厨二病設定てんこ盛りの王子殿下が迫って来ます。 〜異世界に転生したら、厨二病王子の通訳者にされました〜【R18版】

笛路

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94:聞こえた気がしました。

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 テオ様が裸になられるのを、ただただ見つめていました。
 滑らかな肌と隆起した筋肉。彫刻のように美しいのです。
 何度か見ているはずなのに、ついついじっとりと見てしまいます。

「ミラベル、後ろを向いて?」

 完全に見惚れてボーッとしていました。
 誤魔化すようにこくんと頷いて、テオ様に背を向けると、デイドレスの紐をシュルシュルと解かれました。
 背中をバックリと開けられ、緩めのコルセットも解かれました。

「あとは一人で脱げるだろう?」
「……はい」
 
 テオ様に背中を向けたまま、肩からドレスを下ろすと、ちゅ、と背中にキスされました。

「んっ」

 ちゅちゅ、と何度も背中にキスをされながらドレスを脱ぐ。
 なんだかとっても大人な雰囲気です。
 いえ、二人とも大人ではあるのですが、何というか、濃密なあでやかさとでもいうのでしょうか? 主に、テオ様が。
 そんなことをつらつらと考えていましたら、テオ様が後ろから抱きつくようにして、両胸を鷲掴みにしてきました。

「んんっ」
「フッ、凄く勃ってる。こんなに乳首を尖らせて、ミラベルはふしだらな子だったんだね」
「っ! テオ様が触るから……」
「私だけのせい?」

 くるりくるりと乳輪をなぞるだけ。その指が、ふとした拍子にサッと掠るだけ。
 そんな刺激を与えられるだけなので、頂きがじんじんと痛み、小さな嬌声が漏れ出てしまいます。

「そんなに胸を突き出したら、触ってあげられなくなるよ?」
「んっ、やだぁ……」
「嫌なの? どうして欲しいの?」
「キュッて抓んでください」
「仰せのままに。私の可愛いミラベル」

 恥ずかしいお願いをすると、テオ様の楽しそうな声が耳元で聞こえました。
 そして、ギュッと頂きを抓み拗られ、同時にカリッと耳たぶを咬まれました。

「ひぃぃん!」

 テオ様は、チュパチュパと耳たぶを舐め回したあと、耳の中に下を差し込みました。
 グポグポと耳の穴が犯され、また一人で軽くイってしまいました。

「そんなに腰を揺らして。解さなくても入りそうだね?」

 腰で留まっていたドレスをバサリと剥ぎ取ったあと、テオ様がベッドから脚を下ろして腰掛けられました。

「おいで」
「え……」

 テオ様の正面の床に立たされました。
 何をされるのかとアワアワしているうちに、テオ様が私の片脚を持ち、テオ様の脚を跨ぐような位置に膝を置くよう言いました。
 そこに座ったら――――。

「ほら、もう片脚もベッドに乗せて。自分で、ゆっくり、腰をおろして」
「っ、でも……」
「でも?」
「っ……」

 テオ様は、私の腰に手を添えるだけで、自分からは動く気がないようでした。
 ただ私の名前を呼ぶだけ。
 なのに、どうしてか従ってしまいます。

「ミラベル」
「はい」

 テオ様の肩に手を置き、そうっとそうっと腰を下ろしていくと、秘裂にぬちゅりと固いモノがあたりました。
 そこで全身に電流が走ったように感じて、ビタリと止まってしまいました。

「ミラベル」

 名前を呼ばれると、『早くしなければ』と思ってしまいます。

 自重でテオ様の猛りをゆっくりと飲み込んでいきました。
 散々喘がされてぬかるんでいたおかげで、痛みはなかったのですが、ミチミチと押し広げられる感覚に、どうしても脚が震えてしまいます。
 どうにか飲み込み終えて、テオ様に抱きついて座るような形で息を落ち着けていましたら、テオ様が私の腰をギュッと抱き寄せてきました。
 
「んっ、ん、ハッ……んゃっ」
「ミラベル? もうちょっと入るだろう?」
「や! むりっ! 入らない、入らないですっ!」

 ――――だって、奥にコツンて!

 奥まで入っています、と言おうとしていましたら、テオ様が私の腰を下に引き、ゴリュッと杭を押し込んできました。



「っいあぁぁぁ! あっ、あっ、やっ、だ、だめ、やっ、やだぁぁ、あ、ぁ、ぁ、ぁ」

 子宮が潰されるのでは? と思うくらいにドチュンドチュンと穿ち上げられ、揺さぶり続けられ、目の前が真っ白になっていきました。

「あぁ、鳴くミラベルは、とても可愛いな。起きたら、もっと鳴かせよう――――」

 気を失う直前に、そんな言葉が聞こえたような気がしました。


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