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第四十九話 微妙な再会
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「あれ? 何してたのよ、ヒロ。遅過ぎない? またトイレの住人になっていたの?」
虎さんの病室へ着くと、扉の前にいたソラネがからかうように言ってくる。
「ちげぇよ。迷ってた人がいたから、道案内してたんだっつうの」
そんなことしてないけど、とりあえずこれで誤魔化せるだろう。
「ふーん。まあいいけど、虎先輩はもう出る準備が出来てるわよ」
彼女と一緒に室内へ入ると、元気になった虎さんが出迎えてくれた。
「やあ、わざわざすまないな、同本後輩!」
「虎さん、もうすっかり大丈夫みたいだな」
「うむ。この通り、身も心も充実しているぞ!」
そう言いながら激しく身体を動かして見せる虎さんに対し、
「病院で暴れてはいけませんわよ、虎丸!」
常識人で大人なアリシアさんが窘める。
「うむ、そうであったな! すまないアリシア! ワッハッハ!」
「もう……この人は……。ほら、手続きをしに行きますわよ」
そうして俺たちは一緒に病室を出て行き、ナースステーションに挨拶をしたのち、一階フロアにある会計の受付へと向かって行った。
「ところで姉さんは? 見当たらんが……」
ここにいるのは俺、ソラネ、しおん、そしてしおんと手を繋いでいる七呼だ。
「あー何でもこの病院に知り合いがいたから、ちょっと話してくるって言って別れたわよ」
「そうなのか? 知り合い……ねぇ」
それは人間なのか、それとも……。
待合室で待っていると、そのタイミングで姉さんが戻ってきた。
「悪いわね、待った?」
「別にいいぞ、気にすんなって」
「遅れたヒロが言える立場じゃないけどね」
ソラネの言葉がグサッと胸に突き刺さった。
「あはは……あ、ほら、虎先輩とアリシアさんが戻ってきたよ」
しおんの言う通り、会計を済ませたらしい二人が俺たちのところへやってくる。
「待たせたな。では行くとしようか、皆の衆!」
虎さんといると、時代劇をしているような気分になるのが不思議だ。きっとその喋り方や雰囲気がそうさせるのだろうが。
病院を出ると、そのまま虎さんはアリシアさんが用意した車に乗って自宅まで帰るということになった。
実は本日、夜には虎さんの退院祝いとしてパーティを催すことになっているのだ。
主催場所はしおんの家で行うことになった。
虎さんは一度帰宅し、挨拶回りなどをしてから夜に合流する手筈だ。
そして俺たちはというと、今夜の料理のための食材などを購入するために、姉さんの車で一緒に業務用スーパーまで来ていた。
業務用だけあって、ここで売られている商品は基本的に大盛りである。
だから大勢の人たちに料理を振る舞う時には、よくここを利用させてもらっていた。
虎さんの大好物であるちらし寿司を大量に作るために、いろいろな材料が必要だ。
もちろんちらし寿司だけじゃなく、その他にもいろいろ作る予定なので、手分けして食材や調味料を確保しに行った。
菓子も幾つか必要かなと思い、菓子コーナーへ足を踏み入れ、俺も虎さんも好きな《よっちゃんタコ》を手に取ろうとしたその時だ。
俺の手と誰かの手が触れ合ってしまった。
「あ、すみません!」
「いえ、こちらこそ。よろしかったらお先に……って、あんたは!?」
俺が譲ろうとした相手を見てギョッとしてしまった。
何故ならそこに立っていたのは、黒スーツとサングラスで身を飾った、最近じゃよく会う連中の一人だったから。
「またあんたらかよ」
「へ? えと……確かあなたは……」
「おい、惚けんじゃねえよ。まさかこんなとこまで現れやがって。ハッキリ言ってしつけえんだよ」
「しつこい? 一体何を……?」
コイツ……まだ惚ける気なのか? いや、もしかしたら人違い? ……『理事会』のバッジもつけてるし間違いねえ。
「あのな、いきなり俺の家に押しかけてきたり、病院で待ち伏せしたり、こっちは良い迷惑なんだよ。スカウトなら他の奴らにしてくれ」
「スカウト……! ああ、なるほど。もしかして人事部の者たちが」
「人事部……? あ、そういやあんたは……」
そこでふと思い出す。目の前にいるポニーテールの女性は、確かに『理事会』の者なのは間違いないが、前にこう言っていた――『異種事案対策理事会・執行部』と。
「すみませんが、私は人事部とはほぼ関わりのない部署にいますので」
「……だとしても同じ仲間なんだろ? アイツらのやり方は強引過ぎる」
「必要であればそうするでしょう。そしてそれは我々執行部もまた同じように」
「あの時、獲物をかっさらっていったように、か?」
彼女は何も答えない。つまりは肯定しているのと似たようなもんだ。
やはり『理事会』の奴らはどうにも好きになれない。
「どうやらプライベートだったみてえだな。勘違いしてイチャモンつけて悪かった。んじゃ……」
釈然としないが、それでも一応謝罪をしてその場から離れようとした。
だが直後、
「――悪いとは思っていますよ」
と、確かに彼女は口にした。
思わず「え?」と振り向くと、彼女が手に取った《よっちゃんタコ》を、俺の手に渡してきて、そのまま何も言わずに去って行った。
「…………何だよ一体……」
気にはなったものの、追いかけて問い詰めるようなことでもないので、俺も彼女に背を向けて姉さんたちがいる場所へと戻っていった。
そして買い物が済むと、全員でしおんの自宅へと向かう。
車内は女性たちがキャッキャと楽しそうに談笑していて、俺は七呼がじゃんけんをしてほしいと言ってきたので、ずっとその相手をしていた。
子供って何でこう単純な遊びを延々とできるのだろうか。しかも負けたらむくれるし。俺もそんな子供時代だったのかもしれないが。覚えてないけど。
ただ七呼……もう五十回はじゃんけんしてるんよなぁ。
そろそろ飽きてほしいが、彼女は何が楽しいのか「もっかい!」とせがんでくる。
相手するのが疲れるなら止めたら良い? はは、バカなことを。ここで断って泣かれてみろ。姉さんの地獄の仕置きが待っているという暗黒の未来しかないじゃないか。
しかも子供とはいえ女を泣かせる男が大嫌いな姉さんなので、一体どんな仕置きが待っているか、想像するだけでゾッとする。
「あ、そういえばヒロ、『理事会』から通知が来たわよ」
「……はい? 何のことだ?」
「ほら、この前、アンタやしおんに手伝ってもらってAランク任務をこなしたでしょ?」
「ああ……通知? どんな?」
「いわゆる査定通知ってやつね。……Cランクに上がったわ」
「わぁ! おめでとー、ソラちゃん!」
「ありがと、しおん」
その割にはあまり嬉しそうじゃない。ていうか何だか物足りなさそうな表情だ。
……そういや、あの任務をこなしてBランクになる予定だったもんな。そこに届かなかったことが悔しいのかもしれない。
「俺からも一応言っておく。おめでとさん。けどBランクはいかなかったかぁ」
「まあ結果的には任務達成はしたけど、内容を見ればほとんどアンタにおんぶに抱っこだたしね。ううん、しおんにもだけど」
「ソラちゃん……」
「それでもアタシの戦いを見て、Cランクの実力ありって認められたわけだし、十分にメリットはあったわ」
「……でもソラネ、チビたちの遠足は……」
確かソラネの弟たち――陸馬やウミノが、もうすぐ遠足へ行くから、纏まった金が必要だったはず。
「あーそれなんだけど、任務達成したってことで、報奨金をもらえたのよ。『理事会』から直接ね」
「! そっか、Aランクなんだから結構もらえたんじゃねえか?」
「……まあ、ね」
「何だか歯切れが悪いな。何か問題でもあったのか?」
「……ほら、アタシが直接金銭を受け取るわけじゃないし、さ」
「……! まさかその金って……」
コクンとソラネは頷き、そのまま続ける。
「当然会社に対しての振り込みになってるわね」
「あー……てか、よく考えりゃ普通はそうだよなぁ」
どんな会社でも、働いた分の給料として、会社の金から支払われるんだから。仕事をしたからといって、直接個人に行くわけじゃない。
虎さんの病室へ着くと、扉の前にいたソラネがからかうように言ってくる。
「ちげぇよ。迷ってた人がいたから、道案内してたんだっつうの」
そんなことしてないけど、とりあえずこれで誤魔化せるだろう。
「ふーん。まあいいけど、虎先輩はもう出る準備が出来てるわよ」
彼女と一緒に室内へ入ると、元気になった虎さんが出迎えてくれた。
「やあ、わざわざすまないな、同本後輩!」
「虎さん、もうすっかり大丈夫みたいだな」
「うむ。この通り、身も心も充実しているぞ!」
そう言いながら激しく身体を動かして見せる虎さんに対し、
「病院で暴れてはいけませんわよ、虎丸!」
常識人で大人なアリシアさんが窘める。
「うむ、そうであったな! すまないアリシア! ワッハッハ!」
「もう……この人は……。ほら、手続きをしに行きますわよ」
そうして俺たちは一緒に病室を出て行き、ナースステーションに挨拶をしたのち、一階フロアにある会計の受付へと向かって行った。
「ところで姉さんは? 見当たらんが……」
ここにいるのは俺、ソラネ、しおん、そしてしおんと手を繋いでいる七呼だ。
「あー何でもこの病院に知り合いがいたから、ちょっと話してくるって言って別れたわよ」
「そうなのか? 知り合い……ねぇ」
それは人間なのか、それとも……。
待合室で待っていると、そのタイミングで姉さんが戻ってきた。
「悪いわね、待った?」
「別にいいぞ、気にすんなって」
「遅れたヒロが言える立場じゃないけどね」
ソラネの言葉がグサッと胸に突き刺さった。
「あはは……あ、ほら、虎先輩とアリシアさんが戻ってきたよ」
しおんの言う通り、会計を済ませたらしい二人が俺たちのところへやってくる。
「待たせたな。では行くとしようか、皆の衆!」
虎さんといると、時代劇をしているような気分になるのが不思議だ。きっとその喋り方や雰囲気がそうさせるのだろうが。
病院を出ると、そのまま虎さんはアリシアさんが用意した車に乗って自宅まで帰るということになった。
実は本日、夜には虎さんの退院祝いとしてパーティを催すことになっているのだ。
主催場所はしおんの家で行うことになった。
虎さんは一度帰宅し、挨拶回りなどをしてから夜に合流する手筈だ。
そして俺たちはというと、今夜の料理のための食材などを購入するために、姉さんの車で一緒に業務用スーパーまで来ていた。
業務用だけあって、ここで売られている商品は基本的に大盛りである。
だから大勢の人たちに料理を振る舞う時には、よくここを利用させてもらっていた。
虎さんの大好物であるちらし寿司を大量に作るために、いろいろな材料が必要だ。
もちろんちらし寿司だけじゃなく、その他にもいろいろ作る予定なので、手分けして食材や調味料を確保しに行った。
菓子も幾つか必要かなと思い、菓子コーナーへ足を踏み入れ、俺も虎さんも好きな《よっちゃんタコ》を手に取ろうとしたその時だ。
俺の手と誰かの手が触れ合ってしまった。
「あ、すみません!」
「いえ、こちらこそ。よろしかったらお先に……って、あんたは!?」
俺が譲ろうとした相手を見てギョッとしてしまった。
何故ならそこに立っていたのは、黒スーツとサングラスで身を飾った、最近じゃよく会う連中の一人だったから。
「またあんたらかよ」
「へ? えと……確かあなたは……」
「おい、惚けんじゃねえよ。まさかこんなとこまで現れやがって。ハッキリ言ってしつけえんだよ」
「しつこい? 一体何を……?」
コイツ……まだ惚ける気なのか? いや、もしかしたら人違い? ……『理事会』のバッジもつけてるし間違いねえ。
「あのな、いきなり俺の家に押しかけてきたり、病院で待ち伏せしたり、こっちは良い迷惑なんだよ。スカウトなら他の奴らにしてくれ」
「スカウト……! ああ、なるほど。もしかして人事部の者たちが」
「人事部……? あ、そういやあんたは……」
そこでふと思い出す。目の前にいるポニーテールの女性は、確かに『理事会』の者なのは間違いないが、前にこう言っていた――『異種事案対策理事会・執行部』と。
「すみませんが、私は人事部とはほぼ関わりのない部署にいますので」
「……だとしても同じ仲間なんだろ? アイツらのやり方は強引過ぎる」
「必要であればそうするでしょう。そしてそれは我々執行部もまた同じように」
「あの時、獲物をかっさらっていったように、か?」
彼女は何も答えない。つまりは肯定しているのと似たようなもんだ。
やはり『理事会』の奴らはどうにも好きになれない。
「どうやらプライベートだったみてえだな。勘違いしてイチャモンつけて悪かった。んじゃ……」
釈然としないが、それでも一応謝罪をしてその場から離れようとした。
だが直後、
「――悪いとは思っていますよ」
と、確かに彼女は口にした。
思わず「え?」と振り向くと、彼女が手に取った《よっちゃんタコ》を、俺の手に渡してきて、そのまま何も言わずに去って行った。
「…………何だよ一体……」
気にはなったものの、追いかけて問い詰めるようなことでもないので、俺も彼女に背を向けて姉さんたちがいる場所へと戻っていった。
そして買い物が済むと、全員でしおんの自宅へと向かう。
車内は女性たちがキャッキャと楽しそうに談笑していて、俺は七呼がじゃんけんをしてほしいと言ってきたので、ずっとその相手をしていた。
子供って何でこう単純な遊びを延々とできるのだろうか。しかも負けたらむくれるし。俺もそんな子供時代だったのかもしれないが。覚えてないけど。
ただ七呼……もう五十回はじゃんけんしてるんよなぁ。
そろそろ飽きてほしいが、彼女は何が楽しいのか「もっかい!」とせがんでくる。
相手するのが疲れるなら止めたら良い? はは、バカなことを。ここで断って泣かれてみろ。姉さんの地獄の仕置きが待っているという暗黒の未来しかないじゃないか。
しかも子供とはいえ女を泣かせる男が大嫌いな姉さんなので、一体どんな仕置きが待っているか、想像するだけでゾッとする。
「あ、そういえばヒロ、『理事会』から通知が来たわよ」
「……はい? 何のことだ?」
「ほら、この前、アンタやしおんに手伝ってもらってAランク任務をこなしたでしょ?」
「ああ……通知? どんな?」
「いわゆる査定通知ってやつね。……Cランクに上がったわ」
「わぁ! おめでとー、ソラちゃん!」
「ありがと、しおん」
その割にはあまり嬉しそうじゃない。ていうか何だか物足りなさそうな表情だ。
……そういや、あの任務をこなしてBランクになる予定だったもんな。そこに届かなかったことが悔しいのかもしれない。
「俺からも一応言っておく。おめでとさん。けどBランクはいかなかったかぁ」
「まあ結果的には任務達成はしたけど、内容を見ればほとんどアンタにおんぶに抱っこだたしね。ううん、しおんにもだけど」
「ソラちゃん……」
「それでもアタシの戦いを見て、Cランクの実力ありって認められたわけだし、十分にメリットはあったわ」
「……でもソラネ、チビたちの遠足は……」
確かソラネの弟たち――陸馬やウミノが、もうすぐ遠足へ行くから、纏まった金が必要だったはず。
「あーそれなんだけど、任務達成したってことで、報奨金をもらえたのよ。『理事会』から直接ね」
「! そっか、Aランクなんだから結構もらえたんじゃねえか?」
「……まあ、ね」
「何だか歯切れが悪いな。何か問題でもあったのか?」
「……ほら、アタシが直接金銭を受け取るわけじゃないし、さ」
「……! まさかその金って……」
コクンとソラネは頷き、そのまま続ける。
「当然会社に対しての振り込みになってるわね」
「あー……てか、よく考えりゃ普通はそうだよなぁ」
どんな会社でも、働いた分の給料として、会社の金から支払われるんだから。仕事をしたからといって、直接個人に行くわけじゃない。
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