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人と魔物と魔王と聖女
第九章第30話 崖中温泉
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2021/08/02 誤字を修正しました
================
「これが温泉ですか。このような場所に……」
崖中温泉にやってきたアイリスさんは私たちの自慢のお風呂を見て驚愕している。
「これは土属性の魔法で少しずつ形を作っていったんです。源泉はあそこから同じ魔法で作った石のパイプで浴槽まで引き込みました。こっちが女湯で、下が男湯です」
「……はぁ」
「それじゃあ早速入りましょう。やり方を教えますね」
「……はぁ」
アイリスさんがどこか上の空な気がするが、何か心配事でもあるのだろうか?
でも、ここのお湯に浸かればきっとリフレッシュしてそんな心配事も吹っ飛ぶに違いない。
「まずはここで服を脱いでください。それで、裸になったこっちで体を洗います」
「はぁ」
どうにも気の抜けた返事だ。
「ほら、早く早く。私は先に入ってますね」
待ちきれない私はささっと裸になると中に入る。それから髪をアップにまとめて体を洗い、さっそくお湯を頂いた。
うん。やっぱりこのヌルヌル感がたまらない。崖中温泉の泉質は本当にすばらしいね。
そうしてしばらく待っていると、ようやく裸になったアイリスさんが入ってきた。
だが、私はそのお腹にある紋様を見て息を飲んだ。
あれは、隷属の呪印!?
いや、よく見ると形が違う。隷属の呪印はおへその下あたりに小さな紋様が刻まれるが、アイリスさんのそれはお腹全体に巻きつくように黒い紋様が刻まれている。
「あの、アイリスさん。もしかしてためらっていたのは……」
悪いことをしたかと思ったが、そういうことではなかったらしい。
「あ、いえ。裸で他人とお湯に浸かるという経験がなかったので……」
あ……!
言われてみればそうだ。今でこそルーちゃんは温泉の虜だが、最初はかなり戸惑っていたじゃないか。
温泉がある。ならば入りましょう。
そうはならないのが普通なことをすっかり忘れていた。
「すみません。失礼なお誘いをしてしまって……。妹分のルミアというエルフの女の子がいるのですが、その子ももうすっかり温泉好きになっていたのでつい……」
「……ルミア?」
アイリスさんが眉をひそめ、抑揚のない声で聞いてきた。
「はい。その子は奴隷にされていたんですが解呪してあげて、それからずっと一緒に旅をしていたんです。その子のお母さんと妹さんも一緒に奴隷にされてしまったみたいで……。お母さんのほうは助けてあげられたんですが、妹さんはまだ見つかっていないんです」
「そうですか……」
アイリスさんは辛そうな表情でその話を聞いている。
やはり、同胞が人間の奴隷にされたなんて話を聞くのは辛いのだろう。
「妹さんの名前はレイア、というそうなんです。緑色の髪に金の瞳で、私と同じくらいの背丈だと思います。あの、どこかでそんなエルフの女の子の話、聞いたことありませんか?」
「……知りません」
アイリスさんは硬い声で短くそう答えた。
「あ……すみません。今日会ったばかりなのにこんな話、不愉快でしたよね。失礼な話をしてしまって申し訳ありません」
「……いえ。同胞をお助けいただきありがとうございました。私も、実は人間どもによって奴隷にされていたんです。そこをベルード様に助けていただいて。しかも、ベルード様は進化の秘術で隷属の呪印を無効化してくださいました」
「そう、だったんですか……」
「ですから、このお腹の紋様はその時のものです」
「あ、あの……もしよかったらその呪印を解呪しましょうか?」
だが、アイリスさんはきっぱりとその申し出を断ってきた。
「いえ。この紋様は私をベルード様が助けてくださった証で、私がベルード様のお役に立つための力を与えてくれた大切なものです」
「そうですか……」
どうやら知らなかったとはいえ、失礼なことをたくさん聞いてしまったようだ。これ以上この話題を続けるには、少し雰囲気が重くなりすぎる。
そう思っていると、アイリスさんのほうから話題を変えてくれた。
「それで、こちらで体を洗えば良いのですね?」
「はい」
それから無言のままアイリスさんが体を洗うと、浴槽の前にやってきた。
しばらく迷っている様子だったが、意を決したようにお湯に片足を突っ込んだ。
「!」
目を見開いて驚いたアイリスさんはすぐに全身をお湯に沈めた。
「ああああぁぁぁ、きもちいいぃぃぃ」
アイリスさんが変な声を上げた。
うんうん。そうだろうそうだろう。
温泉の魔力は最強だからね。
「フィーネさん。何なのですか? この心地よさは!」
アイリスさんの弾んだ声が温泉の素晴らしさを証明してくれている。
「アイリスさん。これが温泉です」
「これが……温泉……」
アイリスさんはうっとりとした表情になっている。
「しかも、この温泉は気持ちいいだけじゃないんですよ」
「気持ちいだけじゃない?」
「はい。なんとこの温泉は美人の湯なんです」
「美人の湯?」
「そうです。このお湯に浸かればお肌がツルツルの湯上り美人になれるんです!」
「ゆ、湯上り美人!?」
今度は目をまん丸に見開いて驚いている。
「しかもこの抜群のロケーションで源泉かけ流しなんです。これほど贅沢な温泉は滅多にないと思いますよ」
「……」
アイリスさんは海を見ながらごくりと喉を鳴らした。
「これは……たしかに素晴らしいですね。男性用の温泉もあるならベルード様にも……」
「はい。ベルードにもぜひ入りに来るように伝えてくださいね。私はちょっと、ベルードに苦手意識があるんですけど……」
「え? フィーネさんはベルード様とお知り合いなのですか?」
「ベルードが覚えているかはわかりませんが、彼の故郷で一度だけ会ったことがあるんです」
「そうでしたか……」
アイリスさんはそう言ったきり無言で海を眺めている。
その横顔はやはりどことなくリエラさんに似ているような気がするのだが……。
もしかしたらお互いに知らないだけで、実は遠い親戚だったりしないかな?
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「これが温泉ですか。このような場所に……」
崖中温泉にやってきたアイリスさんは私たちの自慢のお風呂を見て驚愕している。
「これは土属性の魔法で少しずつ形を作っていったんです。源泉はあそこから同じ魔法で作った石のパイプで浴槽まで引き込みました。こっちが女湯で、下が男湯です」
「……はぁ」
「それじゃあ早速入りましょう。やり方を教えますね」
「……はぁ」
アイリスさんがどこか上の空な気がするが、何か心配事でもあるのだろうか?
でも、ここのお湯に浸かればきっとリフレッシュしてそんな心配事も吹っ飛ぶに違いない。
「まずはここで服を脱いでください。それで、裸になったこっちで体を洗います」
「はぁ」
どうにも気の抜けた返事だ。
「ほら、早く早く。私は先に入ってますね」
待ちきれない私はささっと裸になると中に入る。それから髪をアップにまとめて体を洗い、さっそくお湯を頂いた。
うん。やっぱりこのヌルヌル感がたまらない。崖中温泉の泉質は本当にすばらしいね。
そうしてしばらく待っていると、ようやく裸になったアイリスさんが入ってきた。
だが、私はそのお腹にある紋様を見て息を飲んだ。
あれは、隷属の呪印!?
いや、よく見ると形が違う。隷属の呪印はおへその下あたりに小さな紋様が刻まれるが、アイリスさんのそれはお腹全体に巻きつくように黒い紋様が刻まれている。
「あの、アイリスさん。もしかしてためらっていたのは……」
悪いことをしたかと思ったが、そういうことではなかったらしい。
「あ、いえ。裸で他人とお湯に浸かるという経験がなかったので……」
あ……!
言われてみればそうだ。今でこそルーちゃんは温泉の虜だが、最初はかなり戸惑っていたじゃないか。
温泉がある。ならば入りましょう。
そうはならないのが普通なことをすっかり忘れていた。
「すみません。失礼なお誘いをしてしまって……。妹分のルミアというエルフの女の子がいるのですが、その子ももうすっかり温泉好きになっていたのでつい……」
「……ルミア?」
アイリスさんが眉をひそめ、抑揚のない声で聞いてきた。
「はい。その子は奴隷にされていたんですが解呪してあげて、それからずっと一緒に旅をしていたんです。その子のお母さんと妹さんも一緒に奴隷にされてしまったみたいで……。お母さんのほうは助けてあげられたんですが、妹さんはまだ見つかっていないんです」
「そうですか……」
アイリスさんは辛そうな表情でその話を聞いている。
やはり、同胞が人間の奴隷にされたなんて話を聞くのは辛いのだろう。
「妹さんの名前はレイア、というそうなんです。緑色の髪に金の瞳で、私と同じくらいの背丈だと思います。あの、どこかでそんなエルフの女の子の話、聞いたことありませんか?」
「……知りません」
アイリスさんは硬い声で短くそう答えた。
「あ……すみません。今日会ったばかりなのにこんな話、不愉快でしたよね。失礼な話をしてしまって申し訳ありません」
「……いえ。同胞をお助けいただきありがとうございました。私も、実は人間どもによって奴隷にされていたんです。そこをベルード様に助けていただいて。しかも、ベルード様は進化の秘術で隷属の呪印を無効化してくださいました」
「そう、だったんですか……」
「ですから、このお腹の紋様はその時のものです」
「あ、あの……もしよかったらその呪印を解呪しましょうか?」
だが、アイリスさんはきっぱりとその申し出を断ってきた。
「いえ。この紋様は私をベルード様が助けてくださった証で、私がベルード様のお役に立つための力を与えてくれた大切なものです」
「そうですか……」
どうやら知らなかったとはいえ、失礼なことをたくさん聞いてしまったようだ。これ以上この話題を続けるには、少し雰囲気が重くなりすぎる。
そう思っていると、アイリスさんのほうから話題を変えてくれた。
「それで、こちらで体を洗えば良いのですね?」
「はい」
それから無言のままアイリスさんが体を洗うと、浴槽の前にやってきた。
しばらく迷っている様子だったが、意を決したようにお湯に片足を突っ込んだ。
「!」
目を見開いて驚いたアイリスさんはすぐに全身をお湯に沈めた。
「ああああぁぁぁ、きもちいいぃぃぃ」
アイリスさんが変な声を上げた。
うんうん。そうだろうそうだろう。
温泉の魔力は最強だからね。
「フィーネさん。何なのですか? この心地よさは!」
アイリスさんの弾んだ声が温泉の素晴らしさを証明してくれている。
「アイリスさん。これが温泉です」
「これが……温泉……」
アイリスさんはうっとりとした表情になっている。
「しかも、この温泉は気持ちいいだけじゃないんですよ」
「気持ちいだけじゃない?」
「はい。なんとこの温泉は美人の湯なんです」
「美人の湯?」
「そうです。このお湯に浸かればお肌がツルツルの湯上り美人になれるんです!」
「ゆ、湯上り美人!?」
今度は目をまん丸に見開いて驚いている。
「しかもこの抜群のロケーションで源泉かけ流しなんです。これほど贅沢な温泉は滅多にないと思いますよ」
「……」
アイリスさんは海を見ながらごくりと喉を鳴らした。
「これは……たしかに素晴らしいですね。男性用の温泉もあるならベルード様にも……」
「はい。ベルードにもぜひ入りに来るように伝えてくださいね。私はちょっと、ベルードに苦手意識があるんですけど……」
「え? フィーネさんはベルード様とお知り合いなのですか?」
「ベルードが覚えているかはわかりませんが、彼の故郷で一度だけ会ったことがあるんです」
「そうでしたか……」
アイリスさんはそう言ったきり無言で海を眺めている。
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