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第三十六話
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現在、驚愕すべき光景が目前に広がっていた。
突如現れたフェンリルが、一足飛びでソルジャーウルフの群れの中に飛び込んだと思ったら、ソルジャーウルフたちを食い始めたのである。
当然ソルジャーウルフは、圧倒的な実力差から成す術なく捕食されていく。
それをただただ世廻たちは絶句しながら見ていた。
敵が減るのはありがたいことだ。
ありがたいことだが、何故か少しも不安が解消されない。
それどころかどんどん脅威さが増しているような気がする。
「――っ! 今なら隙だらけです、テトア様!」
それは空戦部隊の一人から発せられた声だった。
「ま、待て! 迂闊に近づくんじゃない!」
しかしその指示は届かず、《クエルボ》はフェンリルに向かって滑空していく。
その手には強く剣が握られてあり、思いっきり振りかぶって斬撃を放とうとした。
――だが。
振り下ろされた剣は空を切ってしまう。
「…………え?」
パイロットは困惑し動きを止めてしまう。
その背後にいつの間にか陣取っているフェンリルに気づかずに。
そして振り返った時には、フェンリルが口を開けて噛み砕こうとしていた。
しかしそこへ、テトアが全速力で突進し《クエルボ》を抱きかかえるようにして離脱する。
まさに間一髪。
あとコンマ数秒でも遅れていれば、パイロットの命はなかったであろう。
「っ、テ、テトア様っ!?」
「バカヤロウ! 相手をちゃんと見てから突っ込め! 殺されるとこだったんだぞ!」
「も、申し訳ありませんっ!」
涙目ながらに謝罪するパイロット。
二人は体勢を立て直し、いまだ捕食を続けているフェンリルから少しずつ距離を取っていく。
「い、今のうちに逃げた方が良くないかい? 幸いソルジャーウルフの脅威は去ったみたいだしね」
リーリラは冷や汗を浮かべながらそう言うが、世廻がそれを否定する。
「ダメだ。今動くとマズイ」
「セカイの言う通りだぜ、リーリラ先生」
「ええ、捕食に夢中になってるように見えますが、その実、意識は間違いなく動くものへと向けられています。当然僕たちも動けばターゲットになってしまいかねません」
まあ、こんなに小さい獲物で満足するかは分かりませんがとエミリオは付け加える。
世廻は上空を見上げ、専用機持ちならどうにかできるのではとリューカに期待するが、彼女は彼女でフリーダの相手で忙しいようだ。
フリーダは平気で人質を取るし、数人だけで大国に侵入し新型を強奪するような肝のすわった女のはず。
恐らく搦め手なども得意だろうし、先において失敗したこともあり、決して今回は微塵も油断などしていないと思う。いくら機体スペック的に上だからといっても、リューカも撃破には苦労するかもしれない。
(アッチが片づく頃には、ここらは血の海かもな)
フェンリルが捕食対象をこちらへと向ければ、瞬殺も十分に有り得てしまう。
「セカイさん……」
「セカ兄……」
「お兄ちゃん……」
傍にいるリィズたちが恐怖に怯えた表情で見上げてくる。
(くっ、オレにも機体があったら……!)
倒せないまでも、リィズたちが逃げる時間くらいは稼げるかもしれないのに。
――そしてついに、フェンリルがすべてのソルジャーウルフを平らげ、その意識を世廻たち側へと向けてくる。
テトアが世廻たちを守るように前へ立つ。
「いいかっ、アタシが奴の気を引くから、空戦部隊は奴の背後から襲撃をかけろ!」
「「了解っ!」」
テトアの指示が飛び、まずテトアが盾を構えながらジリジリをフェンリルとの間を詰めていく。
フェンリルは動かずに、まるで相手が何をしてくるのか楽しみにしているかのごとく座して待っている。
「うおぉぉぉぉっ!」
気合いを入れたテトアは、一気にブーストをかけて距離を潰す。
勢いのままに振りかぶった斧は――これまたフェンリルがすかさず後方へと跳んでかわす。
だがそれを見越していたのか、テトアはそのまま大地を掘り起こすように斧で抉り、破砕した土を目前にいるフェンリルへとぶつけた。
土や砂が相手の顔に当たり、一瞬ではあるが完全に視界を閉ざすことに成功する。
――上手い!
ついそう世廻が思うほどに見事な攻撃だった。
「今だっ!」
テトアの叫びと同時に、空から二機の《クエルボ》が急襲をかける。
所持している長槍を突き出し、硬直しているフェンリルの身体に命中させた。
血飛沫が飛び、フェンリルが轟き声を上げる。
だがすぐにその場から引けない二機。
何故なら刺さった槍が抜けないのである。分厚い筋肉がその事象を引き起こしていた。
フェンリルが勢いよく身体を振ると、その反動で二機が身体から飛ばされてしまう。
そしてフェンリルは回転しながら尾で一機を弾き飛ばす。
右の脚部が損傷し砕かれ、真っ直ぐに湖へ突っ込んでしまう。
また残りの一機はフェンリルが、前足を伸ばして踏み落とした。
「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!?」
その声は、踏み落とされたパイロットの声だ。
ミシミシと嫌な音とともに、機体にヒビが入っていく。このままでは踏み潰されてしまいかねない。
「はあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
そこへ一機の《精霊人機》がフェンリルに体当たりを食らわせた。
――テトアである。
体格に大きな差があるとはいえ、その突撃はグラリとフェンリルの身体を揺らす効果はあった。
その隙を見て、エリーゼが踏み潰されそうになっていた仲間に近づき引っ張り上げ、その場から離脱していく。
「ナイスだエリーゼ! よくアタシのしたいことが分かったな!」
テトアは打ち合わせ無しに、救出作戦を察知し決行したエリーゼを褒めた。
しかしそのせいか、フェンリルの敵意は完全にテトアへと向く。
振り払うように動かされた前足に対し、しっかり盾を構えて防御するものの、その威力のままに後方へ大きく弾かれていく。
それを追っていくフェンリルと、すぐに体勢を立て直して距離を取りつつ時間を稼ぐように戦うテトア。
「皆さん、今のうちです! ここから離れましょう!」
エリーゼの声が降ってくる。
恐らくテトアは、そのために距離を取って戦っているのだろう。
さすがは副隊長だ。こんな状況でもちゃんと世廻たちの逃げ場を作ってくれたのだ。
(なるほど。冷静なら強いじゃないか、あの女)
以前は油断に油断が重なってあっさり世廻は勝ったが、今の彼女と相対すればそう簡単には倒せないだろう。
あの敗北の経験が彼女の成長に大きく影響していることがよく分かった。
エリーゼの言葉に従い、世廻たちは木々の向こうへ駆け出す。
エリーゼによって回収された機体は動けないのか、エリーゼがコックピットを無理矢理こじ開けパイロットを救い出し、兵士たちがいそいそと運び出す。
もう一機の方も気にはなるが、湖の底なのか浮き上がってこず回収ができない。
しばらく進んだところで背後から大きな衝撃音が響いてきた。
見るとテトアの乗った《ドヴ》が弾き飛ばされ地面を転がっていたのである。
やはりさすがの副隊長でも、あんな怪物相手にして長くもつはずがない。
「テトア様!?」
エリーゼが手助けに向かおうと歩を進めるが、
「待てっ、エリーゼッ!」
そこへ世廻が待ったをかけた。
「! ……ウラシマさん?」
本来ならお門違いだということも重々承知しているが、この時、この場合において最善を行うとしたら、もうこれしかなかった。
「エリーゼ、オレと代われ」
突如現れたフェンリルが、一足飛びでソルジャーウルフの群れの中に飛び込んだと思ったら、ソルジャーウルフたちを食い始めたのである。
当然ソルジャーウルフは、圧倒的な実力差から成す術なく捕食されていく。
それをただただ世廻たちは絶句しながら見ていた。
敵が減るのはありがたいことだ。
ありがたいことだが、何故か少しも不安が解消されない。
それどころかどんどん脅威さが増しているような気がする。
「――っ! 今なら隙だらけです、テトア様!」
それは空戦部隊の一人から発せられた声だった。
「ま、待て! 迂闊に近づくんじゃない!」
しかしその指示は届かず、《クエルボ》はフェンリルに向かって滑空していく。
その手には強く剣が握られてあり、思いっきり振りかぶって斬撃を放とうとした。
――だが。
振り下ろされた剣は空を切ってしまう。
「…………え?」
パイロットは困惑し動きを止めてしまう。
その背後にいつの間にか陣取っているフェンリルに気づかずに。
そして振り返った時には、フェンリルが口を開けて噛み砕こうとしていた。
しかしそこへ、テトアが全速力で突進し《クエルボ》を抱きかかえるようにして離脱する。
まさに間一髪。
あとコンマ数秒でも遅れていれば、パイロットの命はなかったであろう。
「っ、テ、テトア様っ!?」
「バカヤロウ! 相手をちゃんと見てから突っ込め! 殺されるとこだったんだぞ!」
「も、申し訳ありませんっ!」
涙目ながらに謝罪するパイロット。
二人は体勢を立て直し、いまだ捕食を続けているフェンリルから少しずつ距離を取っていく。
「い、今のうちに逃げた方が良くないかい? 幸いソルジャーウルフの脅威は去ったみたいだしね」
リーリラは冷や汗を浮かべながらそう言うが、世廻がそれを否定する。
「ダメだ。今動くとマズイ」
「セカイの言う通りだぜ、リーリラ先生」
「ええ、捕食に夢中になってるように見えますが、その実、意識は間違いなく動くものへと向けられています。当然僕たちも動けばターゲットになってしまいかねません」
まあ、こんなに小さい獲物で満足するかは分かりませんがとエミリオは付け加える。
世廻は上空を見上げ、専用機持ちならどうにかできるのではとリューカに期待するが、彼女は彼女でフリーダの相手で忙しいようだ。
フリーダは平気で人質を取るし、数人だけで大国に侵入し新型を強奪するような肝のすわった女のはず。
恐らく搦め手なども得意だろうし、先において失敗したこともあり、決して今回は微塵も油断などしていないと思う。いくら機体スペック的に上だからといっても、リューカも撃破には苦労するかもしれない。
(アッチが片づく頃には、ここらは血の海かもな)
フェンリルが捕食対象をこちらへと向ければ、瞬殺も十分に有り得てしまう。
「セカイさん……」
「セカ兄……」
「お兄ちゃん……」
傍にいるリィズたちが恐怖に怯えた表情で見上げてくる。
(くっ、オレにも機体があったら……!)
倒せないまでも、リィズたちが逃げる時間くらいは稼げるかもしれないのに。
――そしてついに、フェンリルがすべてのソルジャーウルフを平らげ、その意識を世廻たち側へと向けてくる。
テトアが世廻たちを守るように前へ立つ。
「いいかっ、アタシが奴の気を引くから、空戦部隊は奴の背後から襲撃をかけろ!」
「「了解っ!」」
テトアの指示が飛び、まずテトアが盾を構えながらジリジリをフェンリルとの間を詰めていく。
フェンリルは動かずに、まるで相手が何をしてくるのか楽しみにしているかのごとく座して待っている。
「うおぉぉぉぉっ!」
気合いを入れたテトアは、一気にブーストをかけて距離を潰す。
勢いのままに振りかぶった斧は――これまたフェンリルがすかさず後方へと跳んでかわす。
だがそれを見越していたのか、テトアはそのまま大地を掘り起こすように斧で抉り、破砕した土を目前にいるフェンリルへとぶつけた。
土や砂が相手の顔に当たり、一瞬ではあるが完全に視界を閉ざすことに成功する。
――上手い!
ついそう世廻が思うほどに見事な攻撃だった。
「今だっ!」
テトアの叫びと同時に、空から二機の《クエルボ》が急襲をかける。
所持している長槍を突き出し、硬直しているフェンリルの身体に命中させた。
血飛沫が飛び、フェンリルが轟き声を上げる。
だがすぐにその場から引けない二機。
何故なら刺さった槍が抜けないのである。分厚い筋肉がその事象を引き起こしていた。
フェンリルが勢いよく身体を振ると、その反動で二機が身体から飛ばされてしまう。
そしてフェンリルは回転しながら尾で一機を弾き飛ばす。
右の脚部が損傷し砕かれ、真っ直ぐに湖へ突っ込んでしまう。
また残りの一機はフェンリルが、前足を伸ばして踏み落とした。
「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!?」
その声は、踏み落とされたパイロットの声だ。
ミシミシと嫌な音とともに、機体にヒビが入っていく。このままでは踏み潰されてしまいかねない。
「はあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
そこへ一機の《精霊人機》がフェンリルに体当たりを食らわせた。
――テトアである。
体格に大きな差があるとはいえ、その突撃はグラリとフェンリルの身体を揺らす効果はあった。
その隙を見て、エリーゼが踏み潰されそうになっていた仲間に近づき引っ張り上げ、その場から離脱していく。
「ナイスだエリーゼ! よくアタシのしたいことが分かったな!」
テトアは打ち合わせ無しに、救出作戦を察知し決行したエリーゼを褒めた。
しかしそのせいか、フェンリルの敵意は完全にテトアへと向く。
振り払うように動かされた前足に対し、しっかり盾を構えて防御するものの、その威力のままに後方へ大きく弾かれていく。
それを追っていくフェンリルと、すぐに体勢を立て直して距離を取りつつ時間を稼ぐように戦うテトア。
「皆さん、今のうちです! ここから離れましょう!」
エリーゼの声が降ってくる。
恐らくテトアは、そのために距離を取って戦っているのだろう。
さすがは副隊長だ。こんな状況でもちゃんと世廻たちの逃げ場を作ってくれたのだ。
(なるほど。冷静なら強いじゃないか、あの女)
以前は油断に油断が重なってあっさり世廻は勝ったが、今の彼女と相対すればそう簡単には倒せないだろう。
あの敗北の経験が彼女の成長に大きく影響していることがよく分かった。
エリーゼの言葉に従い、世廻たちは木々の向こうへ駆け出す。
エリーゼによって回収された機体は動けないのか、エリーゼがコックピットを無理矢理こじ開けパイロットを救い出し、兵士たちがいそいそと運び出す。
もう一機の方も気にはなるが、湖の底なのか浮き上がってこず回収ができない。
しばらく進んだところで背後から大きな衝撃音が響いてきた。
見るとテトアの乗った《ドヴ》が弾き飛ばされ地面を転がっていたのである。
やはりさすがの副隊長でも、あんな怪物相手にして長くもつはずがない。
「テトア様!?」
エリーゼが手助けに向かおうと歩を進めるが、
「待てっ、エリーゼッ!」
そこへ世廻が待ったをかけた。
「! ……ウラシマさん?」
本来ならお門違いだということも重々承知しているが、この時、この場合において最善を行うとしたら、もうこれしかなかった。
「エリーゼ、オレと代われ」
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