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「……おーい」
ツンツンと後頭部を突いてやるとビクリと身体が震える。どうやら死んではいない様子。
「良かったぁ。手加減したけど、ちょっと冷や汗もんだったわ」
転生者といえど、古武術で学んだ技を繰り出すのは些かやり過ぎだったかと思ったが、お蔭で静かになったので最善の結果になった。
「まったく……コイツ、どうしたもんかなぁ」
コイツが今日、こんなにも積極的に爆発したのは、恐らく先日の皇居侵入失敗がきっかけになったのだろう。それにナクルに振られ続けたこともそうだが、溜まり溜まったストレスが一気に破裂したわけだ。
この世界に転生して、もっと自分の思い描く通りの未来が待っているとでも思っていたのだろう。しかし現実は厳しく、なかなか思い通りにいかない。
(この世は上手くいかないことばかりだってのにな。いまだ漫画と現実の区別がついてないってことか)
金剛寺にとっては、この世界がまるでゲームや漫画に入り込んだ存在として、まるでプレイヤー感覚なのかもしれない。だからこちらの家族に想いを注ぎ込むことができないでいるのか。
もしくはただ単に、特別な力を持って転生した存在であり、またこの世界の行き末の知識をも持っていることから、当然自分は勝ち組で成功者への道を突き進むのが当たり前だと考えている。
だから思う通りに事が運ばない状況に苛立ちの根があり、周囲に八つ当たりしてしまう。
しかし本当に金剛寺は、夜風たちのことを何とも思っていないのだろうか。何となくなだが、金剛寺は自分にそう言い聞かせているような気がする。
「…………しょうがねえか。本当はやりたくはないけど」
この手段は極めて沖長の罪悪感を膨らませてしまう。何度か使おうとも思ったが、それはあくまでも最終手段として自分なりに制限してきた。
ただこのままでは、自分が世話になった夜風がさらに悲しむことに繋がると思うし、さらには沖長としても酷く絡まれるのも鬱陶しい。だから使うことを決意した。
沖長が気絶している金剛寺の頭にそっと触れる。
「――――回収」
金剛寺から少し距離を取った後で、《アイテムボックス》を確認する。
E 記憶(金剛寺銀河・家族)∞
その文字面を見て若干顔をしかめてしまう。
見て分かる通り、この力は対象の記憶まで回収することができるのだ。
前に自分の記憶が回収できるか試してみたところ、それが可能だったので、恐らく他人でもそれは可能だということに気づいた。それと同時に戦慄を覚えたのを思い出す。
だってそうだろう。記憶というのは、その者を形作ってきた軌跡そのものだ。そして回収するということは、相手から人生の一部、あるいはすべてを奪うことに等しい。
それはある意味では殺すということを意味すると沖長は考えている。何故ならやろうと思えば、すべての記憶を回収し、赤子同然の状態にすることだってできるのだ。
言葉を奪い、知識を奪い、想いを奪う。
命には別状ないものの、それはもう対象の人生を否定し殺すことと同義であろう。
だからこの手段だけは多用はしないでおこうと決めていた。もっとも回収した記憶は、戻そうと思えば対象物に戻すこともできるので、第三者からすれば別に躊躇する必要などないのではと思われるかもしれない。なのでこれは沖長としての価値観だと思ってもらいたい。
「悪いな、金剛寺。この記憶、読み取らせてもらうぞ」
そうして回収した記憶を沖長自身に使用すると、頭の中にその記憶が流れ込んでくる。
回収したのは、表記されている通り金剛寺の家族に対しての記憶。
それは前世も含めて今日まで彼を築き上げてきた家族への想いそのもの。
膨大な知識が一気に流れ込んできたからか、頭痛が走り目眩がしてふらついてしまう。
「っ…………なるほどな。他人の記憶ってのは強烈だな」
何せ記憶と同時にその時に感じた当人の感情まで流れ込んでくるのだ。あらゆる記憶に付随している喜怒哀楽の感情が鬩ぎ合うように脳内に注ぎ込まれることで、沖長の脳は少なくないダメージを得てしまう。
これがもっと膨大で、さらに強い感情のもと形成された記憶だとしたら、下手をしたら脳がパンクしてしまうかもしれない。だからこそ、こうして試すことができて良かったとも言えるかもしれない。
そうして金剛寺が抱えている家族への記憶を受け入れた沖長は、思わず大きな溜息が零れ出てしまう。
「金剛寺……お前、ただ思春期がぶり返してるだけじゃねえか」
思わず殴りつけたくなるほどに呆れ返ってしまった。
端的に言うならば、金剛寺は今世の家族に対しても、そこまで否定的ではなかった。
確かに彼の言動は、夜風たちを否定しているが、それはただ受け入れるのが恥ずかしいというか、世話を焼いてくる家族に対して素直になれていないだけのようだ。
まさしく思春期の少年そのもの。その理由は、前世の時の彼もまた、ちょうど親に反抗していた時期だったからだ。
家族と仲良くというのが、カッコ悪い、孤高こそ男らしいというような、間違った思考に陥った痛い少年時代を過ごしていたのである。
(にしてもだ、転生してもう随分経つだろうに)
内心ではどこか悪いと思いながらも、それでも家族に頼らない俺カッコ良いという気持ちが優先している。
この事実を知って逆に夜風にどう伝えようか迷ったほどだ。まさか普通は中高生くらいで起こる反抗期が今やってきているのだから。
しかも生来の性格が原因で、ずっと素直になれずに長引いている状態だ。
「はぁ……どうしようもない奴だな、お前は」
そう思いながらも、彼の頭にそっと触れ回収した記憶を戻しておく。最初は記憶を奪ったことに罪悪感を覚えていたが、今ではアホらしくなっていた。
(とはいうものの反抗期だからなぁ)
なまじ前世の知識と行動力があるから、普通の少年と比べると質が悪い。先の皇居侵入もそうだが、下手をすれば警察沙汰では済まないかもしれない。
それもこれも恐らくは、金剛寺が自分が選ばれた人間だと勘違いしているから。そしてそれを助長しているのは……。
「……コイツの能力、だよな」
となればどうすれば少しは周りに目を向けるようになるか……。
「コレしかねえ、か」
そう言いつつ、沖長は再び金剛寺の頭に右手で触れた。
ツンツンと後頭部を突いてやるとビクリと身体が震える。どうやら死んではいない様子。
「良かったぁ。手加減したけど、ちょっと冷や汗もんだったわ」
転生者といえど、古武術で学んだ技を繰り出すのは些かやり過ぎだったかと思ったが、お蔭で静かになったので最善の結果になった。
「まったく……コイツ、どうしたもんかなぁ」
コイツが今日、こんなにも積極的に爆発したのは、恐らく先日の皇居侵入失敗がきっかけになったのだろう。それにナクルに振られ続けたこともそうだが、溜まり溜まったストレスが一気に破裂したわけだ。
この世界に転生して、もっと自分の思い描く通りの未来が待っているとでも思っていたのだろう。しかし現実は厳しく、なかなか思い通りにいかない。
(この世は上手くいかないことばかりだってのにな。いまだ漫画と現実の区別がついてないってことか)
金剛寺にとっては、この世界がまるでゲームや漫画に入り込んだ存在として、まるでプレイヤー感覚なのかもしれない。だからこちらの家族に想いを注ぎ込むことができないでいるのか。
もしくはただ単に、特別な力を持って転生した存在であり、またこの世界の行き末の知識をも持っていることから、当然自分は勝ち組で成功者への道を突き進むのが当たり前だと考えている。
だから思う通りに事が運ばない状況に苛立ちの根があり、周囲に八つ当たりしてしまう。
しかし本当に金剛寺は、夜風たちのことを何とも思っていないのだろうか。何となくなだが、金剛寺は自分にそう言い聞かせているような気がする。
「…………しょうがねえか。本当はやりたくはないけど」
この手段は極めて沖長の罪悪感を膨らませてしまう。何度か使おうとも思ったが、それはあくまでも最終手段として自分なりに制限してきた。
ただこのままでは、自分が世話になった夜風がさらに悲しむことに繋がると思うし、さらには沖長としても酷く絡まれるのも鬱陶しい。だから使うことを決意した。
沖長が気絶している金剛寺の頭にそっと触れる。
「――――回収」
金剛寺から少し距離を取った後で、《アイテムボックス》を確認する。
E 記憶(金剛寺銀河・家族)∞
その文字面を見て若干顔をしかめてしまう。
見て分かる通り、この力は対象の記憶まで回収することができるのだ。
前に自分の記憶が回収できるか試してみたところ、それが可能だったので、恐らく他人でもそれは可能だということに気づいた。それと同時に戦慄を覚えたのを思い出す。
だってそうだろう。記憶というのは、その者を形作ってきた軌跡そのものだ。そして回収するということは、相手から人生の一部、あるいはすべてを奪うことに等しい。
それはある意味では殺すということを意味すると沖長は考えている。何故ならやろうと思えば、すべての記憶を回収し、赤子同然の状態にすることだってできるのだ。
言葉を奪い、知識を奪い、想いを奪う。
命には別状ないものの、それはもう対象の人生を否定し殺すことと同義であろう。
だからこの手段だけは多用はしないでおこうと決めていた。もっとも回収した記憶は、戻そうと思えば対象物に戻すこともできるので、第三者からすれば別に躊躇する必要などないのではと思われるかもしれない。なのでこれは沖長としての価値観だと思ってもらいたい。
「悪いな、金剛寺。この記憶、読み取らせてもらうぞ」
そうして回収した記憶を沖長自身に使用すると、頭の中にその記憶が流れ込んでくる。
回収したのは、表記されている通り金剛寺の家族に対しての記憶。
それは前世も含めて今日まで彼を築き上げてきた家族への想いそのもの。
膨大な知識が一気に流れ込んできたからか、頭痛が走り目眩がしてふらついてしまう。
「っ…………なるほどな。他人の記憶ってのは強烈だな」
何せ記憶と同時にその時に感じた当人の感情まで流れ込んでくるのだ。あらゆる記憶に付随している喜怒哀楽の感情が鬩ぎ合うように脳内に注ぎ込まれることで、沖長の脳は少なくないダメージを得てしまう。
これがもっと膨大で、さらに強い感情のもと形成された記憶だとしたら、下手をしたら脳がパンクしてしまうかもしれない。だからこそ、こうして試すことができて良かったとも言えるかもしれない。
そうして金剛寺が抱えている家族への記憶を受け入れた沖長は、思わず大きな溜息が零れ出てしまう。
「金剛寺……お前、ただ思春期がぶり返してるだけじゃねえか」
思わず殴りつけたくなるほどに呆れ返ってしまった。
端的に言うならば、金剛寺は今世の家族に対しても、そこまで否定的ではなかった。
確かに彼の言動は、夜風たちを否定しているが、それはただ受け入れるのが恥ずかしいというか、世話を焼いてくる家族に対して素直になれていないだけのようだ。
まさしく思春期の少年そのもの。その理由は、前世の時の彼もまた、ちょうど親に反抗していた時期だったからだ。
家族と仲良くというのが、カッコ悪い、孤高こそ男らしいというような、間違った思考に陥った痛い少年時代を過ごしていたのである。
(にしてもだ、転生してもう随分経つだろうに)
内心ではどこか悪いと思いながらも、それでも家族に頼らない俺カッコ良いという気持ちが優先している。
この事実を知って逆に夜風にどう伝えようか迷ったほどだ。まさか普通は中高生くらいで起こる反抗期が今やってきているのだから。
しかも生来の性格が原因で、ずっと素直になれずに長引いている状態だ。
「はぁ……どうしようもない奴だな、お前は」
そう思いながらも、彼の頭にそっと触れ回収した記憶を戻しておく。最初は記憶を奪ったことに罪悪感を覚えていたが、今ではアホらしくなっていた。
(とはいうものの反抗期だからなぁ)
なまじ前世の知識と行動力があるから、普通の少年と比べると質が悪い。先の皇居侵入もそうだが、下手をすれば警察沙汰では済まないかもしれない。
それもこれも恐らくは、金剛寺が自分が選ばれた人間だと勘違いしているから。そしてそれを助長しているのは……。
「……コイツの能力、だよな」
となればどうすれば少しは周りに目を向けるようになるか……。
「コレしかねえ、か」
そう言いつつ、沖長は再び金剛寺の頭に右手で触れた。
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