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「くぅっ、ヤバ……イくのとまらない」
怜司は掴んでいた手首を投げるように放し、僕の腰を掴んでイったばかりの大きなモノで、何度もナカを打ちつける。
「あっあっあっ、ぁっん…れぇじっしつこい」
「龍が俺のを、何度も締めつけるせいだって」
「してるつもりなぃ……も、やだぁ」
「怜司気持ちいいのはわかるが、そのまま腰を動かしてると、2回戦に突入することになるぞ。龍の躰に負担をかけないためにも、さっさと抜けって」
浩司兄ちゃんが僕の躰を上に引っ張りあげると、怜司は仕方なさそうな面持ちで腰を引いた。
「まったく。つらかったらやめてやるなんて龍に言っておきながら、挿入した途端にそんな気持ちが吹き飛んだんだろ」
浩司兄ちゃんは呆れた声で言いながら、引っ張った僕の躰をマットレスに置き、傍らに横たわる。疲れきった僕をいたわるように、腕枕までしてくれた。
「だって龍のナカが、想像以上に良すぎて」
「龍、苦しかったよな。ただデカいだけのを力任せに、しかも乱暴に出し挿れされて」
浩司兄ちゃんは僕に覆いかぶさり、頬にキスを落とした。
「浩司兄ちゃ、くすぐったい」
「そんなことを言ってても、龍のはずっと大きくなったままになってる。イカないとつらいだろ?」
「それは――」
僕のナカでフィニッシュすべく、怜司が最後に激しく頑張った刺激で、いつの間にか僕自身がカタチを変えていた。
「俺が龍のを舐めてイカせる!」
怜司は浩司兄ちゃんが横たわる反対側に座り込み、僕自身を手に取った。
「まあ待て。龍が汗をかいてるし、アレがアチコチについて気持ち悪いだろ。風呂に移動する」
「「風呂?」」
怜司と声を合わせて言ったら、腕枕していた腕を僕の頭から外して起き上がり、僕らの目の前に見慣れないボトルを掲げた浩司兄ちゃん。
怜司は掲げられたボトルに指を差して、ポツリと呟く。
「ローションを使って、アレか……」
「これなら龍の躰に負担をかけずに、皆が楽しめるってことさ」
「?」
僕の目の前で意味深な笑みをかわすふたりを見ながら、首を傾げるしかない。
(お風呂にローションを持ち込んで、いったいなにをするんだろう?)
不思議顔する僕の手を唐突に掴んだ怜司が、マットレスから引っ張って起こし、頭を撫でながら話しかける。
「だけど風呂の前に水分補給してやらないと、汗っかきの龍が干からびるのがわかりすぎる」
「確かに! 怜司が飲み物を用意してるんだけど、なに飲む?」
「兄貴、そういうのは飲み物を用意した俺の仕事! 冷蔵庫からなにを持って来てるか知らないくせに、龍に訊ねるなよ」
数分前までおこなわれた卑猥なことを、見事に払拭するような普段のやり取りにキョドりつつも、その後休憩を挟んで、しっかり水分補給させてもらった。
和やかな雰囲気を醸すふたりに、すっかり騙された僕は、ものすごく後悔することになる。
怜司は掴んでいた手首を投げるように放し、僕の腰を掴んでイったばかりの大きなモノで、何度もナカを打ちつける。
「あっあっあっ、ぁっん…れぇじっしつこい」
「龍が俺のを、何度も締めつけるせいだって」
「してるつもりなぃ……も、やだぁ」
「怜司気持ちいいのはわかるが、そのまま腰を動かしてると、2回戦に突入することになるぞ。龍の躰に負担をかけないためにも、さっさと抜けって」
浩司兄ちゃんが僕の躰を上に引っ張りあげると、怜司は仕方なさそうな面持ちで腰を引いた。
「まったく。つらかったらやめてやるなんて龍に言っておきながら、挿入した途端にそんな気持ちが吹き飛んだんだろ」
浩司兄ちゃんは呆れた声で言いながら、引っ張った僕の躰をマットレスに置き、傍らに横たわる。疲れきった僕をいたわるように、腕枕までしてくれた。
「だって龍のナカが、想像以上に良すぎて」
「龍、苦しかったよな。ただデカいだけのを力任せに、しかも乱暴に出し挿れされて」
浩司兄ちゃんは僕に覆いかぶさり、頬にキスを落とした。
「浩司兄ちゃ、くすぐったい」
「そんなことを言ってても、龍のはずっと大きくなったままになってる。イカないとつらいだろ?」
「それは――」
僕のナカでフィニッシュすべく、怜司が最後に激しく頑張った刺激で、いつの間にか僕自身がカタチを変えていた。
「俺が龍のを舐めてイカせる!」
怜司は浩司兄ちゃんが横たわる反対側に座り込み、僕自身を手に取った。
「まあ待て。龍が汗をかいてるし、アレがアチコチについて気持ち悪いだろ。風呂に移動する」
「「風呂?」」
怜司と声を合わせて言ったら、腕枕していた腕を僕の頭から外して起き上がり、僕らの目の前に見慣れないボトルを掲げた浩司兄ちゃん。
怜司は掲げられたボトルに指を差して、ポツリと呟く。
「ローションを使って、アレか……」
「これなら龍の躰に負担をかけずに、皆が楽しめるってことさ」
「?」
僕の目の前で意味深な笑みをかわすふたりを見ながら、首を傾げるしかない。
(お風呂にローションを持ち込んで、いったいなにをするんだろう?)
不思議顔する僕の手を唐突に掴んだ怜司が、マットレスから引っ張って起こし、頭を撫でながら話しかける。
「だけど風呂の前に水分補給してやらないと、汗っかきの龍が干からびるのがわかりすぎる」
「確かに! 怜司が飲み物を用意してるんだけど、なに飲む?」
「兄貴、そういうのは飲み物を用意した俺の仕事! 冷蔵庫からなにを持って来てるか知らないくせに、龍に訊ねるなよ」
数分前までおこなわれた卑猥なことを、見事に払拭するような普段のやり取りにキョドりつつも、その後休憩を挟んで、しっかり水分補給させてもらった。
和やかな雰囲気を醸すふたりに、すっかり騙された僕は、ものすごく後悔することになる。
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