまった。
そんな変な声を合図にしたように、頭を拭いていたタオルをおもむろに足元に落として振り返る。異様にぎらついている目に、嫌な予感しかなかった。
(――間違いなく、またイジワルしてくる気が満々の目にしか見えない)
「……舐めてやるから出せよ」
「へっ!? なっ、舐めるって何を――」
瞬時に危険を察知し、貸し与えていただいたトランクスを隠すように慌てて布団を被せた。さっきの延長戦と言わんばかりに、ナニを噛まれたりしたら、それこそ死んでしまう!!
「ほう。この俺様を焦らすなんて、いい度胸してんなコラ」
「焦らすなんてとんでもない! それに舐める必要もないですよ。畏れ多いというか、ねえ……」
見下ろしてくる江藤の視線が、ぐさぐさと躰に突き刺さってきた。両手で掴んでいる布団が、恐怖で微妙に振動してしまう。
(情けねぇな、これじゃあ抵抗すらできない……)
「そんな風に隠されると、俺様の手で感じさせてやりたくなるじゃないか」
江藤は口角をうれしげに上げながらひどく掠れた声で言い放ち、恐怖で力が抜けている宮本の手から布団を簡単に剥ぎ取ると、逃げられないようにするためなのか、さっさと跨ってきた。
躰に感じる江藤の重みに、今度は自分が掘られる番かもしれないと考えついたせいで、未知の恐怖に全身が固まる。そんないきなりの展開を妄想しながらアホ面丸出しで口をぱくぱくさせたら、目の前にいる普段はおっかない先輩が、プッと吹き出した。
「なんて顔してんだ。何を考えてるのか知らんが、純粋におまえのことをかわいがってやりたいだけなんだぞ?」
「だってさ、かわいがるって意味が二通りあるから。その……」
困り果てる宮本を尻目に、手際よくトランクスを下ろしてナニを手に取ると先端をぱくっと咥え、舌先を使って丁寧に舐めはじめた。
「ううっ!」
「最初はこんなに小さくて、俺様の口の中にすっぽりと挿るのにな」
「ぁ、ああっ、えと、うさんっ……そんな、激しくしちゃ、んっ!」
ヨダレを滴らせているのか、すごい音をさせてこれでもかとスライドしていく動きに、どんどん堪らなくなっていく。
すげぇうまい――男同士だから責めどころが分かるせいで、その部分を狙ってコアに舌を絡めて吸いつくなんて。気持ちよさに、何度も腰が浮いてしまうじゃないか。
「んんっ……やめっ、そこ……吸っちゃ、うっ!」
「やめろと言ってるくせに、しっかりと腰を動かしやがって。気持ちいいんだろ?」
余裕たっぷりなその声に導かれて、息を切らしながら頭を上げた。そこには顔を横にして大きく育った自身に齧りつき、裏筋を舌でレロレロしながら、潤んだ瞳で自分を見つめる江藤がいた。
「うっ、そんな目で……ぁあっ、見ないで、くださ……っ、いっ」
恥ずかしいとすっげぇ小さい声で言うのがやっとの宮本を、さらにまじまじと見つめる江藤の視線に堪えられなくて、両手で顔を覆い隠した。
「チッ! 何してやがる」
恥ずかしさで顔を隠した宮本の腕を、江藤は両手首を掴んで強引に外した。
「さっきは鏡越しだったからな。こうしてじっくりと間近で、おまえの感じてる顔を見たいじゃないか」
「江藤さ、そんなっ……いじわる、しな、いで……」
「意地悪じゃねぇよ。ただ感じさせたいだけなんだって。びくびく脈を打って、こんなに溢れさせてるのにな」
笑いながらじゅるじゅる音を立てて、それを舐めとる江藤の顔のエロいこと――おいしそうにべろべろしてる姿は、エロいという言葉じゃ物足りない感じだ。
「俺様のも、佑輝くんで感じていい?」
「へっ!?」
ま、まさか江藤さんのを、俺の中に挿れるのか!?
告げられたセリフに固まったままでいたら、腰に巻いていたバスタオルを外して下半身を露わにし、再び跨ってきた。
(……江藤さんの、何もしていないのに勃ってる)
「何、じっと見てんだコラ」
「ひっ! すんませんっ。大きくなっていたものだから、つい……」
「俺様のテクに感じて、喘ぎ声をあげてるおまえの姿を見てだな、感じないわけがないだろうよ」
言いながらちょっとだけ笑うと、江藤の大きなモノを自身の裏筋に合わせて両手で包み込み、ぎゅっと押しつけてから、ゆっくりと腰を上下させる。
「佑輝くんってば感じるたびに、先端からエッチなヨダレを滴らせるから、すげぇ滑りがいい」
「ちがっ! 江藤さんが……うっ、自分の口からヨダレを垂らしていたから、それで滑るんじゃないか」
「それはしょうがないだろ。ぁあっ、おまえのが硬くて大きくて……はぁ、すげぇおいしかったん、だから」
江藤の口から、自分のがおいしかったなんて言葉が出るなんて――叱られるのが当たり前だからこそ、こういう風に褒められると何て返していいか分からない。
「江藤さん、ごめっ……もう我慢できない。挿れたいんだけど、ローションってあるの?」
「ああ、頭上にある引き出しの――」
言いかけた瞬間、スライドしていた動きを止めると同時に、あからさまに顔色が変わった。
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