レツダンセンセイ・グレーテストヒッツ

れつだん先生

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永久の流れの中で(未完)

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 僕はその夜も精神薬をビールで流し込んだ。精神病であると正式に認められてもう何年になるだろう。始まりは些細なものだった。学生の頃から不眠症に悩まされていた僕は、二十三歳の誕生日の前日に睡眠薬を貰いに近所にある心療内科に訪れた。と同時にインターネットで調べ、とある薬が副作用で睡眠効果があるというので、百錠入りの瓶を一本購入しておいた。心療内科ではジプレキサザイディスとマイスリーとハルシオンを貰った。それまでは毎日ビールをロング缶で十本呑んで無理やり眠り、仕事に行っていた。そこまではよかった。誕生日の日に数年付き合っていた彼女に「別れよう」と言われるまでは。僕はそれに相当のショックを覚え、全ての薬をビールで流し込み自殺未遂を図り、気がつくと病室のベッドで点滴を打たれ横になっていた。
 それからもう七年近くになる。その間に三回入院した。閉鎖病棟に一ヶ月、開放病棟に一ヶ月、閉鎖病棟に四ヶ月。精神障害者手帳は二級。それでも働かせようとする母親に嫌気が差し、少ない金を持ち実家である兵庫県を抜け、東京にやってきたのが四年ほど前だろうか。それからずっと生活保護を受けている。
 相変わらず精神は安定しない。
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