38 / 41
37
しおりを挟む
――五日後。
瀕死だったエレファントライナーの子供の容体も、ほとんど完治といってもいいほど回復していた。
ただ問題なのは、目が醒めると暴れ出してしまうという点。
手術から二日後に初めて目を醒ましたのだが、リントやニュウを見て突如暴れ出したのである。
身体は小さくともAランクのモンスター。その力で暴れられたら、診療所も一溜りもない。だからリントは〝仙気鍼〟で気絶させたのだ。
目覚めて暴れられたら、せっかくの傷も開いてしまうので、仕方なく眠らせたままリントの〝仙気〟を送って回復に努めた。
本当は自分の口から食事などを摂ってくれた方が良いのだが、聞く耳など持たずに暴れるのでこうするしかないのだ。
身体の動きだけを止める方法もあるが、今は全回復を優先して、話はそれからにすることにした。
そして今を迎えて、再びエレファントライナーを眠りから目覚めさせることに。
もう体調的には大丈夫なので、群れに返すためにマリネには来てもらっている。見送りたいということで、ランテとリリノールも一緒だ。
エレファントライナーを診療所の外まで運び、そこで覚醒を促す。瞼を開けてリントを視界に収めると、やはりといったところか、敵意満々に睨みつけてきた。
長い鼻を高く突き上げ唸り声を上げる。これは威嚇の印。
「落ち着いてほしいであります! ここは診療所! あなたが傷だらけだったのを、先生が治してくれただけなのであります!」
ニュウが諭すように声を発するが、バチンバチンッと地面を鼻で叩き出す。
〝そんなこと信じるもんか!〟
リントの耳にはそんな声が届いていた。
〝お前ら人が、母さまを殺したんだ!〟
子供が目覚めてから何度も聞いた言葉である。
子供にとっては、この態度は当然のことだ。まだ生まれたてで、何も知らないうちに、大切な母を奪われてしまった。
奪ったのは――人。
たとえ傷を治したところで、リントたちもまた〝人〟なのだ。
奪われた悲しみ、怒り、憎しみなどが感情を支配しても仕方ない。いや、当然だ。
(誰だって……たとえモンスターだって、家族を……大切な存在を奪われたら辛いもんな)
リントの脳裏に、育ての親であったキンカの顔が浮かぶ。
そのことを思い、リントはスッと瞼を閉じるとゆっくりとエレファントライナーに近づいていく。
「あ、危ないわよっ、所長!」
ランテの言葉が耳に届くも、足を止めることはない。
しかしエレファントライナーにとっては、敵が近づいてきたことに他ならない。
〝殺してやるっ!〟
風を切るような勢いで、鼻を振り回しリントの顔面を張った。同時にリントは凄まじい衝撃を受けて吹き飛び、診療所の壁に激突。壁にはヒビが入ってしまう。
「はぅぅぅ! 壁がぁぁ! またお金がかかるでありますぅぅ!」
ニュウの悲痛な叫びが聞こえるが、リントは心の中で彼女に謝りながらも、まだ立ち上がる。
口元から出た血を拭いつつ、再びエレファントライナーへと近づいていく。
今度は鼻で身体を掴まれ、大地に叩きつけられる。
「がはぁっ!?」
「所長!?」
「所長さん!?」
ランテとリリノールの叫びが響く。マリネもどこか強張ったような表情だが、ニュウと一緒に黙って見守っている。
〝お前らが! お前らが! お前らがぁ!〟
と、何度も何度も鼻で持ち上げては大地に叩きつけるを繰り返す。
その度に全身に衝撃が走る。仙気によって身体能力を上げているといっても、何度も繰り返されればさすがにダメージは大きい。
それでもリントは相手が気が済むまで何もしない。
〝お前らが! お前らが! ……お前ら……がぁ……っ〟
次第に鼻の勢いが弱まり、子供の目から涙が流れ出てきた。
〝ぐすっ……母さま……母さまぁぁ……っ〟
痛烈な慟哭。
当然だ。大人のエレファントライナーのように知識もあって強いとはいっても、まだ子供。いや、赤ん坊と同じなのだ。
その寂しさや悲しさは、きっと人が同じく感じるものと一緒。
(この子は賢い。だから……頭じゃちゃんと理解できてんだろうな。だからこそ、母を奪った人間と同じ存在のオレに助けられたことが……悔しいんだ。やり切れねえんだろうな)
そのどうしようもない怒りと悔しさを、リントにぶつけてしまっているのだ。
「…………悪かったな。オレたち人が、お前の大切な親を奪っちまった」
その言葉を聞いたのは、エレファントライナーだけでなくランテたちもだ。
「何も言えねえ。オレたちが言うべきじゃねえ」
〝…………〟
「でも、一つ言えることがあるとすれば――――――生きてくれ」
〝――!?〟
「死んじまった親の分まで。精一杯生きて……そんで、天寿を全うしてほしい」
偽りのない心からの言葉を放ったあと、ジッと子供の瞳を見つめた。
――自己満足。
そうだと分かっていながらも、こんな不器用なことしか今はこの子のためにしてやれない。それだけしか思いつかない。
リントに怒りをぶつけることで、少しでも気が晴れるなら……と。
〝…………分かってたんだ。アンタがボクを治してくれたってことは〟
「…………」
〝ずっと何かあったかいものに包まれてる感じだった。お日さまみたいな感じで……とっても。母さまのように……あったかかった〟
それはきっと、リントの仙気が身体に流れた時に感じていたことだろう。
〝生きてほしいって強い想いも伝わったんだ。けど……けど……悔しくてぇ……っ〟
鼻の力が弱まりリントは解放された。
リントはゆっくりと立ち上がると、子供へと近づく。子供はもう抵抗することなく嘆いているだけ。
そんな相手の頭に右手でそっと触れた。
「悔しいよな。やり切れないよな。しんどいよな。…………オレにもさ、大切な親がいた。お前と同じ母親だ。けどさ………………人間に殺されちまった」
衝撃告白により、ニュウ以外の全員が息を飲む。
子供が泣き腫らした瞳をリントへ向ける。
「オレの育ての親はモンスターだったんだ」
〝モンスター……? ボクと……同じ?〟
「そうだ。セイントホークっていうモンスターだった」
「セイントホークって……!」
そう呟いて目を見張ったのはランテだ。その顔は傍にいるニュウへと向けられた。
ニュウもその視線を感じてか、静かに語り出す。
「先生はまだ赤ん坊の頃、実の親に捨てられたのであります」
「捨て……られた?」
「そんなぁ……!」
ランテとリリノールが二人して愕然とし、マリネもまた険しい顔つきになる。
「そこで先生はランテさんたちも会ったことがあるセンカちゃんの親に拾われたのでありますよ」
「それって……所長はモンスターに育てられたって……こと?」
コクリとランテの問いに対してニュウが首肯した。
ニュウの言葉を聞いていたエレファントライナーの子供も不思議そうにリントを見上げる。
〝……お兄ちゃんは……ボクと同じ?〟
「はは、まあ人間だけどな。けどオレは……モンスターが大好きなんだ。それに恩返しもしたい。だからモンスター専門の医者になった」
〝……人が憎くないの?〟
「憎いよ。だってオレの母さんを殺した人間は、多分まだ生きてるだろうしな。けど、オレは復讐よりも、モンスターたちの助けになりてえって思ったんだ。母さんを守ってくれたモンスターもたくさんいた。オレにいろんなことを教えてくれた。だから、オレはこれからもモンスターたちの手助けをしていきたい」
〝…………ボクは……やっぱり人は許せない〟
「だろうな。それでいいと思うぜ」
〝へ?〟
「オレだって人嫌いだ。こういう仕事柄、多くの人と接するけど、できればモンスターたちとだけで過ごしてえとも思うしな」
〝お兄ちゃん……〟
リントは子供を安心させるような笑みを浮かべて優しく頭を撫でてやる。
「お前にはこれから精一杯生きてほしい。どんな困難な壁に出会っても、死にそうな目にあっても、命をぜってえに諦めないでほしい。だってよ……お前の母ちゃんが、必死で守ってくれた命なんだからよ」
ジワリと子供の瞳が歪んだと思ったら、
〝うっ……うぐ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!〟
リントを抱きしめるように鼻でリントの身体を掴んで泣き始めた。
そしてリントもまた、抱きしめ返す。その腕に愛情を込めて。
彼の今後を祈るように。母親が持つ慈愛のように。
リントとエレファントライナーは、温かい仙気に包まれていた――。
瀕死だったエレファントライナーの子供の容体も、ほとんど完治といってもいいほど回復していた。
ただ問題なのは、目が醒めると暴れ出してしまうという点。
手術から二日後に初めて目を醒ましたのだが、リントやニュウを見て突如暴れ出したのである。
身体は小さくともAランクのモンスター。その力で暴れられたら、診療所も一溜りもない。だからリントは〝仙気鍼〟で気絶させたのだ。
目覚めて暴れられたら、せっかくの傷も開いてしまうので、仕方なく眠らせたままリントの〝仙気〟を送って回復に努めた。
本当は自分の口から食事などを摂ってくれた方が良いのだが、聞く耳など持たずに暴れるのでこうするしかないのだ。
身体の動きだけを止める方法もあるが、今は全回復を優先して、話はそれからにすることにした。
そして今を迎えて、再びエレファントライナーを眠りから目覚めさせることに。
もう体調的には大丈夫なので、群れに返すためにマリネには来てもらっている。見送りたいということで、ランテとリリノールも一緒だ。
エレファントライナーを診療所の外まで運び、そこで覚醒を促す。瞼を開けてリントを視界に収めると、やはりといったところか、敵意満々に睨みつけてきた。
長い鼻を高く突き上げ唸り声を上げる。これは威嚇の印。
「落ち着いてほしいであります! ここは診療所! あなたが傷だらけだったのを、先生が治してくれただけなのであります!」
ニュウが諭すように声を発するが、バチンバチンッと地面を鼻で叩き出す。
〝そんなこと信じるもんか!〟
リントの耳にはそんな声が届いていた。
〝お前ら人が、母さまを殺したんだ!〟
子供が目覚めてから何度も聞いた言葉である。
子供にとっては、この態度は当然のことだ。まだ生まれたてで、何も知らないうちに、大切な母を奪われてしまった。
奪ったのは――人。
たとえ傷を治したところで、リントたちもまた〝人〟なのだ。
奪われた悲しみ、怒り、憎しみなどが感情を支配しても仕方ない。いや、当然だ。
(誰だって……たとえモンスターだって、家族を……大切な存在を奪われたら辛いもんな)
リントの脳裏に、育ての親であったキンカの顔が浮かぶ。
そのことを思い、リントはスッと瞼を閉じるとゆっくりとエレファントライナーに近づいていく。
「あ、危ないわよっ、所長!」
ランテの言葉が耳に届くも、足を止めることはない。
しかしエレファントライナーにとっては、敵が近づいてきたことに他ならない。
〝殺してやるっ!〟
風を切るような勢いで、鼻を振り回しリントの顔面を張った。同時にリントは凄まじい衝撃を受けて吹き飛び、診療所の壁に激突。壁にはヒビが入ってしまう。
「はぅぅぅ! 壁がぁぁ! またお金がかかるでありますぅぅ!」
ニュウの悲痛な叫びが聞こえるが、リントは心の中で彼女に謝りながらも、まだ立ち上がる。
口元から出た血を拭いつつ、再びエレファントライナーへと近づいていく。
今度は鼻で身体を掴まれ、大地に叩きつけられる。
「がはぁっ!?」
「所長!?」
「所長さん!?」
ランテとリリノールの叫びが響く。マリネもどこか強張ったような表情だが、ニュウと一緒に黙って見守っている。
〝お前らが! お前らが! お前らがぁ!〟
と、何度も何度も鼻で持ち上げては大地に叩きつけるを繰り返す。
その度に全身に衝撃が走る。仙気によって身体能力を上げているといっても、何度も繰り返されればさすがにダメージは大きい。
それでもリントは相手が気が済むまで何もしない。
〝お前らが! お前らが! ……お前ら……がぁ……っ〟
次第に鼻の勢いが弱まり、子供の目から涙が流れ出てきた。
〝ぐすっ……母さま……母さまぁぁ……っ〟
痛烈な慟哭。
当然だ。大人のエレファントライナーのように知識もあって強いとはいっても、まだ子供。いや、赤ん坊と同じなのだ。
その寂しさや悲しさは、きっと人が同じく感じるものと一緒。
(この子は賢い。だから……頭じゃちゃんと理解できてんだろうな。だからこそ、母を奪った人間と同じ存在のオレに助けられたことが……悔しいんだ。やり切れねえんだろうな)
そのどうしようもない怒りと悔しさを、リントにぶつけてしまっているのだ。
「…………悪かったな。オレたち人が、お前の大切な親を奪っちまった」
その言葉を聞いたのは、エレファントライナーだけでなくランテたちもだ。
「何も言えねえ。オレたちが言うべきじゃねえ」
〝…………〟
「でも、一つ言えることがあるとすれば――――――生きてくれ」
〝――!?〟
「死んじまった親の分まで。精一杯生きて……そんで、天寿を全うしてほしい」
偽りのない心からの言葉を放ったあと、ジッと子供の瞳を見つめた。
――自己満足。
そうだと分かっていながらも、こんな不器用なことしか今はこの子のためにしてやれない。それだけしか思いつかない。
リントに怒りをぶつけることで、少しでも気が晴れるなら……と。
〝…………分かってたんだ。アンタがボクを治してくれたってことは〟
「…………」
〝ずっと何かあったかいものに包まれてる感じだった。お日さまみたいな感じで……とっても。母さまのように……あったかかった〟
それはきっと、リントの仙気が身体に流れた時に感じていたことだろう。
〝生きてほしいって強い想いも伝わったんだ。けど……けど……悔しくてぇ……っ〟
鼻の力が弱まりリントは解放された。
リントはゆっくりと立ち上がると、子供へと近づく。子供はもう抵抗することなく嘆いているだけ。
そんな相手の頭に右手でそっと触れた。
「悔しいよな。やり切れないよな。しんどいよな。…………オレにもさ、大切な親がいた。お前と同じ母親だ。けどさ………………人間に殺されちまった」
衝撃告白により、ニュウ以外の全員が息を飲む。
子供が泣き腫らした瞳をリントへ向ける。
「オレの育ての親はモンスターだったんだ」
〝モンスター……? ボクと……同じ?〟
「そうだ。セイントホークっていうモンスターだった」
「セイントホークって……!」
そう呟いて目を見張ったのはランテだ。その顔は傍にいるニュウへと向けられた。
ニュウもその視線を感じてか、静かに語り出す。
「先生はまだ赤ん坊の頃、実の親に捨てられたのであります」
「捨て……られた?」
「そんなぁ……!」
ランテとリリノールが二人して愕然とし、マリネもまた険しい顔つきになる。
「そこで先生はランテさんたちも会ったことがあるセンカちゃんの親に拾われたのでありますよ」
「それって……所長はモンスターに育てられたって……こと?」
コクリとランテの問いに対してニュウが首肯した。
ニュウの言葉を聞いていたエレファントライナーの子供も不思議そうにリントを見上げる。
〝……お兄ちゃんは……ボクと同じ?〟
「はは、まあ人間だけどな。けどオレは……モンスターが大好きなんだ。それに恩返しもしたい。だからモンスター専門の医者になった」
〝……人が憎くないの?〟
「憎いよ。だってオレの母さんを殺した人間は、多分まだ生きてるだろうしな。けど、オレは復讐よりも、モンスターたちの助けになりてえって思ったんだ。母さんを守ってくれたモンスターもたくさんいた。オレにいろんなことを教えてくれた。だから、オレはこれからもモンスターたちの手助けをしていきたい」
〝…………ボクは……やっぱり人は許せない〟
「だろうな。それでいいと思うぜ」
〝へ?〟
「オレだって人嫌いだ。こういう仕事柄、多くの人と接するけど、できればモンスターたちとだけで過ごしてえとも思うしな」
〝お兄ちゃん……〟
リントは子供を安心させるような笑みを浮かべて優しく頭を撫でてやる。
「お前にはこれから精一杯生きてほしい。どんな困難な壁に出会っても、死にそうな目にあっても、命をぜってえに諦めないでほしい。だってよ……お前の母ちゃんが、必死で守ってくれた命なんだからよ」
ジワリと子供の瞳が歪んだと思ったら、
〝うっ……うぐ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!〟
リントを抱きしめるように鼻でリントの身体を掴んで泣き始めた。
そしてリントもまた、抱きしめ返す。その腕に愛情を込めて。
彼の今後を祈るように。母親が持つ慈愛のように。
リントとエレファントライナーは、温かい仙気に包まれていた――。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説

心を病んだ魔術師さまに執着されてしまった
あーもんど
恋愛
“稀代の天才”と持て囃される魔術師さまの窮地を救ったことで、気に入られてしまった主人公グレイス。
本人は大して気にしていないものの、魔術師さまの言動は常軌を逸していて……?
例えば、子供のようにベッタリ後を付いてきたり……
異性との距離感やボディタッチについて、制限してきたり……
名前で呼んでほしい、と懇願してきたり……
とにかく、グレイスを独り占めしたくて堪らない様子。
さすがのグレイスも、仕事や生活に支障をきたすような要求は断ろうとするが……
「僕のこと、嫌い……?」
「そいつらの方がいいの……?」
「僕は君が居ないと、もう生きていけないのに……」
と、泣き縋られて結局承諾してしまう。
まだ魔術師さまを窮地に追いやったあの事件から日も浅く、かなり情緒不安定だったため。
「────私が魔術師さまをお支えしなければ」
と、グレイスはかなり気負っていた。
────これはメンタルよわよわなエリート魔術師さまを、主人公がひたすらヨシヨシするお話である。
*小説家になろう様にて、先行公開中*
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる