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第二十四話 ワールドバスケット
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――放課後。
今日は久々の部活ということで、三人一緒に部室へと向かった。
すでに部室は開いており、中に入ると案の定、我らがボードゲーム同好会の会長――虎さんがいた。
テーブルにはまた見たこともないボードゲームが置かれている。
「おお、待っていたのだよ諸君!」
「久しぶり、虎さん。ところでこのボードゲームたちは?」
「うむ! よくぞ聞いてくれた! ネットで注文しておいたゲームがようやく今日届いたのでね。こうして持ってきたというわけなのだよ!」
「へぇ、いろいろあるわねぇ。あ、これなんか面白そう」
さっそくソラネが目を輝かせながら、ボードゲームを手にしている。
「あれ? これ前にテレビで観たことあるかも」
「お、お目が高いぞ夜疋後輩! それは《ワールドバスケット》というカードで行うしりとりゲームなのだよ!」
あ、俺も前に芸人がそれ使って勝負してるテレビ番組観たことあるわ。
シンプルなルールだけど、意外に奥が深く頭を使うゲームだった気がする。
「面白そうじゃない。虎先輩、これやりましょうよ!」
「やる気満々だね、秋津後輩は! その覚悟や良し! ならばやってみるかね!」
まずは虎さんによるルール説明から始まる。
「この《ワールドバスケット》の箱の中には、このようにカードが入っている」
「平仮名だけしか書かれてねえな」
「その通りだ同本後輩。実にシンプルなデザインさ。ルールとしては、まずプレイヤーには五枚のカードが配られる。まずは試しに僕と同本後輩でやってみようか」
「よし、ドンとこい!」
裏向きに配られた五枚のカードを俺は手に取る。
『ま』『よ』『た』『ね』『と』
この五枚だ。
「では残りは箱の中に山札として裏向きに置く。そして一番上を開き……『み』だね。ここで手持ちのカードを見てほしい」
言われた通り、再度手札を見る。
「先にも言った通り、これはしりとりゲームではあるが、基本ルールは三文字以上の言葉で、最後の言葉が手札の一字になるように出さないといけない」
少し分かりにくかったのか、ソラネが眉をひそめている。
「まあ、やってみると……だ。僕の手札には『く』がある。だから場に出す時は、『みるく』と言って出す。そして次は『く』だ。『く』から始まる三文字以上の言葉で、手札の文字で終わるものを考え出さないといけない」
「あ、つまりこういうことか? ――『くるま』!」
俺はそう言って場にカードを出す。
「ナーイス! 見事な理解力だよ同本後輩! もちろん三文字以上なので――『まんげつ』!」
そう言いながら虎さんが『つ』のカードを出した。
「なるほどね。確かに思った以上に頭を使いそうねこれ」
「うん。それにこれって確か順番通りじゃなくて、思いついた人からカードを場に出して、すべてのカードを無くした人の勝ちでしたよね?」
「夜疋後輩の言う通り。つまりは早い者勝ちということなのだよ。基本ルールは今教えた通りなのだが、遊び方にもいろいろあって、三文字縛りや四文字縛り、その行の言葉なら何でも使用できるなどといったバリエーションで楽しむこともできる」
「じゃあさっそく四人でやってみましょうよ! 絶対にヒロには負けないから!」
「フッフッフ。盛大にフラグを立てるとは、バカな奴め」
「もう二人とも、大丈夫だよ。……わたしが勝っちゃうから」
「ワッハッハッハ! 三人とも自信があってよろしい! ではカードを配るぞ!」
そしてゲームは始まった。
俺の手札は、『へ』『あ』『ぬ』『れ』『ら』。
……ちょっと厳しい文字があるな。『ぬ』……って何かあるか?
その文字で終わる言葉を必死に思考を回転させて生み出していく。
「さあ、それでは山札を捲るぞ。そこからはもう早い者勝ちだ。いざ――それ!」
捲られたのは『な』のカード。
よし、『な』から始まる三文字以上で、俺の手札の文字で終わる言葉……!
「――『なると』!」
「「「!?」」」
間髪入れずに出したのは虎さんだった。
くそっ、今度は『と』か! えっと……えっと――そうだ! 『とびら』だ!
俺は思いついてカードを場に出そうとしたが、
「――『トートバック』!」
またもや虎さんが先に出した。しかも――だ。
「――『クリスマス』! ――『水蒸気』! ――『キリスト教』!」
「「「…………」」」
俺たちは圧倒的までの強さを見せた虎さんに、思わず全員が唖然として固まってしまっていた。
「むむ? ほらほら、まだゲームは続いているぞ諸君」
あっ そうだった! 虎さんには先越されたけど、コイツらよりも先に!
「――『うがい』!」
しかし先に出したのはしおんだった。ちっ、また先に出されちまった。
「負けないわ! ――『異物』!」
今度はソラネが1ポイントを取りやがった! ああくそ、またも出遅れた!
「――『月見!』!」
「何の! ――『見積もり』!」
あれ、ちょ……お前ら早くね?
すると次々としおんとソラネが出していき、とうとう二人は残り一枚となり、俺だけが五枚という結果になってしまった。
「――『携帯電話』! やったー! 上がったよー!」
しおんが上がり、これで俺とソラネの一騎打ちだ。ここまで良いとこなしの俺だが、ここから盛り返すのが物語の主人公で――。
「――『和太鼓』! ああもう……三番手だなんて」
うん、どうやら俺には主人公の素質はなかったみたいです。
そして当然とばかりにみんなの視線が俺に向く。
「……あれ? ヒロってば……参加してたの?」
うぐっ……!?
「同本後輩は一枚も出せずじまいだったな」
ぬぐぅ……!?
「えと……ビリでも良いと思うよ、ろっくん!」
「ぐはぁっ!?」
最後にトドメを刺されて俺は崩れ落ちた。
「てか何で一枚も出せないのよ。ちょっと手札見せなさい」
「ほほう、なるほど。これは……運が悪かったな同本後輩」
「どういうこと、虎さん?」
俺は涙ながらに尋ねてみた。
「『ぬ』や『へ』などで終わる言葉は確かに存在するが、短時間で思いつくのは至難の業なのだよ」
え……?
「『あ』とか『れ』も難しくない? んー……まあ『トイレ』とかはあるか。けど『あ』は……」
「『フレア』とか『ロシア』とか? あとは……確かに短い間で思いつくのは難しいかも」
しおんでも困難な文字を引いてしまったらしい。あと『フレア』って何ですか? 呪文ですか?
「このように文字によっては短時間で答えを導くのに非常に難関なものもある。それを引いてしまった時、思考を激しく回転させて、幾つかリストアップしておかないといけないのだよ」
いや、一瞬でそんなことできるのは虎さんくらいだってば。
「ていうか虎さん、早過ぎだって。何さ、一気に五枚連続って」
「ワッハッハ! こういう頭を使う系は得意だからね!」
それって言外に俺は苦手って意味に聞こえるんですが……?
「しかし負けたとしても面白いゲームであろう?」
「……うん。確かにこれは意外に白熱するよ。一枚も出せなかったのはチョー悔しいけど。……よし! もうひと勝負だ! 次はぜってー勝つ! 少なくてもソラネには!」
「何でアタシなのよ!」
ソラネにくらいなら勝てそうかもって思ったからだ。
「フンッ、良い度胸じゃない! またドベにしてやるわ!」
「けっ、吠え面かかせてやらぁ!」
俺とソラネの間に火花が散り、それを見たしおんたちもやる気を見せゲームを再開していく。
そうして下校時間が来るまで《ワールドバスケット》を楽しんだのであった。
ちなみにニ十回やって、一勝もできませんでした。
ソラネさんに『ドベマスター』という称号を与えられました。……ちくしょう!
今日は久々の部活ということで、三人一緒に部室へと向かった。
すでに部室は開いており、中に入ると案の定、我らがボードゲーム同好会の会長――虎さんがいた。
テーブルにはまた見たこともないボードゲームが置かれている。
「おお、待っていたのだよ諸君!」
「久しぶり、虎さん。ところでこのボードゲームたちは?」
「うむ! よくぞ聞いてくれた! ネットで注文しておいたゲームがようやく今日届いたのでね。こうして持ってきたというわけなのだよ!」
「へぇ、いろいろあるわねぇ。あ、これなんか面白そう」
さっそくソラネが目を輝かせながら、ボードゲームを手にしている。
「あれ? これ前にテレビで観たことあるかも」
「お、お目が高いぞ夜疋後輩! それは《ワールドバスケット》というカードで行うしりとりゲームなのだよ!」
あ、俺も前に芸人がそれ使って勝負してるテレビ番組観たことあるわ。
シンプルなルールだけど、意外に奥が深く頭を使うゲームだった気がする。
「面白そうじゃない。虎先輩、これやりましょうよ!」
「やる気満々だね、秋津後輩は! その覚悟や良し! ならばやってみるかね!」
まずは虎さんによるルール説明から始まる。
「この《ワールドバスケット》の箱の中には、このようにカードが入っている」
「平仮名だけしか書かれてねえな」
「その通りだ同本後輩。実にシンプルなデザインさ。ルールとしては、まずプレイヤーには五枚のカードが配られる。まずは試しに僕と同本後輩でやってみようか」
「よし、ドンとこい!」
裏向きに配られた五枚のカードを俺は手に取る。
『ま』『よ』『た』『ね』『と』
この五枚だ。
「では残りは箱の中に山札として裏向きに置く。そして一番上を開き……『み』だね。ここで手持ちのカードを見てほしい」
言われた通り、再度手札を見る。
「先にも言った通り、これはしりとりゲームではあるが、基本ルールは三文字以上の言葉で、最後の言葉が手札の一字になるように出さないといけない」
少し分かりにくかったのか、ソラネが眉をひそめている。
「まあ、やってみると……だ。僕の手札には『く』がある。だから場に出す時は、『みるく』と言って出す。そして次は『く』だ。『く』から始まる三文字以上の言葉で、手札の文字で終わるものを考え出さないといけない」
「あ、つまりこういうことか? ――『くるま』!」
俺はそう言って場にカードを出す。
「ナーイス! 見事な理解力だよ同本後輩! もちろん三文字以上なので――『まんげつ』!」
そう言いながら虎さんが『つ』のカードを出した。
「なるほどね。確かに思った以上に頭を使いそうねこれ」
「うん。それにこれって確か順番通りじゃなくて、思いついた人からカードを場に出して、すべてのカードを無くした人の勝ちでしたよね?」
「夜疋後輩の言う通り。つまりは早い者勝ちということなのだよ。基本ルールは今教えた通りなのだが、遊び方にもいろいろあって、三文字縛りや四文字縛り、その行の言葉なら何でも使用できるなどといったバリエーションで楽しむこともできる」
「じゃあさっそく四人でやってみましょうよ! 絶対にヒロには負けないから!」
「フッフッフ。盛大にフラグを立てるとは、バカな奴め」
「もう二人とも、大丈夫だよ。……わたしが勝っちゃうから」
「ワッハッハッハ! 三人とも自信があってよろしい! ではカードを配るぞ!」
そしてゲームは始まった。
俺の手札は、『へ』『あ』『ぬ』『れ』『ら』。
……ちょっと厳しい文字があるな。『ぬ』……って何かあるか?
その文字で終わる言葉を必死に思考を回転させて生み出していく。
「さあ、それでは山札を捲るぞ。そこからはもう早い者勝ちだ。いざ――それ!」
捲られたのは『な』のカード。
よし、『な』から始まる三文字以上で、俺の手札の文字で終わる言葉……!
「――『なると』!」
「「「!?」」」
間髪入れずに出したのは虎さんだった。
くそっ、今度は『と』か! えっと……えっと――そうだ! 『とびら』だ!
俺は思いついてカードを場に出そうとしたが、
「――『トートバック』!」
またもや虎さんが先に出した。しかも――だ。
「――『クリスマス』! ――『水蒸気』! ――『キリスト教』!」
「「「…………」」」
俺たちは圧倒的までの強さを見せた虎さんに、思わず全員が唖然として固まってしまっていた。
「むむ? ほらほら、まだゲームは続いているぞ諸君」
あっ そうだった! 虎さんには先越されたけど、コイツらよりも先に!
「――『うがい』!」
しかし先に出したのはしおんだった。ちっ、また先に出されちまった。
「負けないわ! ――『異物』!」
今度はソラネが1ポイントを取りやがった! ああくそ、またも出遅れた!
「――『月見!』!」
「何の! ――『見積もり』!」
あれ、ちょ……お前ら早くね?
すると次々としおんとソラネが出していき、とうとう二人は残り一枚となり、俺だけが五枚という結果になってしまった。
「――『携帯電話』! やったー! 上がったよー!」
しおんが上がり、これで俺とソラネの一騎打ちだ。ここまで良いとこなしの俺だが、ここから盛り返すのが物語の主人公で――。
「――『和太鼓』! ああもう……三番手だなんて」
うん、どうやら俺には主人公の素質はなかったみたいです。
そして当然とばかりにみんなの視線が俺に向く。
「……あれ? ヒロってば……参加してたの?」
うぐっ……!?
「同本後輩は一枚も出せずじまいだったな」
ぬぐぅ……!?
「えと……ビリでも良いと思うよ、ろっくん!」
「ぐはぁっ!?」
最後にトドメを刺されて俺は崩れ落ちた。
「てか何で一枚も出せないのよ。ちょっと手札見せなさい」
「ほほう、なるほど。これは……運が悪かったな同本後輩」
「どういうこと、虎さん?」
俺は涙ながらに尋ねてみた。
「『ぬ』や『へ』などで終わる言葉は確かに存在するが、短時間で思いつくのは至難の業なのだよ」
え……?
「『あ』とか『れ』も難しくない? んー……まあ『トイレ』とかはあるか。けど『あ』は……」
「『フレア』とか『ロシア』とか? あとは……確かに短い間で思いつくのは難しいかも」
しおんでも困難な文字を引いてしまったらしい。あと『フレア』って何ですか? 呪文ですか?
「このように文字によっては短時間で答えを導くのに非常に難関なものもある。それを引いてしまった時、思考を激しく回転させて、幾つかリストアップしておかないといけないのだよ」
いや、一瞬でそんなことできるのは虎さんくらいだってば。
「ていうか虎さん、早過ぎだって。何さ、一気に五枚連続って」
「ワッハッハ! こういう頭を使う系は得意だからね!」
それって言外に俺は苦手って意味に聞こえるんですが……?
「しかし負けたとしても面白いゲームであろう?」
「……うん。確かにこれは意外に白熱するよ。一枚も出せなかったのはチョー悔しいけど。……よし! もうひと勝負だ! 次はぜってー勝つ! 少なくてもソラネには!」
「何でアタシなのよ!」
ソラネにくらいなら勝てそうかもって思ったからだ。
「フンッ、良い度胸じゃない! またドベにしてやるわ!」
「けっ、吠え面かかせてやらぁ!」
俺とソラネの間に火花が散り、それを見たしおんたちもやる気を見せゲームを再開していく。
そうして下校時間が来るまで《ワールドバスケット》を楽しんだのであった。
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ソラネさんに『ドベマスター』という称号を与えられました。……ちくしょう!
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