166 / 258
165
しおりを挟む
(こいつら、ここを試合会場かどっかと勘違いしてないか? 人が集まってくるぞ)
だがそうなれば沖長たちにとっても有利になる。さすがに多くの人の目が集まれば、彼女たちも矛を収めるしかないだろうから。
「ね、ねえ札月くん、今の内に逃げた方が良くない?」
水月が耳打ちしてくる。確かにその通りなのだが、それは難しいと言わざるを得ない。
何せ驚くことに、あの白銀髪の少女だが、パーカーの少女と戦いながらも、意識をこちらに向けているのだ。つまり逃がしてはくれそうにない。
「下手に動いたら巻き込まれそうだし、少し様子を見るしかないかも」
「そ、そんなぁ……」
気落ちする水月を見て肩を竦めてしまう。
相手は絶大な力を持つ勇者だ。先ほどの動きを見るに、全力で逃げたとしても追いつかれるだろう。沖長一人ならまだやり様はあるが、水月を連れたままではそれも難しい。
(あの二人の戦いがもっと激しくなれば逃げる隙もできるだろうけど……)
今も二人は衝突している。とはいっても専らパーカーの少女が繰り出す攻撃を、白銀髪の少女が防ぐといった形だ。
「ちっ、これじゃ埒が明かねえ。しょうがねえなぁ……」
その時、パーカーの少女の雰囲気が一変する。
(お、おいまさか……!?)
嫌な予感がした直後、それを証明するかのような一言が耳朶を打つ。
「――ブレイヴクロス!」
まさかまさかのパーカーの少女までもが勇者だった件。
噴出するブレイヴオーラ。それが一瞬にして鎧と化してパーカーの少女を包む。
それは燃え上がるような真紅に彩られた鎧。ヘッドギアには鬣を模したような造形が施されていて、臀部近くからは尾のような細長いものが生えている。
そこにいるだけですべてを威圧しているかのような気迫が迸っていた。それだけでなく少女が浮かべる笑みもまた獰猛な獣のソレを彷彿とさせる。
「さあ、こっから大喧嘩の始まりだぜ?」
二人が対峙しながら、いつ爆発してもおかしくないほどのオーラがせめぎ合っている。
このまま両者が激突したら公園なんて吹っ飛んでもおかしくない。そんなことになれば、ここにいる水月もまた被害を受けてしまいかねない。
激しくなれば逃げる隙ができるといっても、想定外な影響は勘弁してほしい。しかしながらこの状況で沖長が止められるはずがない。下手をすれば二人の脅威が同じにこちらに向く危険性もある。
すでに背後の水月は気絶しそうなくらいに震えてしまっているし……。
「――――――そこまでにせい」
するとまるで救世主のように聞こえてきた声音に、現場の空気がまたも一変する。
同時に睨み合っていた両者が、突然膝を折ってしまう。見れば彼女たちの足場に大きな亀裂が走っている。まるで何かに押し付けられているかのようで、その表情は歪んでいた。
「やれやれ、このようなところでクロスを纏っての戦闘とは、些か常識が欠けるのではないかのう」
そこに現れた人物を見て、沖長は心の底から安堵してその名を口にする。
「――千疋!」
「うむ、遅くなってすまなかったのう。あとはワシに任せよ」
現状で最も頼もしい存在である十鞍千疋の登場。彼女は沖長に頷きを見せた後、身動きができなくなっている二人に意識を向けた。
「ぐっ……か、身体が……て、てめえ……何でココに……っ!」
それはもちろん千疋に対しての発言だろう。白銀髪の少女もまた、口には出さないがその顔を千疋へと向けている。
「先も言うたが、お主らはやり過ぎじゃ。少々頭を冷やせ」
「ふ、ふっざけんな……がっ!?」
「見事な胆力じゃが、まだヒヨッコじゃのう」
千疋もまた鎧を纏ってはいるが、明らかに二人と比べても格上の力を示している。さすがは初代勇者の時代から力を引き継いでいるだけはある。
「っ……十鞍千疋。ここは分が悪い……か」
そこへ敗北を認めたかのように白銀髪の少女が鎧を解いた。それを見て千疋も「ふむ」と一つ頷いた後に力を緩めたようで、白銀髪の少女はそのまま立ち上がる。
そして沖長たちを一瞥してから、何も言わずにその場から去って行く。
「……さて、あとはお主だけじゃが、大人しくすると約束するかえ?」
「うぐっ…………ああもう! わーった! わーったよ! てかそもそもアタシはそいつらを守ってやろうって来ただけだしっ!」
「ふむ、では解いてやろう」
その言葉通り、先ほどまで感じていた重圧が消え、パーカーの少女は盛大な溜息とともに尻もちをつく。それと同時にクロスもまた解いていた。
「はあはあはあ……ったく、何でこんなことになってんだよ……」
それはこっちのセリフではあるが、確かにパーカーの少女は沖長たちを助けようと介入してくれたようにも見える。一応礼は言っておくべきだろうか。
「あ、あの……」
「あん? んだよ、何か文句でもあんのか?」
そんな喧嘩腰にならなくても良いと思うが……。
「その……知り合いがいきなり悪かったよ」
そう言いつつ少女に手を伸ばす。一瞬驚いたように目を見開いた少女だったが、その手は取らずに、そのまま立ち上がった。
「……まあアタシもつい熱くなっちまって、アンタたちのこと忘れてたし。まあその何だ……お互い様ってやつで」
どこか照れ臭そうな表情でそう言う少女に、何となくだが血気盛んなだけで悪い子ではなさそうという印象を受けた。
「にしてもまさかアンタまでここに来るなんてな、十鞍千疋パイセン」
「その言い方は止めい。それよりも相変わらずのバトルジャンキーじゃのう、戸隠の」
「うっせ。アンタこそ変わらずのデタラメっぷりじゃねえか、クソ」
二人のやり取りを見て気になった。
「もしかして二人って知り合い?」
「まあのう。とは言うても、一方的に喧嘩を売ってきおったので返り討ちにしたって過去があるだけじゃがのう」
その言い分に少女は舌打ちをする。どうやら千疋の説明に間違いはないらしい。
「あの時と同じで何ら成長しとらんのう、戸隠の小娘?」
「っ!? んだよ、喧嘩売ってんのか!」
「カッカッカ! 売れるほどの価値があるとは思えんがのう」
「て、てめえ!」
「ちょ、ちょい待ち! とりあえずこっから離れよう! ほら人が……」
沖長の視線を先では、ちらほらと人が集まって来ていた。
「それに……九馬さんが目を回しちゃってるしさ」
いつの間にか意識を飛ばしていた水月を気遣い、とりあえずその場を離れることにしたのであった。
だがそうなれば沖長たちにとっても有利になる。さすがに多くの人の目が集まれば、彼女たちも矛を収めるしかないだろうから。
「ね、ねえ札月くん、今の内に逃げた方が良くない?」
水月が耳打ちしてくる。確かにその通りなのだが、それは難しいと言わざるを得ない。
何せ驚くことに、あの白銀髪の少女だが、パーカーの少女と戦いながらも、意識をこちらに向けているのだ。つまり逃がしてはくれそうにない。
「下手に動いたら巻き込まれそうだし、少し様子を見るしかないかも」
「そ、そんなぁ……」
気落ちする水月を見て肩を竦めてしまう。
相手は絶大な力を持つ勇者だ。先ほどの動きを見るに、全力で逃げたとしても追いつかれるだろう。沖長一人ならまだやり様はあるが、水月を連れたままではそれも難しい。
(あの二人の戦いがもっと激しくなれば逃げる隙もできるだろうけど……)
今も二人は衝突している。とはいっても専らパーカーの少女が繰り出す攻撃を、白銀髪の少女が防ぐといった形だ。
「ちっ、これじゃ埒が明かねえ。しょうがねえなぁ……」
その時、パーカーの少女の雰囲気が一変する。
(お、おいまさか……!?)
嫌な予感がした直後、それを証明するかのような一言が耳朶を打つ。
「――ブレイヴクロス!」
まさかまさかのパーカーの少女までもが勇者だった件。
噴出するブレイヴオーラ。それが一瞬にして鎧と化してパーカーの少女を包む。
それは燃え上がるような真紅に彩られた鎧。ヘッドギアには鬣を模したような造形が施されていて、臀部近くからは尾のような細長いものが生えている。
そこにいるだけですべてを威圧しているかのような気迫が迸っていた。それだけでなく少女が浮かべる笑みもまた獰猛な獣のソレを彷彿とさせる。
「さあ、こっから大喧嘩の始まりだぜ?」
二人が対峙しながら、いつ爆発してもおかしくないほどのオーラがせめぎ合っている。
このまま両者が激突したら公園なんて吹っ飛んでもおかしくない。そんなことになれば、ここにいる水月もまた被害を受けてしまいかねない。
激しくなれば逃げる隙ができるといっても、想定外な影響は勘弁してほしい。しかしながらこの状況で沖長が止められるはずがない。下手をすれば二人の脅威が同じにこちらに向く危険性もある。
すでに背後の水月は気絶しそうなくらいに震えてしまっているし……。
「――――――そこまでにせい」
するとまるで救世主のように聞こえてきた声音に、現場の空気がまたも一変する。
同時に睨み合っていた両者が、突然膝を折ってしまう。見れば彼女たちの足場に大きな亀裂が走っている。まるで何かに押し付けられているかのようで、その表情は歪んでいた。
「やれやれ、このようなところでクロスを纏っての戦闘とは、些か常識が欠けるのではないかのう」
そこに現れた人物を見て、沖長は心の底から安堵してその名を口にする。
「――千疋!」
「うむ、遅くなってすまなかったのう。あとはワシに任せよ」
現状で最も頼もしい存在である十鞍千疋の登場。彼女は沖長に頷きを見せた後、身動きができなくなっている二人に意識を向けた。
「ぐっ……か、身体が……て、てめえ……何でココに……っ!」
それはもちろん千疋に対しての発言だろう。白銀髪の少女もまた、口には出さないがその顔を千疋へと向けている。
「先も言うたが、お主らはやり過ぎじゃ。少々頭を冷やせ」
「ふ、ふっざけんな……がっ!?」
「見事な胆力じゃが、まだヒヨッコじゃのう」
千疋もまた鎧を纏ってはいるが、明らかに二人と比べても格上の力を示している。さすがは初代勇者の時代から力を引き継いでいるだけはある。
「っ……十鞍千疋。ここは分が悪い……か」
そこへ敗北を認めたかのように白銀髪の少女が鎧を解いた。それを見て千疋も「ふむ」と一つ頷いた後に力を緩めたようで、白銀髪の少女はそのまま立ち上がる。
そして沖長たちを一瞥してから、何も言わずにその場から去って行く。
「……さて、あとはお主だけじゃが、大人しくすると約束するかえ?」
「うぐっ…………ああもう! わーった! わーったよ! てかそもそもアタシはそいつらを守ってやろうって来ただけだしっ!」
「ふむ、では解いてやろう」
その言葉通り、先ほどまで感じていた重圧が消え、パーカーの少女は盛大な溜息とともに尻もちをつく。それと同時にクロスもまた解いていた。
「はあはあはあ……ったく、何でこんなことになってんだよ……」
それはこっちのセリフではあるが、確かにパーカーの少女は沖長たちを助けようと介入してくれたようにも見える。一応礼は言っておくべきだろうか。
「あ、あの……」
「あん? んだよ、何か文句でもあんのか?」
そんな喧嘩腰にならなくても良いと思うが……。
「その……知り合いがいきなり悪かったよ」
そう言いつつ少女に手を伸ばす。一瞬驚いたように目を見開いた少女だったが、その手は取らずに、そのまま立ち上がった。
「……まあアタシもつい熱くなっちまって、アンタたちのこと忘れてたし。まあその何だ……お互い様ってやつで」
どこか照れ臭そうな表情でそう言う少女に、何となくだが血気盛んなだけで悪い子ではなさそうという印象を受けた。
「にしてもまさかアンタまでここに来るなんてな、十鞍千疋パイセン」
「その言い方は止めい。それよりも相変わらずのバトルジャンキーじゃのう、戸隠の」
「うっせ。アンタこそ変わらずのデタラメっぷりじゃねえか、クソ」
二人のやり取りを見て気になった。
「もしかして二人って知り合い?」
「まあのう。とは言うても、一方的に喧嘩を売ってきおったので返り討ちにしたって過去があるだけじゃがのう」
その言い分に少女は舌打ちをする。どうやら千疋の説明に間違いはないらしい。
「あの時と同じで何ら成長しとらんのう、戸隠の小娘?」
「っ!? んだよ、喧嘩売ってんのか!」
「カッカッカ! 売れるほどの価値があるとは思えんがのう」
「て、てめえ!」
「ちょ、ちょい待ち! とりあえずこっから離れよう! ほら人が……」
沖長の視線を先では、ちらほらと人が集まって来ていた。
「それに……九馬さんが目を回しちゃってるしさ」
いつの間にか意識を飛ばしていた水月を気遣い、とりあえずその場を離れることにしたのであった。
269
あなたにおすすめの小説
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに
千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】
魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。
ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。
グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、
「・・・知ったからには黙っていられないよな」
と何とかしようと行動を開始する。
そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。
他の投稿サイトでも掲載してます。
※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2025年12月に第4巻が発売されました
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる