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「ほらほら、もう少し笑え」
目の前でカメラを構えた父からの要求。
そのカメラが捉えるのは、本日小学校の入学式を迎えた悟円である。
子供ながらスーツを着させられ、正門の前で写真を撮るというありふれたイベントをしている最中だった。
前世の知識を思い出してから二年が経ち、幾ばくか顔つきも男らしさを形成している。とはいってもまだまだ幼く可愛らしさも残っているが。
そんな精神年齢が大人な悟円にとって、こうしたイベントはやはり気恥ずかしい。特に隣に立ち自分の手を握って満面の笑みを浮かべている姉――琴乃のせいもあって。
この二年で琴乃は十歳になったが、最近の女子というのは、もうこの頃から男子と違って大人びている子が多いせいか、琴乃も益々母に似て美少女に磨きがかかっている。
アイドルグループにいると言われても納得できるほどだ。
だから告白なんてしょっちゅう受けているらしいし、今もそこらにいる男子たちがこぞって目を奪われている。中には保護者の男性も感心しているようだ。
そのせいで大勢の視線がこちらへと向くので、基本的に目立つのが苦手な悟円としては勘弁してもらいたい。
(ていうか何で一緒に写るのさ……)
同じ小学校なのは当然なのだが、ここは一応主役である悟円を立てるべきではなかろうか。
当の本人は、こちらの羞恥などまったく気にも留めない様子で嬉しそうだ。
(……ま、琴姉ちゃんが喜んでるならいいか)
決してシスコンではないつもりだが、突き放すことで彼女の笑顔がなくなるなら、好きにさせてやろうという気持ちの方が強かった。
パシャッと父が写真を撮ると、悟円立ちに向かってグーサインを見せつける。すぐに琴乃が父のもとへ向かい撮った写真の出来栄えを確認して頷く。
ようやく終わったかと思うと……。
「はーい、こっち向いて、ごっくん!」
見れば、いつの間にか自分のスマホをこちらに向けている姉の姿があった。しかもすでにもう写真を撮っている。しかも連写で。
「へいへい、次はポーズ取ってみようか!」
ノリがプロのカメラマンみたいな感じで、次々と要求を突き付けてくる。当然ポーズなんて取るのはさすがにイヤなので棒立ちのままだが。
それでも気にせずに、琴乃は自分で立ち位置を変えて、様々なアングルで悟円を撮りまくっている。
(パシャパシャうっせぇ……記者会見かっつうの)
するとそこへ、ピタリと悟円の隣に寄り添った人物がいた。
「ん? ……空絵ちゃんか」
実は彼女も少し前に、同じように佳菜絵と、その旦那である耕助もまた娘である空絵の写真を撮っていたのだ。
「つぎ……そらといっしょ」
そうなのだ。最初悟円の写真を撮る時に、琴乃が一緒に撮りたいと言った時、自分もと名乗りを上げたのが彼女だった。公平にじゃんけんをすることになり、勝った琴乃が最初に撮ることになったというわけである。
そしていよいよ自分の出番とばかりに近づいてきたのだろう。
「ちょっと空絵! まだあたしのごっくん撮影が終わってないんだけど!」
いや、そもそも一緒に撮ることは許可したが、ごっくん撮影とやらは許可した覚えなどない。
「こと……うるさい」
「だから前から言ってるけど、呼び捨てじゃなくて琴お姉さまって呼びなさいよ! ていうかうるさいって何よぉ!」
それもどうかと思う。そこは琴さんとか琴お姉ちゃんでいいだろう。
こんな感じで、二年経っても二人は会う度衝突している。そのきっかけが自分であることは理解している悟円だが、下手に介入しすると面倒なことになるのは分かっているので、周りに保護者がいる時は、いつも事の成り行きを見守っているのだ。
「はいはい、あまり騒いでると他の人に迷惑じゃない、アンタたち!」
真っ先に注意をしたのは佳菜絵だった。
「で、でも空絵が!」
「ううん……ことがうるさいだけ」
「あーまた言ったぁ!」
「つぎは……そらのばんだもん」
もし自分が当事者でなければ微笑ましく見ていられるのだろうが……。
(あぁ……目立ってるぅ)
他の新入生や保護者の人たちの注目を浴びてしまっている。
「ったく、耕助も何か言ってやんなよ」
佳菜絵が溜息交じりに、自分の夫へ目配せをする。
そんな耕助だが、見た目はハッキリ言って怖い。身長が二メートル越えと体格も大きいし目つきも鋭い。しかも基本的に空絵と同じ無表情だから、それが逆に威圧感を増している。
スーツ姿が、最早危ない組織の人たちにしか見えない。もし知らない相手なら近づきたくないような風貌だ。
「………………こ、こらぁ……」
物凄く小さい声が、大きな口から発せられた。ちょっと強めの風が吹いたら吹き飛ばされそうなほどの弱々しさ。
そう、実はこの人、見た目こそ肉食で強面だが、その性格は温厚かつ物静かな読書好きで、これまで声なんて張り上げたことがないらしいのだ。
「はぁ……耕助、アンタそんなんで二人が反省するわけないでしょうが。こういう時はちゃんと怒りなさいっていつも言ってるでしょ」
「そ、それは……でも……怒ったら泣いちゃうだろうし」
実際に彼はその見た目で、話しかけずとも子供を泣かせた経験は豊富。だからできるだけ子供には優しく接するか、必要以上に近づかないことをモットーにしている。
そんな耕助の発言に対し、佳菜絵はやれやれと首を振っている。
そこへ今まで黙っていた悟円の母である結乃が口を開く。
「ことちゃん、写真なら家でも撮れるでしょ~。それにさっきも撮ってもらったんだから、ちゃんと順番は守ろうねぇ」
「えぇ……」
「言うことを聞かない子は――」
その時、悟円は見た。琴乃の傍で笑みを浮かべる母を。しかしその笑顔には、凄まじい気迫が込めれており、それを見た琴乃は怯えたように「ひゃ、ひゃい!」と手を上げた。
しかも父もその笑みを見たのか、同じように真っ青になっている。
(うん、やっぱ母さんが最強だな)
万堂家で最も権力を有するのは父ではない。この母こそが最強……いや、最恐なのだ。
普段温厚で決してキレたりしない人だが、一度怒りを露わにすると恐怖を相手に植え付けてしまう。
前に父が連絡も無しに夜遅く帰ってきて、しかもキャバクラの名刺を見つけた時の母は凄かった。
どす黒いオーラを全身から放出し、父をベランダに正座させ、そこで二時間ほど説教タイム。その時のことを父に聞くと、まるで地獄の閻魔のようだったと。
琴乃もどちからというと父に似た身勝手さが目立ち、その積み重ねで怒りの天元突破した母に説教をされた経験がある。
だから二人は、最も怒らせてはダメなのが魂レベルで誰なのか理解しているのだ。
ちなみに悟円は叱られたことはあるが、二人ほどではない。基本的に良い子であるように努めてはいるからだ。
そうして見事、弟好き撮影モンスターは撃退され、ホクホク気分で空絵は悟円を独占することができ、満足のいく写真が撮れて喜んでいたのであった。
目の前でカメラを構えた父からの要求。
そのカメラが捉えるのは、本日小学校の入学式を迎えた悟円である。
子供ながらスーツを着させられ、正門の前で写真を撮るというありふれたイベントをしている最中だった。
前世の知識を思い出してから二年が経ち、幾ばくか顔つきも男らしさを形成している。とはいってもまだまだ幼く可愛らしさも残っているが。
そんな精神年齢が大人な悟円にとって、こうしたイベントはやはり気恥ずかしい。特に隣に立ち自分の手を握って満面の笑みを浮かべている姉――琴乃のせいもあって。
この二年で琴乃は十歳になったが、最近の女子というのは、もうこの頃から男子と違って大人びている子が多いせいか、琴乃も益々母に似て美少女に磨きがかかっている。
アイドルグループにいると言われても納得できるほどだ。
だから告白なんてしょっちゅう受けているらしいし、今もそこらにいる男子たちがこぞって目を奪われている。中には保護者の男性も感心しているようだ。
そのせいで大勢の視線がこちらへと向くので、基本的に目立つのが苦手な悟円としては勘弁してもらいたい。
(ていうか何で一緒に写るのさ……)
同じ小学校なのは当然なのだが、ここは一応主役である悟円を立てるべきではなかろうか。
当の本人は、こちらの羞恥などまったく気にも留めない様子で嬉しそうだ。
(……ま、琴姉ちゃんが喜んでるならいいか)
決してシスコンではないつもりだが、突き放すことで彼女の笑顔がなくなるなら、好きにさせてやろうという気持ちの方が強かった。
パシャッと父が写真を撮ると、悟円立ちに向かってグーサインを見せつける。すぐに琴乃が父のもとへ向かい撮った写真の出来栄えを確認して頷く。
ようやく終わったかと思うと……。
「はーい、こっち向いて、ごっくん!」
見れば、いつの間にか自分のスマホをこちらに向けている姉の姿があった。しかもすでにもう写真を撮っている。しかも連写で。
「へいへい、次はポーズ取ってみようか!」
ノリがプロのカメラマンみたいな感じで、次々と要求を突き付けてくる。当然ポーズなんて取るのはさすがにイヤなので棒立ちのままだが。
それでも気にせずに、琴乃は自分で立ち位置を変えて、様々なアングルで悟円を撮りまくっている。
(パシャパシャうっせぇ……記者会見かっつうの)
するとそこへ、ピタリと悟円の隣に寄り添った人物がいた。
「ん? ……空絵ちゃんか」
実は彼女も少し前に、同じように佳菜絵と、その旦那である耕助もまた娘である空絵の写真を撮っていたのだ。
「つぎ……そらといっしょ」
そうなのだ。最初悟円の写真を撮る時に、琴乃が一緒に撮りたいと言った時、自分もと名乗りを上げたのが彼女だった。公平にじゃんけんをすることになり、勝った琴乃が最初に撮ることになったというわけである。
そしていよいよ自分の出番とばかりに近づいてきたのだろう。
「ちょっと空絵! まだあたしのごっくん撮影が終わってないんだけど!」
いや、そもそも一緒に撮ることは許可したが、ごっくん撮影とやらは許可した覚えなどない。
「こと……うるさい」
「だから前から言ってるけど、呼び捨てじゃなくて琴お姉さまって呼びなさいよ! ていうかうるさいって何よぉ!」
それもどうかと思う。そこは琴さんとか琴お姉ちゃんでいいだろう。
こんな感じで、二年経っても二人は会う度衝突している。そのきっかけが自分であることは理解している悟円だが、下手に介入しすると面倒なことになるのは分かっているので、周りに保護者がいる時は、いつも事の成り行きを見守っているのだ。
「はいはい、あまり騒いでると他の人に迷惑じゃない、アンタたち!」
真っ先に注意をしたのは佳菜絵だった。
「で、でも空絵が!」
「ううん……ことがうるさいだけ」
「あーまた言ったぁ!」
「つぎは……そらのばんだもん」
もし自分が当事者でなければ微笑ましく見ていられるのだろうが……。
(あぁ……目立ってるぅ)
他の新入生や保護者の人たちの注目を浴びてしまっている。
「ったく、耕助も何か言ってやんなよ」
佳菜絵が溜息交じりに、自分の夫へ目配せをする。
そんな耕助だが、見た目はハッキリ言って怖い。身長が二メートル越えと体格も大きいし目つきも鋭い。しかも基本的に空絵と同じ無表情だから、それが逆に威圧感を増している。
スーツ姿が、最早危ない組織の人たちにしか見えない。もし知らない相手なら近づきたくないような風貌だ。
「………………こ、こらぁ……」
物凄く小さい声が、大きな口から発せられた。ちょっと強めの風が吹いたら吹き飛ばされそうなほどの弱々しさ。
そう、実はこの人、見た目こそ肉食で強面だが、その性格は温厚かつ物静かな読書好きで、これまで声なんて張り上げたことがないらしいのだ。
「はぁ……耕助、アンタそんなんで二人が反省するわけないでしょうが。こういう時はちゃんと怒りなさいっていつも言ってるでしょ」
「そ、それは……でも……怒ったら泣いちゃうだろうし」
実際に彼はその見た目で、話しかけずとも子供を泣かせた経験は豊富。だからできるだけ子供には優しく接するか、必要以上に近づかないことをモットーにしている。
そんな耕助の発言に対し、佳菜絵はやれやれと首を振っている。
そこへ今まで黙っていた悟円の母である結乃が口を開く。
「ことちゃん、写真なら家でも撮れるでしょ~。それにさっきも撮ってもらったんだから、ちゃんと順番は守ろうねぇ」
「えぇ……」
「言うことを聞かない子は――」
その時、悟円は見た。琴乃の傍で笑みを浮かべる母を。しかしその笑顔には、凄まじい気迫が込めれており、それを見た琴乃は怯えたように「ひゃ、ひゃい!」と手を上げた。
しかも父もその笑みを見たのか、同じように真っ青になっている。
(うん、やっぱ母さんが最強だな)
万堂家で最も権力を有するのは父ではない。この母こそが最強……いや、最恐なのだ。
普段温厚で決してキレたりしない人だが、一度怒りを露わにすると恐怖を相手に植え付けてしまう。
前に父が連絡も無しに夜遅く帰ってきて、しかもキャバクラの名刺を見つけた時の母は凄かった。
どす黒いオーラを全身から放出し、父をベランダに正座させ、そこで二時間ほど説教タイム。その時のことを父に聞くと、まるで地獄の閻魔のようだったと。
琴乃もどちからというと父に似た身勝手さが目立ち、その積み重ねで怒りの天元突破した母に説教をされた経験がある。
だから二人は、最も怒らせてはダメなのが魂レベルで誰なのか理解しているのだ。
ちなみに悟円は叱られたことはあるが、二人ほどではない。基本的に良い子であるように努めてはいるからだ。
そうして見事、弟好き撮影モンスターは撃退され、ホクホク気分で空絵は悟円を独占することができ、満足のいく写真が撮れて喜んでいたのであった。
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