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第九話 意外な繋がりがあった件について
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「お邪魔します!」
「失礼致します」
……家に上げてしまった。
何でこんなことになったのだろうか。
突然訪問してきたことに驚き、完全に動揺してしまったのだ。
四奈川には「家の用事を手伝います!」と、メイドには「お嬢様を一人にするわけにはいきませんから」とそれぞれ言われ、本当は用事なんてなく嘘でしたとは言えず、結局もう用事は済んだと答えるしかなかった。
すると四奈川が「じゃあ少しお話しましょう」と提案され一度断ってはみたが、四奈川が悲しそうな表情を浮かべると、隣に立つメイドから尋常ではない殺気が迸ったこともあり、自分の命惜しさに「汚いところですが」といって迎え入れることになったのである。
つーかコイツ、こんな強引な奴だったんだな。
クラスメイトと接する四奈川は、普通に気立ての良いお嬢様といった感じだった。
よく喋りよく笑う、感情豊かな少女。そういう印象だ。
金持ちを鼻にかけるようなこともないし、少し世間知らずっぽい感じではあるが、それでも誰にでも優しい。俺は話した記憶はないが。
しかしまさか男子の家に押しかけるような奴だったとは意外過ぎる。しかもまったくといっていいほど親しくないにもかかわらずだ。
……まさかこう見えてビッチなのか?
いわゆる清楚ビッチというやつか。その上に天然がつくかもしれないが。
だとするならちょっとくらいおっぱいとか触っても、
「もう、有野さんのエッチ……ばか」
とか軽く言われるだけで許されるんじゃ。
…………試してみ………ないよ絶対! うん!
だからそんな殺し屋のような目つきで俺を睨まないでメイドさんっ!
また声に出してしまったのかと思ったが、近くにいる四奈川が何も聞いていない様子なのでそれはない。
なのに何で俺が邪な考えをしたらメイドにバレるのか。本当に怖い。
「とりあえずリビングで寛いでてくれ。何か茶菓子でも用意するから」
「それには及びません、有野様」
「へ?」
いきなり制止をかけたメイドが、そのままキッチンへと向かう。
「え、あ、あの……」
「おもてなしをするのはメイドの務め。どうぞ有野様はごゆっくりとお寛ぎください」
「で、でも……」
するとメイドがスッと俺に詰め寄って顔を近づけてくる。
「あなたの用意するお茶などお嬢様の口に合うわけがないでしょう? それとも何ですか? 家事のスペシャリストでもある私よりも上手くお茶を淹れられるとでも?」
「……よろしくお願いします」
うんこれはしゃーない。別に怖かったわけじゃないよ? ただ単にメイドとしての仕事を取っちゃ可哀想だなぁって思っただけだし? ……本当だよ?
俺はすでにリビングにあるソファに座っている四奈川の対面に敷かれている絨毯の上に座った。
「あ、すみません。こちらにどうぞ」
「いや、俺はここでいいよ。四奈川はお客様だしな。そこにいろ」
「で、ですが……」
「いいから。それよりも聞きたいことがあるんだけど」
「あ、はい。何でしょうか?」
「何でそこまで俺に関わってくんだ? 別にクラスメイトってだけで、そんなに親しくはなかったよな? 話したことも多分今日が初めてくらいじゃねえの?」
「そ、それは……」
そうだ。これは問い質しておきたかった。
本当にただのビッチなら……いや、それでもこんな冴えない男に近づくとは思わんが。
とにかく彼女が嫌に俺に執心している感じがして、その理由を聞きたかったのだ。
問いかけられた四奈川だが、少しだけ残念そうな表情で気になるようなことを言う。
「やっぱり覚えていない……ですよね」
……覚えてない? 何をだ?
話の流れからどこかで話したことがあるのか……?
すると四奈川が苦笑を浮かべながら、今度は逆に聞いてきた。
「あ、あの……入学試験の時、私が隣に座ったのを覚えてますか?」
「入学試験?」
悪いが親から合格しないと仕送りを減らすと言われていたので、必死こいて勉強をして、人生を懸けたかのように受験に臨んでいたので、あまり他の連中のことは覚えていない。
「私……その、特別な日というのはどうも緊張してしまうんです。緊張が高まってしまうと、咳が何度も出るんです」
「せき? ゴホゴホってやつ?」
「はい。そのゴホゴホです」
緊張すると咳が出る、かぁ。それは結構辛い癖だな。
「……! ああ、そういや隣に座った奴がマスクをしながら咳をしてたの思い出した」
「! そ、それです! そのマスクをしてたのが私です!」
「お、おう、そうだったんか」
俺がてっきり受験の日にかかわらずに体調不良とか可哀想な奴だなとしか思わなかった。
というかアレが四奈川だったのか。大きなマスクで目元しか見えていなかったから分からなかったのだ。
「試験が始まる前にもやはり咳が出てしまって……。これじゃ他の人たちに迷惑がかかると思い、何とか持参したはずの飲み物で抑えようとしたんですけど…………忘れてきちゃったみたいで」
飲み物を飲めば大分咳は治まるらしい。だったらそんな大事なもんを忘れるなよとは言いたいが。
「パニックになってしまい、益々咳が酷くなりました。もうすぐ試験が始まります。買いに行くこともできません。どうしようかと悩みました。いっそのこと他の人に迷惑がかかってしまうなら教室から出て行こうとさえ思いました。でもその時、有野さんが私を助けてくれたんです」
「助けた? …………あ」
「思い出してくれましたか。そうです。有野さんは私に飲み物をくれたんです」
ようやく思い出した。
確かにそんなことがあった。
隣に座ってる奴が苦しそうに咳をしてて、慌てながら自分のカバンの中を探っては落ち込んだ様子を見て、何かを忘れてきたのかと推察したのである。
喉をギュッと押さえる姿を見て、もしかして喉でも渇いているのかと思ったのだ。
そこでこの教室に来る前に買っておいた未開封のドリンクを上げたのである。
咳のし過ぎか、若干嗄れたような声で礼を言われた。
「そしてお互いに頑張ろうなって言ってくれました。……とても嬉しかったんです」
「いやいやいやいや、ただドリンクをやっただけだし」
「それが私にとって救いだったんです!」
「そんな大げさな……」
まあ確かにそのあとはあまり咳はしなくなったと思うが。
「でもすべての試験が終わって、改めてお礼を言おうと思ったら、有野さんはそそくさと教室から出て行ってしまわれて」
「……あー」
その日は受験が終わったら急いで帰りたかったのだ。
最近ハマりだしたMMORPGのイベントが迫っていたから。
受験が終わったらどっぷり浸かってやり尽くしてやるって決めてたもんなぁ。
まあそのゲームも去年サービス終了してしまったが。
「だから今年は驚きました。その人が同じクラスにいたんですから!」
「今回みたいに調べなかったのか?」
「もちろん乙女さんにも頼みました。ですが見つからないという報告があって」
……ん? そいつはおかしいな。この短時間で、俺のことや家、電話番号もすべて網羅できる情報収集能力を持っているのに、受験時に隣に座った奴のことを調べられないのは変だ。
「でもいいんです! だって、ようやく会いたいと思っていた人に再会できたんですから!」
「にしてはもう高二になって一ヶ月くらい経つけどな」
その間に話しかけられた覚えはもちろんない。
「そ、それは……ですね……その……………は、恥ずかしくて」
「は?」
「わ、私だって勇気を出そうとしたんですよ! で、ですがいざ話しかけようと思ったら言葉が出なくてですね!」
意外だった。気さくに誰にでも話しかけるような印象だったが……。
「何度か話そうとチャレンジしたんですけど、その度に咳が出てしまい……。受験の時より少しはマシになったんですけど、どうしても有野さんと話そうとすると緊張してしまって」
本当に厄介な癖だな。確かに咳をしながら他人に、しかも異性に話しかけるというのはちょっと気を使ってしまう。
「そのことを乙女さんに相談したんです。そうしたらしばらく慣れるために時間を置いては、と言われまして。しかも二年ほど」
「にっ……!?」
「失礼致します」
……家に上げてしまった。
何でこんなことになったのだろうか。
突然訪問してきたことに驚き、完全に動揺してしまったのだ。
四奈川には「家の用事を手伝います!」と、メイドには「お嬢様を一人にするわけにはいきませんから」とそれぞれ言われ、本当は用事なんてなく嘘でしたとは言えず、結局もう用事は済んだと答えるしかなかった。
すると四奈川が「じゃあ少しお話しましょう」と提案され一度断ってはみたが、四奈川が悲しそうな表情を浮かべると、隣に立つメイドから尋常ではない殺気が迸ったこともあり、自分の命惜しさに「汚いところですが」といって迎え入れることになったのである。
つーかコイツ、こんな強引な奴だったんだな。
クラスメイトと接する四奈川は、普通に気立ての良いお嬢様といった感じだった。
よく喋りよく笑う、感情豊かな少女。そういう印象だ。
金持ちを鼻にかけるようなこともないし、少し世間知らずっぽい感じではあるが、それでも誰にでも優しい。俺は話した記憶はないが。
しかしまさか男子の家に押しかけるような奴だったとは意外過ぎる。しかもまったくといっていいほど親しくないにもかかわらずだ。
……まさかこう見えてビッチなのか?
いわゆる清楚ビッチというやつか。その上に天然がつくかもしれないが。
だとするならちょっとくらいおっぱいとか触っても、
「もう、有野さんのエッチ……ばか」
とか軽く言われるだけで許されるんじゃ。
…………試してみ………ないよ絶対! うん!
だからそんな殺し屋のような目つきで俺を睨まないでメイドさんっ!
また声に出してしまったのかと思ったが、近くにいる四奈川が何も聞いていない様子なのでそれはない。
なのに何で俺が邪な考えをしたらメイドにバレるのか。本当に怖い。
「とりあえずリビングで寛いでてくれ。何か茶菓子でも用意するから」
「それには及びません、有野様」
「へ?」
いきなり制止をかけたメイドが、そのままキッチンへと向かう。
「え、あ、あの……」
「おもてなしをするのはメイドの務め。どうぞ有野様はごゆっくりとお寛ぎください」
「で、でも……」
するとメイドがスッと俺に詰め寄って顔を近づけてくる。
「あなたの用意するお茶などお嬢様の口に合うわけがないでしょう? それとも何ですか? 家事のスペシャリストでもある私よりも上手くお茶を淹れられるとでも?」
「……よろしくお願いします」
うんこれはしゃーない。別に怖かったわけじゃないよ? ただ単にメイドとしての仕事を取っちゃ可哀想だなぁって思っただけだし? ……本当だよ?
俺はすでにリビングにあるソファに座っている四奈川の対面に敷かれている絨毯の上に座った。
「あ、すみません。こちらにどうぞ」
「いや、俺はここでいいよ。四奈川はお客様だしな。そこにいろ」
「で、ですが……」
「いいから。それよりも聞きたいことがあるんだけど」
「あ、はい。何でしょうか?」
「何でそこまで俺に関わってくんだ? 別にクラスメイトってだけで、そんなに親しくはなかったよな? 話したことも多分今日が初めてくらいじゃねえの?」
「そ、それは……」
そうだ。これは問い質しておきたかった。
本当にただのビッチなら……いや、それでもこんな冴えない男に近づくとは思わんが。
とにかく彼女が嫌に俺に執心している感じがして、その理由を聞きたかったのだ。
問いかけられた四奈川だが、少しだけ残念そうな表情で気になるようなことを言う。
「やっぱり覚えていない……ですよね」
……覚えてない? 何をだ?
話の流れからどこかで話したことがあるのか……?
すると四奈川が苦笑を浮かべながら、今度は逆に聞いてきた。
「あ、あの……入学試験の時、私が隣に座ったのを覚えてますか?」
「入学試験?」
悪いが親から合格しないと仕送りを減らすと言われていたので、必死こいて勉強をして、人生を懸けたかのように受験に臨んでいたので、あまり他の連中のことは覚えていない。
「私……その、特別な日というのはどうも緊張してしまうんです。緊張が高まってしまうと、咳が何度も出るんです」
「せき? ゴホゴホってやつ?」
「はい。そのゴホゴホです」
緊張すると咳が出る、かぁ。それは結構辛い癖だな。
「……! ああ、そういや隣に座った奴がマスクをしながら咳をしてたの思い出した」
「! そ、それです! そのマスクをしてたのが私です!」
「お、おう、そうだったんか」
俺がてっきり受験の日にかかわらずに体調不良とか可哀想な奴だなとしか思わなかった。
というかアレが四奈川だったのか。大きなマスクで目元しか見えていなかったから分からなかったのだ。
「試験が始まる前にもやはり咳が出てしまって……。これじゃ他の人たちに迷惑がかかると思い、何とか持参したはずの飲み物で抑えようとしたんですけど…………忘れてきちゃったみたいで」
飲み物を飲めば大分咳は治まるらしい。だったらそんな大事なもんを忘れるなよとは言いたいが。
「パニックになってしまい、益々咳が酷くなりました。もうすぐ試験が始まります。買いに行くこともできません。どうしようかと悩みました。いっそのこと他の人に迷惑がかかってしまうなら教室から出て行こうとさえ思いました。でもその時、有野さんが私を助けてくれたんです」
「助けた? …………あ」
「思い出してくれましたか。そうです。有野さんは私に飲み物をくれたんです」
ようやく思い出した。
確かにそんなことがあった。
隣に座ってる奴が苦しそうに咳をしてて、慌てながら自分のカバンの中を探っては落ち込んだ様子を見て、何かを忘れてきたのかと推察したのである。
喉をギュッと押さえる姿を見て、もしかして喉でも渇いているのかと思ったのだ。
そこでこの教室に来る前に買っておいた未開封のドリンクを上げたのである。
咳のし過ぎか、若干嗄れたような声で礼を言われた。
「そしてお互いに頑張ろうなって言ってくれました。……とても嬉しかったんです」
「いやいやいやいや、ただドリンクをやっただけだし」
「それが私にとって救いだったんです!」
「そんな大げさな……」
まあ確かにそのあとはあまり咳はしなくなったと思うが。
「でもすべての試験が終わって、改めてお礼を言おうと思ったら、有野さんはそそくさと教室から出て行ってしまわれて」
「……あー」
その日は受験が終わったら急いで帰りたかったのだ。
最近ハマりだしたMMORPGのイベントが迫っていたから。
受験が終わったらどっぷり浸かってやり尽くしてやるって決めてたもんなぁ。
まあそのゲームも去年サービス終了してしまったが。
「だから今年は驚きました。その人が同じクラスにいたんですから!」
「今回みたいに調べなかったのか?」
「もちろん乙女さんにも頼みました。ですが見つからないという報告があって」
……ん? そいつはおかしいな。この短時間で、俺のことや家、電話番号もすべて網羅できる情報収集能力を持っているのに、受験時に隣に座った奴のことを調べられないのは変だ。
「でもいいんです! だって、ようやく会いたいと思っていた人に再会できたんですから!」
「にしてはもう高二になって一ヶ月くらい経つけどな」
その間に話しかけられた覚えはもちろんない。
「そ、それは……ですね……その……………は、恥ずかしくて」
「は?」
「わ、私だって勇気を出そうとしたんですよ! で、ですがいざ話しかけようと思ったら言葉が出なくてですね!」
意外だった。気さくに誰にでも話しかけるような印象だったが……。
「何度か話そうとチャレンジしたんですけど、その度に咳が出てしまい……。受験の時より少しはマシになったんですけど、どうしても有野さんと話そうとすると緊張してしまって」
本当に厄介な癖だな。確かに咳をしながら他人に、しかも異性に話しかけるというのはちょっと気を使ってしまう。
「そのことを乙女さんに相談したんです。そうしたらしばらく慣れるために時間を置いては、と言われまして。しかも二年ほど」
「にっ……!?」
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