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トントン
むぅ
トントントン
むにゃむにゃ
うーんまだ眠いよ
「むにゅ…あと5分…」
「ちょっ寝るな寝るな!坊主」
「んぅぅありぇここどこ?」
どうやら僕は寝てしまったみたい。
目の前にはタクシーのおじさんがいる
「どこって西城学園だろうが、ほらついたんだから荷物持って行った行った」
半分押し出されながら車から降りた
「ありがとぉおじさん」
「おお、おう…天然でやってんのかよ」
おじさんは顔を赤くしてそのまま行ってしまった
なんか言ってたけどまいっか
学校ってどこだ?キョロキョロ
振り返るとそこには小綺麗で大きな校舎が建っていた。
「おぉなんか普通…」
不良高校といったらもっと壁がスプレーまみれだったり窓ガラスバラバラだったりを想像したのだが普通すぎで少しショックである
こんな所が本当にあの有名な西城学園なのか?と不安になるぐらい静かで普通の高校すぎて逆に怖さも感じる。
「今日から僕もかっこいい不良さん達の仲間入りだ」
胸をドキドキさせて敷地内に入って行く
今日は日曜日でお休みだから皆んな寮にいるのだろうか
まずは職員室を目指さないとなのだが…
「まぁちょっとなら見学してもいいよね」
校舎に入り探検スタート!
やはり入っても綺麗で静かな校舎だ。ここが不良高校なんて誰が思うのだろう。
僕の前の学校が私立でお坊ちゃん系の学校だったので豪華で大きな校舎にはそれ程驚かない。むしろ残念だ。
ガサガサガサ
ヒョコ
「猫さん!!」
窓の外を眺めていたら、黒猫が飛び出してきた。
僕は何故か猫を見ると追いかけたくなるという属性の持ち主なので窓からヒョイっと飛び出して猫を追いかける
「つっかまえた!」
可愛いくて毛艶のいい黒猫さんだ。目の色がブルーでよく手入れされているのが分かる。
「お前どっかの飼い猫?可愛いね」
猫さんもスリスリと僕に頭を押し付けてくる
癒されてここが不良高校なのを忘れている透は完全に気を抜いていた
ガンっっっっっ!!!
突然後ろの方から机を蹴る音が聞こえた。
僕は今外にいてちょうど後ろは壁越しに教室である。
バレないように身を小さくして猫を抱えてその場に固まった。
どどどどどうしよう!なんか誰かいる、気づかれたらやばい殺気を感じるよぉ
い、いや僕は漢になるためにここに来たんだいっそ今バレて男と男の絆を深めたりした方が良いのか?
色々考えていると話し声がうっすら聞こえてきた
「てめぇーーーだろうなーーだなぁ?」
声を聞いただけで鳥肌の立つほど殺気を感じる。声が低く、物を言わせないその圧に僕はその場を動けなくなった。
「だ、たすけてくれ…今回はーーーあいつーーうがぁあ」
「良く口が周ーーおめぇはーー行きだーーーっくくく嬉しいか?」
「ご、ご勘弁を…ぎゃぁぁあ!」
そのまま何人かが取り押さえる音がして泣き叫びながらどこかへ連れて行かれた。
そのまま怖い人も行った様だ。
むぅ
トントントン
むにゃむにゃ
うーんまだ眠いよ
「むにゅ…あと5分…」
「ちょっ寝るな寝るな!坊主」
「んぅぅありぇここどこ?」
どうやら僕は寝てしまったみたい。
目の前にはタクシーのおじさんがいる
「どこって西城学園だろうが、ほらついたんだから荷物持って行った行った」
半分押し出されながら車から降りた
「ありがとぉおじさん」
「おお、おう…天然でやってんのかよ」
おじさんは顔を赤くしてそのまま行ってしまった
なんか言ってたけどまいっか
学校ってどこだ?キョロキョロ
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不良高校といったらもっと壁がスプレーまみれだったり窓ガラスバラバラだったりを想像したのだが普通すぎで少しショックである
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胸をドキドキさせて敷地内に入って行く
今日は日曜日でお休みだから皆んな寮にいるのだろうか
まずは職員室を目指さないとなのだが…
「まぁちょっとなら見学してもいいよね」
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やはり入っても綺麗で静かな校舎だ。ここが不良高校なんて誰が思うのだろう。
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ガサガサガサ
ヒョコ
「猫さん!!」
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僕は何故か猫を見ると追いかけたくなるという属性の持ち主なので窓からヒョイっと飛び出して猫を追いかける
「つっかまえた!」
可愛いくて毛艶のいい黒猫さんだ。目の色がブルーでよく手入れされているのが分かる。
「お前どっかの飼い猫?可愛いね」
猫さんもスリスリと僕に頭を押し付けてくる
癒されてここが不良高校なのを忘れている透は完全に気を抜いていた
ガンっっっっっ!!!
突然後ろの方から机を蹴る音が聞こえた。
僕は今外にいてちょうど後ろは壁越しに教室である。
バレないように身を小さくして猫を抱えてその場に固まった。
どどどどどうしよう!なんか誰かいる、気づかれたらやばい殺気を感じるよぉ
い、いや僕は漢になるためにここに来たんだいっそ今バレて男と男の絆を深めたりした方が良いのか?
色々考えていると話し声がうっすら聞こえてきた
「てめぇーーーだろうなーーだなぁ?」
声を聞いただけで鳥肌の立つほど殺気を感じる。声が低く、物を言わせないその圧に僕はその場を動けなくなった。
「だ、たすけてくれ…今回はーーーあいつーーうがぁあ」
「良く口が周ーーおめぇはーー行きだーーーっくくく嬉しいか?」
「ご、ご勘弁を…ぎゃぁぁあ!」
そのまま何人かが取り押さえる音がして泣き叫びながらどこかへ連れて行かれた。
そのまま怖い人も行った様だ。
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