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第130話 鳥の頭脳
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マッシモさんと国王陛下はしばらくの間、お互いに罵り合っていたのだが、やがて体力が尽きたのか、どちらともなくぱたりと言葉が途切れた。
すると息を整えたマッシモさんがおもむろに口を開く。
「ともかく、お主がしっかりせんのなら儂は出ていくぞい」
「そ、それは困るのじゃ」
「ならしゃんとせい」
「う、うむ……」
「なら、まずはレクス卿が動けるようにしてやれ。あの女はレクス卿を都合のいい駒として使おうとしておるようじゃ。レクス卿はそれで騎士を辞め、冒険者に戻らざるを得なくなったのじゃぞ?」
「なんと……そうじゃったのか」
「そこでじゃ。お主は責任を取って、レクス卿がしっかりと冒険者として活動できるように一筆したためるのじゃ」
「どういうことじゃ?」
マッシモさんの突飛な要求に国王陛下は眉をひそめた。
「レクス卿は騎士の鏡のような男でのう。あの女を敵に回してでも殿下をマッツィアーノから助け出すと言うておるのじゃ」
「なんじゃと?」
「あの女の第一の目的はバカ殿下を王にすることなのは知っておろう? 殿下を取り戻すことなど、あの女にとってはどうでも良いのじゃ」
「じゃ、じゃが妃はたしかに交渉で取り戻すと約束をしてくれたのじゃ」
「うむ。そうか。じゃが王たる者、保険を掛けておいても損はないじゃろう?」
「保険じゃと?」
「そうじゃ。あの女のことじゃ。どうせ冒険者にモンスターを狩らせようとしておるのじゃろう?」
「う、うむ……」
「ならばなおのことじゃ。レクス卿はあくまでただの冒険者となるのじゃぞ? そして冒険者がモンスターを狩るのは当然のことじゃ。そうじゃろう?」
「う、うむ……」
「ならば、お主が冒険者ギルドのトップとして、それを支援するのは当然じゃ。そうじゃろう?」
「む……たしかに……」
「そんな冒険者がうっかり殿下を救出したならば、ラッキーじゃろう?」
「そ、そうじゃな。じゃが……」
「そんなに心配なら、儂も籍だけレクス卿のクランに入れて様子を見守ってやる。それなら安心じゃろう?」
「それならば……」
「ならば一筆したためるのじゃ」
「うむ」
こうして国王陛下はマッシモさんの口車に乗り、あっさりと俺と俺の所属するクランを後援するという覚書を書いてくれたのだった。
◆◇◆
俺は研究室に戻り、鏃に魔法を込めながらマッシモさんに尋ねる。
「ありがとうございます。ただ、本当に大丈夫なんですか? かなり強引に一筆もらったような気がするんですけど……」
「む? 問題など何もないぞ。どうせ明日には違うことを言っておるはずじゃからな」
「えっ!?」
「あの馬鹿王はのう。最後に話した者の意見が自分の意見になってしまうのじゃ」
「はい?」
「じゃから、意見がころころ変わったところで誰もなんとも思わぬ。あの女がこんな強引な手段に出たのも既成事実さえ作ってしまえばどうとでもなるからじゃしな」
「はぁ……」
「じゃからな。あの馬鹿王に何かさせるときは、必ず一筆書かせなければいけないのじゃよ。口約束なぞしても、どうせ誰かに別のことを言われてすぐに上書きされるからのう」
え? それってもしかしてもうボケてるんじゃ……。
「じゃから、普段は殿下か宰相のどちらかが付きっきりで政治をしておったのじゃ。なるべく早く殿下に王位を継承するという予定でのう。じゃが夜になるとあの女が上書きしてしまっての」
「それって、もう王太子殿下が死んでるって吹き込まれたら……」
「一応そこは大丈夫じゃ。あの馬鹿王は殿下のことを溺愛しておるからのう。いや、正確には死んだ前王妃を溺愛しておる。その忘れ形見の死は受け入れられぬということをあの女も理解しておるはずじゃ」
「はぁ……」
なんだか時間の問題な気もするのだが、大丈夫なんだろうか?
そんな不安を覚えつつ、俺は鏃にホーリーを込め続けるのだった。
◆◇◆
一方その頃、ルカの閉じ込められている地下牢にセレスティアがやってきた。セレスティアは豪華なブルーのドレスの上に白い毛皮のストールを羽織るという装いで、ストールの間からは闇の聖女の首飾りがちらりと覗いている。
「こんにちは、ルカ王太子殿下。お久しぶりです」
そう声を掛けたセレスティアは無表情のまま、真っすぐに鎖で繋がれたルカへと近づいた。ルカはそれを警戒した表情でじっと見上げている。
「お元気そうですね」
「……ええ。セレスティア嬢もお元気そうで何よりです」
セレスティアの声には感情がなく、ルカの声からは警戒の色が読み取れる。
するとセレスティアはクスリと一瞬だけ小さく笑った。
「王太子殿下、会話は聞いていたでしょう?」
「会話? 会話というのは俺をペットにするというあの会話のことですか?」
ルカは不快感を露わにそう聞き返した。だがセレスティアは表情を変えず、一切感情の乗っていない声で淡々と返事をする。
「ええ、そうです」
「……」
するとルカは押し黙った。それを見たセレスティアは再び小さく笑う。
「王太子殿下、私があなたを助けてあげたということは理解していますね?」
「……」
黙りこくるルカに対し、セレスティアは小さくため息をついた。
「正直、私はあなたになんの興味もありません。私があなたを助けたのは、あなたが彼の主だったからです」
そう言ってセレスティアはストールの間から闇の聖女の首飾りを見せた。
「それは、レクス卿の……」
「ええ」
セレスティアはそう言って小さく微笑んだ。
「そうですか。では、俺をこのまま逃がしてくれると?」
そう質問したルカをセレスティアは鼻で笑った。
「そんなわけないでしょう? なんの興味もない相手のために私に死ねと?」
「……」
「会話を聞いていたのなら、あなたがこれからどうなるかは分かりますね?」
ルカは悔しそうな表情を浮かべる。
「……だが、部下の想い人にそのようなことを!」
「あら、意外と初心なんですね。王太子殿下であれば色々な女性を泣かせてきていると思っていましたけど」
「そんなことは……」
するとセレスティアはとても十五歳とは思えないような妖艶な笑みを浮かべ、ルカは思わずたじろいだ。
「ですが、そんなことはどちらでもいいことです。王太子殿下がどう思おうとも、必ずそうなるんですから」
「それは、一体どういう――」
「理解してもらおうとも思っていません。ただ、そうなるということです。それではまたお会いしましょう」
セレスティアはそう言い残すと、そのまま地下牢から出ていくのだった。
================
次回更新は通常どおり、2024/03/25 (月) 18:00 を予定しております。
すると息を整えたマッシモさんがおもむろに口を開く。
「ともかく、お主がしっかりせんのなら儂は出ていくぞい」
「そ、それは困るのじゃ」
「ならしゃんとせい」
「う、うむ……」
「なら、まずはレクス卿が動けるようにしてやれ。あの女はレクス卿を都合のいい駒として使おうとしておるようじゃ。レクス卿はそれで騎士を辞め、冒険者に戻らざるを得なくなったのじゃぞ?」
「なんと……そうじゃったのか」
「そこでじゃ。お主は責任を取って、レクス卿がしっかりと冒険者として活動できるように一筆したためるのじゃ」
「どういうことじゃ?」
マッシモさんの突飛な要求に国王陛下は眉をひそめた。
「レクス卿は騎士の鏡のような男でのう。あの女を敵に回してでも殿下をマッツィアーノから助け出すと言うておるのじゃ」
「なんじゃと?」
「あの女の第一の目的はバカ殿下を王にすることなのは知っておろう? 殿下を取り戻すことなど、あの女にとってはどうでも良いのじゃ」
「じゃ、じゃが妃はたしかに交渉で取り戻すと約束をしてくれたのじゃ」
「うむ。そうか。じゃが王たる者、保険を掛けておいても損はないじゃろう?」
「保険じゃと?」
「そうじゃ。あの女のことじゃ。どうせ冒険者にモンスターを狩らせようとしておるのじゃろう?」
「う、うむ……」
「ならばなおのことじゃ。レクス卿はあくまでただの冒険者となるのじゃぞ? そして冒険者がモンスターを狩るのは当然のことじゃ。そうじゃろう?」
「う、うむ……」
「ならば、お主が冒険者ギルドのトップとして、それを支援するのは当然じゃ。そうじゃろう?」
「む……たしかに……」
「そんな冒険者がうっかり殿下を救出したならば、ラッキーじゃろう?」
「そ、そうじゃな。じゃが……」
「そんなに心配なら、儂も籍だけレクス卿のクランに入れて様子を見守ってやる。それなら安心じゃろう?」
「それならば……」
「ならば一筆したためるのじゃ」
「うむ」
こうして国王陛下はマッシモさんの口車に乗り、あっさりと俺と俺の所属するクランを後援するという覚書を書いてくれたのだった。
◆◇◆
俺は研究室に戻り、鏃に魔法を込めながらマッシモさんに尋ねる。
「ありがとうございます。ただ、本当に大丈夫なんですか? かなり強引に一筆もらったような気がするんですけど……」
「む? 問題など何もないぞ。どうせ明日には違うことを言っておるはずじゃからな」
「えっ!?」
「あの馬鹿王はのう。最後に話した者の意見が自分の意見になってしまうのじゃ」
「はい?」
「じゃから、意見がころころ変わったところで誰もなんとも思わぬ。あの女がこんな強引な手段に出たのも既成事実さえ作ってしまえばどうとでもなるからじゃしな」
「はぁ……」
「じゃからな。あの馬鹿王に何かさせるときは、必ず一筆書かせなければいけないのじゃよ。口約束なぞしても、どうせ誰かに別のことを言われてすぐに上書きされるからのう」
え? それってもしかしてもうボケてるんじゃ……。
「じゃから、普段は殿下か宰相のどちらかが付きっきりで政治をしておったのじゃ。なるべく早く殿下に王位を継承するという予定でのう。じゃが夜になるとあの女が上書きしてしまっての」
「それって、もう王太子殿下が死んでるって吹き込まれたら……」
「一応そこは大丈夫じゃ。あの馬鹿王は殿下のことを溺愛しておるからのう。いや、正確には死んだ前王妃を溺愛しておる。その忘れ形見の死は受け入れられぬということをあの女も理解しておるはずじゃ」
「はぁ……」
なんだか時間の問題な気もするのだが、大丈夫なんだろうか?
そんな不安を覚えつつ、俺は鏃にホーリーを込め続けるのだった。
◆◇◆
一方その頃、ルカの閉じ込められている地下牢にセレスティアがやってきた。セレスティアは豪華なブルーのドレスの上に白い毛皮のストールを羽織るという装いで、ストールの間からは闇の聖女の首飾りがちらりと覗いている。
「こんにちは、ルカ王太子殿下。お久しぶりです」
そう声を掛けたセレスティアは無表情のまま、真っすぐに鎖で繋がれたルカへと近づいた。ルカはそれを警戒した表情でじっと見上げている。
「お元気そうですね」
「……ええ。セレスティア嬢もお元気そうで何よりです」
セレスティアの声には感情がなく、ルカの声からは警戒の色が読み取れる。
するとセレスティアはクスリと一瞬だけ小さく笑った。
「王太子殿下、会話は聞いていたでしょう?」
「会話? 会話というのは俺をペットにするというあの会話のことですか?」
ルカは不快感を露わにそう聞き返した。だがセレスティアは表情を変えず、一切感情の乗っていない声で淡々と返事をする。
「ええ、そうです」
「……」
するとルカは押し黙った。それを見たセレスティアは再び小さく笑う。
「王太子殿下、私があなたを助けてあげたということは理解していますね?」
「……」
黙りこくるルカに対し、セレスティアは小さくため息をついた。
「正直、私はあなたになんの興味もありません。私があなたを助けたのは、あなたが彼の主だったからです」
そう言ってセレスティアはストールの間から闇の聖女の首飾りを見せた。
「それは、レクス卿の……」
「ええ」
セレスティアはそう言って小さく微笑んだ。
「そうですか。では、俺をこのまま逃がしてくれると?」
そう質問したルカをセレスティアは鼻で笑った。
「そんなわけないでしょう? なんの興味もない相手のために私に死ねと?」
「……」
「会話を聞いていたのなら、あなたがこれからどうなるかは分かりますね?」
ルカは悔しそうな表情を浮かべる。
「……だが、部下の想い人にそのようなことを!」
「あら、意外と初心なんですね。王太子殿下であれば色々な女性を泣かせてきていると思っていましたけど」
「そんなことは……」
するとセレスティアはとても十五歳とは思えないような妖艶な笑みを浮かべ、ルカは思わずたじろいだ。
「ですが、そんなことはどちらでもいいことです。王太子殿下がどう思おうとも、必ずそうなるんですから」
「それは、一体どういう――」
「理解してもらおうとも思っていません。ただ、そうなるということです。それではまたお会いしましょう」
セレスティアはそう言い残すと、そのまま地下牢から出ていくのだった。
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