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帽子の秘密
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家に着いたあと家族で洗礼式のお祝いのご飯を食べることになった。
豪華なお肉に色とりどりの野菜、そして美味しそうなミネストローネにアヒージョ!
もちろんケーキもある。
そうしてご飯をたべているとお父さんが
「今日の洗礼式はどうだった?なんのスキルが得られたんだ?」と聞いたので
「スキルは
【発酵】【観察力】【光魔法】【水魔法】
【火魔法】を貰って
加護は情熱の神ライオドット様の加護を頂いたんだ!」
「!!!!」
両親はびっくりした顔をした。
そして
「そんなに貰えたの?」
「加護まで貰うなんてー!」
「うちの子は天才だー!」
と大はしゃぎだった。
しばらく経ったあと、真剣な顔で
お父さんとお母さんは顔を見合わせた。
そしてお父さんが
「よく聞いてほしいんだ。実は出かける度に帽子を被らせていただろう?その理由について話したいんだ。」
と言った。
「分かった。」
「実はお前の髪と目は金髪に紫眼だろう?
金髪だけとか紫眼だけとかは結構いるんだ。でも金髪と紫眼はライオドット様のお目と御髪の色なんだ。だから、狂信者や教会に知られたら神の子として祭り上げられるか生け贄として殺されてしまう。
実際そういうことが起きているんだ。
だから知っておいてほしいんだ。」
「そんなことがあるの!わかった!
でも外で帽子を外したい時とか外れちゃった時はどうすればいいの?怖いよ!」
「怖くない、怖くないわ。大丈夫よ。お母さん達がついているからね。」
お母さんご背中をトントンしてくれて段々落ち着いてきた。
するとお父さんとお母さんが箱を手に持ってきた。私に渡して来たので開けてみると
黒髪のかつらが入っていた。触ってみるとサラサラしていた。やったー!帽子なしで外に出られる!
「お母さん、お父さんありがとう!
これで外に出ても大丈夫だね!」
「うん!そうだ!でも十分気を受けるんだぞ!」
「気をつけてね!」
「はーい!」
そうして私は帽子を隠す理由を知った。
そしてかつらを被って外で遊ぶ習慣を増やすことに決めたのだった。
お友達ができるといいな!
豪華なお肉に色とりどりの野菜、そして美味しそうなミネストローネにアヒージョ!
もちろんケーキもある。
そうしてご飯をたべているとお父さんが
「今日の洗礼式はどうだった?なんのスキルが得られたんだ?」と聞いたので
「スキルは
【発酵】【観察力】【光魔法】【水魔法】
【火魔法】を貰って
加護は情熱の神ライオドット様の加護を頂いたんだ!」
「!!!!」
両親はびっくりした顔をした。
そして
「そんなに貰えたの?」
「加護まで貰うなんてー!」
「うちの子は天才だー!」
と大はしゃぎだった。
しばらく経ったあと、真剣な顔で
お父さんとお母さんは顔を見合わせた。
そしてお父さんが
「よく聞いてほしいんだ。実は出かける度に帽子を被らせていただろう?その理由について話したいんだ。」
と言った。
「分かった。」
「実はお前の髪と目は金髪に紫眼だろう?
金髪だけとか紫眼だけとかは結構いるんだ。でも金髪と紫眼はライオドット様のお目と御髪の色なんだ。だから、狂信者や教会に知られたら神の子として祭り上げられるか生け贄として殺されてしまう。
実際そういうことが起きているんだ。
だから知っておいてほしいんだ。」
「そんなことがあるの!わかった!
でも外で帽子を外したい時とか外れちゃった時はどうすればいいの?怖いよ!」
「怖くない、怖くないわ。大丈夫よ。お母さん達がついているからね。」
お母さんご背中をトントンしてくれて段々落ち着いてきた。
するとお父さんとお母さんが箱を手に持ってきた。私に渡して来たので開けてみると
黒髪のかつらが入っていた。触ってみるとサラサラしていた。やったー!帽子なしで外に出られる!
「お母さん、お父さんありがとう!
これで外に出ても大丈夫だね!」
「うん!そうだ!でも十分気を受けるんだぞ!」
「気をつけてね!」
「はーい!」
そうして私は帽子を隠す理由を知った。
そしてかつらを被って外で遊ぶ習慣を増やすことに決めたのだった。
お友達ができるといいな!
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