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第三十四話 日六の怒り
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虎さんが運ばれた病院は、普通の病院ではなく『異種事案対策理事会』が設立した『異種』関係専門の病院だった。
つまりは、そういうことなのだろう。
報せを受けた俺たちは、授業が終わってすぐに病院へと走ることになった。
虎さんはICU(集中治療室)に入れられており、その前には見知った顔が心配そうな表情で立ち尽くしていたのである。
「――アリシアさん!」
「! 有野くん、それに皆さんも……!」
真鈴さんが和の美女なら、この人は洋の美女といえるだろう。
歳は虎さんの一つ上で、大学生だ。
名前は――太刀花アリシア。父がアメリカ人で、母が日本人のハーフである。
美しいブロンドの髪に整った顔立ち。
パリコレモデルにも勝るとも劣らないルックスを持ち、実際に何度も芸能界にスカウトされている。
世界でも有数のセレブで、太刀花グループの次女。
そして虎さんの――婚約者である。
俺たちは前に虎さんの家に招待された時に、アリシアさんを紹介されたのだ。
そんな彼女から連絡を受け、こうして俺たちはやってきたのである。
「アリシアさん、虎さんは!?」
「……あちらですわ」
窓ガラス越しに、ベッドの上に静かに横たわる虎さんの姿がある。
様々な機械に囲まれ、今まさに治療中といったところだろう。
「虎さん……」
「そんな……虎先輩……」
「何で急にこんなことになってんのよ……!」
しおんもソラネも何もできない悔しさを噛みしめているようだ。
虎さんは本当に後輩思いで、いつも俺たちに優しくしてくれていた。
彼がボードゲーム同好会に誘ってくれなかったら、今みたいにしおんたちとも仲良くなれなかっただろう。
毎日楽しく過ごせているのも、虎さんのお蔭といってもいいかもしれない。
だからこそ、そんな恩人がこんなことになっている事実に怒りを覚える。
「アリシアさん、一体何があったんだ? 電話じゃ、詳しく聞けなかったし、教えてくれ」
他の二人も、俺と同じ思いなのか、懇願するような表情をアリシアさんに向ける。
するとアリシアさんが、悲しそうな顔のまま静かに語り出す。
「あれは昨日の夜のことですわ。わたくしと虎丸は一緒に外食し、彼の家へ帰宅していた途中でしたの。突然空から人影がわたくしたちの前に降り立ち、まずわたくしを突き飛ばしました」
「空から? 突き飛ばした?」
「ええ、転倒したわたくしは、その時見たのですわ。その人影が虎丸の首に噛みついてい姿を」
「「「!?」」」
「そのあと、虎丸は意識を失い……ずっとあの状態に」
俺たちは恐らくほぼ同時に、ある者を連想しただろう。
空を飛行することができて、人間の首に噛みつくような存在。
動物ではなく人型なのだとしたら、それはまさしく――吸血鬼だ。
この病院に運ばれたことから、虎さんが『異種』に関係する事件に巻き込まれたことは分かっていた。
だがまさか自分たちが追っている吸血鬼に襲われたかもしれないなんて、物凄くやり切れないものを感じる。
「ですが少々変だと、ドクターは仰っていましたわ」
「変? どういうことだ、アリシアさん?」
「何でもドクターが言うには、虎丸の血液量は減少していなかったというのです」
「……は?」
思わず口をポカンと開けてしまった。他の二人も困惑気味だ。
「え、えと……血は吸われて、ない? 吸血鬼にやられたんじゃないのか?」
「わたくしも状況から判断してそうだと思いましたわ。ドクターも同様に。しかし調べてみると、虎丸の体内に残っていた血液量は正常だったと。少なくとも貧血で意識を失ったわけじゃありませんわ」
……そういえばそうか。貧血で倒れたなら、これほど大掛かりな治療も必要ないだろう。
輸血さえすれば事足りるのだから。それなのに昨日の夜からずっとICUとは、明らかに別の傷害が虎さんを襲ったってことだ。
「だったら虎さんは何で倒れたんだ?」
「どうやら生気を著しく奪われたようですわ」
「生気? つまり生命エネルギーってこと?」
コクっと短くアリシアさんが首肯する。
「どういうこと? 噛みついて生気を奪う『異種』なんて聞いたことないわよ? しおんはどう? 吸血鬼にそんな能力を持ってる奴っているの?」
「ううん、少なくともわたしも知らないよ。吸血鬼はあくまで血を吸うからこその吸血鬼だから」
だよな……。だったらどういうことだ?
虎さんを襲った行為は、間違いなく吸血鬼のそれだ。しかし血を吸うわけじゃなく生命エネルギーを吸う?
「虎丸…………早く良くなって……」
窓ガラスに手を触れ、涙を流しながら虎さんに語り掛けるアリシアさん。
そんな彼女に寄り添うしおんとソラネ。彼女たちも同じように悲痛な表情を見せている。
俺はそんな姿を見て、胸の奥から熱いものが込み上げてきた。
よくも俺の大切な先輩を……友達を悲しませてくれたな。
「!? ……ヒロ?」
「――ろっくん」
そこにいるしおんとソラネだけが、俺の身体から溢れ出す膨大なオーラを感じ取ったのか、目を丸くしながら凝視してきた。
「……アリシアさん、虎さんなら大丈夫。あんたを置いていなくなったりはしねえから。だから……あとは俺に任せて、虎さんの傍にいてやってくれ」
そう言うと、俺はスッと踵を返して歩き出す。
「……有野くん」
「ダイジョーブよ、アリシア! それに、今のアイツを怒らせた相手に同情するわ」
「うんうん。ろっくんを信じて待ってて! 絶対に仇を討ってくれるから!」
「二人とも…………はい」
しおんとソラネの言葉に、笑顔で応えたアリシア。
怒りに任せて歩く俺とすれ違うドクターや、他の連中が怯えたように離れていく。
そこへしおんとソラネが後ろからやってきて、ソラネに頭をペシッと殴られる。
「少し落ち着きなさい、ヒロ」
「ソラネ……」
「周り見なさいよ。完全にみんな怯えちゃってんじゃない、アンタに」
「でもろっくんの気持ち、すっごく分かるからね、わたしたち! 虎先輩を襲った犯人……絶対に捕まえよう!」
「しおん……ああ、そうだな」
言われた通りに心を落ち着かせると、俺の身体からフッと力が抜ける。
同時に周りの連中たちがホッとした表情を浮かべた。
「けど、今の使えるかも」
「あ? いきなりどうしたってんだ、ソラネ?」
「ちょっと危険だけど、ヒロ。アタシの作戦、乗ってみる気ある?」
挑発的なソラネからの言葉。
彼女もまた危険だとしても、これ以上犠牲者を出さないために必死のはず。それに虎さんの仇だって討ちたいだろう。
「愚門だぜ、ソラネ! この事件、一刻も早く解決してやる! けどこの業界に俺は詳しくねえ。だからソラネ、俺を利用しろ! 何だってしてやる!」
「言ったわね、なら覚悟してもらうわよ」
「わたしも、全力でお手伝いするからね!」
俺はソラネの頼もしさに思わず頬が緩む。
さあ、吸血鬼もどき……待ってろよ。必ず取っ捕まえて反省させてやっからな!
つまりは、そういうことなのだろう。
報せを受けた俺たちは、授業が終わってすぐに病院へと走ることになった。
虎さんはICU(集中治療室)に入れられており、その前には見知った顔が心配そうな表情で立ち尽くしていたのである。
「――アリシアさん!」
「! 有野くん、それに皆さんも……!」
真鈴さんが和の美女なら、この人は洋の美女といえるだろう。
歳は虎さんの一つ上で、大学生だ。
名前は――太刀花アリシア。父がアメリカ人で、母が日本人のハーフである。
美しいブロンドの髪に整った顔立ち。
パリコレモデルにも勝るとも劣らないルックスを持ち、実際に何度も芸能界にスカウトされている。
世界でも有数のセレブで、太刀花グループの次女。
そして虎さんの――婚約者である。
俺たちは前に虎さんの家に招待された時に、アリシアさんを紹介されたのだ。
そんな彼女から連絡を受け、こうして俺たちはやってきたのである。
「アリシアさん、虎さんは!?」
「……あちらですわ」
窓ガラス越しに、ベッドの上に静かに横たわる虎さんの姿がある。
様々な機械に囲まれ、今まさに治療中といったところだろう。
「虎さん……」
「そんな……虎先輩……」
「何で急にこんなことになってんのよ……!」
しおんもソラネも何もできない悔しさを噛みしめているようだ。
虎さんは本当に後輩思いで、いつも俺たちに優しくしてくれていた。
彼がボードゲーム同好会に誘ってくれなかったら、今みたいにしおんたちとも仲良くなれなかっただろう。
毎日楽しく過ごせているのも、虎さんのお蔭といってもいいかもしれない。
だからこそ、そんな恩人がこんなことになっている事実に怒りを覚える。
「アリシアさん、一体何があったんだ? 電話じゃ、詳しく聞けなかったし、教えてくれ」
他の二人も、俺と同じ思いなのか、懇願するような表情をアリシアさんに向ける。
するとアリシアさんが、悲しそうな顔のまま静かに語り出す。
「あれは昨日の夜のことですわ。わたくしと虎丸は一緒に外食し、彼の家へ帰宅していた途中でしたの。突然空から人影がわたくしたちの前に降り立ち、まずわたくしを突き飛ばしました」
「空から? 突き飛ばした?」
「ええ、転倒したわたくしは、その時見たのですわ。その人影が虎丸の首に噛みついてい姿を」
「「「!?」」」
「そのあと、虎丸は意識を失い……ずっとあの状態に」
俺たちは恐らくほぼ同時に、ある者を連想しただろう。
空を飛行することができて、人間の首に噛みつくような存在。
動物ではなく人型なのだとしたら、それはまさしく――吸血鬼だ。
この病院に運ばれたことから、虎さんが『異種』に関係する事件に巻き込まれたことは分かっていた。
だがまさか自分たちが追っている吸血鬼に襲われたかもしれないなんて、物凄くやり切れないものを感じる。
「ですが少々変だと、ドクターは仰っていましたわ」
「変? どういうことだ、アリシアさん?」
「何でもドクターが言うには、虎丸の血液量は減少していなかったというのです」
「……は?」
思わず口をポカンと開けてしまった。他の二人も困惑気味だ。
「え、えと……血は吸われて、ない? 吸血鬼にやられたんじゃないのか?」
「わたくしも状況から判断してそうだと思いましたわ。ドクターも同様に。しかし調べてみると、虎丸の体内に残っていた血液量は正常だったと。少なくとも貧血で意識を失ったわけじゃありませんわ」
……そういえばそうか。貧血で倒れたなら、これほど大掛かりな治療も必要ないだろう。
輸血さえすれば事足りるのだから。それなのに昨日の夜からずっとICUとは、明らかに別の傷害が虎さんを襲ったってことだ。
「だったら虎さんは何で倒れたんだ?」
「どうやら生気を著しく奪われたようですわ」
「生気? つまり生命エネルギーってこと?」
コクっと短くアリシアさんが首肯する。
「どういうこと? 噛みついて生気を奪う『異種』なんて聞いたことないわよ? しおんはどう? 吸血鬼にそんな能力を持ってる奴っているの?」
「ううん、少なくともわたしも知らないよ。吸血鬼はあくまで血を吸うからこその吸血鬼だから」
だよな……。だったらどういうことだ?
虎さんを襲った行為は、間違いなく吸血鬼のそれだ。しかし血を吸うわけじゃなく生命エネルギーを吸う?
「虎丸…………早く良くなって……」
窓ガラスに手を触れ、涙を流しながら虎さんに語り掛けるアリシアさん。
そんな彼女に寄り添うしおんとソラネ。彼女たちも同じように悲痛な表情を見せている。
俺はそんな姿を見て、胸の奥から熱いものが込み上げてきた。
よくも俺の大切な先輩を……友達を悲しませてくれたな。
「!? ……ヒロ?」
「――ろっくん」
そこにいるしおんとソラネだけが、俺の身体から溢れ出す膨大なオーラを感じ取ったのか、目を丸くしながら凝視してきた。
「……アリシアさん、虎さんなら大丈夫。あんたを置いていなくなったりはしねえから。だから……あとは俺に任せて、虎さんの傍にいてやってくれ」
そう言うと、俺はスッと踵を返して歩き出す。
「……有野くん」
「ダイジョーブよ、アリシア! それに、今のアイツを怒らせた相手に同情するわ」
「うんうん。ろっくんを信じて待ってて! 絶対に仇を討ってくれるから!」
「二人とも…………はい」
しおんとソラネの言葉に、笑顔で応えたアリシア。
怒りに任せて歩く俺とすれ違うドクターや、他の連中が怯えたように離れていく。
そこへしおんとソラネが後ろからやってきて、ソラネに頭をペシッと殴られる。
「少し落ち着きなさい、ヒロ」
「ソラネ……」
「周り見なさいよ。完全にみんな怯えちゃってんじゃない、アンタに」
「でもろっくんの気持ち、すっごく分かるからね、わたしたち! 虎先輩を襲った犯人……絶対に捕まえよう!」
「しおん……ああ、そうだな」
言われた通りに心を落ち着かせると、俺の身体からフッと力が抜ける。
同時に周りの連中たちがホッとした表情を浮かべた。
「けど、今の使えるかも」
「あ? いきなりどうしたってんだ、ソラネ?」
「ちょっと危険だけど、ヒロ。アタシの作戦、乗ってみる気ある?」
挑発的なソラネからの言葉。
彼女もまた危険だとしても、これ以上犠牲者を出さないために必死のはず。それに虎さんの仇だって討ちたいだろう。
「愚門だぜ、ソラネ! この事件、一刻も早く解決してやる! けどこの業界に俺は詳しくねえ。だからソラネ、俺を利用しろ! 何だってしてやる!」
「言ったわね、なら覚悟してもらうわよ」
「わたしも、全力でお手伝いするからね!」
俺はソラネの頼もしさに思わず頬が緩む。
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