侵略帝国

砂糖鉢

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幕間.エリーの1日(昼)

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ここでの暮らしは正直、帝国いた頃とは比較になりませんでした

豪華ではないにしろ圧倒的においしい食事、ブラウン管よりも鮮明に映る板の中で見られる、この世のものとは思えない演技の数々

そこで私たちは宇宙やSF、未来についてなどの様々な知識を得ることができました

また、この綺麗な映像の映る板を小型化したものが私たち2人にそれぞれ配られ、そこには何千冊という本が収録されていると説明された時はマリア様は腰を抜かしてしまいそうになっていました

文字を読むのが苦手な私はそこまで驚くことはなかったのですが、マンガと呼ばれる絵本があるのがわかると、私はすっかり夢中になってしまいました

昼はマリア様と2人でフカフカのソファに座って映画やドラマを見たり、先ほどの板で本を読んだり、決められた区画内だけれど自由に歩くことができたので、近くにあった娯楽室で見たことのないテレビにレバーが付いたゲームで楽しんだり、談話室で同じようにある程度自由が許されている、実験させられている女性たちと話をしたりしました

胸が極端に大きい女性、お尻が極端に大きい女性、一見普通に見える女性も、

「快感に対する感覚がすごく強いんですよ」

と言う

「辛くないんですか?」

「そりゃあ実験の時は、やめてと言っても何度もイってしまってきついですけど」

「けど?」

「この首輪をしていれば快感も抑えられて日常生活は送れるし、実験自体もその…アレ、ですけど、痛かったり死んだりするわけじゃないし…そしてそれに慣れできている自分がいて…
慣れてしまったらここでの生活は天国に近いんじゃないかなって思ってしまって」

以前の生活と比べてですけど、と女性は付け加える

ここでは10人ほどと会話しましたが、どの女性たちも目の前の女性と同じように、実験のことを除けばかなり快適に過ごしているようで、会話中の所々に笑顔を見ることがで、私はそれに納得してしまいました
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