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チャーリーと話していたら夕食の時間になり、夕食をご馳走になる事に。 ローラ母様と3人で話しながら楽しい夕食を食べ、ブラウニー侯爵家の馬車でチャーリーが邸まで送ってくれる事になった。
馬車の中、私はチャーリーの膝の上に座り、
「まだ婚約者でもないのに二人きりでごめんね?」
「私はその方が嬉しい」
「それでも本当は駄目だろ?」
「そうだけど、誰か居たらこうしてチャーリーに触れられないもの」
私はチャーリーを抱き締めた。
「俺もエミリーヌを独り占めしたかった」
「私もよ?」
お互い見つめ合い口付けを交わす。
「ねぇグレンと家の馬車は?」
「今日は元々夕食を一緒に食べたいって思ってたからグレンさんに伝えて帰って貰ったんだ。駄目だった?」
「駄目じゃないけど、でも急に夕食って言われると困る」
「何で?」
「マナーとか」
「俺と食べるのにマナーなんて気にせず好きな様に食べればいいよ。俺だって好きな様に食べてるよ?」
「チャーリーは普通に食べてても所作は綺麗に食べてるじゃない」
「ならこれからは俺が教える」
「良いの?」
「そうしたらエミリーヌとご飯一緒に食べられるしね」
「うん。我儘言って良い?」
「何?」
「毎日会いたい。顔見たい」
「それが我儘?」
「我儘じゃない。お互いやる事が沢山あるのに」
「可愛い我儘だな~」
「ねぇ駄目?」
「少ししか会えないよ?夜遅くになるかもよ?それでも良いの?」
「うん。少ししか会えなくても、夜遅くなっても良い。顔を見てこうやって抱き締めてチャーリーの温もりを感じたい」
「分かった。俺も毎日顔見たいから会いに行く」
「うん。それとね今度隣国のスティール公爵のご子息が領地を視察に来る事になったの。それでねチャーリーにも一緒について来てほしいんだけど…」
「どうしてまた隣国の公爵家が?」
「あちらの領地でも小麦を作ってるらしいの。だけど不作続きらしくて」
「確かに天候が良くない年もあったしな」
「それでこっちから土壌の調査する者と指導する者を派遣する事になってね、迎えに来るついでに視察をする事になったの」
「へぇ~」
「侯爵領はジムの弟、ダンって言うんだけどダンが領地を管理してるの。ジムがね、ダンにもチャーリーを紹介しつつ領地を見学するのはどうかって」
「それは構わないけど、まだ婚約者でもないのに良いの?」
「それは大丈夫。いずれ婚約するでしょ?」
「それは勿論」
「私もチャーリー以外と結婚する気もないし、遅かれ早かれ領地は案内しないといけないでしょ?」
「まあそうだけど。領地を知らなければエミリーヌの補佐も出来ないしね」
「当主になったばかりってだけじゃなくてね?今迄も領地には余り行ってないの。ダンに任せきりで。でも大丈夫よ?とても信頼してるから」
「そこはジムさんの弟さんなら大丈夫でしょ?それにエミリーヌはこっちの仕事が忙しいし、領地に行けなくても仕方ないよ。俺が補佐する様になったら俺が通えば良いだけだしね」
「でもチャーリーにもミリー商会があるじゃない」
「平民の店を立ち上げる為に忙しくなるけど、侯爵家の所有になれば隣国から呼ぶ俺が教えてた子達でも商談はやりやすい。俺が教えた子達だからその辺は任せられるって思ったから隣国から呼ぶ訳だしね」
「確かに後ろに宰相様の侯爵家がいると例え平民でも下手に見下せないわよね」
「そうなんだ。俺も父上が名前だけでも侯爵家に入れって言った本当の意味はこっちなのかと思うよ」
「チャーリーは一応平民だもんね」
「一応じゃなくて平民な。 もし養子に出来なくても侯爵家の所有になる事で平民の俺を護るつもりなのかな?って」
「きっとそうよ。宰相様なりの護り方よ」
「ああ、そう思う」
「良かったわね」
「エミリーヌのお陰だよ。ありがとう」
チャーリーは私に口付けをした。
「どうしてもその子達だけで駄目な相手やお金を動かす時とかは顔を出すけど、それでもエディーナ譲もいるから、エミリーヌの補佐を優先するよ」
「良いの?」
「何で?婿にしてくれないの?」
「婿で良いの?」
「婿で良い。確かにブラウニー家の領地の手伝いはしたいって思ってるけど、俺はエミリーヌの補佐を優先したい」
「それなんだけどね、手伝えるなら手伝っても良いと思う。ブラウニー家の領地の時は侯爵家に帰ってやっても良いし、ジムにブラウニー家の内情を教えれるなら家でやればジムはチャーリーの補佐にもなってくれるって」
「一度父上と話してみるよ。俺が領地の手伝いしたいと思ってるなんて知らないから。その辺も話してみるよ」
「うん。でも夜は帰って来てね?」
「当たり前だよ。ブラウニー家の領地に行く時は一緒にエミリーヌと行ってもいいし。とても薔薇が綺麗に咲いてるよ?」
「見たい。でも私が行くのは駄目じゃない?」
「国へ届けなくても数日だけだし、最悪日帰りで帰ってこれるしね」
「そうなの?」
「薔薇を見るだけなら日帰りで行けるよ?今度行ってみる?」
「行きたい。デートしたい」
「なら今度行こう」
話をしてたらあっと言う間に侯爵家に着いて。
「遠回りしたんだけど着いちゃった」
「遠回りしたの?」
「だって少しでも長く一緒に居たいなと思って」
「ならもっと遠回りすれば良かった」
「今度はもっと遠回りする」
「うん」
チャーリーが私をギュッと抱き締め、口付けを交わした。
馬車の中、私はチャーリーの膝の上に座り、
「まだ婚約者でもないのに二人きりでごめんね?」
「私はその方が嬉しい」
「それでも本当は駄目だろ?」
「そうだけど、誰か居たらこうしてチャーリーに触れられないもの」
私はチャーリーを抱き締めた。
「俺もエミリーヌを独り占めしたかった」
「私もよ?」
お互い見つめ合い口付けを交わす。
「ねぇグレンと家の馬車は?」
「今日は元々夕食を一緒に食べたいって思ってたからグレンさんに伝えて帰って貰ったんだ。駄目だった?」
「駄目じゃないけど、でも急に夕食って言われると困る」
「何で?」
「マナーとか」
「俺と食べるのにマナーなんて気にせず好きな様に食べればいいよ。俺だって好きな様に食べてるよ?」
「チャーリーは普通に食べてても所作は綺麗に食べてるじゃない」
「ならこれからは俺が教える」
「良いの?」
「そうしたらエミリーヌとご飯一緒に食べられるしね」
「うん。我儘言って良い?」
「何?」
「毎日会いたい。顔見たい」
「それが我儘?」
「我儘じゃない。お互いやる事が沢山あるのに」
「可愛い我儘だな~」
「ねぇ駄目?」
「少ししか会えないよ?夜遅くになるかもよ?それでも良いの?」
「うん。少ししか会えなくても、夜遅くなっても良い。顔を見てこうやって抱き締めてチャーリーの温もりを感じたい」
「分かった。俺も毎日顔見たいから会いに行く」
「うん。それとね今度隣国のスティール公爵のご子息が領地を視察に来る事になったの。それでねチャーリーにも一緒について来てほしいんだけど…」
「どうしてまた隣国の公爵家が?」
「あちらの領地でも小麦を作ってるらしいの。だけど不作続きらしくて」
「確かに天候が良くない年もあったしな」
「それでこっちから土壌の調査する者と指導する者を派遣する事になってね、迎えに来るついでに視察をする事になったの」
「へぇ~」
「侯爵領はジムの弟、ダンって言うんだけどダンが領地を管理してるの。ジムがね、ダンにもチャーリーを紹介しつつ領地を見学するのはどうかって」
「それは構わないけど、まだ婚約者でもないのに良いの?」
「それは大丈夫。いずれ婚約するでしょ?」
「それは勿論」
「私もチャーリー以外と結婚する気もないし、遅かれ早かれ領地は案内しないといけないでしょ?」
「まあそうだけど。領地を知らなければエミリーヌの補佐も出来ないしね」
「当主になったばかりってだけじゃなくてね?今迄も領地には余り行ってないの。ダンに任せきりで。でも大丈夫よ?とても信頼してるから」
「そこはジムさんの弟さんなら大丈夫でしょ?それにエミリーヌはこっちの仕事が忙しいし、領地に行けなくても仕方ないよ。俺が補佐する様になったら俺が通えば良いだけだしね」
「でもチャーリーにもミリー商会があるじゃない」
「平民の店を立ち上げる為に忙しくなるけど、侯爵家の所有になれば隣国から呼ぶ俺が教えてた子達でも商談はやりやすい。俺が教えた子達だからその辺は任せられるって思ったから隣国から呼ぶ訳だしね」
「確かに後ろに宰相様の侯爵家がいると例え平民でも下手に見下せないわよね」
「そうなんだ。俺も父上が名前だけでも侯爵家に入れって言った本当の意味はこっちなのかと思うよ」
「チャーリーは一応平民だもんね」
「一応じゃなくて平民な。 もし養子に出来なくても侯爵家の所有になる事で平民の俺を護るつもりなのかな?って」
「きっとそうよ。宰相様なりの護り方よ」
「ああ、そう思う」
「良かったわね」
「エミリーヌのお陰だよ。ありがとう」
チャーリーは私に口付けをした。
「どうしてもその子達だけで駄目な相手やお金を動かす時とかは顔を出すけど、それでもエディーナ譲もいるから、エミリーヌの補佐を優先するよ」
「良いの?」
「何で?婿にしてくれないの?」
「婿で良いの?」
「婿で良い。確かにブラウニー家の領地の手伝いはしたいって思ってるけど、俺はエミリーヌの補佐を優先したい」
「それなんだけどね、手伝えるなら手伝っても良いと思う。ブラウニー家の領地の時は侯爵家に帰ってやっても良いし、ジムにブラウニー家の内情を教えれるなら家でやればジムはチャーリーの補佐にもなってくれるって」
「一度父上と話してみるよ。俺が領地の手伝いしたいと思ってるなんて知らないから。その辺も話してみるよ」
「うん。でも夜は帰って来てね?」
「当たり前だよ。ブラウニー家の領地に行く時は一緒にエミリーヌと行ってもいいし。とても薔薇が綺麗に咲いてるよ?」
「見たい。でも私が行くのは駄目じゃない?」
「国へ届けなくても数日だけだし、最悪日帰りで帰ってこれるしね」
「そうなの?」
「薔薇を見るだけなら日帰りで行けるよ?今度行ってみる?」
「行きたい。デートしたい」
「なら今度行こう」
話をしてたらあっと言う間に侯爵家に着いて。
「遠回りしたんだけど着いちゃった」
「遠回りしたの?」
「だって少しでも長く一緒に居たいなと思って」
「ならもっと遠回りすれば良かった」
「今度はもっと遠回りする」
「うん」
チャーリーが私をギュッと抱き締め、口付けを交わした。
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