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国のタイプ
日本は法治国家じゃない
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「あのさぁ、話脱線するけどさぁ」
「本線あるんですか?この話?」
ハハハハハッと笑い、
「まぁ、あんま無いんだけね」
と佐々木は答える。
「ゴーンさんも可哀想だよね」
「そうですかぁ?」
吉田が首を捻る。
「だってさぁ、もう日本の企業なんてリストラするしか、する事無い訳じゃん」
「はい」
「でもそれをさぁ、自分達じゃぁやりたくない訳じゃん」
「そうですね」
吉田が頷く。
「まぁ、汚れ仕事ですよね」
そうだろう、と佐々木が同意する。
「で、その汚れ仕事を、外国人に、ゴーンさんにやらせた訳じゃん」
「まぁまぁ、それだけじゃないんでしょうけど・・・・」
「でもそれがメインじゃん」
「まぁ、そうですね」
「でやらいしといてさぁ、それださぁ・・・・犯罪者呼ばわりとは」
ハハハハハッと吉田が笑う。
「でもまぁ、給料貰いすぎでしょう」
「それはあるね」
「それにどうこう言ったところで、あんな逃げたかしたんですから、何も言えないですよ」
ハハハハハッと佐々木が笑う。
いやいやいや、と佐々木が首を振る。
「ゴーンさんの立場で考えてみろよ」
「・・・・なんで考えないといけないのか、分からないですけどね」
「まぁまぁ、聞けや」
「はぁ、はい」
「日本はねぇ、法治国家じゃ無いじゃん」
ハハハハハッと吉田が笑う。
「法治国家ならね、アメリカの様な法治国家ならね、ゴーンさんがその有り余る財力で大弁護士団を雇ってね、黒のモノを白に出来る訳じゃん」
「ハハハハッ法治国家ならね」
「でも日本は、法治国家じゃないから、検察が立件すればほぼ有罪だから」
「そうですね」
笑いながら吉田は同意する。
「じゃぁゴーンさんならどうする?逃げるしかないだろう」
「逃げるしかないですか」
そうそうそう、と佐々木は頷く。
「法治国家なら、金の力でどうにでも出来るけど、法治国家じゃないから、悪だってなれば、それだけで違法とか関係なく、処罰の対象になるから、金の力で逃げきれないから」
ハハハハハッと笑った後、
「法治国家ってなんだろう」
と吉田は呟く。
「本線あるんですか?この話?」
ハハハハハッと笑い、
「まぁ、あんま無いんだけね」
と佐々木は答える。
「ゴーンさんも可哀想だよね」
「そうですかぁ?」
吉田が首を捻る。
「だってさぁ、もう日本の企業なんてリストラするしか、する事無い訳じゃん」
「はい」
「でもそれをさぁ、自分達じゃぁやりたくない訳じゃん」
「そうですね」
吉田が頷く。
「まぁ、汚れ仕事ですよね」
そうだろう、と佐々木が同意する。
「で、その汚れ仕事を、外国人に、ゴーンさんにやらせた訳じゃん」
「まぁまぁ、それだけじゃないんでしょうけど・・・・」
「でもそれがメインじゃん」
「まぁ、そうですね」
「でやらいしといてさぁ、それださぁ・・・・犯罪者呼ばわりとは」
ハハハハハッと吉田が笑う。
「でもまぁ、給料貰いすぎでしょう」
「それはあるね」
「それにどうこう言ったところで、あんな逃げたかしたんですから、何も言えないですよ」
ハハハハハッと佐々木が笑う。
いやいやいや、と佐々木が首を振る。
「ゴーンさんの立場で考えてみろよ」
「・・・・なんで考えないといけないのか、分からないですけどね」
「まぁまぁ、聞けや」
「はぁ、はい」
「日本はねぇ、法治国家じゃ無いじゃん」
ハハハハハッと吉田が笑う。
「法治国家ならね、アメリカの様な法治国家ならね、ゴーンさんがその有り余る財力で大弁護士団を雇ってね、黒のモノを白に出来る訳じゃん」
「ハハハハッ法治国家ならね」
「でも日本は、法治国家じゃないから、検察が立件すればほぼ有罪だから」
「そうですね」
笑いながら吉田は同意する。
「じゃぁゴーンさんならどうする?逃げるしかないだろう」
「逃げるしかないですか」
そうそうそう、と佐々木は頷く。
「法治国家なら、金の力でどうにでも出来るけど、法治国家じゃないから、悪だってなれば、それだけで違法とか関係なく、処罰の対象になるから、金の力で逃げきれないから」
ハハハハハッと笑った後、
「法治国家ってなんだろう」
と吉田は呟く。
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