105 / 208
第105話 再会の夕べ
しおりを挟む
テオが入団した週末、俺はテオと一緒に夕方の冒険者ギルドを訪れた。この時間のギルドは依頼を終えた冒険者たちでごった返しており、ニーナさんも忙しそうにその対応をしている。
そうしてしばらく待っていると窓口は閉まり、冒険者たちは併設の酒場へと吸い込まれていく。ニーナさんは左手をひらひらと振ってから奥へと姿を消し、十分ほどで普段着に着替えて戻ってきた。
「テオくん、久しぶりだね」
「はい! 久しぶりです! ニーナさんも元気そうで良かったです」
「うん。レクスくんも元気そうだね。あ! 今はレクス卿だっけ?」
「レクスくんでいいですよ」
「もう。二人とも出世したなぁ」
ニーナさんはそう言うと、まるで自分のことのように嬉しそうに笑ってくれた。
「さーて、それじゃあご飯にしようか」
「はい」
そして俺たちも他の冒険者たちと同じように併設の酒場へと向かう。
もっと豪華なレストランで、とも思ったが、俺たちにはきっと冒険者ギルドの併設酒場が一番お似合いの場所だ。
俺たちは壁際の席に座り、さっそくウェイトレスさんを呼んだ。
「いらっしゃいませ。あれ? ニーナじゃない。ここに来るなんて珍しいね~」
「あ、マリアンナ。うん、ちょっとお祝いでね」
「え? お祝い?」
そういってウェイトレスさんは俺たちのほうをじっと見る。今日は二人とも私服なので、騎士だとは思われないだろう。
「あ! 分かった! 昇格祝いだね! もしかしてDランク? ならもう一人前だね~」
ウェイトレスが客とこんな風に気安く会話をするのもこういった店ならではだろう。レベルが低いと言われればそうかもしれないが、アットホームとも言えるこの雰囲気も俺は嫌いではない。
一方のニーナさんは意味深な表情を浮かべる。
「え? 違うの? じゃあもしかしてCランク? その年でCランクってすごくない?」
するとニーナさんがそっと耳打ちしてきた。
「ねえ、言っちゃっていい?」
「え? でも大騒ぎになるのはちょっと……」
「ああ、それもそうだね」
ニーナさんはマリアンナさんのほうに顔を向ける。
「マリアンナ、昇格のお祝いじゃなくって、別のお祝いなの。この子がレムロスに戻ってきたから、そのお祝い」
「ふーん? 何か危険な依頼だったのかな?」
「そんなところかな。あ! あたしは赤ワインね。二人は?」
「俺はぶどう水で」
「俺も」
「はーい」
「あと食事はディナーセットを三つ」
「おっけー。じゃ、ちょっと待っててね」
マリアンナさんはそう言って奥へと消えていった。
それからすぐに飲み物が運ばれてきて、俺たちは乾杯した。
「テオくん、マリノまで行ってたんだって?」
「はい。そうなんです。寮に入るってだけ聞かされてたんですけど、まさかいきなり馬車で連れていかれるなんて思ってませんでした」
「あはは、そうなんだ。でもレクスくんからマリノいるらしいって聞いてホントにビックリしたんだからね?」
「すみません」
「全然顔を見せてくれないから、もう忘れられたのかと思っちゃったよ」
「そんなわけ!」
テオはその言葉に強く反応した。
「あはは、ごめんごめん。冗談だよ」
「ニーナさん、冗談でもそれは……」
「うん。そうだね。ごめん」
あれ? テオがニーナさんのことが大好きなのは知っていたけど、ここまでだったっけか?
「もしかしてテオとニーナさんて、付き合ってたりするんですか?」
「はっ?」
「え? 何それ? そんなわけないでしょ。テオくんはあたしのとってもカワイイ弟分だよ。あ! もちろんレクスくんもだぞ」
ニーナさんはそう言って俺の頭を撫でてきた。
「そうだったんですか。なんだか前とちょっと関係が違いそうだなって思って」
「え? そうかなぁ? ねっ、テオくん?」
しかしテオはそれに答えず、神妙な面持ちをしている。
「あれ? テオくん、もしかしてまだ気にしてる? やだなぁ。気にしなくていいんだよ」
ニーナさんは明るくそう言ったが、テオは真剣な表情でゆっくりと口を開く。
「ニーナさんがああなったのは、俺のせいなんだ」
「えっ?」
「俺がいなければ、ニーナさんは逃げ切れたし、腕を失うこともなかった。足に障害が残ることもなかった。あのとき逃げ遅れた俺を庇ったせいで、ニーナさんは――」
ニーナさんがテオの口を左手で押さえ、その言葉を遮った。
「テオくん、いいんだよ」
ニーナさんは優しく、諭すように話す。
「あたしにとってね。テオくんもレクスくんも、大事な弟分なんだよ。だからあたしは、大事な弟分を守れて満足。それにさ? 冒険者をやっていたのに、まだ生きてるんだもの。これを幸せだって思わなきゃ。まだあと一年は仕事に困らないんだし。ね?」
テオはそれでも自分を許せないのだろう。悔しそうに唇を噛んでいる。
そんな重苦しい雰囲気をなんとかしようと思ったのか、ニーナさんが話題を変えてくる。
「そういえばさ。レクスくんは今どんな仕事してるの? やっぱり騎士の勉強って大変なの?」
「勉強は去年のうちに終わらせたんで、もう大丈夫です。ただ、去年は大変でしたね。午前中訓練で午後は勉強って感じで、ほとんど休む暇がなかったです」
「そうなんだぁ。王太子殿下とどこかに行った?」
「外出したのは一回だけです。警備の仕事でした。その間も王太子殿下は色々と回っていたみたいですけど、俺はいきなり騎士になりましたからね」
「あー、そういえば従騎士をすっ飛ばしてだもんね」
「はい」
「そういえば、どうやってそうなったの?」
「Cランクになったとき、そこの領主に指名依頼を受けてヴァリエーゼっていうところの防衛に行ったんですけど、そのときに」
「へぇ。じゃあそこで魔法を見せたんだ」
「はい。チャンスだって思ったんで」
「そうかぁ。しっかり考えてるねぇ。えらいえらい」
ニーナさんはそう言って俺の頭を撫でてくれる。
「テオくんはどう? 訓練は大変?」
「こっちに戻ってからは全然です。マリノでの一年のほうがよっぽどですよ。ただ、マリノにいなかった貴族連中がちょっと温くてイライラしますけど」
「こら、そんなこと言っちゃダメでしょ」
「でもあいつら弱いし体力ないし、あいつらもマリノ送りにするべきですよ」
ほんの数日しか経っていないのに、テオは推薦組にかなりのストレスを感じているらしい。
「それにあいつら……」
テオの推薦組に関する愚痴は留まるところを知らない。
こうしてテオの愚痴を聞きつつニーナさんの近況なども聞き、俺たちは楽しい夕食の時間を過ごしたのだった。
================
次回更新は通常どおり、2024/02/29 (木) 18:00 を予定しております。
そうしてしばらく待っていると窓口は閉まり、冒険者たちは併設の酒場へと吸い込まれていく。ニーナさんは左手をひらひらと振ってから奥へと姿を消し、十分ほどで普段着に着替えて戻ってきた。
「テオくん、久しぶりだね」
「はい! 久しぶりです! ニーナさんも元気そうで良かったです」
「うん。レクスくんも元気そうだね。あ! 今はレクス卿だっけ?」
「レクスくんでいいですよ」
「もう。二人とも出世したなぁ」
ニーナさんはそう言うと、まるで自分のことのように嬉しそうに笑ってくれた。
「さーて、それじゃあご飯にしようか」
「はい」
そして俺たちも他の冒険者たちと同じように併設の酒場へと向かう。
もっと豪華なレストランで、とも思ったが、俺たちにはきっと冒険者ギルドの併設酒場が一番お似合いの場所だ。
俺たちは壁際の席に座り、さっそくウェイトレスさんを呼んだ。
「いらっしゃいませ。あれ? ニーナじゃない。ここに来るなんて珍しいね~」
「あ、マリアンナ。うん、ちょっとお祝いでね」
「え? お祝い?」
そういってウェイトレスさんは俺たちのほうをじっと見る。今日は二人とも私服なので、騎士だとは思われないだろう。
「あ! 分かった! 昇格祝いだね! もしかしてDランク? ならもう一人前だね~」
ウェイトレスが客とこんな風に気安く会話をするのもこういった店ならではだろう。レベルが低いと言われればそうかもしれないが、アットホームとも言えるこの雰囲気も俺は嫌いではない。
一方のニーナさんは意味深な表情を浮かべる。
「え? 違うの? じゃあもしかしてCランク? その年でCランクってすごくない?」
するとニーナさんがそっと耳打ちしてきた。
「ねえ、言っちゃっていい?」
「え? でも大騒ぎになるのはちょっと……」
「ああ、それもそうだね」
ニーナさんはマリアンナさんのほうに顔を向ける。
「マリアンナ、昇格のお祝いじゃなくって、別のお祝いなの。この子がレムロスに戻ってきたから、そのお祝い」
「ふーん? 何か危険な依頼だったのかな?」
「そんなところかな。あ! あたしは赤ワインね。二人は?」
「俺はぶどう水で」
「俺も」
「はーい」
「あと食事はディナーセットを三つ」
「おっけー。じゃ、ちょっと待っててね」
マリアンナさんはそう言って奥へと消えていった。
それからすぐに飲み物が運ばれてきて、俺たちは乾杯した。
「テオくん、マリノまで行ってたんだって?」
「はい。そうなんです。寮に入るってだけ聞かされてたんですけど、まさかいきなり馬車で連れていかれるなんて思ってませんでした」
「あはは、そうなんだ。でもレクスくんからマリノいるらしいって聞いてホントにビックリしたんだからね?」
「すみません」
「全然顔を見せてくれないから、もう忘れられたのかと思っちゃったよ」
「そんなわけ!」
テオはその言葉に強く反応した。
「あはは、ごめんごめん。冗談だよ」
「ニーナさん、冗談でもそれは……」
「うん。そうだね。ごめん」
あれ? テオがニーナさんのことが大好きなのは知っていたけど、ここまでだったっけか?
「もしかしてテオとニーナさんて、付き合ってたりするんですか?」
「はっ?」
「え? 何それ? そんなわけないでしょ。テオくんはあたしのとってもカワイイ弟分だよ。あ! もちろんレクスくんもだぞ」
ニーナさんはそう言って俺の頭を撫でてきた。
「そうだったんですか。なんだか前とちょっと関係が違いそうだなって思って」
「え? そうかなぁ? ねっ、テオくん?」
しかしテオはそれに答えず、神妙な面持ちをしている。
「あれ? テオくん、もしかしてまだ気にしてる? やだなぁ。気にしなくていいんだよ」
ニーナさんは明るくそう言ったが、テオは真剣な表情でゆっくりと口を開く。
「ニーナさんがああなったのは、俺のせいなんだ」
「えっ?」
「俺がいなければ、ニーナさんは逃げ切れたし、腕を失うこともなかった。足に障害が残ることもなかった。あのとき逃げ遅れた俺を庇ったせいで、ニーナさんは――」
ニーナさんがテオの口を左手で押さえ、その言葉を遮った。
「テオくん、いいんだよ」
ニーナさんは優しく、諭すように話す。
「あたしにとってね。テオくんもレクスくんも、大事な弟分なんだよ。だからあたしは、大事な弟分を守れて満足。それにさ? 冒険者をやっていたのに、まだ生きてるんだもの。これを幸せだって思わなきゃ。まだあと一年は仕事に困らないんだし。ね?」
テオはそれでも自分を許せないのだろう。悔しそうに唇を噛んでいる。
そんな重苦しい雰囲気をなんとかしようと思ったのか、ニーナさんが話題を変えてくる。
「そういえばさ。レクスくんは今どんな仕事してるの? やっぱり騎士の勉強って大変なの?」
「勉強は去年のうちに終わらせたんで、もう大丈夫です。ただ、去年は大変でしたね。午前中訓練で午後は勉強って感じで、ほとんど休む暇がなかったです」
「そうなんだぁ。王太子殿下とどこかに行った?」
「外出したのは一回だけです。警備の仕事でした。その間も王太子殿下は色々と回っていたみたいですけど、俺はいきなり騎士になりましたからね」
「あー、そういえば従騎士をすっ飛ばしてだもんね」
「はい」
「そういえば、どうやってそうなったの?」
「Cランクになったとき、そこの領主に指名依頼を受けてヴァリエーゼっていうところの防衛に行ったんですけど、そのときに」
「へぇ。じゃあそこで魔法を見せたんだ」
「はい。チャンスだって思ったんで」
「そうかぁ。しっかり考えてるねぇ。えらいえらい」
ニーナさんはそう言って俺の頭を撫でてくれる。
「テオくんはどう? 訓練は大変?」
「こっちに戻ってからは全然です。マリノでの一年のほうがよっぽどですよ。ただ、マリノにいなかった貴族連中がちょっと温くてイライラしますけど」
「こら、そんなこと言っちゃダメでしょ」
「でもあいつら弱いし体力ないし、あいつらもマリノ送りにするべきですよ」
ほんの数日しか経っていないのに、テオは推薦組にかなりのストレスを感じているらしい。
「それにあいつら……」
テオの推薦組に関する愚痴は留まるところを知らない。
こうしてテオの愚痴を聞きつつニーナさんの近況なども聞き、俺たちは楽しい夕食の時間を過ごしたのだった。
================
次回更新は通常どおり、2024/02/29 (木) 18:00 を予定しております。
21
お気に入りに追加
151
あなたにおすすめの小説
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし〜
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
俺、悪役騎士団長に転生する。【11月9日発売につき11月頭削除】
酒本 アズサ
ファンタジー
「お兄ちゃん怒……貴様ら叱責されたいのか!」前世は八人兄弟の長男だった青年の物語。
八人兄弟の長男で、父が亡くなり働く母親の代わりに家事をこなして七人の弟達の世話をする毎日。
ある日弟が車に轢かれそうになったところを助けて死んでしまった。
次に目を覚ますと図書館で借りた小説そっくりな世界の騎士団長になってる!
この騎士団長って確か極悪過ぎて最終的に主人公に騎士団ごと処刑されるんじゃなかったっけ!?
俺の部下達はこれまでの俺のせいで、弟達より躾けがなってない!
これじゃあ処刑エンドまっしぐらだよ!
これからは俺がいい子に躾け直してやる、七人のお兄ちゃんを舐めるなよ!
これはそんなオカン系男子の奮闘記録である。
◇ ◇ ◇
毎日更新予定、更新時間は変更される場合があります。
カクコン参加作品のため、少しだけカクヨムが先行してます。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
【祝・追放100回記念】自分を追放した奴らのスキルを全部使えるようになりました!
高見南純平
ファンタジー
最弱ヒーラーのララクは、ついに冒険者パーティーを100回も追放されてしまう。しかし、そこで条件を満たしたことによって新スキルが覚醒!そのスキル内容は【今まで追放してきた冒険者のスキルを使えるようになる】というとんでもスキルだった!
ララクは、他人のスキルを組み合わせて超万能最強冒険者へと成り上がっていく!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる