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浩司兄ちゃんの言ったことが本当かどうか、あのあと自室で確かめてみた。ぼんやりとエロいことを考えつつ、自身を扱いてみたけれど。
(あー、なんかホント。う~ん……気持ちいいんだけど、なんとなく物足りなさを感じる)
イこうと思えばイケる感じ――でも無理してイってもなぁと思うだけで、どんどんテンションが下がり、気持ちと一緒にアッチのテンションも落下したので、何事もなかったように、そっともとに戻した。
「もしかしてこのままじゃ、自分ではイケない躰になってしまったんじゃ……」
そう考えついたものの、数日前に怜司の部屋で何度もイカされたことや、二人がかりで刺激の強いことをされたのを思い出し、それのせいもあるかもと気分を変えて、いそいそ宿題に取りかかった。
椅子に座ってスマホから流行りの音楽を流し、頬杖をつきながら漫然と数学の公式を解く。そこまで難しくない計算を連続で解いてる最中に眠くなり、そのまま突っ伏して寝落ちした。
『龍、こっち向けって。かわいい顔見せろよ』
遠くから怜司の声が聞こえたので顔をあげると、なぜか僕は見知らぬ部屋にあるベッドの上に、裸で横たわっていた。しかもあのときと同じ手錠を嵌められた状態で、柱に括りつけられているなんて。
「なんでこんなことっ!」
『なんでって、もう俺たちじゃないと、龍はイケない躰になったからに決まってるじゃないか』
浩司兄ちゃんが嬉しそうに告げるなり、僕自身をパクっと咥えて頭をゆっくりスライドする。裏筋に絡められる舌をまざまざと感じて、腰が跳ねてしまった。
『兄貴にされて、すごく感じてるんだろ? 俺のもやってよ』
変な声が出ないように、唇を強く噛みしめているというのに、怜司は無理やり大きくなったモノを押し込む。
「ふぐゅっ!」
『ああ、早く龍のナカに挿れて感じさせたい』
僕が動けないのをいいことに、怜司は容赦なく自分のを喉奥に目がけて腰を突き動かした。
「んっ、んっ、ンンっ!」
『龍、すごくすごく気持ちいい。美味しそうに食べてくれて嬉しい♡』
「んぅっ……ンンっ、ぁっ」
どうにも苦しくて首を左右に動かしながら逃げても、快感を求めようとする怜司の動きをとめることができない。むしろ僕が逃げようとすることによって怜司は感じてるのか、目の前にある顔が苦しげに歪んだ。
『あっ、やべっ!』
一瞬、躰をぶるりと震わせた怜司は、僕の口から慌てて自身を引き抜き、息を切らしながらその場でフリーズする。
『怜司、なにやってんだよ?』
『龍よりも先にイキたくなかっただけ。イクなら一緒がいいなと思って』
『あー、わかる。だったらここに、指を突っ込んでみろよ。龍が感じるたびに指に締められるのが伝わるだけで、感じることができる』
浩司兄ちゃんは怜司の手を掴み、人差し指と中指を口に突っ込んでしとどに濡らしてから、僕の後孔に怜司の指を押し込んだ。
「いいぃっ!」
『いつか俺のを挿れる日がくるんだよな』
『そのときが早くくるように、龍のを解してやれよ』
「嫌だ、そんなのやめて!」
固定されてるのは手首のみ。躰をねじって嫌なことをされないように抵抗を試みる。
浩司兄ちゃんの言ったことが本当かどうか、あのあと自室で確かめてみた。ぼんやりとエロいことを考えつつ、自身を扱いてみたけれど。
(あー、なんかホント。う~ん……気持ちいいんだけど、なんとなく物足りなさを感じる)
イこうと思えばイケる感じ――でも無理してイってもなぁと思うだけで、どんどんテンションが下がり、気持ちと一緒にアッチのテンションも落下したので、何事もなかったように、そっともとに戻した。
「もしかしてこのままじゃ、自分ではイケない躰になってしまったんじゃ……」
そう考えついたものの、数日前に怜司の部屋で何度もイカされたことや、二人がかりで刺激の強いことをされたのを思い出し、それのせいもあるかもと気分を変えて、いそいそ宿題に取りかかった。
椅子に座ってスマホから流行りの音楽を流し、頬杖をつきながら漫然と数学の公式を解く。そこまで難しくない計算を連続で解いてる最中に眠くなり、そのまま突っ伏して寝落ちした。
『龍、こっち向けって。かわいい顔見せろよ』
遠くから怜司の声が聞こえたので顔をあげると、なぜか僕は見知らぬ部屋にあるベッドの上に、裸で横たわっていた。しかもあのときと同じ手錠を嵌められた状態で、柱に括りつけられているなんて。
「なんでこんなことっ!」
『なんでって、もう俺たちじゃないと、龍はイケない躰になったからに決まってるじゃないか』
浩司兄ちゃんが嬉しそうに告げるなり、僕自身をパクっと咥えて頭をゆっくりスライドする。裏筋に絡められる舌をまざまざと感じて、腰が跳ねてしまった。
『兄貴にされて、すごく感じてるんだろ? 俺のもやってよ』
変な声が出ないように、唇を強く噛みしめているというのに、怜司は無理やり大きくなったモノを押し込む。
「ふぐゅっ!」
『ああ、早く龍のナカに挿れて感じさせたい』
僕が動けないのをいいことに、怜司は容赦なく自分のを喉奥に目がけて腰を突き動かした。
「んっ、んっ、ンンっ!」
『龍、すごくすごく気持ちいい。美味しそうに食べてくれて嬉しい♡』
「んぅっ……ンンっ、ぁっ」
どうにも苦しくて首を左右に動かしながら逃げても、快感を求めようとする怜司の動きをとめることができない。むしろ僕が逃げようとすることによって怜司は感じてるのか、目の前にある顔が苦しげに歪んだ。
『あっ、やべっ!』
一瞬、躰をぶるりと震わせた怜司は、僕の口から慌てて自身を引き抜き、息を切らしながらその場でフリーズする。
『怜司、なにやってんだよ?』
『龍よりも先にイキたくなかっただけ。イクなら一緒がいいなと思って』
『あー、わかる。だったらここに、指を突っ込んでみろよ。龍が感じるたびに指に締められるのが伝わるだけで、感じることができる』
浩司兄ちゃんは怜司の手を掴み、人差し指と中指を口に突っ込んでしとどに濡らしてから、僕の後孔に怜司の指を押し込んだ。
「いいぃっ!」
『いつか俺のを挿れる日がくるんだよな』
『そのときが早くくるように、龍のを解してやれよ』
「嫌だ、そんなのやめて!」
固定されてるのは手首のみ。躰をねじって嫌なことをされないように抵抗を試みる。
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