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18.こんな人になりたいな
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今年は不順な気候のせいか、なかなか大好きな金木犀の香りに出会えないなぁ・・
と思っていたら、図書館で今年最初の香りに出会った。
そして、ついに、うちのベランダにも待ちに待った、思わず鼻をクンクンしたくなるような
甘い香りが漂ってきた。
嬉しくて、ニンマリして、心が目一杯和んで行くのが分かった。
よかった~生きていて・・
こんな風に、さりげなく粋な香りを届け、気持ちを元気にしたり、
人の心を和ませてくれる・・
金木犀すごい!!
そんな素敵な生き方できたらいいなあと思う。
コ○ナ特休で休んだ翌日・・・
めぐり逢いました!私の心が素敵!と叫んだ人に。
その朝は、迷惑をかけてしまった職場の皆さんへの謝罪・・どのように声をかけようかな・・
と少し心を悩ませていたら、
普段あまり話をするわけではない方なのに、私の顔を見るなり、
「ワクチンで発熱したんやって。若いな」
と声をかけてくださった。
その一言のおかげで、すんなり
「ご迷惑をかけてすみませんでした」
と言えてしまった。
あまりにも、さりげなくて、端的で、ものすごくいい感じだった。
カッコいい!!
私もそんな気の利いた言葉がかけられる人になりたいと心から思った。
そして、今日も出会ってしまいました・・超素敵な人に。
休日で緊張感に欠けていた私は、スーパーの駐車場で車から降りようとして、
マスクをしていないことに気がついた。
かばんの中に入れていた予備のマスクも使い切ってしまって補充を忘れていて
万事休す・・
マスクを家に取りに帰るのも、大変だし・・
そこで、カバンに入れていたタオルハンカチを口に当て、
そそくさと必要なものをかごに入れていたら、
「こんにちは。マスク忘れましたか?」
それはそれはとても上品な白髪をきれいにショートカットされた女性が
私の目の前に立っておられました。
「はい・・すみません、うっかり忘れてきてしまって」
「ハンカチで口を押さえていては、お買い物もゆっくりできませんでしょ。
私、カバンにいつもマスクを入れてますから、どうぞ、お使いになって」
とちょっと、高そうなマスクをさりげなくカバンから取り出し、
私の目の前に差し出してくださいました。
「え?こんな高そうなマスク・・」
なんという気の利かない言葉が出るんだ私・・
でも、ほんとに頂いていいのか?ともじもじしていると・・
「大丈夫です。こちらが内側ですからね」
「あ、ありがとうございます。本当に助かります。ありがとうございます」
ああああああ・・なんで私ってこう気が利かないのだぁ・・
と思っているうちに、すっと私に背を向け、
さっさと遠ざかって行かれるのを私はしばらくぼ~っと見送っていた。
カッコいい!!優しい!!素敵!!
こんな風に素敵に年をとりたい!
私にはまだまだだというのは間違いないが、それでも目指すぞ!
うちに帰った私はすぐにカバンに予備のマスクを入れたことは言うまでもない。
と思っていたら、図書館で今年最初の香りに出会った。
そして、ついに、うちのベランダにも待ちに待った、思わず鼻をクンクンしたくなるような
甘い香りが漂ってきた。
嬉しくて、ニンマリして、心が目一杯和んで行くのが分かった。
よかった~生きていて・・
こんな風に、さりげなく粋な香りを届け、気持ちを元気にしたり、
人の心を和ませてくれる・・
金木犀すごい!!
そんな素敵な生き方できたらいいなあと思う。
コ○ナ特休で休んだ翌日・・・
めぐり逢いました!私の心が素敵!と叫んだ人に。
その朝は、迷惑をかけてしまった職場の皆さんへの謝罪・・どのように声をかけようかな・・
と少し心を悩ませていたら、
普段あまり話をするわけではない方なのに、私の顔を見るなり、
「ワクチンで発熱したんやって。若いな」
と声をかけてくださった。
その一言のおかげで、すんなり
「ご迷惑をかけてすみませんでした」
と言えてしまった。
あまりにも、さりげなくて、端的で、ものすごくいい感じだった。
カッコいい!!
私もそんな気の利いた言葉がかけられる人になりたいと心から思った。
そして、今日も出会ってしまいました・・超素敵な人に。
休日で緊張感に欠けていた私は、スーパーの駐車場で車から降りようとして、
マスクをしていないことに気がついた。
かばんの中に入れていた予備のマスクも使い切ってしまって補充を忘れていて
万事休す・・
マスクを家に取りに帰るのも、大変だし・・
そこで、カバンに入れていたタオルハンカチを口に当て、
そそくさと必要なものをかごに入れていたら、
「こんにちは。マスク忘れましたか?」
それはそれはとても上品な白髪をきれいにショートカットされた女性が
私の目の前に立っておられました。
「はい・・すみません、うっかり忘れてきてしまって」
「ハンカチで口を押さえていては、お買い物もゆっくりできませんでしょ。
私、カバンにいつもマスクを入れてますから、どうぞ、お使いになって」
とちょっと、高そうなマスクをさりげなくカバンから取り出し、
私の目の前に差し出してくださいました。
「え?こんな高そうなマスク・・」
なんという気の利かない言葉が出るんだ私・・
でも、ほんとに頂いていいのか?ともじもじしていると・・
「大丈夫です。こちらが内側ですからね」
「あ、ありがとうございます。本当に助かります。ありがとうございます」
ああああああ・・なんで私ってこう気が利かないのだぁ・・
と思っているうちに、すっと私に背を向け、
さっさと遠ざかって行かれるのを私はしばらくぼ~っと見送っていた。
カッコいい!!優しい!!素敵!!
こんな風に素敵に年をとりたい!
私にはまだまだだというのは間違いないが、それでも目指すぞ!
うちに帰った私はすぐにカバンに予備のマスクを入れたことは言うまでもない。
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