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第四章 仲間
70 野営地での晩御飯
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翌日、俺たちは早めの朝食を終えてギルド前に集合した。
暫くすると、ギルド前に馬車を操作したギルドマスターがやってきた。
「おう、きたか」
「ギルドマスター御者できるんですね」
「当たり前だろ。どんだけ冒険者してきたと思ってんだ」
「いや、なんか偉い人ってイメージがあって」
「はっはっ んで、ルカ、お前できるな?」
「はい。大丈夫、だと思います」
昨晩寝る前にきちんと俺は馬車操作術の魔法を作り上げたのだ。
俺はもちろん御者なんてしたことは一度だってないし、御者さんの仕事を見たこともないけど、きっと魔法がなんとかしてくれるはずだ!
ギルドマスターと場所を交代し、ミハエルも俺の隣に座る。
御者はミハエルと交代でする予定だ。
朝にすでに自身に魔法はかけてきたので問題はない、と思う。
少しドキドキしつつ手綱を手に取る。
俺がドキドキしながら待機してると、馬車の横では俺たちもかつて言われた、何を準備したのかをギルドマスターがフィーネたちに問いかけている。
ギルドマスターの馬鹿でかい笑い声が聞こえてきたので、どうやら正解だったようだ。
まぁ、当然だろう。
俺は何も説明はしなかったが、フィーネは的確に必要な物を揃えていたのだから。
馬車に乗り込んだギルドマスターが俺に声をかけてきた。
「ルカ、馬車だしていいぞ」
「はい」
緊張しつつ俺は馬車を動かそうとすると自然と俺の手は勝手に馬車を発信させるために手綱をパシンと打って馬を動かした。
「おお……」
思わず俺は感動の声をあげてしまう。
これから向かう黒い森の近くにある町までの道のりを描いた地図を見ていたミハエルが顔をあげて声をかけてきた。
「平気か?」
「ああ、完璧だ。どうやって動かしてるのかは分からないけど、勝手に手が動いてる」
「ほお」
今回は北門から出ることになる。
北門から出るのは初めてだ。
「通っていいぞ」
「ありがとう」
門にいた警備兵にお礼を言って馬車を動かした。
最初は門に兵士さんがいるのに驚いたものだが、こんな世界だ、当然だろう。
モンスターが入ってくるかもしれないし、犯罪者が入ったり、逃げ出したりするかもしれない。
なので街から出入りできる門には警備の兵士さんがいて、出入りする人のチェックをしているのだ。
大体こうやって街なんかを出入りする人は商人だったり、冒険者だったりと基本的にはなにかしら身分を証明できる物を持っている。
街に入るのに、こういう身分証がない場合はお金を払ってはいることになる。
当然、街を出るときにお金を返してくれたりはしないので、住んでる街を出ていく人は冒険者登録をしたり、街で発行される身分証をお金を払って手に入れたりするのだ。
冒険者のタグはこうして身分証になったりはするが、冒険者タグは無料で作れるので、街で発行される身分証ほどの信頼度はない。
なので、街の中で何か犯罪があった場合、外から来たランクの低い冒険者は基本的に疑われたり捜査対象になる。
というのも、本来低ランクの冒険者は冒険者登録をした街である程度までランク上げをするものだからだ。
ただまぁ、どれも道中で山賊などに襲われて奪われれば成り済まされるのではあるが。
ちなみに、ランクの高い――Bランク以上――冒険者となると街で発行される身分証よりもはるかに信頼度があがる。
Aランク以上になると下級貴族と同等になり、Sランクになると上級貴族と同等になる。
冒険者というのはすごいものだと思う。
と、こんな考えごとをしていても、体は勝手に馬車の操作をしてくれている。
いずれは魔法なしで操作できるようにはなりたいものだ。
そうして馬車を操り、途中でミハエルと交代しつつも、今日の野営ポイントへと到着した。
俺のミニマップに野営地のポイントが光っている。
きっと普段からよく使われているところなのだろう。
「そこの空き地、あそこで今日は野営だな」
「おう、分かった」
ミハエルが手綱を操って空き地へ向けて移動をはじめた。
その間に俺が中へ声をかける。
「今日の野営地についたので馬車を向かわせます」
中からはギルドマスターの野太い返事が返ってきた。
今回は前回の反省を生かして、俺はふかふかのクッションを用意したので尻は無事である。
これに関してだけは、フィーネにアドバイスしたので彼女も二人分のクッションを購入していた。
フィーネが乗ったことのある馬車は貴族が乗る馬車だったそうで、普通の馬車は初めてなのだそうだ。
野営地についた俺たちは馬車から降りるとぐっと背を伸ばした。
馬車から馬をはずし、近くの木にくくりつけ、馬のための水桶を出して魔法で水を用意し、飼葉も与えた。
これで俺の御者の仕事はひと段落だ。
ミハエルは、俺がエサと水の用意をしている間、馬にブラシをかけていた。
そうして俺たちが馬の世話をやいてる間に、フィーネたちは薪集めや火起こし、寝る場所の用意などをしている。
どうやら俺たちの分の寝床も作ってくれているようだ。
馬の世話が終わった俺たちは焚火へと近づいた。
「寝床ありがとう」
「いいえ、ついでだから」
「そうだ。ギルドマスター、今回は俺の魔法について知っている人ばかりなんで、晩飯俺がちょっとやっていいですか?」
「あん?別にかまいやしねぇが」
「多分ギルドマスターにも喜んでもらえると思いますよ」
「ほう、じゃあ楽しみにしてるか」
ギルドマスターが楽し気な笑みを浮かべた。
俺はさっそく焚火に鍋を設置してすでに切ってある肉や野菜を炒めだした。
今回作るのは具だくさんの豚汁だ。
味噌自体独特な風味ではあるが、この世界は米もあるし、家族はみんな好きだったのできっと気に入ってもらえるはず! だといいな。
フィーネに作った豚肉の味噌炒めは気に入ってもらえたので大丈夫だと信じる。
今回は豚汁のためにオーク肉を凍らせてかなり薄く切ったのだ。
正直面倒だったので次は具現化魔法で昔テレビでみた肉を薄く切ってたあの機械を作ろう。
いや、そもそも魔法でやれないだろうか。
風魔法あたりで肉を薄くスライスする魔法。
うまくいくかは分からないが、ちょっと作ってみるか。
しかしそう考えると前世は凄かったんだな。あんな薄い肉を普通に店で買えたんだもんな。
そんなことを考えながら、鍋に水を入れる。
あとは沸騰したら火からおろして味噌をとかして、ちょっぴり醤油をいれたら完成だ。
底がこげつかないように、くるくると混ぜながら俺は様子をみる。
しばらくしたら、くつくつと沸騰しはじめた。
よし、そろそろいいだろう。
俺は鍋を焚火からおろし、味噌をとかしていく。
最後に隠し味程度に醤油をちょっといれれば――
「完成だ」
「おお。いい匂いだな。嗅いだことがない匂いだ」
「だと思いますよ。これは俺が作った調味料ですから」
「ほぉ」
アイテムボックスから器を取り出し、よそっていく。
「どうぞ、ギルドマスター」
「おう」
そうして全員に配り終えた。
「じゃあ、いただくとするか。今日の食事に感謝して、いただきます」
「「「「いただきます」」」」
全員が豚汁に口をつける。
みんなスプーンだけど、俺はお箸だ。
「わぁ! おいしいです!」
「本当ね、これは昨日いただいた料理に使っていた、ミソかしら?」
「そう、味噌だね」
「へぇ、うめぇな」
「こりゃいいな! 独特な風味だが、うまい!」
全員が口々にうまいと声に出した。
俺としては大変満足である。
「しかしこりゃすごいな。おい、ルカ。どうやってこんなにうっすい肉作ったんだ?」
「ああ、それはオーク肉を一旦凍らせてから薄くそぎました」
「ほお。随分面倒なことしたんだな。だが、この薄さがまた合うな!」
「ええ、苦労した甲斐があります」
結局フィーネとエルナが一回、ギルドマスターとミハエルは二回おかわりをしてくれた。
おかげで鍋はからっぽだ。
「いやー、食った食った。まさかこんな野営でこれだけうまいもん食えるとはな」
「気に入ってもらえてよかったです」
「ルカ、金払うから明日も頼む」
ミハエルが真剣な顔で頼んできた。
俺は苦笑しつつ言う。
「はは。別に金はいらないよ。明日も野営だから、夜なら作るよ」
「おし!」
「豚汁以外でもいいんだろ?」
「ん?これトンジルっていうのか? 他にもあるならそれでもいいぜ」
「ああ、じゃあ明日は別の料理作るよ」
「おう、楽しみだな」
ギルドマスターやフィーネやエルナも明日を楽しみにしてくれているらしい。
これは何をするか考えないといけないな。
そうして食後の紅茶を飲みつつみんなで談笑するのだった。
暫くすると、ギルド前に馬車を操作したギルドマスターがやってきた。
「おう、きたか」
「ギルドマスター御者できるんですね」
「当たり前だろ。どんだけ冒険者してきたと思ってんだ」
「いや、なんか偉い人ってイメージがあって」
「はっはっ んで、ルカ、お前できるな?」
「はい。大丈夫、だと思います」
昨晩寝る前にきちんと俺は馬車操作術の魔法を作り上げたのだ。
俺はもちろん御者なんてしたことは一度だってないし、御者さんの仕事を見たこともないけど、きっと魔法がなんとかしてくれるはずだ!
ギルドマスターと場所を交代し、ミハエルも俺の隣に座る。
御者はミハエルと交代でする予定だ。
朝にすでに自身に魔法はかけてきたので問題はない、と思う。
少しドキドキしつつ手綱を手に取る。
俺がドキドキしながら待機してると、馬車の横では俺たちもかつて言われた、何を準備したのかをギルドマスターがフィーネたちに問いかけている。
ギルドマスターの馬鹿でかい笑い声が聞こえてきたので、どうやら正解だったようだ。
まぁ、当然だろう。
俺は何も説明はしなかったが、フィーネは的確に必要な物を揃えていたのだから。
馬車に乗り込んだギルドマスターが俺に声をかけてきた。
「ルカ、馬車だしていいぞ」
「はい」
緊張しつつ俺は馬車を動かそうとすると自然と俺の手は勝手に馬車を発信させるために手綱をパシンと打って馬を動かした。
「おお……」
思わず俺は感動の声をあげてしまう。
これから向かう黒い森の近くにある町までの道のりを描いた地図を見ていたミハエルが顔をあげて声をかけてきた。
「平気か?」
「ああ、完璧だ。どうやって動かしてるのかは分からないけど、勝手に手が動いてる」
「ほお」
今回は北門から出ることになる。
北門から出るのは初めてだ。
「通っていいぞ」
「ありがとう」
門にいた警備兵にお礼を言って馬車を動かした。
最初は門に兵士さんがいるのに驚いたものだが、こんな世界だ、当然だろう。
モンスターが入ってくるかもしれないし、犯罪者が入ったり、逃げ出したりするかもしれない。
なので街から出入りできる門には警備の兵士さんがいて、出入りする人のチェックをしているのだ。
大体こうやって街なんかを出入りする人は商人だったり、冒険者だったりと基本的にはなにかしら身分を証明できる物を持っている。
街に入るのに、こういう身分証がない場合はお金を払ってはいることになる。
当然、街を出るときにお金を返してくれたりはしないので、住んでる街を出ていく人は冒険者登録をしたり、街で発行される身分証をお金を払って手に入れたりするのだ。
冒険者のタグはこうして身分証になったりはするが、冒険者タグは無料で作れるので、街で発行される身分証ほどの信頼度はない。
なので、街の中で何か犯罪があった場合、外から来たランクの低い冒険者は基本的に疑われたり捜査対象になる。
というのも、本来低ランクの冒険者は冒険者登録をした街である程度までランク上げをするものだからだ。
ただまぁ、どれも道中で山賊などに襲われて奪われれば成り済まされるのではあるが。
ちなみに、ランクの高い――Bランク以上――冒険者となると街で発行される身分証よりもはるかに信頼度があがる。
Aランク以上になると下級貴族と同等になり、Sランクになると上級貴族と同等になる。
冒険者というのはすごいものだと思う。
と、こんな考えごとをしていても、体は勝手に馬車の操作をしてくれている。
いずれは魔法なしで操作できるようにはなりたいものだ。
そうして馬車を操り、途中でミハエルと交代しつつも、今日の野営ポイントへと到着した。
俺のミニマップに野営地のポイントが光っている。
きっと普段からよく使われているところなのだろう。
「そこの空き地、あそこで今日は野営だな」
「おう、分かった」
ミハエルが手綱を操って空き地へ向けて移動をはじめた。
その間に俺が中へ声をかける。
「今日の野営地についたので馬車を向かわせます」
中からはギルドマスターの野太い返事が返ってきた。
今回は前回の反省を生かして、俺はふかふかのクッションを用意したので尻は無事である。
これに関してだけは、フィーネにアドバイスしたので彼女も二人分のクッションを購入していた。
フィーネが乗ったことのある馬車は貴族が乗る馬車だったそうで、普通の馬車は初めてなのだそうだ。
野営地についた俺たちは馬車から降りるとぐっと背を伸ばした。
馬車から馬をはずし、近くの木にくくりつけ、馬のための水桶を出して魔法で水を用意し、飼葉も与えた。
これで俺の御者の仕事はひと段落だ。
ミハエルは、俺がエサと水の用意をしている間、馬にブラシをかけていた。
そうして俺たちが馬の世話をやいてる間に、フィーネたちは薪集めや火起こし、寝る場所の用意などをしている。
どうやら俺たちの分の寝床も作ってくれているようだ。
馬の世話が終わった俺たちは焚火へと近づいた。
「寝床ありがとう」
「いいえ、ついでだから」
「そうだ。ギルドマスター、今回は俺の魔法について知っている人ばかりなんで、晩飯俺がちょっとやっていいですか?」
「あん?別にかまいやしねぇが」
「多分ギルドマスターにも喜んでもらえると思いますよ」
「ほう、じゃあ楽しみにしてるか」
ギルドマスターが楽し気な笑みを浮かべた。
俺はさっそく焚火に鍋を設置してすでに切ってある肉や野菜を炒めだした。
今回作るのは具だくさんの豚汁だ。
味噌自体独特な風味ではあるが、この世界は米もあるし、家族はみんな好きだったのできっと気に入ってもらえるはず! だといいな。
フィーネに作った豚肉の味噌炒めは気に入ってもらえたので大丈夫だと信じる。
今回は豚汁のためにオーク肉を凍らせてかなり薄く切ったのだ。
正直面倒だったので次は具現化魔法で昔テレビでみた肉を薄く切ってたあの機械を作ろう。
いや、そもそも魔法でやれないだろうか。
風魔法あたりで肉を薄くスライスする魔法。
うまくいくかは分からないが、ちょっと作ってみるか。
しかしそう考えると前世は凄かったんだな。あんな薄い肉を普通に店で買えたんだもんな。
そんなことを考えながら、鍋に水を入れる。
あとは沸騰したら火からおろして味噌をとかして、ちょっぴり醤油をいれたら完成だ。
底がこげつかないように、くるくると混ぜながら俺は様子をみる。
しばらくしたら、くつくつと沸騰しはじめた。
よし、そろそろいいだろう。
俺は鍋を焚火からおろし、味噌をとかしていく。
最後に隠し味程度に醤油をちょっといれれば――
「完成だ」
「おお。いい匂いだな。嗅いだことがない匂いだ」
「だと思いますよ。これは俺が作った調味料ですから」
「ほぉ」
アイテムボックスから器を取り出し、よそっていく。
「どうぞ、ギルドマスター」
「おう」
そうして全員に配り終えた。
「じゃあ、いただくとするか。今日の食事に感謝して、いただきます」
「「「「いただきます」」」」
全員が豚汁に口をつける。
みんなスプーンだけど、俺はお箸だ。
「わぁ! おいしいです!」
「本当ね、これは昨日いただいた料理に使っていた、ミソかしら?」
「そう、味噌だね」
「へぇ、うめぇな」
「こりゃいいな! 独特な風味だが、うまい!」
全員が口々にうまいと声に出した。
俺としては大変満足である。
「しかしこりゃすごいな。おい、ルカ。どうやってこんなにうっすい肉作ったんだ?」
「ああ、それはオーク肉を一旦凍らせてから薄くそぎました」
「ほお。随分面倒なことしたんだな。だが、この薄さがまた合うな!」
「ええ、苦労した甲斐があります」
結局フィーネとエルナが一回、ギルドマスターとミハエルは二回おかわりをしてくれた。
おかげで鍋はからっぽだ。
「いやー、食った食った。まさかこんな野営でこれだけうまいもん食えるとはな」
「気に入ってもらえてよかったです」
「ルカ、金払うから明日も頼む」
ミハエルが真剣な顔で頼んできた。
俺は苦笑しつつ言う。
「はは。別に金はいらないよ。明日も野営だから、夜なら作るよ」
「おし!」
「豚汁以外でもいいんだろ?」
「ん?これトンジルっていうのか? 他にもあるならそれでもいいぜ」
「ああ、じゃあ明日は別の料理作るよ」
「おう、楽しみだな」
ギルドマスターやフィーネやエルナも明日を楽しみにしてくれているらしい。
これは何をするか考えないといけないな。
そうして食後の紅茶を飲みつつみんなで談笑するのだった。
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