絆創膏〜青春〜（官能カット版）

第10章 アウトorセーフ

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マーライオンの日の写真。。。
黒歴史だから。。。奥にしまったはず。。。

”ガサガサ“

あった！



写真には。。。
clubの隣のお店の地面に寝ている自分を囲むようにたくさんの友達が写ってて。。。

コウタンも居たんだ。。。あの日。。。


みんな交代交代でナナを見てくれて。。。

あの日だってみんなが居てくれたから。。。



みんな居なかったら！？

誰かに担がれていって。
まわされて。
捨てられて。
殺されて。

恐ろしくなった。。。

みんなのおかげで生きて居られる。。。




ベロンベロンで最後までされてしまったとして。。。

途中で帰ってこれるだろうか。。。


コウタンに言えるだろうか。。。

とてもじゃ無いけど無理。。。


コウタンに逢えるだろうか。。。

どの面さげて。。。



”“ハァーーーーーーーーー。。。”“




私が押しかけてしまった！
コウタン二日酔いだったのに。。。


キッツい。。。

顔なんて見れないよ。。。



コウタンどんな気持ちでナナを抱いたんだろう。。。

ナナが行かなければ病気うつされる事もなかった。。。



ナナの勝手でさらに追い込んでるし。。。

ナナなら申し訳なくて逢えないと思った。。。


きっとずっと。。。



しかも同じパターンで先にナナが発病する。。。

ゾッとする話。。。


目眩がした。。。

同じようにコウタンにナナは悪くないと言われて。。。



消えてしまいたい。。。





何も分かってなかった！！！


どうしよう。。。
何も言えなくなってしまった。。。

きっとコウタンみたいな顔になりそう。。。


答えはない。。。



罪悪感ってどうすればなくなるんだろう。。。

なんて言われたら？？？



解決策は見つからなかった。。。


あの日押しかけた自分を呪った。。。



連絡もしない方がいいのかなぁ。。。


終わりが見えなくて。。。

ずっと逢えなくなる気がした。。。



何も分かってなかった。。。


私がモヤモヤしている時。。。

コウタンはずっと苦しんでた。。。今も。。。


”“ハァーーーーーーー。。。”“

コウタンと同じ溜め息。。。



ゴメンねコウタン。。。




3日後病院に行ってまた調べてもらったけど大丈夫だった。。。

結局あの日からコウタンからの連絡は無かった。。。


【コウタンお疲れ様♪
    今日病院行って調べてもらって大丈夫でした♪】

とだけメールで送った。。。