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第八話
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宿に帰ってきた俺は、もう一度ステータスを見ながら、今日一日の激動の体験を振り返っていた。
この日で学んだことは多々ある。
まず、良い笑顔で近づいてくる冒険者を信じるな、だ。
アイツらのせいで酷い目に遭った。俺に残機がなかったら、アレで人生が終了していたところだ。
「アイツらめ……もう二度と会いたくねえし」
もっとも、あの先に向かったダンジョンで、他のモンスターに殺されている可能性もあるが。
この都市はかなり広い。冒険者だけじゃなく一般人もたくさんいるし、再会するのも難しいかもしれないが、会った時はどうしてやろうか……。
ただ怒りはあるが、それは自分に対しても持ち合わせていた。そもそもここは独自政権で、基本的に冒険者は自分で身を守るべきっていうような法が敷かれている。
この都市では何があってもおかしくないというわけだ。今回のような詐欺なんて、もしかしたら日常茶飯事だったかもしれない。
事実、この都市では毎日誰かが死んでいるという話だって聞く。そんな場所で安易に人を信じてしまったことが失敗に繋がったのだろう。
「それに準備不足だったよなぁ」
初心者に適したダンジョンということで、適当な準備で挑んだことがそもそも間違いだ。
ユニークスキルについて、事前にもっと調査しておくべきだった。どうせ弱いモンスターしか出て来ないから、その時にでも試せるって気軽に考えてしまっていたのが失敗の一つ。
俺が住んでいたところでも、モンスターくらいは出たし、スライムやゴブリン程度なら俺だって討伐経験くらいあったから油断していた。
モンスターが現れるのはこの都市にある塔の中だけではないのだ。世界が変貌した直後から、あらゆる場所がダンジョン化してしまい、そこにモンスターが出没するようになった。
俺はそういう場所で、弱いモンスター相手に鍛えてきたわけである。
まあ、まさか冒険者に騙されて難関のダンジョンに潜ることになるなんて予想外も予想外だったが。
それにしても都市に存在するダンジョンくらいは事前に調査できたはずだ。
他人に頼って、何も考えずについていってしまったのが最大の原因だろう。
「はぁ……けどあの姉ちゃん、でっけぇ乳しとったのになぁ。マジで残念過ぎる」
裏切られたとはいえ、スタイル抜群の女性冒険者のことを思い溜息が出る。これから仲間として親しくなって、いずれは恋人に、そして夫婦になんて、バカな下心が働いたことも関係しているかもしれない。
「親父も言ってたなぁ。女に騙されるなら男として本望だって」
やはり俺もあの親父の血を引いているのか、男どもは殺してやりたいと思うが、女冒険者に関しては命までは取りたくないと思っている。
それでも俺を騙してくれた礼は、その身体をもってタップリと返してもらわないと気が済まないが。次会ったらオッパイくらい揉んでやりてえ。……いや、会ったら会ったでめんどくさそうだし、できればこのまま二度と会わない方向が平和かもなぁ。
「まあ親父のせいで死にそうになったことも多々あるしな」
それこそ借金取りに追われたり、ヤクザに囲まれたことだってある。全部親父のツケが回ってきたせいだが。
他にも冒険者が隠した財宝があって、ここを掘ればそれを手にできると言われ採掘を手伝わされたのだが、親父の情報が間違っていたようで、火山ガスが噴出してマジであの時は死ぬかと思った。
思い出すだけで頭痛がしてくる。そんな命からがらの事件が山ほどあるのだ。アイツは本当に俺を息子だと思っているのだろうか。
だからか、自分の命が危険に晒されたというか殺されたのだが、あまり憎しみや怒りがない。きっとこれも親父のせいで感覚がマヒしているのだろう。
もしくはそれでも生き残った事実が嬉し過ぎて、復讐とかどうでも良くなっているのかもしれない。
「……あ、しまった。せっかくだったらキルマンティスの素材を拾ってくりゃ良かったな」
一応難関ダンジョンに棲息するモンスターの素材などで、売却すればそれなりの値段になったはず。
さすがに今から戻って取ってくるなんてことはしたくない。命が幾つもあるといっても、死ぬのはやはり怖いし痛いから、できるだけ死にたくはない。
ただ……。
「……《命光波》は凄かったよなぁ」
千人分の命の波動。あの力があれば、大抵のモンスターも怖くはないだろう。
だがあくまでも俺の命だということを忘れちゃならない。
当然残機が無くなれば死んでしまうだろうし、まだまだ余裕があるといっても、使いどころには注意が必要だ。
ただバカみたいに消費するだけが能ではない。《レコードポイント》を貯めれば、少しずつでも残機が増していくことも分かっている。
しかしこれも情報だけで、まだ実際に自分で確かめたわけじゃないが、どうやら同じモンスターを倒し続けていると、もらえるポイントも徐々に減っていくらしい。
そういう制限やリスクなどをちゃんと把握して、上手くこの能力を使いこなしていく必要がある。
「……けど、よく考えたら地道にコツコツやってても借金は返せねえ。年末の支払いだって滞ればその時点で終わりなんだ。悠長に攻略してたらこの一月で俺の人生が終わっちまう」
奴隷なんてまっぴらごめんだ。自分の落ち度でそうなったのならともかく、親父の勝手で人生を棒に振るなんて絶対に嫌だ。
「ここは多少危険でも、少し厳しいダンジョンに挑んでさっさとランクを上げて、素材やお宝をゲットするべきだよな」
命を大切にするなら、初心者に適したダンジョンからジックリ攻略するのが正しい。
しかしそれは普通の環境に置かれた冒険者が行うべきこと。
俺は事情が事情だ。普通は適用されない。
「っ……ああくそ、しょうがねえか。やってやる……さっさと借金返して自由を手に入れてやる! そしてまだ見ぬ美女美少女と出会って、将来の嫁さんをゲットするんだ! 待ってろよ、バラ色の人生!」
そうして俺は初心者冒険者として、前代未聞ではあるが、初心者に適したダンジョンに足を踏み入れることなく、一足飛びで中級のダンジョンから攻略を開始することになった。
もちろん事前にダンジョン情報を得ても、罠や強敵のモンスターに瞬殺されることも多く、それでも何度も何度も死んでは生き返り、数多の命を行使して攻略に励んだのである。
この日で学んだことは多々ある。
まず、良い笑顔で近づいてくる冒険者を信じるな、だ。
アイツらのせいで酷い目に遭った。俺に残機がなかったら、アレで人生が終了していたところだ。
「アイツらめ……もう二度と会いたくねえし」
もっとも、あの先に向かったダンジョンで、他のモンスターに殺されている可能性もあるが。
この都市はかなり広い。冒険者だけじゃなく一般人もたくさんいるし、再会するのも難しいかもしれないが、会った時はどうしてやろうか……。
ただ怒りはあるが、それは自分に対しても持ち合わせていた。そもそもここは独自政権で、基本的に冒険者は自分で身を守るべきっていうような法が敷かれている。
この都市では何があってもおかしくないというわけだ。今回のような詐欺なんて、もしかしたら日常茶飯事だったかもしれない。
事実、この都市では毎日誰かが死んでいるという話だって聞く。そんな場所で安易に人を信じてしまったことが失敗に繋がったのだろう。
「それに準備不足だったよなぁ」
初心者に適したダンジョンということで、適当な準備で挑んだことがそもそも間違いだ。
ユニークスキルについて、事前にもっと調査しておくべきだった。どうせ弱いモンスターしか出て来ないから、その時にでも試せるって気軽に考えてしまっていたのが失敗の一つ。
俺が住んでいたところでも、モンスターくらいは出たし、スライムやゴブリン程度なら俺だって討伐経験くらいあったから油断していた。
モンスターが現れるのはこの都市にある塔の中だけではないのだ。世界が変貌した直後から、あらゆる場所がダンジョン化してしまい、そこにモンスターが出没するようになった。
俺はそういう場所で、弱いモンスター相手に鍛えてきたわけである。
まあ、まさか冒険者に騙されて難関のダンジョンに潜ることになるなんて予想外も予想外だったが。
それにしても都市に存在するダンジョンくらいは事前に調査できたはずだ。
他人に頼って、何も考えずについていってしまったのが最大の原因だろう。
「はぁ……けどあの姉ちゃん、でっけぇ乳しとったのになぁ。マジで残念過ぎる」
裏切られたとはいえ、スタイル抜群の女性冒険者のことを思い溜息が出る。これから仲間として親しくなって、いずれは恋人に、そして夫婦になんて、バカな下心が働いたことも関係しているかもしれない。
「親父も言ってたなぁ。女に騙されるなら男として本望だって」
やはり俺もあの親父の血を引いているのか、男どもは殺してやりたいと思うが、女冒険者に関しては命までは取りたくないと思っている。
それでも俺を騙してくれた礼は、その身体をもってタップリと返してもらわないと気が済まないが。次会ったらオッパイくらい揉んでやりてえ。……いや、会ったら会ったでめんどくさそうだし、できればこのまま二度と会わない方向が平和かもなぁ。
「まあ親父のせいで死にそうになったことも多々あるしな」
それこそ借金取りに追われたり、ヤクザに囲まれたことだってある。全部親父のツケが回ってきたせいだが。
他にも冒険者が隠した財宝があって、ここを掘ればそれを手にできると言われ採掘を手伝わされたのだが、親父の情報が間違っていたようで、火山ガスが噴出してマジであの時は死ぬかと思った。
思い出すだけで頭痛がしてくる。そんな命からがらの事件が山ほどあるのだ。アイツは本当に俺を息子だと思っているのだろうか。
だからか、自分の命が危険に晒されたというか殺されたのだが、あまり憎しみや怒りがない。きっとこれも親父のせいで感覚がマヒしているのだろう。
もしくはそれでも生き残った事実が嬉し過ぎて、復讐とかどうでも良くなっているのかもしれない。
「……あ、しまった。せっかくだったらキルマンティスの素材を拾ってくりゃ良かったな」
一応難関ダンジョンに棲息するモンスターの素材などで、売却すればそれなりの値段になったはず。
さすがに今から戻って取ってくるなんてことはしたくない。命が幾つもあるといっても、死ぬのはやはり怖いし痛いから、できるだけ死にたくはない。
ただ……。
「……《命光波》は凄かったよなぁ」
千人分の命の波動。あの力があれば、大抵のモンスターも怖くはないだろう。
だがあくまでも俺の命だということを忘れちゃならない。
当然残機が無くなれば死んでしまうだろうし、まだまだ余裕があるといっても、使いどころには注意が必要だ。
ただバカみたいに消費するだけが能ではない。《レコードポイント》を貯めれば、少しずつでも残機が増していくことも分かっている。
しかしこれも情報だけで、まだ実際に自分で確かめたわけじゃないが、どうやら同じモンスターを倒し続けていると、もらえるポイントも徐々に減っていくらしい。
そういう制限やリスクなどをちゃんと把握して、上手くこの能力を使いこなしていく必要がある。
「……けど、よく考えたら地道にコツコツやってても借金は返せねえ。年末の支払いだって滞ればその時点で終わりなんだ。悠長に攻略してたらこの一月で俺の人生が終わっちまう」
奴隷なんてまっぴらごめんだ。自分の落ち度でそうなったのならともかく、親父の勝手で人生を棒に振るなんて絶対に嫌だ。
「ここは多少危険でも、少し厳しいダンジョンに挑んでさっさとランクを上げて、素材やお宝をゲットするべきだよな」
命を大切にするなら、初心者に適したダンジョンからジックリ攻略するのが正しい。
しかしそれは普通の環境に置かれた冒険者が行うべきこと。
俺は事情が事情だ。普通は適用されない。
「っ……ああくそ、しょうがねえか。やってやる……さっさと借金返して自由を手に入れてやる! そしてまだ見ぬ美女美少女と出会って、将来の嫁さんをゲットするんだ! 待ってろよ、バラ色の人生!」
そうして俺は初心者冒険者として、前代未聞ではあるが、初心者に適したダンジョンに足を踏み入れることなく、一足飛びで中級のダンジョンから攻略を開始することになった。
もちろん事前にダンジョン情報を得ても、罠や強敵のモンスターに瞬殺されることも多く、それでも何度も何度も死んでは生き返り、数多の命を行使して攻略に励んだのである。
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