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「拘束するなんてやめて。ふたりとも、僕が嫌がってるのはわかってるだろ」
「龍安心して。痛くならないように手錠の中にファーがついてるものを選んだよ」
革製のピンク色の手錠を僕の目の前に見せつけた怜司は、顎でベッドを指し示した。それを見た浩司兄ちゃんは、僕の躰をベッドに向ける。
「怜司が手錠を用意したから、俺は首輪を用意したんだぞ。真っ黒い首輪でさ、なんと足枷がついてるんだ。М字開脚ができるようになってる、すげぇ便利なヤツ」
楽しげに説明する浩司兄ちゃんは、引きずるように僕をベッドに連れて行く。その過程で膝に絡まっていたスラックスが外れ、下着と一緒に床に落ちてしまった。
「なんだかなぁ。浩司兄ちゃん強制的に龍にМ字開脚させるとか、趣味悪すぎ」
ベッドに横たわった躰に浩司兄ちゃんは颯爽と跨り、僕の両腕を頭の上で押さえつけた。すかさず怜司が手錠をして、ベッドの柵に括り付ける。僕が固定されたことがわかると、ふたりは後退りしてベッドから離れ、情けない姿をまじまじと眺めることをしだした。
「ん~、龍の雰囲気に合うと思ってピンク色をチョイスしたけど、イマイチ可愛らしさがマッチしなかったな」
「ショッキングピンクなら、案外合うかもよ。中途半端な色味は、龍の肌の色を悪くする。その点、俺は真っ白い肌に合うように黒一択だったけどな」
「その首輪、いつ使うんだよ?」
テンポよく会話をかわすふたりを、ベッドから顔を歪ませて見つめた。僕に注がれる視線はいつものものじゃなく、卑猥な感じを漂わせる粘着質なまなざしだった。
「いつ使うなんて、そんなの決まってるだろ。とりあえず今日はこのまま、龍をとことんまで感じさせて、俺らとスルのが気持ちいいことを覚えさせる。もちろん挿入はなし。おまえが誕生日まで、我慢できなかったのが悪いんだからな」
「わかってるよ、もう。悪かったって」
ニヤついたふたりがベッドに近づき、四本の腕が僕に伸ばされる。
「嫌だ……触らないで、もうやめろ!」
抵抗したくても、両腕が手錠で拘束されている現状は、無理な話だった。怜司は喚く僕の口を塞ぐようにキスし、浩司兄ちゃんは躊躇うことなく僕自身を口に含む。
「ンンっ、ぁ、はぁっ!」
「兄貴のフェラ、すごく気持ちがいいんだろ。エロい声が出てる」
僕を感じさせるように容赦なく動いてるのか、ジュポジュポという水音が耳に聞こえる。
(すごく嫌なのに、すごく感じてしまう自分の躰が恨めしい)
「あっあっ……あんっ!」
先端をじゅるっと吸われて、思わず腰があがってしまった。
「兄貴はそのまま、ソコ吸ってろ。龍、イキたくてたまらないだろ?」
なぜか怜司はベッドから離れて、変なことを訊ねた。下半身の敏感な部分を吸われて、返事する余裕がなかったので、力なく首を横に振る。
「早くイったら、この状況から解放されるかもよ?」
「え?」
怜司からの交渉を聞いて首を横に向けると、胸の前に腕を組んだ怜司が嫌なしたり笑いで僕を見下ろす。
「早くイきたければ、腰を動かすだけで気持ちよくなれる。やってみ?」
(――僕が早くイけば、本当に解放されるんだろうか?)
そんなことを考えつつ、小さく腰を上下させてみた。それに合わせるように浩司兄ちゃんが唇で僕のを挟み込み、気持ちよくさせる。
「龍安心して。痛くならないように手錠の中にファーがついてるものを選んだよ」
革製のピンク色の手錠を僕の目の前に見せつけた怜司は、顎でベッドを指し示した。それを見た浩司兄ちゃんは、僕の躰をベッドに向ける。
「怜司が手錠を用意したから、俺は首輪を用意したんだぞ。真っ黒い首輪でさ、なんと足枷がついてるんだ。М字開脚ができるようになってる、すげぇ便利なヤツ」
楽しげに説明する浩司兄ちゃんは、引きずるように僕をベッドに連れて行く。その過程で膝に絡まっていたスラックスが外れ、下着と一緒に床に落ちてしまった。
「なんだかなぁ。浩司兄ちゃん強制的に龍にМ字開脚させるとか、趣味悪すぎ」
ベッドに横たわった躰に浩司兄ちゃんは颯爽と跨り、僕の両腕を頭の上で押さえつけた。すかさず怜司が手錠をして、ベッドの柵に括り付ける。僕が固定されたことがわかると、ふたりは後退りしてベッドから離れ、情けない姿をまじまじと眺めることをしだした。
「ん~、龍の雰囲気に合うと思ってピンク色をチョイスしたけど、イマイチ可愛らしさがマッチしなかったな」
「ショッキングピンクなら、案外合うかもよ。中途半端な色味は、龍の肌の色を悪くする。その点、俺は真っ白い肌に合うように黒一択だったけどな」
「その首輪、いつ使うんだよ?」
テンポよく会話をかわすふたりを、ベッドから顔を歪ませて見つめた。僕に注がれる視線はいつものものじゃなく、卑猥な感じを漂わせる粘着質なまなざしだった。
「いつ使うなんて、そんなの決まってるだろ。とりあえず今日はこのまま、龍をとことんまで感じさせて、俺らとスルのが気持ちいいことを覚えさせる。もちろん挿入はなし。おまえが誕生日まで、我慢できなかったのが悪いんだからな」
「わかってるよ、もう。悪かったって」
ニヤついたふたりがベッドに近づき、四本の腕が僕に伸ばされる。
「嫌だ……触らないで、もうやめろ!」
抵抗したくても、両腕が手錠で拘束されている現状は、無理な話だった。怜司は喚く僕の口を塞ぐようにキスし、浩司兄ちゃんは躊躇うことなく僕自身を口に含む。
「ンンっ、ぁ、はぁっ!」
「兄貴のフェラ、すごく気持ちがいいんだろ。エロい声が出てる」
僕を感じさせるように容赦なく動いてるのか、ジュポジュポという水音が耳に聞こえる。
(すごく嫌なのに、すごく感じてしまう自分の躰が恨めしい)
「あっあっ……あんっ!」
先端をじゅるっと吸われて、思わず腰があがってしまった。
「兄貴はそのまま、ソコ吸ってろ。龍、イキたくてたまらないだろ?」
なぜか怜司はベッドから離れて、変なことを訊ねた。下半身の敏感な部分を吸われて、返事する余裕がなかったので、力なく首を横に振る。
「早くイったら、この状況から解放されるかもよ?」
「え?」
怜司からの交渉を聞いて首を横に向けると、胸の前に腕を組んだ怜司が嫌なしたり笑いで僕を見下ろす。
「早くイきたければ、腰を動かすだけで気持ちよくなれる。やってみ?」
(――僕が早くイけば、本当に解放されるんだろうか?)
そんなことを考えつつ、小さく腰を上下させてみた。それに合わせるように浩司兄ちゃんが唇で僕のを挟み込み、気持ちよくさせる。
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