5 / 233
4
しおりを挟む
色々気になることがある。
まずそれぞれの名称の前についている〝F〟というのは何なのか。
するとそれはすぐに解明することができた。先ほど確認した〝新着〟などの枠の延長線上に〝ランク別〟というのがあったのだ。
そこに指で振ると、画面が切り替わり今度は〝A〟やら〝D〟などのアルファベットが刻まれている。
また〝F〟もあったので押してみると、白紙だった画面にまたさっきと同じペットボトルたちが浮かび上がる。
どうやら〝回収〟したものそれぞれにランクが自動でつけられるらしい。こういう場合、〝S〟が一番高いことが多いが、その上に〝SS〟と〝SSS〟があった。
そして〝F〟が最後ということは、まず間違いなく最低ランクなのだろう。まあゴミクズだから当然と言えば当然だろうが。
(誰がランク付けしてんだろ? 神か? ……まあいいや、貴重さがハッキリしてて分かりやすいし)
こんな便利機能は望んでいない。そもそも検索システムもだ。
沖長が望んだのは――。
【便利で使い勝手の良いアイテムボックス】
これをどう解釈してくれたのか、問い質す時間もなかったため分からないが、今のところ不満はないので問題ない。
(次は……このマークだよな)
名称の最後についている〝∞〟のマーク。普通だったら何個所持しているかを表す数字だと思う。
(……! いや待てよ、数字……じゃなくてこれ無限を示す記号か?)
そう思いついてすぐに考えを捨て去る。何故なら〝回収〟したのは個数にすると全部で六つだ。ペットボトルが二個でウキも二個。だったら〝2〟と書かれるのが普通だ。
ならこのマークは一体どういう意味なのか……。
(そうか、取り出してみれば分かるよな)
ペットボトルの文字に触れると、また別画面でペットボトルの説明欄が出現し、さらにそこには困惑する文字が存在した。
〝使用〟〝消去〟〝再生〟
まず〝使用〟は分かる。これは取り出して使うことを示しているはず。だが残り二つが困惑の原因だ。
確認してみると、どうやらこの〝消去〟は文字通りリストからの消去。外に捨てるのではなく、存在そのものを抹消するらしい。消えたものがどこに行くのかは分からないが、考えようによってはとてもエコな便利機能だった。
そして残った〝再生〟とは、想像以上にとんでもない機能を備えていた。
何故ならこの機能――破損したり中古だったものを再生し戻すことができるからだ。
つまりグシャグシャだった使用済みのペットボトルを、綺麗な新品にすることが可能なのである。
(な、何そのチート……?)
思わず顔が引き攣ってしまった。
だってそうだろう。この機能さえあれば、たとえ修理不可能だと烙印を押されたものでも新品で戻ってくるのだ。これは便利とかそういう言葉では表現できないほどの力である。
ただし中身までは再生することができない。元々ペットボトルに何かが入っていたとしても、その中身の液体などは再生することは不可能らしい。そしてそれは駄菓子の袋にも言えることであり、できることは見栄えを整えることだけのようだ。
(それでも壊れたものが治るんなら十分過ぎるけどな)
当然こんなチートを要求したつもりはない。沖長としては、自在に物を収納して取り出せるだけのものをイメージしていたから。
「……と、待てよ。じゃあこの記号……マジで無限ってことなんじゃ……」
そしてとりあえず〝使用〟を押して目立たないウキを取り出してみることにした。すると【×1】と表示が現れ。その上下には矢印があった。
恐る恐る上部の矢印を押すと、【×2】となり、通常ならここでストップするはずだが……押し続けていると、どんどん数字が上がっていく。
「………………」
そうして【×2340】になったところで、沖長はフッと静かに笑みを浮かべると、一旦リスト自体を閉じた。そして力強く立つと深く息を吸って……。
「どんだけだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
全身を震わせながら、天に向かってツッコミを入れたのであった。
「ちょ、ちょっとどうしたの沖ちゃん!?」
マズイ。後ろに葵がいることをすっかり忘れてしまっていた。ただそれほどまでにショックだったということだけは分かってもらいたい。
「い、いや、その……ほらっ、ゴミがこんなにあるからダメだろーって思って!」
咄嗟にしては上手い言い訳ではなかろうか。その証拠に、まだ〝回収〟していないゴミがあるので、そちらに意識を向けさせた。
「まあ、本当ねぇ。海はみんなのものなのにいけないわぁ」
そう言うと、葵は所持していたバッグからエチケット袋を取り出すと、そこにゴミを拾って入れ始めた。
こういうことが自然とできるなんて、本当に我が母ながらできた人格者である。
沖長も、言葉にした手前、ゴミ拾いを手伝うことになった。〝回収〟すればすぐに終わるが、さすがに今は葵が近過ぎてバレかねないのでできない。
そうして十分ほどゴミ拾いをしていると、さすがに水と風の冷たさで手がかじかんできた。それなりに綺麗にもなったところで切り上げて、悠二のところへ戻った。
ちなみにゴミは砂浜に設置されているゴミ置き場にちゃんと分別して置いてきた。
悠二の傍に置かれたバケツを見てみると、そこには数匹の魚がいるので、どうやら坊主ではなかったようだ。
「へぇ、ゴミ拾いしてたのか、偉いじゃないか、沖長」
「へへへ、でも手が氷みたいになっちゃったよ。ね、お母さん?」
「そうそう。だからあったかぁいものでも食べたいなぁ」
暗に早く終わらせて食事行こうと言っているのだろう。どちらかというと沖長も賛成派である。
悠二はそこそこ釣果があったことで満足していたのか、二人の気持ちを察して片づけを始めた。
釣った魚を調理してもらえる店が近場にあるようなので、三人でそちらに足を伸ばす。
昼時ということもあって、店内は九割ほどの客で埋まっていて、ギリギリ並ばなくてもテーブルに着くことができた。
注文してしばらく待っていると、美味しそうな海鮮料理が出てきて、思わずよだれが溢れてくる。刺身や焼き魚など、悠二が釣った魚が極上の料理となって帰ってきた。
特に湯気が立ち昇るあら汁が、とても魅力的に見える。さっそく沖長と葵はあら汁から頂くことに。
「「んぅ…………はふぅぅぅ~」」
親子らしく、リアクションが一緒だった。
この熱いくらいのだし汁が冷え切った身体を温めてくれる。魚の旨みがたっぷりと出ていて、それでいてあっさり系だから物凄く飲みやすい。
次いで刺身も口にするが、ついさっきまで生きていたからか身がプリプリとしていて美味しい。それにこのなめろうも最高だ。つい子供だということを忘れてビールが飲みたくなるが、ここは大人になるまでグッと我慢だ。
「沖ちゃんってば、そんなに刺身好きだったっけ? なめろうも食べちゃって」
「え? あ、うん! だって美味しいし!」
確かに子供が好むようなものではなかったかもしれない。特になめろうは。
「ん~そっかぁ。じゃあ今度から魚料理もい~っぱい作ったげるからねぇ~」
良かった。大して不思議がられずに済んだ。
そうして転生してから初めての外食は有意義なものであった。
まずそれぞれの名称の前についている〝F〟というのは何なのか。
するとそれはすぐに解明することができた。先ほど確認した〝新着〟などの枠の延長線上に〝ランク別〟というのがあったのだ。
そこに指で振ると、画面が切り替わり今度は〝A〟やら〝D〟などのアルファベットが刻まれている。
また〝F〟もあったので押してみると、白紙だった画面にまたさっきと同じペットボトルたちが浮かび上がる。
どうやら〝回収〟したものそれぞれにランクが自動でつけられるらしい。こういう場合、〝S〟が一番高いことが多いが、その上に〝SS〟と〝SSS〟があった。
そして〝F〟が最後ということは、まず間違いなく最低ランクなのだろう。まあゴミクズだから当然と言えば当然だろうが。
(誰がランク付けしてんだろ? 神か? ……まあいいや、貴重さがハッキリしてて分かりやすいし)
こんな便利機能は望んでいない。そもそも検索システムもだ。
沖長が望んだのは――。
【便利で使い勝手の良いアイテムボックス】
これをどう解釈してくれたのか、問い質す時間もなかったため分からないが、今のところ不満はないので問題ない。
(次は……このマークだよな)
名称の最後についている〝∞〟のマーク。普通だったら何個所持しているかを表す数字だと思う。
(……! いや待てよ、数字……じゃなくてこれ無限を示す記号か?)
そう思いついてすぐに考えを捨て去る。何故なら〝回収〟したのは個数にすると全部で六つだ。ペットボトルが二個でウキも二個。だったら〝2〟と書かれるのが普通だ。
ならこのマークは一体どういう意味なのか……。
(そうか、取り出してみれば分かるよな)
ペットボトルの文字に触れると、また別画面でペットボトルの説明欄が出現し、さらにそこには困惑する文字が存在した。
〝使用〟〝消去〟〝再生〟
まず〝使用〟は分かる。これは取り出して使うことを示しているはず。だが残り二つが困惑の原因だ。
確認してみると、どうやらこの〝消去〟は文字通りリストからの消去。外に捨てるのではなく、存在そのものを抹消するらしい。消えたものがどこに行くのかは分からないが、考えようによってはとてもエコな便利機能だった。
そして残った〝再生〟とは、想像以上にとんでもない機能を備えていた。
何故ならこの機能――破損したり中古だったものを再生し戻すことができるからだ。
つまりグシャグシャだった使用済みのペットボトルを、綺麗な新品にすることが可能なのである。
(な、何そのチート……?)
思わず顔が引き攣ってしまった。
だってそうだろう。この機能さえあれば、たとえ修理不可能だと烙印を押されたものでも新品で戻ってくるのだ。これは便利とかそういう言葉では表現できないほどの力である。
ただし中身までは再生することができない。元々ペットボトルに何かが入っていたとしても、その中身の液体などは再生することは不可能らしい。そしてそれは駄菓子の袋にも言えることであり、できることは見栄えを整えることだけのようだ。
(それでも壊れたものが治るんなら十分過ぎるけどな)
当然こんなチートを要求したつもりはない。沖長としては、自在に物を収納して取り出せるだけのものをイメージしていたから。
「……と、待てよ。じゃあこの記号……マジで無限ってことなんじゃ……」
そしてとりあえず〝使用〟を押して目立たないウキを取り出してみることにした。すると【×1】と表示が現れ。その上下には矢印があった。
恐る恐る上部の矢印を押すと、【×2】となり、通常ならここでストップするはずだが……押し続けていると、どんどん数字が上がっていく。
「………………」
そうして【×2340】になったところで、沖長はフッと静かに笑みを浮かべると、一旦リスト自体を閉じた。そして力強く立つと深く息を吸って……。
「どんだけだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
全身を震わせながら、天に向かってツッコミを入れたのであった。
「ちょ、ちょっとどうしたの沖ちゃん!?」
マズイ。後ろに葵がいることをすっかり忘れてしまっていた。ただそれほどまでにショックだったということだけは分かってもらいたい。
「い、いや、その……ほらっ、ゴミがこんなにあるからダメだろーって思って!」
咄嗟にしては上手い言い訳ではなかろうか。その証拠に、まだ〝回収〟していないゴミがあるので、そちらに意識を向けさせた。
「まあ、本当ねぇ。海はみんなのものなのにいけないわぁ」
そう言うと、葵は所持していたバッグからエチケット袋を取り出すと、そこにゴミを拾って入れ始めた。
こういうことが自然とできるなんて、本当に我が母ながらできた人格者である。
沖長も、言葉にした手前、ゴミ拾いを手伝うことになった。〝回収〟すればすぐに終わるが、さすがに今は葵が近過ぎてバレかねないのでできない。
そうして十分ほどゴミ拾いをしていると、さすがに水と風の冷たさで手がかじかんできた。それなりに綺麗にもなったところで切り上げて、悠二のところへ戻った。
ちなみにゴミは砂浜に設置されているゴミ置き場にちゃんと分別して置いてきた。
悠二の傍に置かれたバケツを見てみると、そこには数匹の魚がいるので、どうやら坊主ではなかったようだ。
「へぇ、ゴミ拾いしてたのか、偉いじゃないか、沖長」
「へへへ、でも手が氷みたいになっちゃったよ。ね、お母さん?」
「そうそう。だからあったかぁいものでも食べたいなぁ」
暗に早く終わらせて食事行こうと言っているのだろう。どちらかというと沖長も賛成派である。
悠二はそこそこ釣果があったことで満足していたのか、二人の気持ちを察して片づけを始めた。
釣った魚を調理してもらえる店が近場にあるようなので、三人でそちらに足を伸ばす。
昼時ということもあって、店内は九割ほどの客で埋まっていて、ギリギリ並ばなくてもテーブルに着くことができた。
注文してしばらく待っていると、美味しそうな海鮮料理が出てきて、思わずよだれが溢れてくる。刺身や焼き魚など、悠二が釣った魚が極上の料理となって帰ってきた。
特に湯気が立ち昇るあら汁が、とても魅力的に見える。さっそく沖長と葵はあら汁から頂くことに。
「「んぅ…………はふぅぅぅ~」」
親子らしく、リアクションが一緒だった。
この熱いくらいのだし汁が冷え切った身体を温めてくれる。魚の旨みがたっぷりと出ていて、それでいてあっさり系だから物凄く飲みやすい。
次いで刺身も口にするが、ついさっきまで生きていたからか身がプリプリとしていて美味しい。それにこのなめろうも最高だ。つい子供だということを忘れてビールが飲みたくなるが、ここは大人になるまでグッと我慢だ。
「沖ちゃんってば、そんなに刺身好きだったっけ? なめろうも食べちゃって」
「え? あ、うん! だって美味しいし!」
確かに子供が好むようなものではなかったかもしれない。特になめろうは。
「ん~そっかぁ。じゃあ今度から魚料理もい~っぱい作ったげるからねぇ~」
良かった。大して不思議がられずに済んだ。
そうして転生してから初めての外食は有意義なものであった。
1,020
お気に入りに追加
1,439
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
一人だけ竜が宿っていた説。~異世界召喚されてすぐに逃げました~
十本スイ
ファンタジー
ある日、異世界に召喚された主人公――大森星馬は、自身の中に何かが宿っていることに気づく。驚くことにその正体は神とも呼ばれた竜だった。そのせいか絶大な力を持つことになった星馬は、召喚した者たちに好き勝手に使われるのが嫌で、自由を求めて一人その場から逃げたのである。そうして異世界を満喫しようと、自分に憑依した竜と楽しく会話しつつ旅をする。しかし世の中は乱世を迎えており、星馬も徐々に巻き込まれていくが……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チートをもらえるけど戦国時代に飛ばされるボタン 押す/押さない
兎屋亀吉
ファンタジー
チートはもらえるけど戦国時代に強制トリップしてしまうボタン。そんなボタンが一人の男の元にもたらされた。深夜に。眠気で正常な判断のできない男はそのボタンを押してしまう。かくして、一人の男の戦国サバイバルが始まる。『チートをもらえるけど平安時代に飛ばされるボタン 押す/押さない』始めました。ちなみに、作中のキャラクターの話し方や人称など歴史にそぐわない表現を使う場面が多々あります。フィクションの物語としてご理解ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ある横柄な上官を持った直属下士官の上官並びにその妻観察日記
karon
ファンタジー
色男で女性関係にだらしのない政略結婚なら最悪パターンといわれる上官が電撃結婚。それも十六歳の少女と。下士官ジャックはふとしたことからその少女と知り合い、思いもかけない顔を見る。そして徐々にトラブルの深みにはまっていくが気がついた時には遅かった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
家族に辺境追放された貴族少年、実は天職が《チート魔道具師》で内政無双をしていたら、有能な家臣領民が続々と移住してきて本家を超える国力に急成長
ハーーナ殿下
ファンタジー
貴族五男ライルは魔道具作りが好きな少年だったが、無理解な義理の家族に「攻撃魔法もろくに使えない無能者め!」と辺境に追放されてしまう。ライルは自分の力不足を嘆きつつ、魔物だらけの辺境の開拓に一人で着手する。
しかし家族の誰も知らなかった。実はライルが世界で一人だけの《チート魔道具師》の才能を持ち、規格外な魔道具で今まで領地を密かに繁栄させていたことを。彼の有能さを知る家臣領民は、ライルの領地に移住開始。人の良いライルは「やれやれ、仕方がないですね」と言いながらも内政無双で受け入れ、口コミで領民はどんどん増えて栄えていく。
これは魔道具作りが好きな少年が、亡国の王女やエルフ族長の娘、親を失った子どもたち、多くの困っている人を受け入れ助け、規格外の魔道具で大活躍。一方で追放した無能な本家は衰退していく物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生したアラサーオタク女子はチートなPCと通販で異世界でもオタ活します!
ねこ専
ファンタジー
【序盤は説明が多いので進みがゆっくりです】
※プロローグを読むのがめんどくさい人は飛ばしてもらっても大丈夫です。
テンプレ展開でチートをもらって異世界に転生したアラサーオタクOLのリリー。
現代日本と全然違う環境の異世界だからオタ活なんて出来ないと思いきや、神様にもらったチートな「異世界PC」のおかげでオタ活し放題!
日本の商品は通販で買えるし、インターネットでアニメも漫画も見られる…!
彼女は異世界で金髪青目の美少女に生まれ変わり、最高なオタ活を満喫するのであった。
そんなリリーの布教?のかいあって、異世界には日本の商品とオタク文化が広まっていくとかいかないとか…。
※初投稿なので優しい目で見て下さい。
※序盤は説明多めなのでオタ活は後からです。
※誤字脱字の報告大歓迎です。
まったり更新していけたらと思います!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる