26 / 41
25
しおりを挟む
(こ、これは………………悩む!)
そこに書かれていたのは、看板に書かれていた通りどんぶり系のメニューだった。
天丼、牛丼、親子丼、その他、釜飯なども米を中心としたものがずらりと並んでいる。
リントにとっては、まさに天国のような文字の羅列だった。
隣に座っているニュウもまた、耳をピクピクと動かして何にしようか悩んでいる。
「―――――――よし、決めた! ニュウはどうだ?」
「ニュウも決めたであります!」
二人して呼吸を合わせたかのように、注文しようとしたその時、
「え~っとぉ、私はねぇ……まずはカツ丼と焼き鳥丼に牛丼でしょ」
「「……え?」」
思わずリントとニュウが同時にハモる。しかしリリノールの言葉はまだ続く。
「それがご飯でぇ、サラダとしてアスパラとキャベツのあんかけ丼と野菜たっぷり中華丼かなぁ」
……いや、それサラダじゃないんだけど……。
と、心の中でついツッコんでしまう。しかし彼女はさらに――。
「あとぉ、汁物としてぇ……麻婆丼とカレー丼がほしいなぁ」
だからそれ、汁物じゃない……。
そんな言葉をリントだけでなく、ニュウも言いたいかのようにリリノールを信じられない表情で見つめていた。
呆然としているリントたちに説明をしてくれたのは、呆れ顔のランテである。
「驚いたでしょ? この子ってば、どこにそんだけのものが入るのってくらい食べるから」
「いや……それにしても全部丼って……」
「あ、お父さぁん! 今言ったやつを二つずつお願いねぇ!」
「「嘘ぉぉぉっ!?」」
さらに驚きをぶっ込んできた。
(ちょ、ちょっと待てよ。えと……確かリリノが頼んだ丼は全部で七つだろ。しかもそれを二つずつ…………え、十四杯ってこと?)
恐るべき胃袋の持ち主である。
(いや、もしかしたら一食一食の量がそんなにないか……も)
と思っていたら、カウンターにコトンと丼のお椀が並べられる。どう見ても普通の大きさだ。
「ほい、まずは牛丼だ」
ガイトが早いの美味いの安いのを謳い文句にしているかのような速度で牛丼をリリノールの前に出した。
そこに盛り付けられている量も、別に少なくはない。むしろサービス精神旺盛とばかりにかなりのボリュームだ。
普通ならこれ一杯でお腹は満足できるほどに。
「いっただきまぁす」
嬉しそうにそう言うと、リリノールが牛丼を美味そうに食べ始める。
さらに驚くことに、ものの十秒ほどの間で、牛丼のお椀は空になり……。
「ほれ、焼き鳥丼な」
「ありがとぉ」
迷わず次のメニューを胃の中に収めていく。
「「…………」」
見た目からはまったく想像だにできない食べっぷりに、リントとニュウはただただ見入るだけだった。
「所長、ニュウ、見てないでさっさと注文しなさいよ」
「へ? あ、ああ、そうだったな……。じゃあ、親子丼で」
「ニュ、ニュウもそれでお願いするであります」
「あいよぉ!」
そんなに待つこともなく、目の前に親子丼が現れた。黄金色の卵に絡みつく鳥肉と玉ねぎ。そしてこの香り。食欲をこれでもかというほど誘ってくる。
ニュウと一緒に「いただきます」をしてから口に運ぶ。
「あむ……んぐんぐ。ん~~~~~っ!?」
別にこの世界で米を食べるのは初めてではない。しかしこんなにも美味い親子丼は初めてだった。
甘さだけでなく、辛さもあって絶妙のバランスを保っている。また鶏肉の柔らかさが半端ではない。舌だけで噛み切れるのではないか、というほどだ。
それに卵の半熟度合いも素晴らしくて、それが玉ねぎの甘さとマッチして美味い。
「~~~~っ!? おいしいのでありますぅぅぅ~!」
ニュウも尻尾を激しく揺らして感動を示している。
「でしょ。リリノのおじさんが厳選して選んだ食材を使ってるんだし、美味しくないわけないのよ」
料理の腕だけでなく、食材を選ぶ目利きも素晴らしいということだ。
(確かに美味いな。これは良い店を教えてもらった。ここなら毎日でも通いたいって思えるな)
ただ人気店というのは少し気が引ける。来る時は否が応にも多くの人間と接しなければならないだろうから。
出前とかやってくれていたら嬉しいが、さすがにあったとしても国内だけだろう。
「どうだい、あんちゃん。美味いかい?」
「はい。こんな美味い丼は初めて食べました」
「おお、おお、嬉しいこと言ってくれるねぇ! ほれ、おしんこと味噌汁オマケだ! お嬢ちゃんにも」
これは得した。何事も褒めてみるものである。ニュウも「ありがとうございます!」と言って喜んで受け取っていた。
味噌汁もまた全身に沁み渡ってくるくらいの温かさと美味さ。
ふぅっと一息吐いて、何気無く隣を見てみギョッとする。
テーブルにこれでもかと言わんばかりに積み重なった丼鉢。
(あれ? おかしいな。すでに十四杯以上あるんだけど……?)
見間違いかと思い目をパチパチとしばたかせるが……。
「お父さぁん、カレー丼あと二つちょうだぁい!」
どうやらいつの間にか、何度もおかわりをしていたようだ。
(一体その細い身体のどこにこれだけのものが……!)
さぞ腹がバカみたいに膨らんでいるのだろうと視線を向けるが、どうもそんな様子は見当たらない。
……人体って不思議だな。
そう思った瞬間であった。
そこに書かれていたのは、看板に書かれていた通りどんぶり系のメニューだった。
天丼、牛丼、親子丼、その他、釜飯なども米を中心としたものがずらりと並んでいる。
リントにとっては、まさに天国のような文字の羅列だった。
隣に座っているニュウもまた、耳をピクピクと動かして何にしようか悩んでいる。
「―――――――よし、決めた! ニュウはどうだ?」
「ニュウも決めたであります!」
二人して呼吸を合わせたかのように、注文しようとしたその時、
「え~っとぉ、私はねぇ……まずはカツ丼と焼き鳥丼に牛丼でしょ」
「「……え?」」
思わずリントとニュウが同時にハモる。しかしリリノールの言葉はまだ続く。
「それがご飯でぇ、サラダとしてアスパラとキャベツのあんかけ丼と野菜たっぷり中華丼かなぁ」
……いや、それサラダじゃないんだけど……。
と、心の中でついツッコんでしまう。しかし彼女はさらに――。
「あとぉ、汁物としてぇ……麻婆丼とカレー丼がほしいなぁ」
だからそれ、汁物じゃない……。
そんな言葉をリントだけでなく、ニュウも言いたいかのようにリリノールを信じられない表情で見つめていた。
呆然としているリントたちに説明をしてくれたのは、呆れ顔のランテである。
「驚いたでしょ? この子ってば、どこにそんだけのものが入るのってくらい食べるから」
「いや……それにしても全部丼って……」
「あ、お父さぁん! 今言ったやつを二つずつお願いねぇ!」
「「嘘ぉぉぉっ!?」」
さらに驚きをぶっ込んできた。
(ちょ、ちょっと待てよ。えと……確かリリノが頼んだ丼は全部で七つだろ。しかもそれを二つずつ…………え、十四杯ってこと?)
恐るべき胃袋の持ち主である。
(いや、もしかしたら一食一食の量がそんなにないか……も)
と思っていたら、カウンターにコトンと丼のお椀が並べられる。どう見ても普通の大きさだ。
「ほい、まずは牛丼だ」
ガイトが早いの美味いの安いのを謳い文句にしているかのような速度で牛丼をリリノールの前に出した。
そこに盛り付けられている量も、別に少なくはない。むしろサービス精神旺盛とばかりにかなりのボリュームだ。
普通ならこれ一杯でお腹は満足できるほどに。
「いっただきまぁす」
嬉しそうにそう言うと、リリノールが牛丼を美味そうに食べ始める。
さらに驚くことに、ものの十秒ほどの間で、牛丼のお椀は空になり……。
「ほれ、焼き鳥丼な」
「ありがとぉ」
迷わず次のメニューを胃の中に収めていく。
「「…………」」
見た目からはまったく想像だにできない食べっぷりに、リントとニュウはただただ見入るだけだった。
「所長、ニュウ、見てないでさっさと注文しなさいよ」
「へ? あ、ああ、そうだったな……。じゃあ、親子丼で」
「ニュ、ニュウもそれでお願いするであります」
「あいよぉ!」
そんなに待つこともなく、目の前に親子丼が現れた。黄金色の卵に絡みつく鳥肉と玉ねぎ。そしてこの香り。食欲をこれでもかというほど誘ってくる。
ニュウと一緒に「いただきます」をしてから口に運ぶ。
「あむ……んぐんぐ。ん~~~~~っ!?」
別にこの世界で米を食べるのは初めてではない。しかしこんなにも美味い親子丼は初めてだった。
甘さだけでなく、辛さもあって絶妙のバランスを保っている。また鶏肉の柔らかさが半端ではない。舌だけで噛み切れるのではないか、というほどだ。
それに卵の半熟度合いも素晴らしくて、それが玉ねぎの甘さとマッチして美味い。
「~~~~っ!? おいしいのでありますぅぅぅ~!」
ニュウも尻尾を激しく揺らして感動を示している。
「でしょ。リリノのおじさんが厳選して選んだ食材を使ってるんだし、美味しくないわけないのよ」
料理の腕だけでなく、食材を選ぶ目利きも素晴らしいということだ。
(確かに美味いな。これは良い店を教えてもらった。ここなら毎日でも通いたいって思えるな)
ただ人気店というのは少し気が引ける。来る時は否が応にも多くの人間と接しなければならないだろうから。
出前とかやってくれていたら嬉しいが、さすがにあったとしても国内だけだろう。
「どうだい、あんちゃん。美味いかい?」
「はい。こんな美味い丼は初めて食べました」
「おお、おお、嬉しいこと言ってくれるねぇ! ほれ、おしんこと味噌汁オマケだ! お嬢ちゃんにも」
これは得した。何事も褒めてみるものである。ニュウも「ありがとうございます!」と言って喜んで受け取っていた。
味噌汁もまた全身に沁み渡ってくるくらいの温かさと美味さ。
ふぅっと一息吐いて、何気無く隣を見てみギョッとする。
テーブルにこれでもかと言わんばかりに積み重なった丼鉢。
(あれ? おかしいな。すでに十四杯以上あるんだけど……?)
見間違いかと思い目をパチパチとしばたかせるが……。
「お父さぁん、カレー丼あと二つちょうだぁい!」
どうやらいつの間にか、何度もおかわりをしていたようだ。
(一体その細い身体のどこにこれだけのものが……!)
さぞ腹がバカみたいに膨らんでいるのだろうと視線を向けるが、どうもそんな様子は見当たらない。
……人体って不思議だな。
そう思った瞬間であった。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説

おばあちゃん(28)は自由ですヨ
美緒
ファンタジー
異世界召喚されちゃったあたし、梅木里子(28)。
その場には王子らしき人も居たけれど、その他大勢と共にもう一人の召喚者ばかりに話し掛け、あたしの事は無視。
どうしろっていうのよ……とか考えていたら、あたしに気付いた王子らしき人は、あたしの事を鼻で笑い。
「おまけのババアは引っ込んでろ」
そんな暴言と共に足蹴にされ、あたしは切れた。
その途端、響く悲鳴。
突然、年寄りになった王子らしき人。
そして気付く。
あれ、あたし……おばあちゃんになってない!?
ちょっと待ってよ! あたし、28歳だよ!?
魔法というものがあり、魔力が最も充実している年齢で老化が一時的に止まるという、謎な法則のある世界。
召喚の魔法陣に、『最も力――魔力――が充実している年齢の姿』で召喚されるという呪が込められていた事から、おばあちゃんな姿で召喚されてしまった。
普通の人間は、年を取ると力が弱くなるのに、里子は逆。年を重ねれば重ねるほど力が強大になっていくチートだった――けど、本人は知らず。
自分を召喚した国が酷かったものだからとっとと出て行き(迷惑料をしっかり頂く)
元の姿に戻る為、元の世界に帰る為。
外見・おばあちゃんな性格のよろしくない最強主人公が自由気ままに旅をする。
※気分で書いているので、1話1話の長短がバラバラです。
※基本的に主人公、性格よくないです。言葉遣いも余りよろしくないです。(これ重要)
※いつか恋愛もさせたいけど、主人公が「え? 熟女萌え? というか、ババ專!?」とか考えちゃうので進まない様な気もします。
※こちらは、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。

心を病んだ魔術師さまに執着されてしまった
あーもんど
恋愛
“稀代の天才”と持て囃される魔術師さまの窮地を救ったことで、気に入られてしまった主人公グレイス。
本人は大して気にしていないものの、魔術師さまの言動は常軌を逸していて……?
例えば、子供のようにベッタリ後を付いてきたり……
異性との距離感やボディタッチについて、制限してきたり……
名前で呼んでほしい、と懇願してきたり……
とにかく、グレイスを独り占めしたくて堪らない様子。
さすがのグレイスも、仕事や生活に支障をきたすような要求は断ろうとするが……
「僕のこと、嫌い……?」
「そいつらの方がいいの……?」
「僕は君が居ないと、もう生きていけないのに……」
と、泣き縋られて結局承諾してしまう。
まだ魔術師さまを窮地に追いやったあの事件から日も浅く、かなり情緒不安定だったため。
「────私が魔術師さまをお支えしなければ」
と、グレイスはかなり気負っていた。
────これはメンタルよわよわなエリート魔術師さまを、主人公がひたすらヨシヨシするお話である。
*小説家になろう様にて、先行公開中*
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる