アルカディア幻想記~新米魔王は異世界を歩む~

女子高生――南雲聖奈はある日、目の前ぬいぐるみが動き出すという光景を目撃する。
〈先代魔王〉と名乗るそのぬいぐるみは聖奈は次代の〈魔王〉であるといい、半ば強引に別の世界に渡らせてしまう。拒否権なく異世界にやってきた聖奈はそこで美少女に魔族を救って欲しいと懇願される。
魔族は人間と神族によって滅ぼされる寸前――そう聞かされ、聖奈が目撃したのは人間と神族によって一方的に傷付けられて苦しむ魔族たちという確かに凄惨な光景だった。

しかしそんな場所に迷い込み捕まった人間の青年を取り囲み糾弾し、〈勇者〉と呼ばれる人間を恐れながらも人間や神族を殺めたという魔族たち。

かつて結ばれた和平はなぜ、誰によって壊されたのか。
何もわからない世界で、それでも聖奈は子供のような優しい理想を語る。

これは、本当の平和を夢見て進む〈魔王〉と呼ばれる人間の少女と、そんな少女に心を揺さぶられることになる青年の物語。


※のんびり更新です
※R-15タグは保険ですが、暴力表現や血表現などは御座いますので苦手な方はご注意ください
※小説家になろう、エブリスタ、カクヨムでも同名作品で掲載させていただいております
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,141 位 / 192,141件 ファンタジー 44,612 位 / 44,612件

あなたにおすすめの小説

恋はデジタル魔法では実りません!

木mori
ファンタジー
一般人・喜多見つかさと時代遅れのアナログ魔法少女・赤空ゆめは幼馴染で、周りからは付き合っていると思われていた。つかさは魔法が嫌いで、ゆめはつかさの「ヨンリオグッズ趣味」が苦手であった。ふたりは高校入学と同時に新たな出会いがあり、ふたりの関係は崩壊していくのであった。

魔導戦記マギ・トルーパー

イズミント(エセフォルネウス)
ファンタジー
ルキア・フィーブルは、魔神の破壊行為によって人がほぼいなくなり、大地が荒れ果てた黄昏の世界に生きていた魔女だった。 ある日、食料の調達に外に出ていた彼女は、突然足元に現れた謎の魔法陣から発する光に呑まれてしまう。 意識を取り戻したルキアが見た者は、魔法の力で動くロボットを使って、戦争を続けている世界だった。 元の世界に帰ることが出来ないルキアは、自分を保護してくれた国に協力をすることを選ぶ。 その際に、謎の声に導かれたルキアは、ある一つの封印された機体を発見し、声に導かれるままに彼女はその機体に乗り込むことになる。 人間同士の二つの勢力との戦いに、魔王軍と名乗る存在やルキアの世界の破滅に関わった存在も介入し混沌とするも、ルキアは諦めずに自分を選んでくれた機体や多くの仲間と共に駆け抜けていく。 ※この作品は、ファンタジー世界でのロボット戦争ものです。 *異世界転移要素があります。

影王の専属人は、森のひと

藤原 秋
恋愛
政権交代後の過渡期にあるグスタール王国。 通称「森のひと」と呼ばれる亜人、猫型の獣耳を持つ狩猟民族のリーフィアは、ひょんなことから王妹シルフィールの従者として王城に出仕することとなった。 不慣れな環境といわれのない差別に悪戦苦闘する日々の中、彼女は主の兄である若き国王クリストハルトに奇妙な違和感を抱く。 その違和感の正体を知った時、彼女に降りかかることとなった思わぬ災難とは……!?  「やらしい意味じゃなくて、オレ、純粋にもふもふしているの好きなんだよね。獣耳、可愛いからずっと触ってみたかったんだ」   は……? 屈託のない顔で何とんでもないこと言っているのよ。そんなセクハラ、許すわけないでしょ!   ―――そう、思っていたはずだったのに。何がどうして、こんなことになってしまったんだろう……?  因果な運命に巻き込まれてしまった真面目で不愛想な猫耳娘と、彼女の獣耳がいたくお気に入りの軽薄なワケあり影王、そんな二人が紆余曲折を経て秘密の主従に至るまでの物語。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

彼女にも愛する人がいた

まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。 「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」 そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。 餓死だと? この王宮で?  彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。 俺の背中を嫌な汗が流れた。 では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…? そんな馬鹿な…。信じられなかった。 だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。 「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。 彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。 俺はその報告に愕然とした。

妹が聖女に選ばれたが、私は巻き込まれただけ

世渡 世緒
ファンタジー
妹が聖女として異世界に呼ばれたが、私はどうすればいいのか 登場人物 立川 清奈 23歳 涼奈 14歳 王子 ルバート・アッヘンヴル 公爵家長男 クロッセス・バルシュミード26 次男 アルーセス・バルシュミード22 三男 ペネセス・バルシュミード21 四男 トアセス・バルシュミード15 黒騎士 騎士団長 ダリアン・ワグナー 宰相 メルスト・ホルフマン

処理中です...