603 / 625
聖女の旅路
第十三章第30話 ヴェダの晩餐
しおりを挟む
すっかり日が落ち、私たちはラージャ三世に連れられて晩餐会の会場にやってきた。
え? 選定の儀はどうしたかって?
それはもちろん、なんの問題もなく終わったよ。予め聖剣アルパラジタに、担い手を選ばないようによくお願いしておいたからね。おかげで数百人いた候補者たちは全員失格となった。どの聖剣も話が通じていい奴らだと思う。
そんなどうでもいい話はさておき、私はラージャ三世の隣の席に腰を下ろした。
私たちが会場に入るころにはすでに参加者たちは全員着席しており、ラージャ三世が挨拶するとすぐに食事が運ばれてきた。
「こちらは前菜でございます。カリフラワーのアチャール 、ジャガイモの三角包み揚げ、玉ねぎのひよこ豆衣寄せ揚げ、グリーンサラダでございます」
アチャール? アチャールとはなんだろうか?
私はまずアチャールを口に運ぶ。
うん? これは……酸っぱいけど辛い? それもものすごく複雑な辛味だ。あとオイル漬けらしく、かなり油分もある。
うーん。グリーンクラウド王国風のスパイス漬けといった感じだろうか?
たくさん食べるのは厳しいが、最初からあまり量がないことから考えると、きっと箸休め的な食べ方が想定されているのではないのだろう。
よし、気を取り直して次はこの三角包み揚げをいただいてみよう。この包み揚げは一口サイズになるよう、半分に切られた状態で提供されているため、スプーンに乗せてひょいと口の中に放り込んだ。
ん? んん? これは、ものすごいスパイシーだ。様々なスパイスの香りが香り、それが具となるジャガイモの甘味と混ざって絶妙だ。だがこれだけ大量のスパイスが使われているのに辛すぎない点も素晴らしい。
と、ここで周囲の人たちが三角包み揚げと先ほどのアチャールを一緒に食べているのが目に飛び込んできた。
なるほど。グリーンクラウド王国の人たちはこうやって食べるのか。
私の残るもうひと欠片の三角包み揚げとアチャールを一緒に食べてみる。
おお! なるほど! ちょっと、いや、かなり辛くなった。だが酸味が加わったのが大きいのだろうか? 味に深みが増し、なんというか、味が締まった感じになった。
ううん。グリーンクラウド王国料理、中々に奥深い。
私は続いて玉ねぎのひよこ豆衣寄せ揚げをいただいてみる。見た目は玉ねぎのかき揚げといったところだが……。
うん? これは!
かき揚げとは違い、まず最初に複雑なスパイスの香りが広がる。そこから玉ねぎの甘みと辛み、そしてほんのちょっぴりの苦味が口の中で混ざりあう。
うーん。これは見た目に騙された。しっかりした玉ねぎの味を楽しむというよりは、スパイスを楽しむ料理と言ったほうが正しいのかもしれない。だが決して玉ねぎがスパイスに負けて消えているというわけでもなく、なんとも絶妙なバランスだ。
今まで味わったことのない味だが、これはこれで美味しい。新境地を開拓した気分だ。
さて、残るグリーンサラダはグリーンリーフとオニオンのサラダだ。そこに何やらオレンジ色のソースがかかっている。
……うん。やっぱりここにもスパイスが使われているね。だがこちらのスパイスはやや控えめだ。ドレッシングにはヨーグルトとニンジン、それと恐らく玉ねぎだろう。かなりさっぱりした味付けに仕上がっている。そんなドレッシングはグリーンリーフの苦味、そしてシャキッとした玉ねぎの甘味と辛みと相まって口の中をさっぱりさせてくれる。
うんうん、これは普通に美味しいね。
「タンドリーチキンでございます」
続いて運ばれてきたのは、表面がオレンジがかった肉料理だ。焼きたてらしいチキンからはふんだんに使われているであろうスパイスの複雑な香りが漂ってくる。
よし、さっそくいただいてみよう。
これは……うん、スパイスがかなり効いているが、かといって辛すぎるというわけでもなくちょうどいい塩梅だ。それにこれだけスパイスを使っているおかげもあってか、鶏肉の臭みはまるで気にならない。そして噛めばじゅわりとジューシーな肉汁が口に溢れだす。
これは見た目から想像どおりの安定した美味しさというか、そんな感じだ。
「シークカバーブでございます」
続いて運ばれてきたのは串にささったつくねのような料理で、上に緑色のソースがかかっているのを除けば見た目は完全に焼き鳥のそれだ。
どうやって食べるものかと周囲をちらりと見回してみると、周囲の人たちは串を持ってそのまま食べている。
よし、じゃあさっそくいただいてみよう。
私は串を持ち、先っぽを少しかじってみる。
……うん。やはりスパイスはたっぷり使われている。だがつくねのようになってはいるものの、しっかりと肉感は楽しめる。お肉は……羊肉と鶏肉の合い挽きだろうか?
串焼きになっているおかげで余計な油は落ちており、スパイスが効いているので臭みも気にならない。そしてこの緑色のソースだが、どうやらほうれん草を使っているようだ。味としては塩味と苦味、それから不思議なコクがあるがとてもシンプルな味わいで、過度に主張せず、しっかりとお肉の味を引き立ててくれている。
いやはや、本当にグリーンクラウド王国の料理は奥深い。今まで味わったことがない方向の美味しさが次々と出てくる。
「マトンカレーとナンでございます」
続いてカレーが出てきた。
おお! ナン! そうそう、やっぱり本格カレーといえばナンだよね。
私は熱々のナンを千切り、マトンカレーに浸してから口に運ぶ。
んんっ! これこれ、これだよ。ナンの甘味、マトンカレーの辛みとスパイスの香り、そしてうま味が一体となって口いっぱいに広がっていく。
いやあ、美味しいね。バターチキンカレーも美味しかったが、このマトンカレーも美味しい。熱々でふっくらしたナンが食べられるというのもポイントが高い。
続いて私はマトンをスプーンですくい、口の中に放り込んだ。
うん。やはりスパイスたっぷりということも相まってか、臭みはまるで気にならない。肉のうま味がスパイスの香りと辛みと合わさり、口の中を満たしていく。
ああ、うん。美味しい。カレーはやっぱり美味しい。
カレーの味を堪能しながら食べていると、今度は小さな壺が運ばれてきた。壺の上には焼いたパイ生地だろうか? 不思議な蓋のようなものがされている。
「骨付きマトンのビリヤニでございます。蓋はナン生地で出来ており、時間をかけてじっくりと蒸し上げましたので、蓋の部分もお召し上がりいただけます」
なるほど。こんな料理もあるのか。
初めて見る不思議な料理に感心しつつも、私は蓋となっているナンを手ではがしてみた。
って、あれ? ウェイトレスさんが驚いているような?
「あれ? 違いましたか?」
「い、いえ。その、お熱いのではないかと……」
「え? ああ、そうですね。ちょっと熱いですけど、火傷するほどではないですよ」
「さ、左様でございましたか。大変失礼いたしました」
「いえ。ありがとうございます」
よく分からないが、心配してくれていたようだ。お礼を言うと早速ナンをいただいてみる。
うん。なんだかカレーと一緒に出てきたものと比べると、ちょっとクリスピーな感じだ。それに一部には焦げ目がついており、なんとも香ばしい。普通のナンももっちりしていて美味しいが、こういうものもまた美味しい。どちらが優れているという話ではなく、どちらも素晴らしく甲乙はつけがたい。
よし。では続いてビリヤニをいただいてみよう。
スパイスの香りがスプーンに乗せて口元に近づけるだけで漂ってくる。そしてそれを口に含めばスパイスの香りだけでなく、ふわふわに炊きあがったお米の甘味と骨付きマトンから出てきたうま味のハーモニーを楽しむことができる。塩加減も抜群で、お米にも味がしっかりと染み込んでいる。
うん。これはいつまででも食べていられそうな美味しさだ。
「デザートは揚げドーナツのシロップ漬けでございます」
そうして出てきたのはリング状のドーナツだ。しっとりとしており、シロップ漬けという名前からもかかっているこの液体はシロップなのだろう。
……いや、シロップ漬けということは、まさか中までシロップが染み込んでいるのだろうか?
試しに口に含んでみる。
「っ!??!?」
あ、あ、甘い! なんだこの甘さは!?
とにかくとんでもなく甘い。
あまりの甘さに目を白黒していると、隣に座っているラージャ三世が話しかけてきた。
「いかがですかな? 我が国では辛い料理とバランスを取る ため、デザートは極限まで甘くしておるのです」
「そ、そうなんですね……」
私はなんとかそう返事をしたのだった。
================
※1 アチャールというのはインドの漬物のようなものです。大量のスパイスとオイルで野菜を漬け、常温で漬け込みます。
※2 これがインドの方々のコモンセンスかどうかは知りませんが、筆者がとある地方都市のインド工科大学のキャンパスを訪れた際、同大の学生にどうして辛さと甘さがこんなに極端なのかと質問したところ、そのような回答を得ました。
え? 選定の儀はどうしたかって?
それはもちろん、なんの問題もなく終わったよ。予め聖剣アルパラジタに、担い手を選ばないようによくお願いしておいたからね。おかげで数百人いた候補者たちは全員失格となった。どの聖剣も話が通じていい奴らだと思う。
そんなどうでもいい話はさておき、私はラージャ三世の隣の席に腰を下ろした。
私たちが会場に入るころにはすでに参加者たちは全員着席しており、ラージャ三世が挨拶するとすぐに食事が運ばれてきた。
「こちらは前菜でございます。カリフラワーのアチャール 、ジャガイモの三角包み揚げ、玉ねぎのひよこ豆衣寄せ揚げ、グリーンサラダでございます」
アチャール? アチャールとはなんだろうか?
私はまずアチャールを口に運ぶ。
うん? これは……酸っぱいけど辛い? それもものすごく複雑な辛味だ。あとオイル漬けらしく、かなり油分もある。
うーん。グリーンクラウド王国風のスパイス漬けといった感じだろうか?
たくさん食べるのは厳しいが、最初からあまり量がないことから考えると、きっと箸休め的な食べ方が想定されているのではないのだろう。
よし、気を取り直して次はこの三角包み揚げをいただいてみよう。この包み揚げは一口サイズになるよう、半分に切られた状態で提供されているため、スプーンに乗せてひょいと口の中に放り込んだ。
ん? んん? これは、ものすごいスパイシーだ。様々なスパイスの香りが香り、それが具となるジャガイモの甘味と混ざって絶妙だ。だがこれだけ大量のスパイスが使われているのに辛すぎない点も素晴らしい。
と、ここで周囲の人たちが三角包み揚げと先ほどのアチャールを一緒に食べているのが目に飛び込んできた。
なるほど。グリーンクラウド王国の人たちはこうやって食べるのか。
私の残るもうひと欠片の三角包み揚げとアチャールを一緒に食べてみる。
おお! なるほど! ちょっと、いや、かなり辛くなった。だが酸味が加わったのが大きいのだろうか? 味に深みが増し、なんというか、味が締まった感じになった。
ううん。グリーンクラウド王国料理、中々に奥深い。
私は続いて玉ねぎのひよこ豆衣寄せ揚げをいただいてみる。見た目は玉ねぎのかき揚げといったところだが……。
うん? これは!
かき揚げとは違い、まず最初に複雑なスパイスの香りが広がる。そこから玉ねぎの甘みと辛み、そしてほんのちょっぴりの苦味が口の中で混ざりあう。
うーん。これは見た目に騙された。しっかりした玉ねぎの味を楽しむというよりは、スパイスを楽しむ料理と言ったほうが正しいのかもしれない。だが決して玉ねぎがスパイスに負けて消えているというわけでもなく、なんとも絶妙なバランスだ。
今まで味わったことのない味だが、これはこれで美味しい。新境地を開拓した気分だ。
さて、残るグリーンサラダはグリーンリーフとオニオンのサラダだ。そこに何やらオレンジ色のソースがかかっている。
……うん。やっぱりここにもスパイスが使われているね。だがこちらのスパイスはやや控えめだ。ドレッシングにはヨーグルトとニンジン、それと恐らく玉ねぎだろう。かなりさっぱりした味付けに仕上がっている。そんなドレッシングはグリーンリーフの苦味、そしてシャキッとした玉ねぎの甘味と辛みと相まって口の中をさっぱりさせてくれる。
うんうん、これは普通に美味しいね。
「タンドリーチキンでございます」
続いて運ばれてきたのは、表面がオレンジがかった肉料理だ。焼きたてらしいチキンからはふんだんに使われているであろうスパイスの複雑な香りが漂ってくる。
よし、さっそくいただいてみよう。
これは……うん、スパイスがかなり効いているが、かといって辛すぎるというわけでもなくちょうどいい塩梅だ。それにこれだけスパイスを使っているおかげもあってか、鶏肉の臭みはまるで気にならない。そして噛めばじゅわりとジューシーな肉汁が口に溢れだす。
これは見た目から想像どおりの安定した美味しさというか、そんな感じだ。
「シークカバーブでございます」
続いて運ばれてきたのは串にささったつくねのような料理で、上に緑色のソースがかかっているのを除けば見た目は完全に焼き鳥のそれだ。
どうやって食べるものかと周囲をちらりと見回してみると、周囲の人たちは串を持ってそのまま食べている。
よし、じゃあさっそくいただいてみよう。
私は串を持ち、先っぽを少しかじってみる。
……うん。やはりスパイスはたっぷり使われている。だがつくねのようになってはいるものの、しっかりと肉感は楽しめる。お肉は……羊肉と鶏肉の合い挽きだろうか?
串焼きになっているおかげで余計な油は落ちており、スパイスが効いているので臭みも気にならない。そしてこの緑色のソースだが、どうやらほうれん草を使っているようだ。味としては塩味と苦味、それから不思議なコクがあるがとてもシンプルな味わいで、過度に主張せず、しっかりとお肉の味を引き立ててくれている。
いやはや、本当にグリーンクラウド王国の料理は奥深い。今まで味わったことがない方向の美味しさが次々と出てくる。
「マトンカレーとナンでございます」
続いてカレーが出てきた。
おお! ナン! そうそう、やっぱり本格カレーといえばナンだよね。
私は熱々のナンを千切り、マトンカレーに浸してから口に運ぶ。
んんっ! これこれ、これだよ。ナンの甘味、マトンカレーの辛みとスパイスの香り、そしてうま味が一体となって口いっぱいに広がっていく。
いやあ、美味しいね。バターチキンカレーも美味しかったが、このマトンカレーも美味しい。熱々でふっくらしたナンが食べられるというのもポイントが高い。
続いて私はマトンをスプーンですくい、口の中に放り込んだ。
うん。やはりスパイスたっぷりということも相まってか、臭みはまるで気にならない。肉のうま味がスパイスの香りと辛みと合わさり、口の中を満たしていく。
ああ、うん。美味しい。カレーはやっぱり美味しい。
カレーの味を堪能しながら食べていると、今度は小さな壺が運ばれてきた。壺の上には焼いたパイ生地だろうか? 不思議な蓋のようなものがされている。
「骨付きマトンのビリヤニでございます。蓋はナン生地で出来ており、時間をかけてじっくりと蒸し上げましたので、蓋の部分もお召し上がりいただけます」
なるほど。こんな料理もあるのか。
初めて見る不思議な料理に感心しつつも、私は蓋となっているナンを手ではがしてみた。
って、あれ? ウェイトレスさんが驚いているような?
「あれ? 違いましたか?」
「い、いえ。その、お熱いのではないかと……」
「え? ああ、そうですね。ちょっと熱いですけど、火傷するほどではないですよ」
「さ、左様でございましたか。大変失礼いたしました」
「いえ。ありがとうございます」
よく分からないが、心配してくれていたようだ。お礼を言うと早速ナンをいただいてみる。
うん。なんだかカレーと一緒に出てきたものと比べると、ちょっとクリスピーな感じだ。それに一部には焦げ目がついており、なんとも香ばしい。普通のナンももっちりしていて美味しいが、こういうものもまた美味しい。どちらが優れているという話ではなく、どちらも素晴らしく甲乙はつけがたい。
よし。では続いてビリヤニをいただいてみよう。
スパイスの香りがスプーンに乗せて口元に近づけるだけで漂ってくる。そしてそれを口に含めばスパイスの香りだけでなく、ふわふわに炊きあがったお米の甘味と骨付きマトンから出てきたうま味のハーモニーを楽しむことができる。塩加減も抜群で、お米にも味がしっかりと染み込んでいる。
うん。これはいつまででも食べていられそうな美味しさだ。
「デザートは揚げドーナツのシロップ漬けでございます」
そうして出てきたのはリング状のドーナツだ。しっとりとしており、シロップ漬けという名前からもかかっているこの液体はシロップなのだろう。
……いや、シロップ漬けということは、まさか中までシロップが染み込んでいるのだろうか?
試しに口に含んでみる。
「っ!??!?」
あ、あ、甘い! なんだこの甘さは!?
とにかくとんでもなく甘い。
あまりの甘さに目を白黒していると、隣に座っているラージャ三世が話しかけてきた。
「いかがですかな? 我が国では辛い料理とバランスを取る ため、デザートは極限まで甘くしておるのです」
「そ、そうなんですね……」
私はなんとかそう返事をしたのだった。
================
※1 アチャールというのはインドの漬物のようなものです。大量のスパイスとオイルで野菜を漬け、常温で漬け込みます。
※2 これがインドの方々のコモンセンスかどうかは知りませんが、筆者がとある地方都市のインド工科大学のキャンパスを訪れた際、同大の学生にどうして辛さと甘さがこんなに極端なのかと質問したところ、そのような回答を得ました。
0
お気に入りに追加
436
あなたにおすすめの小説
修道女エンドの悪役令嬢が実は聖女だったわけですが今更助けてなんて言わないですよね
星里有乃
恋愛
『お久しぶりですわ、バッカス王太子。ルイーゼの名は捨てて今は洗礼名のセシリアで暮らしております。そちらには聖女ミカエラさんがいるのだから、私がいなくても安心ね。ご機嫌よう……』
悪役令嬢ルイーゼは聖女ミカエラへの嫌がらせという濡れ衣を着せられて、辺境の修道院へ追放されてしまう。2年後、魔族の襲撃により王都はピンチに陥り、真の聖女はミカエラではなくルイーゼだったことが判明する。
地母神との誓いにより祖国の土地だけは踏めないルイーゼに、今更助けを求めることは不可能。さらに、ルイーゼには別の国の王子から求婚話が来ていて……?
* この作品は、アルファポリスさんと小説家になろうさんに投稿しています。
* 2025年2月1日、本編完結しました。予定より少し文字数多めです。番外編や後日談など、また改めて投稿出来たらと思います。ご覧いただきありがとうございました!

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

最初からここに私の居場所はなかった
kana
恋愛
死なないために媚びても駄目だった。
死なないために努力しても認められなかった。
死なないためにどんなに辛くても笑顔でいても無駄だった。
死なないために何をされても怒らなかったのに⋯⋯
だったら⋯⋯もう誰にも媚びる必要も、気を使う必要もないでしょう?
だから虚しい希望は捨てて生きるための準備を始めた。
二度目は、自分らしく生きると決めた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
いつも稚拙な小説を読んでいただきありがとうございます。
私ごとですが、この度レジーナブックス様より『後悔している言われても⋯⋯ねえ?今さらですよ?』が1月31日頃に書籍化されることになりました~
これも読んでくださった皆様のおかげです。m(_ _)m
これからも皆様に楽しんでいただける作品をお届けできるように頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします(>人<;)

【完結】聖女召喚に巻き込まれたバリキャリですが、追い出されそうになったのでお金と魔獣をもらって出て行きます!
チャららA12・山もり
恋愛
二十七歳バリバリキャリアウーマンの鎌本博美(かまもとひろみ)が、交差点で後ろから背中を押された。死んだと思った博美だが、突如、異世界へ召喚される。召喚された博美が発した言葉を誤解したハロルド王子の前に、もうひとりの女性が現れた。博美の方が、聖女召喚に巻き込まれた一般人だと決めつけ、追い出されそうになる。しかし、バリキャリの博美は、そのまま追い出されることを拒否し、彼らに慰謝料を要求する。
お金を受け取るまで、博美は屋敷で暮らすことになり、数々の騒動に巻き込まれながら地下で暮らす魔獣と交流を深めていく。

女神の代わりに異世界漫遊 ~ほのぼの・まったり。時々、ざまぁ?~
大福にゃここ
ファンタジー
目の前に、女神を名乗る女性が立っていた。
麗しい彼女の願いは「自分の代わりに世界を見て欲しい」それだけ。
使命も何もなく、ただ、その世界で楽しく生きていくだけでいいらしい。
厳しい異世界で生き抜く為のスキルも色々と貰い、食いしん坊だけど優しくて可愛い従魔も一緒!
忙しくて自由のない女神の代わりに、異世界を楽しんでこよう♪
13話目くらいから話が動きますので、気長にお付き合いください!
最初はとっつきにくいかもしれませんが、どうか続きを読んでみてくださいね^^
※お気に入り登録や感想がとても励みになっています。 ありがとうございます!
(なかなかお返事書けなくてごめんなさい)
※小説家になろう様にも投稿しています

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
フェンリルさんちの末っ子は人間でした ~神獣に転生した少年の雪原を駆ける狼スローライフ~
空色蜻蛉
ファンタジー
真白山脈に棲むフェンリル三兄弟、末っ子ゼフィリアは元人間である。
どうでもいいことで山が消し飛ぶ大喧嘩を始める兄二匹を「兄たん大好き!」幼児メロメロ作戦で仲裁したり、たまに襲撃してくる神獣ハンターは、人間時代につちかった得意の剣舞で撃退したり。
そう、最強は末っ子ゼフィなのであった。知らないのは本狼ばかりなり。
ブラコンの兄に溺愛され、自由気ままに雪原を駆ける日々を過ごす中、ゼフィは人間時代に負った心の傷を少しずつ癒していく。
スノードームを覗きこむような輝く氷雪の物語をお届けします。
※今回はバトル成分やシリアスは少なめ。ほのぼの明るい話で、主人公がひたすら可愛いです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる