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103:まみれてあらぶるてお。

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 ――――もう、ダメッ!

 何故こんなことに……原因は私なのでしょうが。

「あぁぁぁぁ! やぁぁ、も、いかせてぇぇ」
「まだだ」
「おねがい、やっ、あっ……テオさま…………ほしぃの、テオォ」
「っ! ちゃんと、おねがい、出来たらな?」

 テオ様のお部屋に行きましたら、ベッドに放り込まれ、後手にされ、リボンのようなもので軽く縛られました。
 私のお尻を高く持ち上げて、荒々しくドレスの裾を捲ったテオ様が、緩やかな愛撫を始めました。

 ドロドロになるまで指や舌で掻き混ぜられて、イキかけると、そこで止められる。
 イク波が落ち着いた頃にまた攻め立てられ……焦らしに焦らされ続け、ベッドは私の愛液でグチャグチャに濡れていました。
 呼び捨てにして。欲しいとねだって。淫らに乱れて。焦らされながら何度もそう言われました。

「おねが……っ、い?」
「ああ、きちんと、ハッキリと言うんだ」
「テオの、ふといの、ミラベルにちょうだい?」

 お尻を突き出して、そうお願いすると、テオ様が前を寛げて、ブルンと天を穿つモノを取り出して、私の蜜口にピタリとあてました。

「ほら、あとは飲み込むだけだよ。自分でね?」
「っ、はい。…………っ、んっ。あっ……あぁぁぁぁ」

 シュルリと手の拘束を解かれ、動きやすいようにしてもらえました。
 お尻を後ろに動かし、グプリと亀頭を埋め込んで、隘路が押し開かれる快感に耐えながら、ゆっくりと根元まで咥え込みます。

「ほら、動いて」
「はぅ……んぁ、い…………あっ、あぁっ、んんっ!」

 ガクガクと震えながらお尻を前後させ、テオ様を出し入れしてシゴきました。
 気持ち良すぎて、上の口からも下の口からもダラダラと涎を垂らし続けています。

「ミラベル? そんなにゆっくり動いても私はイケないよ?」
「はやく、うごく、の?」
「あぁ、ジュポジュポ、グポグボ、もっと音を鳴らすんだ」
「はい……んぅっ」

 必死に腰を振っていると、テオ様が後ろからのしかかって来て、首の後ろを何度も軽く咬みつつ、ボソリボソリと低く囁かれました。

「例え断るとしても、誰かの想いを受け取るミラベルを想像したくない、見たくない。ミラベルに愛を囁いて良いのは私だけだ。私だけの愛で満たされてよ」
「っ…………はぃ」

 その後も、テオ様に指示される通りに動き、淫らな音を鳴らし、ありえないほど鳴きながらべショリとベッドに倒れ込みました。

 嫉妬に塗れて荒ぶるテオ様を、可愛いと思ってしまう私は、どこか可笑しいのかもしれません。



 ベッドでぐったりと倒れ込んでいると、テオ様がタオルで体を清めてくださいました。

「んぅっ……」
「こらっ、足を広げないと拭けないだろう?」
「だって」

 ――――広げたら、流れ出るのが見られちゃう。

「ふぐっ…………破壊力がっ」

 ――――ほら、もぅ。

「今度は優しく、ゆっくりするから、なっ、なっ? ねっ?」

 ソロリソロリとベッドに乗り上げて、前を寛げようとするテオ様をビシッと指差し、ステイ! と怒りました。

「私、これ以上は無理なのです!」
「……元気じゃないか」
「太股プルプル、膝ガクガクで」
「……ん、エロい」
「きっと明日は、腹筋や腕が筋肉痛です」
「いい、トレーニング……」
「日常生活に支障をきたしているのです!」
「きたさないようにす――――」
「ステイ!」
「チッ……」

 部屋に来たら一瞬で拘束されて、欲塗れの執着心を出され……中にも大量に出され、ベッドも私も大惨事です。

「テオ様」
「何だ?」
「ルールを決めましょう。ザラとロブも決めているそうです」
「ルールだと?」

 ベッドに寝そべったまま、回数や日数のお話をしました。
 テオ様は私の後ろに張り付き、そっと胸に手を伸ばしたりして来ていましたが、手の甲を摘んで阻止しました。

「聞いてます⁉」
「聞いてる聞いてる」

 物凄く適当な返事をされました。
 モヤッ、です。
 モヤモヤのモヤッです!


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