私と貴方の宿命

アズやっこ

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ガタン

コロコロコロ……


「リア!」


ラフェ様?


「リア!しっかりしろ。リア!アメリア!」


ラフェ様、どうしたのです?そんな怖い顔をされて… 私は、わた、し…


「アメリアーーー!!」

「フェル、これがアメリア嬢の近くにあった」

「エド!」

「ああ分かってる。ダニエル急いで王宮へ行き鑑定させろ」

「はい、承知致しました」

「ランフェル!アメリアがどうした!」

「リアム!分からない。急に椅子から倒れたんだ」

「アメリア、アメリア分かるか?アメリア!分かるか!分かったなら返事しろ!」


お、お兄、様…?


「アメリア!ねぇしっかりしなさいよ!」


デイ、ジー…?

どう、して…皆、怖い顔、を…して、い、る…の?


「フェル、急いで医務室へ運ぶぞ!おい!ランフェル!!」

「ああ、すまないエド」

「応急処置を早くしないと取り返しがつかない事になるかもしれない」

「分かった」

「マックス!急いで医務室へ行き、私の毒消しを用意させろ。それから王宮へ急いで行き、医師を待機させておけ!」

「はい、承知致しました」

「ランフェル、急いで運ぶぞ」

「ああ」


ああ…デイ、ジー…泣か、な、い、で……。フ、ロー、ラ……


医務室へ運び


「私の毒消しを急いで使用しろ」

「ですが殿下」

「急を要する、構わん」

「承知致しました」

「それから今直ぐに出来るだけ吐かせろ」

「はい」


私は意識が朦朧とする中で無理矢理吐かされ、毒消しを飲まされた。


「急いで王宮へ運ぶぞ!馬車の用意は!」

「してありますわ」

「シャーロット、関係者を連れて後で王宮へ来てくれ」

「承知致しました」


王宮へ着き


「マックス、医師は」

「待機しております」

「分かった。マックスは急ぎ学園へ戻りシャーロットに協力しろ」

「承知致しました」


医師の待機する部屋


「突然首を押さえ苦しみだした。声も出せないようだ。とりあえず応急処置として全て吐かせ、学園に置いてある私の毒消しを使用した」

「分かりました。では皆さん部屋を出て下さい」

「頼む。ランフェル行くぞ」

「嫌、だ…」

「ランフェル!」

「嫌だ!リアと離れたくない!」

「ならお前はアメリアを死なせるのだな!」

「は?」

「今からは医師に任せるしかない。私達は私達がするべき事をする。行くぞ!」

「はい。 アメリア、頑張ってくれ」


別の部屋


「ダニエル」

「はい殿下。先程渡された物は直ぐに鑑定しています。今しばらくお待ち下さい」

「分かった」

「別室をご用意してあります」

「シャーロットとマックスが着き次第一人づつ別々の部屋に入れろ。一人づつ事情を聞く」

「はい、承知致しました」

「ランフェル」

「はい」

「冷静か?」

「はい」

「なら良い」

「はい」


俺は冷静にならないといけない。リアを思えば冷静にはいられない。だが、誰がリアをこんな目に合わせたか、そして合わせた奴を俺は許さない。







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