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木々を抜けて、拝殿がある場所まで戻ってくると、悟円を見つけた母たちが駆け寄ってきた。そこには玄子もいて、皆が心配そうな表情をしている。
「もう、ごーちゃん! 遠くに行っちゃダメって言ったでしょ!」
「ご、ごめんなさい!」
母に叱られ謝るしかできない。完全にこっちが悪いのだから。
「でも良かったぁ。トイレにもいないから心配したんだよ?」
そう言うのは玄子だ。どうやら母が悟円のことを彼女に尋ねたようで、一緒にトイレへと向かったそうだ。しかしそこには悟円の姿がなかったために慌てて探し回ったらしい。
心配かけたことを玄子にも謝り、一緒に探してくれたこともちゃんと礼を言った。
ただこんな状況にもかかわず、いまだに佳菜絵の腕の中でスヤスヤと眠っている空絵は大物かもしれない。
せっかくだからとお参りをしてから帰ることにした。見送ってくれるという玄子と一緒に階段を降りていく。
その時に、玄子が「あれ?」と悟円に向けて声をかけてきた。
「そんな数珠、つけてたっけ?」
「え? う、うん……ずっとつけてたよ!」
少し前を歩く母たちは、悟円立ちの会話には入っていない。親同士で談笑しているからだ。
そういえばこの数珠を付けたままだったと思って、反射的に袖を伸ばして隠す。
(あれ? でもお母さんたちはコレに気づかなかったよな?)
まあ、長袖で隠れているから、たまたま目に入らなかっただけかもしれないが。
(いや、それよりもコレ……持って帰ってきて良かったの……かな?)
玄子に返した方が良いのではと思ったが、一応祠について尋ねてみることにした。
「そ、そういえばこの神社って、拝殿から少し離れたところに泉があるよね?」
「ん? 泉? そんなのないよ?」
「……へ?」
思わず足が止まってしまった。
「ほ、本当に? 泉の傍に祠があるよね?」
「ううん、ないはずだけど……?」
ジッと彼女の顔を見るが、嘘や誤魔化そうとしている様子は見当たらない。
(どういうことだ? じゃああそこは一体……?)
確かに不可思議過ぎる体験ではあった。何せ突然数珠が亀に化け、しかも喋るのだから。現実では考えられないことだ。
しかし白昼夢を見たというわけでは決してない。何故なら確かに現在も自分の手首には数珠があるのだから。
「泉……もしかして昨日一昨日と昨日と雨が降ったから、水たまりでもできたのかも」
そんなことを言う玄子の脇を、歩き始めた悟円は通り過ぎる。まだ脳内では、先の出来事を反芻していた。
(ここに住んでる玄子さんが知らない祠……。そんなことがありえるのか?)
敷地面積はかなり広いものの、だからといってあれだけ神秘的な祠の存在を知らないなんておかしい。ともすれば観光の名所にだってなってもおかしくない。
それに祠もずっと放置されている感じではなかった。草や苔などが必要以上に生えないようにされていたと思う。つまり誰かが絶対に定期的に手入れをしているということ。
(親が手入れしていたとしても、それを娘に知らせないってことがあるか?)
仮に地下とか、もっと分かりにくい場所に隠れるように設置されていたら話は別だが、実際は拝殿の近くの横道からも遠目には確認できる位置にあったはず。それで玄子が知らないというのは疑問でしかない。
しかし玄子の態度から、本当に祠の存在など知らないようだ。
「うーん、あんなところに祠なんてなかったと思うんだけどなぁ……。お父さんかお祖父ちゃんなら何か知ってるかも」
「あーごめん、多分見間違いだったかも」
あまりこの話を追及するのは良くなさそうだと直感が言っていたので、ここらで話を止めておくことにした。
悟円の言葉に、玄子は「そう?」と軽く答え、その話は狙い通りに終結する。すると、すぐに玄子は話題を変えて、自分が通っている学校の話や友達の話をしてくれた。
そうして階段を降り切った悟円たちは、玄子に見送られながら神社を後にしたのである。
帰宅した悟円は、自室のベッドの真ん中に座って、目の前に置かれた数珠を見つめていた。
父はまだ帰って来ていないし、母と琴乃は一緒に夕飯作りをしている。だから現在、この一人の時間を有効に活用しようと行動していたのだ。
「…………なあ、聞こえてる?」
数珠に向かって話しかける。普通なら無機物に話しかけるヤバイ奴にしか見えないが……。
直後、ボボンッとあの時と同じような現象が起きて、そこには数珠から姿を変えた緋色の亀がチョコンと居座っていた。
「どうしたのぉ、パパ~?」
やはり喋る。間違いなく日本語で。そして動いている。
「いろいろ聞きたいことがあるんだけど……」
どこか眠そうに「いいよぉ~」と返事をしてきた。
「確かお前、自分のことをレイキって言ってたよね?」
「うん、言ったよぉ」
「それって『霊亀』――『四霊《しれい》』の一つのあの『霊亀』なの?」
「おぉ、さすがパパ~、ボクのことよく知ってるんだねぇ」
自分の考えが当たっていたことに思わず頭を抱えてしまう。
『四霊』とは〝四瑞《しずい》〟とも言って、四種の〝瑞獣《ずいじゅう》〟のことだ。
この『瑞獣』というのは、古代中国でこの世に生息する動物たちの長だとされた四つの獣のこと。
吉兆の存在として姿を現す特殊な動物として認識されている。
そしてその四つの獣の一つが『霊亀』なのだ。水神の象徴であり、強大な霊力を有する存在。
何故こんなに詳しいのかというと、それもまた悟円の前世に由来する。
(パラレルワールドの中国で仙人だった時の記憶。そこには確かに『霊亀《コイツ》』の知識があった)
本来仙人とは不老不死とされているが、悟円の前世は、いわれのない罪をなすりつけられ、他の仙人たちによって特別な手法で滅されてしまったのだ。
「けど『四霊』は中国神話なんかに出てくる存在でしょ。何で日本にいるのさ?」
「えっとぉ…………あれぇ…………どうしてだっけぇ?」
それはこっちが聞きたいのだが……。
「う~ん……ずっと待ってたような気はするんだけどぉ……」
「待ってた?」
そういえばコイツと出会う直前に、〝待ってたよ〟という言葉を聞いた。
「一体誰を待ってたの?」
「それはパパだよぉ。ボクを創ったのはパパだしぃ」
「は? いやいや、少なくても僕はお前を作った覚えはないぞ」
記憶の中にも、そんな過去は存在しない。
「えぇ……でもパパはパパだよぉ。仙術でボクを創ってくれたしぃ」
その言葉を正面から受け取るなら、パパと呼ばれる仙人がコイツ――『霊亀』を生み出したということ。神でもある存在を創り出すなんて、人を超越した仙人でも普通は無理だ。
「お前一体……」
「う~ん、まあ細かいことはいいと思うよぉ。そんなことよりもぉ……お腹減ったなぁ」
どうやらコイツはマイペース過ぎる性格のようだ。こういう奴を急かしたところで無駄なことは前世の知識からある程度理解している。
悟円は「はぁ……」と溜息を吐くと、棚にあるお菓子箱を持ってきた。
「今はこんなものしかないけど……そもそもコイツって菓子食べられるのか?」
普通の亀ではないし、知識上では特に食事などをしている場面はなかった。
「それなぁにぃ~?」
間延びする言い方で興味深そうに尋ねてきた。
「チョコレートっていう甘味だよ」
「ちょこれぇとぉ?」
とりあえず袋に入っているブロックチョコを取り出して、手に乗せてから近づけてやった。
するとノコノコとやってきて、クンクンとチョコを嗅ぐとハムッと咥えた。
「んぅ…………っ!?」
突然何かを発見したかのような表現をしたかと思ったら、今度は夢中になってチョコに齧りつき始めた。
「美味い?」
「うん! これすきぃ!」
どうやら大そうお気に召したようだ。子供みたいなので、やはり甘いものは好物らしい。
「パパ~、もっともっとぉ!」
「はいはい、ていうか食べ過ぎたら腹壊すと思うけど……」
「ボクは『霊亀』だからだいじょ~ぶぅ~」
つまり体調を崩すことはないということか。何て羨ましい身体だ。
(まあ小さくても神話に登場する存在だしな。普通じゃないのが普通か)
そこへドタドタと、こちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
「ヤバイ! 多分琴姉ちゃんだ! ねえ『霊亀』! すぐに数珠に変化して!」
「えぇ~、今食べてるのにぃ~」
「またすぐにあげるから! だからお願い!」
『霊亀』は「しょうがないなぁ」と呟くと、その姿を数珠へと変えたので、手に取って自分の机の引き出しにしまった。
――バンッ!
いきなり扉が開いたと思ったら、「ごっくんっ、ごっはんだよぉ!」と言いながら抱き着いてきた。そのせいでベッドに倒れ込んでしまう。
「うぐっ!? ……あのね、呼びに来てくれたのは嬉しいけど、もう少し優しくしてほしい」
「あっは、ごめんごめん! ほらほら、早く行こ!」
二人して起き上がると、悟円は琴乃に手を引かれながらリビングへと向かう。
そのタイミングで父も帰ってきたようで、家族四人で食卓を囲った。
「もう、ごーちゃん! 遠くに行っちゃダメって言ったでしょ!」
「ご、ごめんなさい!」
母に叱られ謝るしかできない。完全にこっちが悪いのだから。
「でも良かったぁ。トイレにもいないから心配したんだよ?」
そう言うのは玄子だ。どうやら母が悟円のことを彼女に尋ねたようで、一緒にトイレへと向かったそうだ。しかしそこには悟円の姿がなかったために慌てて探し回ったらしい。
心配かけたことを玄子にも謝り、一緒に探してくれたこともちゃんと礼を言った。
ただこんな状況にもかかわず、いまだに佳菜絵の腕の中でスヤスヤと眠っている空絵は大物かもしれない。
せっかくだからとお参りをしてから帰ることにした。見送ってくれるという玄子と一緒に階段を降りていく。
その時に、玄子が「あれ?」と悟円に向けて声をかけてきた。
「そんな数珠、つけてたっけ?」
「え? う、うん……ずっとつけてたよ!」
少し前を歩く母たちは、悟円立ちの会話には入っていない。親同士で談笑しているからだ。
そういえばこの数珠を付けたままだったと思って、反射的に袖を伸ばして隠す。
(あれ? でもお母さんたちはコレに気づかなかったよな?)
まあ、長袖で隠れているから、たまたま目に入らなかっただけかもしれないが。
(いや、それよりもコレ……持って帰ってきて良かったの……かな?)
玄子に返した方が良いのではと思ったが、一応祠について尋ねてみることにした。
「そ、そういえばこの神社って、拝殿から少し離れたところに泉があるよね?」
「ん? 泉? そんなのないよ?」
「……へ?」
思わず足が止まってしまった。
「ほ、本当に? 泉の傍に祠があるよね?」
「ううん、ないはずだけど……?」
ジッと彼女の顔を見るが、嘘や誤魔化そうとしている様子は見当たらない。
(どういうことだ? じゃああそこは一体……?)
確かに不可思議過ぎる体験ではあった。何せ突然数珠が亀に化け、しかも喋るのだから。現実では考えられないことだ。
しかし白昼夢を見たというわけでは決してない。何故なら確かに現在も自分の手首には数珠があるのだから。
「泉……もしかして昨日一昨日と昨日と雨が降ったから、水たまりでもできたのかも」
そんなことを言う玄子の脇を、歩き始めた悟円は通り過ぎる。まだ脳内では、先の出来事を反芻していた。
(ここに住んでる玄子さんが知らない祠……。そんなことがありえるのか?)
敷地面積はかなり広いものの、だからといってあれだけ神秘的な祠の存在を知らないなんておかしい。ともすれば観光の名所にだってなってもおかしくない。
それに祠もずっと放置されている感じではなかった。草や苔などが必要以上に生えないようにされていたと思う。つまり誰かが絶対に定期的に手入れをしているということ。
(親が手入れしていたとしても、それを娘に知らせないってことがあるか?)
仮に地下とか、もっと分かりにくい場所に隠れるように設置されていたら話は別だが、実際は拝殿の近くの横道からも遠目には確認できる位置にあったはず。それで玄子が知らないというのは疑問でしかない。
しかし玄子の態度から、本当に祠の存在など知らないようだ。
「うーん、あんなところに祠なんてなかったと思うんだけどなぁ……。お父さんかお祖父ちゃんなら何か知ってるかも」
「あーごめん、多分見間違いだったかも」
あまりこの話を追及するのは良くなさそうだと直感が言っていたので、ここらで話を止めておくことにした。
悟円の言葉に、玄子は「そう?」と軽く答え、その話は狙い通りに終結する。すると、すぐに玄子は話題を変えて、自分が通っている学校の話や友達の話をしてくれた。
そうして階段を降り切った悟円たちは、玄子に見送られながら神社を後にしたのである。
帰宅した悟円は、自室のベッドの真ん中に座って、目の前に置かれた数珠を見つめていた。
父はまだ帰って来ていないし、母と琴乃は一緒に夕飯作りをしている。だから現在、この一人の時間を有効に活用しようと行動していたのだ。
「…………なあ、聞こえてる?」
数珠に向かって話しかける。普通なら無機物に話しかけるヤバイ奴にしか見えないが……。
直後、ボボンッとあの時と同じような現象が起きて、そこには数珠から姿を変えた緋色の亀がチョコンと居座っていた。
「どうしたのぉ、パパ~?」
やはり喋る。間違いなく日本語で。そして動いている。
「いろいろ聞きたいことがあるんだけど……」
どこか眠そうに「いいよぉ~」と返事をしてきた。
「確かお前、自分のことをレイキって言ってたよね?」
「うん、言ったよぉ」
「それって『霊亀』――『四霊《しれい》』の一つのあの『霊亀』なの?」
「おぉ、さすがパパ~、ボクのことよく知ってるんだねぇ」
自分の考えが当たっていたことに思わず頭を抱えてしまう。
『四霊』とは〝四瑞《しずい》〟とも言って、四種の〝瑞獣《ずいじゅう》〟のことだ。
この『瑞獣』というのは、古代中国でこの世に生息する動物たちの長だとされた四つの獣のこと。
吉兆の存在として姿を現す特殊な動物として認識されている。
そしてその四つの獣の一つが『霊亀』なのだ。水神の象徴であり、強大な霊力を有する存在。
何故こんなに詳しいのかというと、それもまた悟円の前世に由来する。
(パラレルワールドの中国で仙人だった時の記憶。そこには確かに『霊亀《コイツ》』の知識があった)
本来仙人とは不老不死とされているが、悟円の前世は、いわれのない罪をなすりつけられ、他の仙人たちによって特別な手法で滅されてしまったのだ。
「けど『四霊』は中国神話なんかに出てくる存在でしょ。何で日本にいるのさ?」
「えっとぉ…………あれぇ…………どうしてだっけぇ?」
それはこっちが聞きたいのだが……。
「う~ん……ずっと待ってたような気はするんだけどぉ……」
「待ってた?」
そういえばコイツと出会う直前に、〝待ってたよ〟という言葉を聞いた。
「一体誰を待ってたの?」
「それはパパだよぉ。ボクを創ったのはパパだしぃ」
「は? いやいや、少なくても僕はお前を作った覚えはないぞ」
記憶の中にも、そんな過去は存在しない。
「えぇ……でもパパはパパだよぉ。仙術でボクを創ってくれたしぃ」
その言葉を正面から受け取るなら、パパと呼ばれる仙人がコイツ――『霊亀』を生み出したということ。神でもある存在を創り出すなんて、人を超越した仙人でも普通は無理だ。
「お前一体……」
「う~ん、まあ細かいことはいいと思うよぉ。そんなことよりもぉ……お腹減ったなぁ」
どうやらコイツはマイペース過ぎる性格のようだ。こういう奴を急かしたところで無駄なことは前世の知識からある程度理解している。
悟円は「はぁ……」と溜息を吐くと、棚にあるお菓子箱を持ってきた。
「今はこんなものしかないけど……そもそもコイツって菓子食べられるのか?」
普通の亀ではないし、知識上では特に食事などをしている場面はなかった。
「それなぁにぃ~?」
間延びする言い方で興味深そうに尋ねてきた。
「チョコレートっていう甘味だよ」
「ちょこれぇとぉ?」
とりあえず袋に入っているブロックチョコを取り出して、手に乗せてから近づけてやった。
するとノコノコとやってきて、クンクンとチョコを嗅ぐとハムッと咥えた。
「んぅ…………っ!?」
突然何かを発見したかのような表現をしたかと思ったら、今度は夢中になってチョコに齧りつき始めた。
「美味い?」
「うん! これすきぃ!」
どうやら大そうお気に召したようだ。子供みたいなので、やはり甘いものは好物らしい。
「パパ~、もっともっとぉ!」
「はいはい、ていうか食べ過ぎたら腹壊すと思うけど……」
「ボクは『霊亀』だからだいじょ~ぶぅ~」
つまり体調を崩すことはないということか。何て羨ましい身体だ。
(まあ小さくても神話に登場する存在だしな。普通じゃないのが普通か)
そこへドタドタと、こちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
「ヤバイ! 多分琴姉ちゃんだ! ねえ『霊亀』! すぐに数珠に変化して!」
「えぇ~、今食べてるのにぃ~」
「またすぐにあげるから! だからお願い!」
『霊亀』は「しょうがないなぁ」と呟くと、その姿を数珠へと変えたので、手に取って自分の机の引き出しにしまった。
――バンッ!
いきなり扉が開いたと思ったら、「ごっくんっ、ごっはんだよぉ!」と言いながら抱き着いてきた。そのせいでベッドに倒れ込んでしまう。
「うぐっ!? ……あのね、呼びに来てくれたのは嬉しいけど、もう少し優しくしてほしい」
「あっは、ごめんごめん! ほらほら、早く行こ!」
二人して起き上がると、悟円は琴乃に手を引かれながらリビングへと向かう。
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