33 / 233
32
しおりを挟む
突然現れた沖長たちと同年代の少年。
黒髪のおかっぱ頭で眼鏡をした見た目は大人しそうな雰囲気だが、その目つきは細くてまた吊り上がっていることもあり鋭く見えてしまう。ただ顔は整っているので、成長すれば少し陰のあるイケメン男子になる気がする。
そんな少年が、沖長と銀河に対し視線を向けた。
「何だよ、お前。関係ねえ奴は引っ込んでろよな!」
やはりとばかりに噛みつく銀河。だが少年は表情を変えることなく、銀河の傍によると小声で彼に何かを言った。銀河の呟きなら聞こえたのだが、雑踏の中であり少し距離もあったことから沖長には聞き取れなかった。
少年の言葉を聞いた銀河は「お、お前まさか……っ!?」と信じられないといった面持ちだが、少年の「だから安心してもいいと思うけどな」と続けて口にすると、銀河は少し考え込んだあとに「分かった」と了承した。
(おいおい、あの金剛寺が素直に認めた? あのガキんちょ、アイツに何言ったんだ?)
脅した……というわけではなさそうだ。もしそうなら単純な銀河はさらに激昂するはずだから。まるで互いの利害が一致したような感じである。
そして今度は、沖長へと少年の視線が向けられた。
「で? 君はどう?」
「はい?」
「時間を無駄にしたくないんだから察してほしいな」
……なるほど。コイツはコイツでムカつく性格をしているらしい。
「つまり、チームメンバーに入ることに異論はないかってこと?」
「異論? …………まあ、そういうことだね」
異論という言葉に引っ掛かりを覚えたようだが、追及はしてこなかった。そしてそれは沖長もまた同じ。
(…………コイツは……)
しかしそれを確かめるのは今ではない。とりあえずこの状況に結果を出してからだろう。
「いいよ。勝也も、それでいいよな?」
「お、おう……何だかよく分からねえけど、たのんだわ」
こうして外から来た謎の小学生を加えて三人のメンバーが揃った。
「よっし! このチーム銀河がお前らの相手をしてやるぜ!」
いつからそんなチーム名になったのか。まあ即席だしこれっきりだから別に構わないが。
武太たち上級生たちは大げさに肩を竦めて笑みを浮かべる。明らかに自分たちの敗北を微塵も想像していない顔だ。それもそのはずだ。いくらメンバーを集めたところで、どう見ても下級生である沖長たちが勝てるわけがない。
それは周りにいる野次馬たちもそう思っているだろう。
そんな中、先手は沖長たちで試合が始まった。
ボールを持っているのは銀河だ。彼はそのままゴールへ突っ切ろうとしたが、そこに上級生の一人が立ちはだかる。銀河は鬱陶しそうに脇を通り抜けようとするものの、上級生も素早く対応して足を止めさせた。
「ぐっ……邪魔すんな!」
「威勢がいいな、ガキ。ほれ!」
隙を突かれボールを弾かれてしまう。ボールはそのまま転がり助っ人少年が拾い上げた。
上級生はマークに行くわけでもなく、余裕を見せながら「さあ来いよ」とだけ口にしている。だがそれが油断だった。
まだ結構ゴールから離れているにもかかわらず、助っ人少年はシュートホームを取る。皆がギョッとしたがもう遅い。
少年の手から放たれたボールが、そのまま真っ直ぐゴールへと向かい――シュパッ!
見事美しい音を響かせて通り抜けたのである。
「「「「んなぁっ!?」」」」
上級生たち、いや、彼らを含めて野次馬や銀河もまた同時に声を上げた。
そして愕然として少年を見やる者たちに、少年は一言を突きつける。
「油断大敵だよ、お兄さんたち」
まるで漫画の主人公のようなセリフに、ちょっとカッコ良いと思ってしまった沖長。
(やるなぁ、アイツ。しかもスリーポイントラインからなんて)
助っ人少年の腕前に感心していると、ハッとした銀河が上級生たちに向けて高笑いをする。
「ハッハッハ! どうだチーム銀河は! まさに作戦どーりっ!」
いつそんな作戦を立てたのかと言いたいが、ナクルが見ている手前、少しでも自分を大きく見せたいのだろう。
「フン、たかだか3Pシュートをまぐれで入れただけだろうがぁ」
そう武太が言うが、銀河はニヤリを勝者の顔を浮かべる。
「いーや、これで俺らの勝ちだぜ! 何せ三点取ったんだからな! こっちが三点取れば勝ちなはずだ!」
一瞬上級生たちがポカンとするが、すぐに大笑いして銀河が「何がおかしいんだよ!」と叫ぶ。
「あのなぁ、銀髪のガキィ、俺の話をちゃーんと聞いてなかったのかぁ? まだ勝負は終わってねえんだよ」
「は、はあ? 何を言ってやがんだよ?」
困惑する銀河をよそに武太は呆れながら頭を横に振っている。
どうやら本当に分かっていない様子なので、仕方なく沖長が説明してやった。
「金剛寺、アイツらの言ってることは間違ってないぞ」
「あ? どういうことだよ、札月?」
「いいか、アイツらは俺たちが3ゴールを決めたらって言ったんだ」
「そうだぜ。だから三点決めたじゃねえかよ!」
「よく聞け。三点を取っても、それはただの1ゴールだ」
「…………はい?」
「アイツらは得点……三点を取ったらなんて言ってない。3ゴールを決めたらって言ったんだ。だからいくら3Pを決めようが、あと二回ゴールしなきゃ勝ちにはならないんだ」
「………………! そ、そういうことかぁ!」
どうやらやっと理解してくれたようだ。
「はぁ……何て頼りにならないチームリーダーなんだか」
助っ人少年が大げさに溜息交じりに言うと、銀河は顔を真っ赤にして「何だとこらぁっ!」叫ぶ……が、少年がナクルの方を指差す。
「いいの? あんまりバカなことをしてると好感度が真っ逆さまだけど」
「うっ……くっ…………お、俺はこっからだ! こっからは全部俺が点を取ってやんよ!」
「はいはい。期待してるよ、リーダー」
助っ人少年も銀河の扱いが分かっているようだ。
(やっぱりコイツ、普通じゃないねどうも)
少年に関して抱いていた疑心が確信へと変わった瞬間だった。
黒髪のおかっぱ頭で眼鏡をした見た目は大人しそうな雰囲気だが、その目つきは細くてまた吊り上がっていることもあり鋭く見えてしまう。ただ顔は整っているので、成長すれば少し陰のあるイケメン男子になる気がする。
そんな少年が、沖長と銀河に対し視線を向けた。
「何だよ、お前。関係ねえ奴は引っ込んでろよな!」
やはりとばかりに噛みつく銀河。だが少年は表情を変えることなく、銀河の傍によると小声で彼に何かを言った。銀河の呟きなら聞こえたのだが、雑踏の中であり少し距離もあったことから沖長には聞き取れなかった。
少年の言葉を聞いた銀河は「お、お前まさか……っ!?」と信じられないといった面持ちだが、少年の「だから安心してもいいと思うけどな」と続けて口にすると、銀河は少し考え込んだあとに「分かった」と了承した。
(おいおい、あの金剛寺が素直に認めた? あのガキんちょ、アイツに何言ったんだ?)
脅した……というわけではなさそうだ。もしそうなら単純な銀河はさらに激昂するはずだから。まるで互いの利害が一致したような感じである。
そして今度は、沖長へと少年の視線が向けられた。
「で? 君はどう?」
「はい?」
「時間を無駄にしたくないんだから察してほしいな」
……なるほど。コイツはコイツでムカつく性格をしているらしい。
「つまり、チームメンバーに入ることに異論はないかってこと?」
「異論? …………まあ、そういうことだね」
異論という言葉に引っ掛かりを覚えたようだが、追及はしてこなかった。そしてそれは沖長もまた同じ。
(…………コイツは……)
しかしそれを確かめるのは今ではない。とりあえずこの状況に結果を出してからだろう。
「いいよ。勝也も、それでいいよな?」
「お、おう……何だかよく分からねえけど、たのんだわ」
こうして外から来た謎の小学生を加えて三人のメンバーが揃った。
「よっし! このチーム銀河がお前らの相手をしてやるぜ!」
いつからそんなチーム名になったのか。まあ即席だしこれっきりだから別に構わないが。
武太たち上級生たちは大げさに肩を竦めて笑みを浮かべる。明らかに自分たちの敗北を微塵も想像していない顔だ。それもそのはずだ。いくらメンバーを集めたところで、どう見ても下級生である沖長たちが勝てるわけがない。
それは周りにいる野次馬たちもそう思っているだろう。
そんな中、先手は沖長たちで試合が始まった。
ボールを持っているのは銀河だ。彼はそのままゴールへ突っ切ろうとしたが、そこに上級生の一人が立ちはだかる。銀河は鬱陶しそうに脇を通り抜けようとするものの、上級生も素早く対応して足を止めさせた。
「ぐっ……邪魔すんな!」
「威勢がいいな、ガキ。ほれ!」
隙を突かれボールを弾かれてしまう。ボールはそのまま転がり助っ人少年が拾い上げた。
上級生はマークに行くわけでもなく、余裕を見せながら「さあ来いよ」とだけ口にしている。だがそれが油断だった。
まだ結構ゴールから離れているにもかかわらず、助っ人少年はシュートホームを取る。皆がギョッとしたがもう遅い。
少年の手から放たれたボールが、そのまま真っ直ぐゴールへと向かい――シュパッ!
見事美しい音を響かせて通り抜けたのである。
「「「「んなぁっ!?」」」」
上級生たち、いや、彼らを含めて野次馬や銀河もまた同時に声を上げた。
そして愕然として少年を見やる者たちに、少年は一言を突きつける。
「油断大敵だよ、お兄さんたち」
まるで漫画の主人公のようなセリフに、ちょっとカッコ良いと思ってしまった沖長。
(やるなぁ、アイツ。しかもスリーポイントラインからなんて)
助っ人少年の腕前に感心していると、ハッとした銀河が上級生たちに向けて高笑いをする。
「ハッハッハ! どうだチーム銀河は! まさに作戦どーりっ!」
いつそんな作戦を立てたのかと言いたいが、ナクルが見ている手前、少しでも自分を大きく見せたいのだろう。
「フン、たかだか3Pシュートをまぐれで入れただけだろうがぁ」
そう武太が言うが、銀河はニヤリを勝者の顔を浮かべる。
「いーや、これで俺らの勝ちだぜ! 何せ三点取ったんだからな! こっちが三点取れば勝ちなはずだ!」
一瞬上級生たちがポカンとするが、すぐに大笑いして銀河が「何がおかしいんだよ!」と叫ぶ。
「あのなぁ、銀髪のガキィ、俺の話をちゃーんと聞いてなかったのかぁ? まだ勝負は終わってねえんだよ」
「は、はあ? 何を言ってやがんだよ?」
困惑する銀河をよそに武太は呆れながら頭を横に振っている。
どうやら本当に分かっていない様子なので、仕方なく沖長が説明してやった。
「金剛寺、アイツらの言ってることは間違ってないぞ」
「あ? どういうことだよ、札月?」
「いいか、アイツらは俺たちが3ゴールを決めたらって言ったんだ」
「そうだぜ。だから三点決めたじゃねえかよ!」
「よく聞け。三点を取っても、それはただの1ゴールだ」
「…………はい?」
「アイツらは得点……三点を取ったらなんて言ってない。3ゴールを決めたらって言ったんだ。だからいくら3Pを決めようが、あと二回ゴールしなきゃ勝ちにはならないんだ」
「………………! そ、そういうことかぁ!」
どうやらやっと理解してくれたようだ。
「はぁ……何て頼りにならないチームリーダーなんだか」
助っ人少年が大げさに溜息交じりに言うと、銀河は顔を真っ赤にして「何だとこらぁっ!」叫ぶ……が、少年がナクルの方を指差す。
「いいの? あんまりバカなことをしてると好感度が真っ逆さまだけど」
「うっ……くっ…………お、俺はこっからだ! こっからは全部俺が点を取ってやんよ!」
「はいはい。期待してるよ、リーダー」
助っ人少年も銀河の扱いが分かっているようだ。
(やっぱりコイツ、普通じゃないねどうも)
少年に関して抱いていた疑心が確信へと変わった瞬間だった。
423
お気に入りに追加
1,439
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
一人だけ竜が宿っていた説。~異世界召喚されてすぐに逃げました~
十本スイ
ファンタジー
ある日、異世界に召喚された主人公――大森星馬は、自身の中に何かが宿っていることに気づく。驚くことにその正体は神とも呼ばれた竜だった。そのせいか絶大な力を持つことになった星馬は、召喚した者たちに好き勝手に使われるのが嫌で、自由を求めて一人その場から逃げたのである。そうして異世界を満喫しようと、自分に憑依した竜と楽しく会話しつつ旅をする。しかし世の中は乱世を迎えており、星馬も徐々に巻き込まれていくが……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チートをもらえるけど戦国時代に飛ばされるボタン 押す/押さない
兎屋亀吉
ファンタジー
チートはもらえるけど戦国時代に強制トリップしてしまうボタン。そんなボタンが一人の男の元にもたらされた。深夜に。眠気で正常な判断のできない男はそのボタンを押してしまう。かくして、一人の男の戦国サバイバルが始まる。『チートをもらえるけど平安時代に飛ばされるボタン 押す/押さない』始めました。ちなみに、作中のキャラクターの話し方や人称など歴史にそぐわない表現を使う場面が多々あります。フィクションの物語としてご理解ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
家族に辺境追放された貴族少年、実は天職が《チート魔道具師》で内政無双をしていたら、有能な家臣領民が続々と移住してきて本家を超える国力に急成長
ハーーナ殿下
ファンタジー
貴族五男ライルは魔道具作りが好きな少年だったが、無理解な義理の家族に「攻撃魔法もろくに使えない無能者め!」と辺境に追放されてしまう。ライルは自分の力不足を嘆きつつ、魔物だらけの辺境の開拓に一人で着手する。
しかし家族の誰も知らなかった。実はライルが世界で一人だけの《チート魔道具師》の才能を持ち、規格外な魔道具で今まで領地を密かに繁栄させていたことを。彼の有能さを知る家臣領民は、ライルの領地に移住開始。人の良いライルは「やれやれ、仕方がないですね」と言いながらも内政無双で受け入れ、口コミで領民はどんどん増えて栄えていく。
これは魔道具作りが好きな少年が、亡国の王女やエルフ族長の娘、親を失った子どもたち、多くの困っている人を受け入れ助け、規格外の魔道具で大活躍。一方で追放した無能な本家は衰退していく物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生したアラサーオタク女子はチートなPCと通販で異世界でもオタ活します!
ねこ専
ファンタジー
【序盤は説明が多いので進みがゆっくりです】
※プロローグを読むのがめんどくさい人は飛ばしてもらっても大丈夫です。
テンプレ展開でチートをもらって異世界に転生したアラサーオタクOLのリリー。
現代日本と全然違う環境の異世界だからオタ活なんて出来ないと思いきや、神様にもらったチートな「異世界PC」のおかげでオタ活し放題!
日本の商品は通販で買えるし、インターネットでアニメも漫画も見られる…!
彼女は異世界で金髪青目の美少女に生まれ変わり、最高なオタ活を満喫するのであった。
そんなリリーの布教?のかいあって、異世界には日本の商品とオタク文化が広まっていくとかいかないとか…。
※初投稿なので優しい目で見て下さい。
※序盤は説明多めなのでオタ活は後からです。
※誤字脱字の報告大歓迎です。
まったり更新していけたらと思います!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる