レツダンセンセイ・グレーテストヒッツ

れつだん先生

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刹那

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 何をやっても駄目というやつは本当の意味で何をやっても駄目だ。その象徴たる典型的なのが僕であり、そんな僕は三月二十日で二年間通所したデイケアを卒業し、その次の週から就労支援センターへと通っている。そう、通っているのだ。でも僕は最初の週こそ行ったが、次の週から今――つまり四月二十一日だ――までまったく行ってない。なぜ行ってないのかはいろいろ理由があるのだが、やはり病気というのが大きいだろう。
 僕は四月五日から今日までずっと死にたいと思っている。いや、正確に言うと死ななきゃいけないと思っている。そしてそれに加え、脳内に僕が様々な方法で自殺するイメージ映像を流し込んでくる。だからタオルで首を吊ったり夜中散歩と称して飛び降りれそうなマンションを探したりODしそうになるのをぐっと堪えたりしている。最初は週に四回も診察に行った。これを言ってしまうとつまらないとページを閉じられてしまいそうだが、僕は、新しい環境になじむのが早いが、そのために頑張りすぎるせいで、精神がぶっ壊れてしまうらしい。そう思い返すと、退院してデイケアに通うと決まった時もODした。
 僕は二十三歳の誕生日にODし生死を彷徨った挙句生きるほうを選んでしまってから、それからの人生はおまけだと思っていた。で、四十歳ぐらいで死ねればいいやと思っていた。それが、今や三十歳に死のうと考えているのだ。
 これを読んでいるあなたは僕に死んで欲しいだろうか? まあ、どちらであれ、そう遠くない日に、僕は死ぬだろう。そりゃあ楽しみもあるしやりたいことだっていっぱいあるさ。でも、死ななきゃならない時がくるんだ。その日を楽しみにしている。

2014/04/21 (月) 15:07 公開
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