私を顧みず幼馴染ばかり気にかける旦那と離婚して残りの人生自由に行きます

ララ

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2話

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それからも家に帰ってこない日は続いた。

朝、帰ってきた彼からは香水の匂いがする。そのことを問いただしたことはあるけれど毎回はぐらかされてしまう。

真実を知ってしまうのが怖くて私も本気で追求できていなかった。

でも‥‥子供がいるのよ?今私のお腹には。ねえ、どうして帰ってきてくれないの?

最近はキスだってしてくれなくなった。

遂に決心する。

探偵を雇って彼がどこへいって何をしてるのか調査してもらった。

その調査結果は思ったとおり。彼は同僚と飲みに行くと言いながら女の元へ通っていた。

「ねえ、話があるの。」

「なんだ?忙しいから手短にしてくれ。」

「あなた、昨日はどこへいっていたの?」

「あ?だから同僚と飲みにっていってんだろ?」

「違うでしょ。」

「は?」

「これを見て。ーーこれでもまだそんなことを言うの?」

そう言って見せたのは女の家へ入る瞬間を捉えた写真。

「は?何これ?まさか俺に隠れて盗撮かよ!?はぁ?ふざけんなよ!!」

「ふざけているのはあなたでしょう!この女は誰?なんなのよ!!」

「はぁ~、こいつはパトリシア。俺の幼馴染だ。最近両親を亡くして精神的に参っているから相談に乗ってるだけだよ。お前に変な勘繰りされるのが嫌で同僚って言ってたんだ。」

「でも‥‥幼馴染だからってそんな頻繁に2人で会うなんて‥‥。」

「はぁ?なに、ダメなの?冷たいやつだな。パトリシアは両親を亡くしたばかりなんだぞ!血の繋がりのある家族を亡くしたんだ!幼馴染なら支えて当然だろ!そんなことも許せないのか?心が狭いな。」

「っ‥‥!!」

「とにかく、あいつには俺の支えが必要なんだ。これ以上変な勘繰りして口出ししてくんなよ。」

「ごめんなさい‥‥。」

「ふんっ!」

私がいけないの‥‥?両親を亡くしたらそれは大変だよね。誰かに頼りたくなるよね。でもさ、結婚している旦那と2人だけで会うのっておかしくない?いくら幼馴染だからってさ‥‥。

どうしよう?どうするのが正解なの?嫌だよ。行かないでって言いたい。でもそれって私のわがままなのかな‥‥?

どうしたら‥‥どうしたらいいの??


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