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人と魔物と魔王と聖女
第九章第29話 やってきた町長
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村に戻ってきた私はヴェラたちに見つけた財宝のことを話し、海賊王の大秘宝(仮)をアイリスさんの家の一室にまとめて置かせてもらうことになった。
ただ、聖なる力のこもった宝玉は私の家で元気を補給するのに使わせてもらっている。
いや、だって。あの宝玉、本当にすごいのだ。どのくらいすごいのかというと、とにかくすごい。それこそ聖剣がわがままを言っているときと同じくらいの聖なる力をずっと放ち続けているような感じだなのだ。
あの宝玉がなんなのかはわからないが、私にとってこれほど便利なものはそうそうない。しかも聖剣と違って収納の中に入れられる。このまま貰えるものなら貰ってしまいたいくらいに気に入っているのだ。
ああ、そうだ。この宝玉はアイリスさんが来たらこれまでこの村の発展に貢献したご褒美として貰えないかお願いしてみよう。
と、そんなことを考えている間にダラダラと三日が経過した。
いつものように漁を終えて村へと戻ってきたのだが、何やらいつもと様子が違う。
「あれ? トビー、何かあったんですか?」
「フィーネ! アイリス様が来たんだピョン。それで畑とフィーネの持ってきた光る石の山を見てびっくりしているんだピョン」
おお! ついに村長、じゃなかった町長のアイリスさんがやってきた。
「トビー。案内してくれますか?」
「もちろんだピョン」
こうして私は足早に村の中へと戻るのだった。
◆◇◆
村の中心の広場には長い真っ赤な髪の女性が、私の体くらいある大きな鳥と一緒に立っている。女性の背丈はクリスさんより少し高いくらいで、とても豊満な体型をしたエルフのようだ。
「こんにちは。はじめまして」
私が声をかけるとその女性は私に気付いたようで、こちらに向かって歩いてきた。少し疲れたような表情をした彼女だが、その大きな胸がその歩みに従いたゆんたゆんと揺れている。
「あなたがフィーネ・アルジェンタータさんですか?」
「はい。はじめまして。フィーネ・アルジェンタータです」
「はじめまして。私はこの町の町長のアイリスです」
そう自己紹介してくれたアイリスさんの顔はリエラさんにとても良く似ている。ただ、似てはいるものの共通点はそのくらいだ。体つきはアイリスさんのほうがリエラさんよりも遥かに豊満だし、髪の色も違う。それに瞳の色だって同じ金色だがアイリスさんのものはどちらかというと琥珀色のほうが近く、リエラさんやルーちゃんと比べると少し色味が違う。
うん。やはりどう見てもこの人はルーちゃんの妹ではないだろう。
でも里の外で出会ったエルフはアイリスさんが初めてだし、聞けそうだったら聞いてみよう。
「フィーネさん。ヴェラから聞きましたが、乗っていた船が沈没してしまったそうですね」
「はい。ですがヴェラたちのおかげで助かりました」
「そうですか。ヴェラたちはずいぶんとあなたを慕っている様子です。もし良ければ、この町の副町長となってこの町を支えてくれませんか?」
「え? ええと……ありがたいお話ですが、すみません。私には待っている人たちがいるので早く戻らなければいけないんです」
私がそう伝えた瞬間、アイリスさんの目つきが険しいものとなった。
「そうですか……。私ではフィーネさんを帰してあげることはできません。魔大陸に戻り次第、ベルード様にお伝えしましょう。ですが、帰してあげられるという保証はありませんよ」
「よろしくお願いいたします。ん? 魔大陸って何ですか?」
「魔族の支配する大陸です。はて? あなたは人間では無いのに魔大陸を知らないのですね」
「はい。初めて聞きました」
「そうですか。ところで、あなたは何者なのでしょうか? 魔族のような、エルフのような……?」
「あ、はい。私、吸血鬼なんです。エルフっぽいというのはきっと私が精霊神様の信徒になったからだと思います」
「……吸血鬼? この太陽の出ている昼間に?」
アイリスさんが胡乱気な目つきで私をじっと見つめてきた。
ああ、うん。なんだかこのやり取り、すごく懐かしいね。
「皆さんあまり信じてくれないですから、好きなように取っていただいて構いませんよ」
「……そうですか」
いかにも納得していないという感じでアイリスさんはそう答えた。
「ところで、私の家に置いてあるあの大量の財宝は何ですか?」
「あれはですね。この島の地下にあったんです。なのでアイリスさんのものなのかなと思ったんですけど……あ! そうだ。あと私の家にも一つ宝玉が置いてあるんです。その宝玉はものすごい聖なる力を放っていて、近くに置いておくと元気がでるのでお借りしています」
「……聖なる力? 吸血鬼が元気に?」
アイリスさんの表情がさらに険しくなった。
ああ、うん。このやり取りも懐かしいね。
「……まあ、いいでしょう。そんなに気に入ったのでしたらその宝玉は差し上げます。これだけの財宝があれば、きっとベルード様のお役に立つでしょうから」
「本当ですか? ありがとうございます」
「はい。この財宝と、それから畑を整えてもらったことのお礼です」
やった。交渉もせずにもらえてしまった。
帰ったら、いつでも身につけていられるように何かに加工してもらおうかな。
「ところでアイリスさん。私がやったのは畑だけじゃないんですよ」
「畑だけではない? どういうことですか?」
「この島初の温泉施設、崖中温泉を開湯したんです」
「お、温泉? 崖中? 開湯?」
アイリスさんは目を白黒させ、戸惑った様子で聞き返してきたのだった。
=========
次回更新は 2021/07/18 (日) 19:00 を予定しております。
また、第九章の今後の更新は毎週火曜日、木曜日、日曜日の19:00とさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
ただ、聖なる力のこもった宝玉は私の家で元気を補給するのに使わせてもらっている。
いや、だって。あの宝玉、本当にすごいのだ。どのくらいすごいのかというと、とにかくすごい。それこそ聖剣がわがままを言っているときと同じくらいの聖なる力をずっと放ち続けているような感じだなのだ。
あの宝玉がなんなのかはわからないが、私にとってこれほど便利なものはそうそうない。しかも聖剣と違って収納の中に入れられる。このまま貰えるものなら貰ってしまいたいくらいに気に入っているのだ。
ああ、そうだ。この宝玉はアイリスさんが来たらこれまでこの村の発展に貢献したご褒美として貰えないかお願いしてみよう。
と、そんなことを考えている間にダラダラと三日が経過した。
いつものように漁を終えて村へと戻ってきたのだが、何やらいつもと様子が違う。
「あれ? トビー、何かあったんですか?」
「フィーネ! アイリス様が来たんだピョン。それで畑とフィーネの持ってきた光る石の山を見てびっくりしているんだピョン」
おお! ついに村長、じゃなかった町長のアイリスさんがやってきた。
「トビー。案内してくれますか?」
「もちろんだピョン」
こうして私は足早に村の中へと戻るのだった。
◆◇◆
村の中心の広場には長い真っ赤な髪の女性が、私の体くらいある大きな鳥と一緒に立っている。女性の背丈はクリスさんより少し高いくらいで、とても豊満な体型をしたエルフのようだ。
「こんにちは。はじめまして」
私が声をかけるとその女性は私に気付いたようで、こちらに向かって歩いてきた。少し疲れたような表情をした彼女だが、その大きな胸がその歩みに従いたゆんたゆんと揺れている。
「あなたがフィーネ・アルジェンタータさんですか?」
「はい。はじめまして。フィーネ・アルジェンタータです」
「はじめまして。私はこの町の町長のアイリスです」
そう自己紹介してくれたアイリスさんの顔はリエラさんにとても良く似ている。ただ、似てはいるものの共通点はそのくらいだ。体つきはアイリスさんのほうがリエラさんよりも遥かに豊満だし、髪の色も違う。それに瞳の色だって同じ金色だがアイリスさんのものはどちらかというと琥珀色のほうが近く、リエラさんやルーちゃんと比べると少し色味が違う。
うん。やはりどう見てもこの人はルーちゃんの妹ではないだろう。
でも里の外で出会ったエルフはアイリスさんが初めてだし、聞けそうだったら聞いてみよう。
「フィーネさん。ヴェラから聞きましたが、乗っていた船が沈没してしまったそうですね」
「はい。ですがヴェラたちのおかげで助かりました」
「そうですか。ヴェラたちはずいぶんとあなたを慕っている様子です。もし良ければ、この町の副町長となってこの町を支えてくれませんか?」
「え? ええと……ありがたいお話ですが、すみません。私には待っている人たちがいるので早く戻らなければいけないんです」
私がそう伝えた瞬間、アイリスさんの目つきが険しいものとなった。
「そうですか……。私ではフィーネさんを帰してあげることはできません。魔大陸に戻り次第、ベルード様にお伝えしましょう。ですが、帰してあげられるという保証はありませんよ」
「よろしくお願いいたします。ん? 魔大陸って何ですか?」
「魔族の支配する大陸です。はて? あなたは人間では無いのに魔大陸を知らないのですね」
「はい。初めて聞きました」
「そうですか。ところで、あなたは何者なのでしょうか? 魔族のような、エルフのような……?」
「あ、はい。私、吸血鬼なんです。エルフっぽいというのはきっと私が精霊神様の信徒になったからだと思います」
「……吸血鬼? この太陽の出ている昼間に?」
アイリスさんが胡乱気な目つきで私をじっと見つめてきた。
ああ、うん。なんだかこのやり取り、すごく懐かしいね。
「皆さんあまり信じてくれないですから、好きなように取っていただいて構いませんよ」
「……そうですか」
いかにも納得していないという感じでアイリスさんはそう答えた。
「ところで、私の家に置いてあるあの大量の財宝は何ですか?」
「あれはですね。この島の地下にあったんです。なのでアイリスさんのものなのかなと思ったんですけど……あ! そうだ。あと私の家にも一つ宝玉が置いてあるんです。その宝玉はものすごい聖なる力を放っていて、近くに置いておくと元気がでるのでお借りしています」
「……聖なる力? 吸血鬼が元気に?」
アイリスさんの表情がさらに険しくなった。
ああ、うん。このやり取りも懐かしいね。
「……まあ、いいでしょう。そんなに気に入ったのでしたらその宝玉は差し上げます。これだけの財宝があれば、きっとベルード様のお役に立つでしょうから」
「本当ですか? ありがとうございます」
「はい。この財宝と、それから畑を整えてもらったことのお礼です」
やった。交渉もせずにもらえてしまった。
帰ったら、いつでも身につけていられるように何かに加工してもらおうかな。
「ところでアイリスさん。私がやったのは畑だけじゃないんですよ」
「畑だけではない? どういうことですか?」
「この島初の温泉施設、崖中温泉を開湯したんです」
「お、温泉? 崖中? 開湯?」
アイリスさんは目を白黒させ、戸惑った様子で聞き返してきたのだった。
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次回更新は 2021/07/18 (日) 19:00 を予定しております。
また、第九章の今後の更新は毎週火曜日、木曜日、日曜日の19:00とさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
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