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アニメでは人気が出れば、第一期《ワンクール》で終わることなく第二期、第三期と続く作品もある。大体ワンクールは十二話や十三話で区切られるが、中にはそのまま間を開けることなくツークール分を放映することもある。
基本的に区切りの最後は、次の話題に期待を持たせるような形で終えることが多い。バトル系なら終盤に大きな戦いを持ってきて、主人公がそれを乗り越えて成長への期待を膨らませて終えたりすることもあるし、伏線を持ってきて新キャラや新イベントの顔見せをしておくこともある。
何が言いたいのかというと、つまりバトル系の物語では、区切りには多くの場合、それなりの規模の戦いが起こるというものだ。
そして【勇者少女なっくるナクル】もまたバトル系の漫画であり、第一期の最後では戦いで締め括られる。
その戦いで描かれるのが、ナクルと水月を主軸としたストーリーであり、その舞台となるのが、それまで攻略してきたダンジョンの一つ上のレベル――〝ハードダンジョン〟と呼ばれるものだ。
それまでユンダにそそのかされていた水月だが、ナクルの真っ直ぐな想いに心打たれ、初めて共闘してダンジョンを攻略しようとする胸熱シーンが描かれる。
しかし前述したこともあるが、その戦いこそが水月を物語から排除してしまう悲劇を引き起こす。
そこでナクルは自身の無力を感じ、さらに強さを求めるようになって、益々家族と距離を開け、妖魔に憎しみを募らせ、憑りつかれたようにダンジョンに挑む始めることになる。
第一期の終わりにしては鬱過ぎないかと思うかもしれないが、それ以上に先が気になる人々が大勢現れ、結果的に大人気コンテンツの一つになっていくのだ。
(んで、そろそろ時期的には第一期の終わりなんだよなぁ)
最近少し憂鬱さを感じていたのは、確定された〝ハードダンジョン出現〟というイベントが待ち構えているからだ。
羽竹やこのえもすでに原作《レール》から外れた流れを辿っていることから、一体どうなるか定かではないと口にしている。とはいっても大きいイベントは形が違ってもこれまで確実に起こっていることからも、必ず近い内にハードダンジョンは出現するだろうとのこと。
正直に言えば、蔦絵の生存や沖長の存在なども相まって、ナクルの実力は原作よりは上がっている。加えてこちらには最強の一角である千疋も仲間側だ。さらには原作知識という圧倒的利点もある。
故にたとえ挑んでも原作のような悲劇を招くことはないとは思っているが、それも本当にどうなるか分からない。
あれから動きを見せない妖魔人ユンダのことも気になるし、奴が水月とは別の勇者を見つけて利用している可能性だって十二分にある。ただそんなことを気にしてもキリがないことも確かだ。今自分たちができる最大限のことをして事に備えるだけ。
「俺も大分オーラの扱いには慣れてきたしな」
そう呟きながら開いた右手に視線を落とす。そこから体内で練り上げたオーラがジワジワと滲み出てくる。
あの大悟とともに行った崖登りがきっかけで、己の意思でオーラを発現させることができるようになり、それからというものの時間さえあればコントロールに努めてきた。
大悟に言わせればまだまだ半人前程度しかないが、それでも確実に一歩ずつ成長している実感を覚えている。
実際己のオーラを扱えるようになってから、身体能力が飛躍的に向上したし、元々子供にしてはバカげていた力や頑丈さも、それに輪をかけて強化したようだ。
ただオーラは非常に体力や精神力を削るので、無暗に使用しているとすぐにバテてしまう。だからこそコントロールを身に着け、必要な時に必要な分だけ扱えるように修練しているのだ。
「――おいっ、沖長!?」
不意に聞こえた誰かの声。そのお蔭で正気に戻ったのも束の間、いつの間にか目の前にボールが迫ってきていた。
今は体育の時間で、男子と女子に分かれてそれぞれバレーボールをしている最中である。ついオーラのことを考えてボーっとしていたらしく、クラスメイトで一番仲の良い男子である高梨勝也が声をかけてきたのだ。
相手コートからアタックが繰り出されて、そのボールが真っ直ぐ沖長の顔面へと向かって来てきたことに気づいた沖長は、「おわっ!?」と反射的に右手でボールを弾いた。
――パァンッ!
凄まじい破裂音とともに、ボール自体が弾け散ってしまい、その場に静寂が流れてしまう。
(や、やっべえっ!? やっちまったぁっ!?)
咄嗟だったこともあり、さらには右手をオーラで覆っていたせいで、その威力がボールを破裂させてしまったのだ。当然あり得ない現象を見たクラスメイトたちは、時が凍ったかのように固まっている。
「…………お、おい……沖長?」
誰もが口を閉ざしている中、先に言葉を発したのは顔を引き攣らせた勝也だった。
「っ……び、びっくりしたなあもう。あのボール、腐ってたんじゃないか?」
明らかに苦しい言い訳というか、誤魔化すにも下手過ぎるものがあるが……。
「そ、そうだよな! はは……ははは、偶然だよな!」
勝也のその言葉のお蔭か、
「だ、だよなぁ。ちょっと空気が入り過ぎてたとか?」
「パンクしたってことだよね? でもでっかい音だったなぁ」
「俺は札月のバカ力のせいって思ったけど、よく考えたそんなわけないもんな」
などと、やはりまだ小学生、真実から遠ざかる発言をしてくれてホッとした。
(はぁ、危ない危ない。気を付けないとな)
しかしそんな中、強烈な視線を感じたので目を向けると、別のコートで試合をしていたナクルがこちらを凝視していた。
どうやらナクルだけは、何が原因で起こったのか分かっているようで、あとで注意されるかもしれないと思わず溜息が零れ出てしまう。
そこでもう一人、ナクルとは別の視線を感じた。それは相手コート内に立っている、いや、正しくは先ほどボールをアタックした当人。それは――金剛寺銀河である。
そう、沖長が彼から能力を回収して無能力者となり、そのショックから引きこもりになってしばらく、ようやく登校してきたのだ。
夜風も弟が立ち直ったと喜んでいたが、銀河は前にも増して沖長に怒気の込めた視線を向けるようになっていた。
そんな銀河が、今の一連のシーンを目にし瞬間的に驚愕したものの、すぐに恨みがまし視線を沖長へと注いでいたのである。
そして体育の時間が終わった後、デジャヴを感じてしまうが、またも銀河に呼び出されることになった。
基本的に区切りの最後は、次の話題に期待を持たせるような形で終えることが多い。バトル系なら終盤に大きな戦いを持ってきて、主人公がそれを乗り越えて成長への期待を膨らませて終えたりすることもあるし、伏線を持ってきて新キャラや新イベントの顔見せをしておくこともある。
何が言いたいのかというと、つまりバトル系の物語では、区切りには多くの場合、それなりの規模の戦いが起こるというものだ。
そして【勇者少女なっくるナクル】もまたバトル系の漫画であり、第一期の最後では戦いで締め括られる。
その戦いで描かれるのが、ナクルと水月を主軸としたストーリーであり、その舞台となるのが、それまで攻略してきたダンジョンの一つ上のレベル――〝ハードダンジョン〟と呼ばれるものだ。
それまでユンダにそそのかされていた水月だが、ナクルの真っ直ぐな想いに心打たれ、初めて共闘してダンジョンを攻略しようとする胸熱シーンが描かれる。
しかし前述したこともあるが、その戦いこそが水月を物語から排除してしまう悲劇を引き起こす。
そこでナクルは自身の無力を感じ、さらに強さを求めるようになって、益々家族と距離を開け、妖魔に憎しみを募らせ、憑りつかれたようにダンジョンに挑む始めることになる。
第一期の終わりにしては鬱過ぎないかと思うかもしれないが、それ以上に先が気になる人々が大勢現れ、結果的に大人気コンテンツの一つになっていくのだ。
(んで、そろそろ時期的には第一期の終わりなんだよなぁ)
最近少し憂鬱さを感じていたのは、確定された〝ハードダンジョン出現〟というイベントが待ち構えているからだ。
羽竹やこのえもすでに原作《レール》から外れた流れを辿っていることから、一体どうなるか定かではないと口にしている。とはいっても大きいイベントは形が違ってもこれまで確実に起こっていることからも、必ず近い内にハードダンジョンは出現するだろうとのこと。
正直に言えば、蔦絵の生存や沖長の存在なども相まって、ナクルの実力は原作よりは上がっている。加えてこちらには最強の一角である千疋も仲間側だ。さらには原作知識という圧倒的利点もある。
故にたとえ挑んでも原作のような悲劇を招くことはないとは思っているが、それも本当にどうなるか分からない。
あれから動きを見せない妖魔人ユンダのことも気になるし、奴が水月とは別の勇者を見つけて利用している可能性だって十二分にある。ただそんなことを気にしてもキリがないことも確かだ。今自分たちができる最大限のことをして事に備えるだけ。
「俺も大分オーラの扱いには慣れてきたしな」
そう呟きながら開いた右手に視線を落とす。そこから体内で練り上げたオーラがジワジワと滲み出てくる。
あの大悟とともに行った崖登りがきっかけで、己の意思でオーラを発現させることができるようになり、それからというものの時間さえあればコントロールに努めてきた。
大悟に言わせればまだまだ半人前程度しかないが、それでも確実に一歩ずつ成長している実感を覚えている。
実際己のオーラを扱えるようになってから、身体能力が飛躍的に向上したし、元々子供にしてはバカげていた力や頑丈さも、それに輪をかけて強化したようだ。
ただオーラは非常に体力や精神力を削るので、無暗に使用しているとすぐにバテてしまう。だからこそコントロールを身に着け、必要な時に必要な分だけ扱えるように修練しているのだ。
「――おいっ、沖長!?」
不意に聞こえた誰かの声。そのお蔭で正気に戻ったのも束の間、いつの間にか目の前にボールが迫ってきていた。
今は体育の時間で、男子と女子に分かれてそれぞれバレーボールをしている最中である。ついオーラのことを考えてボーっとしていたらしく、クラスメイトで一番仲の良い男子である高梨勝也が声をかけてきたのだ。
相手コートからアタックが繰り出されて、そのボールが真っ直ぐ沖長の顔面へと向かって来てきたことに気づいた沖長は、「おわっ!?」と反射的に右手でボールを弾いた。
――パァンッ!
凄まじい破裂音とともに、ボール自体が弾け散ってしまい、その場に静寂が流れてしまう。
(や、やっべえっ!? やっちまったぁっ!?)
咄嗟だったこともあり、さらには右手をオーラで覆っていたせいで、その威力がボールを破裂させてしまったのだ。当然あり得ない現象を見たクラスメイトたちは、時が凍ったかのように固まっている。
「…………お、おい……沖長?」
誰もが口を閉ざしている中、先に言葉を発したのは顔を引き攣らせた勝也だった。
「っ……び、びっくりしたなあもう。あのボール、腐ってたんじゃないか?」
明らかに苦しい言い訳というか、誤魔化すにも下手過ぎるものがあるが……。
「そ、そうだよな! はは……ははは、偶然だよな!」
勝也のその言葉のお蔭か、
「だ、だよなぁ。ちょっと空気が入り過ぎてたとか?」
「パンクしたってことだよね? でもでっかい音だったなぁ」
「俺は札月のバカ力のせいって思ったけど、よく考えたそんなわけないもんな」
などと、やはりまだ小学生、真実から遠ざかる発言をしてくれてホッとした。
(はぁ、危ない危ない。気を付けないとな)
しかしそんな中、強烈な視線を感じたので目を向けると、別のコートで試合をしていたナクルがこちらを凝視していた。
どうやらナクルだけは、何が原因で起こったのか分かっているようで、あとで注意されるかもしれないと思わず溜息が零れ出てしまう。
そこでもう一人、ナクルとは別の視線を感じた。それは相手コート内に立っている、いや、正しくは先ほどボールをアタックした当人。それは――金剛寺銀河である。
そう、沖長が彼から能力を回収して無能力者となり、そのショックから引きこもりになってしばらく、ようやく登校してきたのだ。
夜風も弟が立ち直ったと喜んでいたが、銀河は前にも増して沖長に怒気の込めた視線を向けるようになっていた。
そんな銀河が、今の一連のシーンを目にし瞬間的に驚愕したものの、すぐに恨みがまし視線を沖長へと注いでいたのである。
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