49 / 50
第四十八話 驚愕の告白
しおりを挟む
――二日後、虎さんが退院するということで、俺たちはまた揃って病院へと来ていた。
ちなみに姉さんも同行している。何故ならまだ俺の家に寝泊りしているからだ。
こっそりと兄さん……姉さんの旦那さんに電話で話を聞いたところ、何でも家族旅行を計画していたのにもかかわらず、旦那さんの方に急な仕事が入ったとかでダメになった。
それで姉さんは「嘘つき!」と言い、旦那さんは「しょうがないだろ!」と言い合いになり、姉さんは我慢できずに家出をしてきたらしい。
ハッキリ言おう。しょうもねぇぇぇ……。
実は前にも一度旦那さんの急用で旅行がダメになったことがあるそうで、仕事だから仕方ないとはいっても、姉さんにとってはせめて何かしらのフォロー、つまり埋め合わせを期待していたがなかった。
そして今回も同様に、ただ旦那さんが仕方ないと言うだけで、そのあとのフォローもなかったことが姉さんの逆鱗に触れたらしい。
俺に言わせればどっちもどっちな感じはするが、姉さんはいまだに熱を上げているようなので、しばらくは冷却期間が必要ということで、旦那さんにも許可をもらい、一緒に住むことになった。
俺たちは一緒に虎さんの病室へと向かうが、途中催したので先にしおんたちには向かってもらう。
トイレから出ると、すぐさましおんの後を追うが、ふと以前来た時に出会った少女――花雪のことを思い出す。
そういやまた顔を出すって約束したしなぁ。少しだけ行っとくか。
先に花雪の病室へと向かい、ノックをすると中から入室の許可が出たので入る。
「わぁ、日六様!」
「よっ、約束通り、また来たぞ。つっても先輩が退院するから迎えのついでになっちまったけど」
「いいえ! それでも来て頂けただけで花雪は嬉しいです!」
「あれから倒れたりしてねえか?」
「はい! すこぶる元気ですよー」
確かに無理している様子は見当たらない。白過ぎる肌は、元々らしいので顔色で判断するのは難しいが。
「そういえ花雪ってどこが悪いんだ? 前に発作がどうとか言ってたけど」
「花雪の一族は、環境の変化に弱くて。特に暑い時期が来ると、体調が悪くなりやすいんです」
「へぇ……あのよ、聞いたらダメだったらいいんだけどさ。花雪って……『異種』、だよな?」
「はい、そうですよ!」
「ちなみに……何の?」
「雪女です!」
あーやっぱそうだったか。そうじゃねえかなぁとは思ってたけど。
それにしても雪女……か。
昔話でしか知識はないが、基本的に雪女には悪い印象しかない。
死を示す白装束を着て、雪山の小屋で一人暮らしの男の家を訪ねて、家主を氷漬けにするとか、男の精を吸い尽くして殺すとか、怖い話しか知らないのだ。
でもこうして実際に会ってみると、ちょっと強引で変わった子ではあるが、可愛らしくどこか儚げながらも守ってやりたいと思わせる性質を持っている。
とても恐怖や不安の象徴とは思えない妖怪だ。
「雪女かぁ。だから暑い時期が苦手ってことか?」
「そうなのです。本来なら寒い地域に過ごすのが普通なのですが……」
「何でこんな人里に?」
「人間社会を学ぶためと、母から教えられています」
「人間社会……?」
「元々雪の一族は閉鎖的で、他種族とは関わりません。今までは……」
「今まで? じゃあその考えが変わったんだ?」
「はい。一族もどんどん数が減っていき、このままでは絶滅の危機に陥ってしまいます。ですから一族も人里に降り、人間と共存し子を成すために社会を学ぶ義務が課せられたのです」
どうやら雪女ってのは絶滅危惧種になっているらしい。今では一族の血を引いているのは、百にも満たないという。
「けど、だったらもっと涼しい地域に住めばいいんじゃねえか? 北海道とか」
「それもそうなんですが、一族の意向で雪女の夫となる者は霊力の強い者という定めがあるのです」
「……はぁ」
それがどうして北海道じゃダメに繋がるんだ?
「人が多ければ多いほど、霊力の強い殿方を見つけやすいと一族は判断したのです。ですから都会の中の都会であるこの街へ」
「男を探しに出てきた、と」
「そ、そうハッキリ言われると物凄く恥ずかしいのですが……」
やはり照れる姿がどことなく色っぽい。これも雪女の持つ魅力なのだろうか?
「『異種』もそれぞれ事情があって大変なんだなぁ」
吸血鬼だってそうだし、雪女も種族維持のために奔走しているようだ。
苦手な地域で身体を壊しながらも頑張らなければならないなんて。
俺は人間で良かったって思う。そんなしがらみや掟なんて無いから。
「でももう安心です!」
「へ?」
「つい最近、花雪はお婿さんを見つけましたから!」
「へぇ、何だよ花雪。好きな奴ができたのか? どんな奴だ?」
すると花雪はビシッと指を差した――俺を。
「……ふぇい?」
思わず変な声が出てしまった。後ろを振り返っても当然誰もいない。
「……えと、まさか……俺なの?」
「はい! 日六様です!」
「ちょ、ちょっと待て! 何だよそれ、俺とお前は前に一度会っただけだぞ!」
「一目惚れなのです!」
「一目……惚れって……!」
そういえば前に会った時、抱きしめられた記憶があるが、あれはそういうことだったのか……?
「あ、あのな花雪、別に一目惚れが悪いってわけじゃねえけど、もっと男選びは慎重にした方が良いぞ?」
「?」
「いいか? 世の中には運命の出会いだって思ってすぐに結婚しても、結局相手のことが分かっていなくて離婚なんてことめっちゃ多いんだよ。だからもっと相手のことを知った上で選ばんと、結果的に不幸なことになっちまう」
「……花雪は、こう見えても一族の皆からも見る目はあると言われていますよ?」
「だとしても、な。会ったばかりの男をその……夫にしようとか早いと思うんだよ、決断がさ。こういうことは時間をかけて互いに納得できるようにしなきゃ」
互いによく知り好き合っていても、ケンカして家出するような夫婦だっているんだ。
なのに一目惚れだからと即決して一緒になっても、上手くいく保証なんてどこにもない。むしろ低いような気がする。
だって一目惚れって、つまり外見を好きになったってことだろ? 確かに見た目も大事かもしれんが、やっぱり最後は中身だと思う。
どうせ歳をくっちまえば、次第に外見なんて誰だって崩れていくんだ。それでも一緒にいたいって思わせるような相性がなきゃ、長続きなんてしないはず。
実際異世界にいた時も、こういうトラブルに巻き込まれたこともあった。
あっちはどちらかといえば政略結婚が多かったせいもあるが、愛を深める時間もなく結婚するもんだから、次第に仲が冷めていき、幸せとは言えない家庭を築くことになる。
そんな関係、子供ができてもどうだろうか。子供にとっても、両親が仲が良い方が良いと思うし、離婚なんてしてほしくないだろう。
だから将来のことを考えると、やっぱり心の底からコイツとなら永遠に愛を育んでいけると確信できる相手を探さないといけないと思う。
少なくとも俺は、時間がかかってもそうして相手を見つけていきたい。
「大丈夫ですよ!」
「へ?」
「花雪と日六様なら、きっといつまでも幸せな家族でいられます。花雪、子供だってたくさん生みます! その……日六様が望めば、どんなエッチなことだって応じる所存で――」
「ちょちょちょ、待った待った! いきなりいろいろ暴走し過ぎだ!」
危うくコイツとの夜の営みを想像しそうになっちまった。
でもどんなエッチなことでもかぁ……ああイカン! だから想像するな俺ぇ!
「そもそもの話だ花雪、もし結婚することになったら俺はこの街を離れることになるんだろ?」
「はい。一族が住む村で、ともに過ごすことも掟の一つなので」
「……悪いけど、俺はこの街から離れるつもりはねえんだよ」
「えっ……どうしてですか?」
「俺はこの街が好きなんだ。友達がいて、家族がいて、住み慣れた街がある」
二年間、毎日毎日願い続け、ようやく帰って来られた場所なんだ。
「だから俺は、この街で一生を終えたい」
「そ、そんな……!」
俺の答えが予想外だったのか、明らかに絶望し切っているような顔だ。
よくもまあ、初めて会った男にそこまで入れ込むことができるものだと思う。
ただ俺だって自分の人生があるし、それを捻じ曲げてまで他人と一緒に暮らすことはできない。
「何だか期待させちまったみてえで悪かったな。……俺はもう行くから」
これ以上ここにいるのは、きっと互いに上手くいかないだろう。
俺は顔を俯かせたままの彼女に「ごめんな」と最後に言うと、部屋から出て行った。
ちなみに姉さんも同行している。何故ならまだ俺の家に寝泊りしているからだ。
こっそりと兄さん……姉さんの旦那さんに電話で話を聞いたところ、何でも家族旅行を計画していたのにもかかわらず、旦那さんの方に急な仕事が入ったとかでダメになった。
それで姉さんは「嘘つき!」と言い、旦那さんは「しょうがないだろ!」と言い合いになり、姉さんは我慢できずに家出をしてきたらしい。
ハッキリ言おう。しょうもねぇぇぇ……。
実は前にも一度旦那さんの急用で旅行がダメになったことがあるそうで、仕事だから仕方ないとはいっても、姉さんにとってはせめて何かしらのフォロー、つまり埋め合わせを期待していたがなかった。
そして今回も同様に、ただ旦那さんが仕方ないと言うだけで、そのあとのフォローもなかったことが姉さんの逆鱗に触れたらしい。
俺に言わせればどっちもどっちな感じはするが、姉さんはいまだに熱を上げているようなので、しばらくは冷却期間が必要ということで、旦那さんにも許可をもらい、一緒に住むことになった。
俺たちは一緒に虎さんの病室へと向かうが、途中催したので先にしおんたちには向かってもらう。
トイレから出ると、すぐさましおんの後を追うが、ふと以前来た時に出会った少女――花雪のことを思い出す。
そういやまた顔を出すって約束したしなぁ。少しだけ行っとくか。
先に花雪の病室へと向かい、ノックをすると中から入室の許可が出たので入る。
「わぁ、日六様!」
「よっ、約束通り、また来たぞ。つっても先輩が退院するから迎えのついでになっちまったけど」
「いいえ! それでも来て頂けただけで花雪は嬉しいです!」
「あれから倒れたりしてねえか?」
「はい! すこぶる元気ですよー」
確かに無理している様子は見当たらない。白過ぎる肌は、元々らしいので顔色で判断するのは難しいが。
「そういえ花雪ってどこが悪いんだ? 前に発作がどうとか言ってたけど」
「花雪の一族は、環境の変化に弱くて。特に暑い時期が来ると、体調が悪くなりやすいんです」
「へぇ……あのよ、聞いたらダメだったらいいんだけどさ。花雪って……『異種』、だよな?」
「はい、そうですよ!」
「ちなみに……何の?」
「雪女です!」
あーやっぱそうだったか。そうじゃねえかなぁとは思ってたけど。
それにしても雪女……か。
昔話でしか知識はないが、基本的に雪女には悪い印象しかない。
死を示す白装束を着て、雪山の小屋で一人暮らしの男の家を訪ねて、家主を氷漬けにするとか、男の精を吸い尽くして殺すとか、怖い話しか知らないのだ。
でもこうして実際に会ってみると、ちょっと強引で変わった子ではあるが、可愛らしくどこか儚げながらも守ってやりたいと思わせる性質を持っている。
とても恐怖や不安の象徴とは思えない妖怪だ。
「雪女かぁ。だから暑い時期が苦手ってことか?」
「そうなのです。本来なら寒い地域に過ごすのが普通なのですが……」
「何でこんな人里に?」
「人間社会を学ぶためと、母から教えられています」
「人間社会……?」
「元々雪の一族は閉鎖的で、他種族とは関わりません。今までは……」
「今まで? じゃあその考えが変わったんだ?」
「はい。一族もどんどん数が減っていき、このままでは絶滅の危機に陥ってしまいます。ですから一族も人里に降り、人間と共存し子を成すために社会を学ぶ義務が課せられたのです」
どうやら雪女ってのは絶滅危惧種になっているらしい。今では一族の血を引いているのは、百にも満たないという。
「けど、だったらもっと涼しい地域に住めばいいんじゃねえか? 北海道とか」
「それもそうなんですが、一族の意向で雪女の夫となる者は霊力の強い者という定めがあるのです」
「……はぁ」
それがどうして北海道じゃダメに繋がるんだ?
「人が多ければ多いほど、霊力の強い殿方を見つけやすいと一族は判断したのです。ですから都会の中の都会であるこの街へ」
「男を探しに出てきた、と」
「そ、そうハッキリ言われると物凄く恥ずかしいのですが……」
やはり照れる姿がどことなく色っぽい。これも雪女の持つ魅力なのだろうか?
「『異種』もそれぞれ事情があって大変なんだなぁ」
吸血鬼だってそうだし、雪女も種族維持のために奔走しているようだ。
苦手な地域で身体を壊しながらも頑張らなければならないなんて。
俺は人間で良かったって思う。そんなしがらみや掟なんて無いから。
「でももう安心です!」
「へ?」
「つい最近、花雪はお婿さんを見つけましたから!」
「へぇ、何だよ花雪。好きな奴ができたのか? どんな奴だ?」
すると花雪はビシッと指を差した――俺を。
「……ふぇい?」
思わず変な声が出てしまった。後ろを振り返っても当然誰もいない。
「……えと、まさか……俺なの?」
「はい! 日六様です!」
「ちょ、ちょっと待て! 何だよそれ、俺とお前は前に一度会っただけだぞ!」
「一目惚れなのです!」
「一目……惚れって……!」
そういえば前に会った時、抱きしめられた記憶があるが、あれはそういうことだったのか……?
「あ、あのな花雪、別に一目惚れが悪いってわけじゃねえけど、もっと男選びは慎重にした方が良いぞ?」
「?」
「いいか? 世の中には運命の出会いだって思ってすぐに結婚しても、結局相手のことが分かっていなくて離婚なんてことめっちゃ多いんだよ。だからもっと相手のことを知った上で選ばんと、結果的に不幸なことになっちまう」
「……花雪は、こう見えても一族の皆からも見る目はあると言われていますよ?」
「だとしても、な。会ったばかりの男をその……夫にしようとか早いと思うんだよ、決断がさ。こういうことは時間をかけて互いに納得できるようにしなきゃ」
互いによく知り好き合っていても、ケンカして家出するような夫婦だっているんだ。
なのに一目惚れだからと即決して一緒になっても、上手くいく保証なんてどこにもない。むしろ低いような気がする。
だって一目惚れって、つまり外見を好きになったってことだろ? 確かに見た目も大事かもしれんが、やっぱり最後は中身だと思う。
どうせ歳をくっちまえば、次第に外見なんて誰だって崩れていくんだ。それでも一緒にいたいって思わせるような相性がなきゃ、長続きなんてしないはず。
実際異世界にいた時も、こういうトラブルに巻き込まれたこともあった。
あっちはどちらかといえば政略結婚が多かったせいもあるが、愛を深める時間もなく結婚するもんだから、次第に仲が冷めていき、幸せとは言えない家庭を築くことになる。
そんな関係、子供ができてもどうだろうか。子供にとっても、両親が仲が良い方が良いと思うし、離婚なんてしてほしくないだろう。
だから将来のことを考えると、やっぱり心の底からコイツとなら永遠に愛を育んでいけると確信できる相手を探さないといけないと思う。
少なくとも俺は、時間がかかってもそうして相手を見つけていきたい。
「大丈夫ですよ!」
「へ?」
「花雪と日六様なら、きっといつまでも幸せな家族でいられます。花雪、子供だってたくさん生みます! その……日六様が望めば、どんなエッチなことだって応じる所存で――」
「ちょちょちょ、待った待った! いきなりいろいろ暴走し過ぎだ!」
危うくコイツとの夜の営みを想像しそうになっちまった。
でもどんなエッチなことでもかぁ……ああイカン! だから想像するな俺ぇ!
「そもそもの話だ花雪、もし結婚することになったら俺はこの街を離れることになるんだろ?」
「はい。一族が住む村で、ともに過ごすことも掟の一つなので」
「……悪いけど、俺はこの街から離れるつもりはねえんだよ」
「えっ……どうしてですか?」
「俺はこの街が好きなんだ。友達がいて、家族がいて、住み慣れた街がある」
二年間、毎日毎日願い続け、ようやく帰って来られた場所なんだ。
「だから俺は、この街で一生を終えたい」
「そ、そんな……!」
俺の答えが予想外だったのか、明らかに絶望し切っているような顔だ。
よくもまあ、初めて会った男にそこまで入れ込むことができるものだと思う。
ただ俺だって自分の人生があるし、それを捻じ曲げてまで他人と一緒に暮らすことはできない。
「何だか期待させちまったみてえで悪かったな。……俺はもう行くから」
これ以上ここにいるのは、きっと互いに上手くいかないだろう。
俺は顔を俯かせたままの彼女に「ごめんな」と最後に言うと、部屋から出て行った。
20
お気に入りに追加
1,089
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。

孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる