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125:満を持して出した答え。

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 はい、解っていましたよ。
 誰も助けになんて来ては下さいませんよね。
 はいはい、どうぞ、ズドンとヤッちゃって下さいませ。

 そんな気持ちを乗せて、全身の力を抜き、来たるべき衝撃を受け流そうとしていました。
 無駄に力を入れると、余計にキツいですからね。

「ミラベル?」
「へ?」
「何を急に寝ているんだ? そんなに疲れたか?」

 ――――寝てませんがな!

 何故かテオ様に心配されてしまいました。
 来たる衝撃に備えていると伝えると、お腹を抱えて笑われてしまいました。
 あっ、ちょっと、宝剣がブルンブルン揺れて、先走りが飛び散ってますって!

「ここでズドンしたら、ミラベルか早くヘタって、長く続けられないだろう?」
「……」

 ――――なお悪いです!

 テオ様をナメくさっていました。
 主にテオ様の下半身の衝動ときかん棒具合を。

「ほら、脚を閉じて」
「はい」

 膝をピッタリと合わせると、足首を掴まれ、テオ様の肩の上に乗せられました。
 太股の間にテオ様が宝剣を挿し込むと、ヌチヌチと擦り始めました。

「へラベルは、いつもコレに変な名前を付けるな」
「んっ、では……あっ! んっ……何とお呼びすれはよろしいのですか?」
「ふむ……」

 テオ様が腰の動きは止めずに、呼び方を悩み始めました。
 ドピュッとお腹の上に吐き出され、掌でお腹にグリグリと塗り込まれました。
 コレはいったいどういう感情から塗り込まれているのか、途轍もなく気になりますが、聞くのが怖いのでスルーすることにしました。

「ん! 勃起棒で! もしくは、ちんこ!」

 満を持して出した答えがソレですか!

「ゴリッゴリに低俗ですね」
「いや、何か、そういうのソソるだろ?」

 だろ? と聞かれても知りませんし。

「ミラベルの『宝剣』もなかなかに酷いぞ?」
「うるさいですわよ! 早くテオ様の『勃起棒』を入れてください!」

 カパリと脚を開いてそう言うと、テオ様が口を押さえて感動に打ち震えてていました。
 投げやりすぎたかしら? と思ったのですが、テオ様は大喜びのようでした。



「あっ、ひあっ!」
「ほら、もっと腰振って」
「んっ……はぅっ…………も、もう……」
「まだ大丈夫だ。ほら、ここも触ってあげよう」
「あっ! だめぇぇぇ!」

 プシャリと水音がして、テオ様のお腹から下やベッドを濡らしてしまいました。

「くっ、これが潮吹き…………」

 テオ様が感無量なお顔でゆっくりとキスして来られましたが、私は何度も何度も何度も! イカされ続け、体力の限界を迎えて、意識を手放してしまいました。
 


 目覚めると、ベッドの上でテオ様に後ろ抱きにされていました。婚約式のドレスを着たままで。
 窓から見える外の暗さから察するに、朝はまだまだ遠いようです。
 あと、太股の間で、ヌルヌルと蠢く『勃起棒』が未だに元気な事から、テオ様に起きたと気付かれたら、絶対にまた再開するパターンです。
 ここは寝たふり。いいえ、本気で寝ましょ――――。

「――――ミラベル、起きたな」

 ……はい。スパッとバレました。

「……おはようございます。私、どのくらい寝ていましたか?」
「んー、二時間、かな?」

 思ったより寝ていました!
 というか、そんなに経っていたのなら諦めてくださいよ。ドレス脱がせて、身体を清めといてくださいよ。

「っあぁぁ!」
「ん、きもちい……」

 ニュルリとテオ様の勃起棒が侵入してきました。

「よっ……と。こうか?」

 テオ様が、横向きで寝ていた私の上側の脚を持ち上げ、下側の脚を跨ぐと、持ち上げた脚を抱き締めるようにして、左右に軽く揺らしました。
 これは前世で言う『マツバクズシ』ですね。
 前世では身体が固くて、したことがありませんでした。

 あっ、何か……変な所が擦られて…………。

「んっ、あ……そこっ」
「ん? ここ?」
「あぁぅっ! んっ、ダメッ!」
「っ! ここか!」

 駄目と言ったのに、しつこくグリグリと擦られ、あまりの気持ち良さに、びっくりするほどにガクガクと震えてしまいました。

「くっ……搾り取られるっ!」
「――――っ、いぁぁぁぁぁ!」
「…………ミラベル、もう一回! 今の、もう一回しよう!」

 その後、朝日が出ても、テオ様は腰を振り、私の中に注ぎ込みまくりました。
 そして、私はまたもやベッドの上の住人と化してしまいました。


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