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黒き野望
第八章第23話 作戦会議
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私たちがラヤ峠の砦を占領してから一週間ほどで、サラさん率いる本隊がラヤ峠の砦へとやってきた。
「聖女シャルロット様、聖女フィーネ様。まさか難攻不落のこの砦をこうも容易く奪還して頂けるとは……。本当にありがとうございます」
サラさんは感激した様子でそういうといつも通り私たちにマッスルポーズを決めてくる。
「ええと。はい。神の御心のままに」
これまたいつも通りのやり取りでマッスルポーズを解除させると、サラさんは私たちに質問をしてくる。
「しかし、一体どんな秘策を用いられたのですか? 昔、家庭教師にこの砦は占領されてしまうと取り戻すのは三倍の兵力をもってしても難しいと習ったことがあるのです。それをたったあれだけの兵で奪還してしまうとは……」
「え? ええと、正面からこう、シズクさんが走っていって扉を斬って、それで中の敵兵を制圧した感じです」
「え? 走っていって扉を斬った? 矢や魔法で攻撃をされなかったのですか?」
「矢はものすごい数飛んできましたけど、全部結界で防いだついでに貰っちゃいました。全部浄化を付与して今は武器庫らしい場所にまとめて置いてありますよ」
「え? あ、はぁ。な、なるほど。さすがは聖女様です」
そう言って私にマッスルポーズをしてきたのでいつものどおりにマッスルポーズを解除してもらう。
「ところで、そちらはどうでしたか?」
「伝令のお二人には船でホワイトムーン王国に向かっていただきました」
「じゃあ、援軍を期待できそうですね」
「はい。これも聖女様のおかげです」
サラさんはそう言って笑顔を浮かべると再びマッスルポーズをするのだった。
◆◇◆
私たちは今、ラヤ峠の砦の司令室らしき場所に集合している。
「それで、これからどうする予定なんですか?」
地図を前にしているサラさんに尋ねる。
「はい。まずはホワイトムーン王国の皆様にお願いしてベレナンデウアを奇襲していただきます。もう聖女様にはお伝えしておりますが、お連れになられた伝令の方々はすでにホワイトムーン王国へと援軍を呼びに向かっております」
「あれ? この先にあるマライという町を攻めるのではないんですか?」
「はい。もちろんマライの町は奪還します。ここを抑えれば帝都アリケプラの喉元にナイフを突きつけることができます」
「では、どうして帝都を挟んで反対側の港町であるベレナンデウアを奇襲するんですか?」
「陽動です。私たちがマライを攻めたならば当然、帝都から援軍が送られてくることでしょう。ですが、同時にベレナンデウアを奇襲すれば援軍は分散することになります」
「なるほど」
「もしベレナンデウアを落とせたなら私たちが制海権を握ることになりますし、ベレナンデウアに大量の援軍が送られる事になれば今度はマライを落とすことが容易になります。そうなれば、帝都はマライから供給される塩を断たれることになります」
「塩、ですか?」
「はい。マライの町の近くには塩水の湧出する場所がありまして、そこが塩田として利用されているのです」
「へぇ。山の中に塩田があるんですか」
それは不思議な場所だ。この戦いが終わったらぜひとも観光に行ってみたいものだ。
「はい。ですので私たちがマライを落とせば愚兄はそれを奪還するために動かざるを得なくなるのです」
なるほど。そうするとベレナンデウアには援軍を送れなくなって手薄になるはずだから今度はホワイトムーン王国軍がそちらを占領するということか。
「そして愚兄が動いたところを打ち破り、責任を取らせます」
「わかりました」
その作戦がどれほど上手く行くのかは未知数だが、割とどうにかなる気がしている。
というのも、あちらの兵士のほとんどは黒兵なのではっきり言って私たちからすればただの経験値だ。
もちろん、黒兵が元は人間で無理やりあんな姿にされたのかもしれないということを考えるとゾッとする。だがあのまま放っておけば兵器としてだだ利用されてしまうだけだし、それに指揮官が倒されれば理性なく人を襲う化け物になり下がってしまうのだ。
本当は元に戻して助けてあげたいが、彼らを元に戻す方法が見つかっていない以上は割り切るしかないのだろう。
……もちろん、ただの言い訳だ。
でも、そうしなければこの惨劇は止められないのだ。
そんなことを考えているうちに会議は滞りなく終了したのだった。
◆◇◆
砦の屋上には高地独特の涼しい風が吹き抜ける。
風は私の頬を、そして髪を優しく撫でていく。
眼下には高木の生えていない高地独特の光景が広がっており、そこには一筋の線が道によって描かれていた。
そんな雄大な景色を見ていると何だか人々がこうして争っていることがちっぽけなことのように感じ、最近の嫌な出来事をほんの少しだけだが忘れることができる。
「すごい、景色ですよね」
「そうですね。まさかブラックレインボー帝国のこのような場所に来るなどとは夢にも思いませんでした」
私の隣に立っているクリスさんが感慨深げにそう言った。
確かにそうだ。まさかこんな景色があるなんて知らなかったし、それに魔物と戦うことはあれど戦争に介入するなど夢にも思わなかった。
だが……いや、だからこそだろうか?
最近思うことが少しあるのだ。
魔物よりも人間の方がよほど恐ろしいのではないか、と。
教皇様は「魔物は人間の罪の写し鏡で罪を犯した者のなれの果てだ」と言っていた。
あの時はどうかと思ったものだが、今では妙に納得できる部分もあるのだ。
それは何もアルフォンソの人を人とも思わぬ非道な行いだけではない。
イエロープラネットで見た隷属の呪印を施された娼婦の件やルマ人たちへの差別的な扱い、それにアイロールで助けたマリーさんに対する仕打ち、さらに言えば人間がエルフ狩りをしていたことだってそうだ。
思い出してみれば数えきれないほどのひどい事件を私はこの目で見てきたのだ。
もし本当に魔物が人間のなれの果てだったとしても、その姿から人間は罪の愚かさや恐ろしさなど何も学んでいないことになる。
いや、もちろん全ての人間がそうだと言っているわけではない。シャルのように他人のために正しいことを率先してやろうとする人間だっている。
だがそうでない人間も、汚いことを平気でする人間だってかなりの数いるのだ。
考えてはいけないことなのかもしれないけれど……。
そんな人間がいなくなり、良い人間ばかりになれば世界はもっと優しくなるのに。
私は風に吹かれながらそんなありえないことを思うのだった。
「聖女シャルロット様、聖女フィーネ様。まさか難攻不落のこの砦をこうも容易く奪還して頂けるとは……。本当にありがとうございます」
サラさんは感激した様子でそういうといつも通り私たちにマッスルポーズを決めてくる。
「ええと。はい。神の御心のままに」
これまたいつも通りのやり取りでマッスルポーズを解除させると、サラさんは私たちに質問をしてくる。
「しかし、一体どんな秘策を用いられたのですか? 昔、家庭教師にこの砦は占領されてしまうと取り戻すのは三倍の兵力をもってしても難しいと習ったことがあるのです。それをたったあれだけの兵で奪還してしまうとは……」
「え? ええと、正面からこう、シズクさんが走っていって扉を斬って、それで中の敵兵を制圧した感じです」
「え? 走っていって扉を斬った? 矢や魔法で攻撃をされなかったのですか?」
「矢はものすごい数飛んできましたけど、全部結界で防いだついでに貰っちゃいました。全部浄化を付与して今は武器庫らしい場所にまとめて置いてありますよ」
「え? あ、はぁ。な、なるほど。さすがは聖女様です」
そう言って私にマッスルポーズをしてきたのでいつものどおりにマッスルポーズを解除してもらう。
「ところで、そちらはどうでしたか?」
「伝令のお二人には船でホワイトムーン王国に向かっていただきました」
「じゃあ、援軍を期待できそうですね」
「はい。これも聖女様のおかげです」
サラさんはそう言って笑顔を浮かべると再びマッスルポーズをするのだった。
◆◇◆
私たちは今、ラヤ峠の砦の司令室らしき場所に集合している。
「それで、これからどうする予定なんですか?」
地図を前にしているサラさんに尋ねる。
「はい。まずはホワイトムーン王国の皆様にお願いしてベレナンデウアを奇襲していただきます。もう聖女様にはお伝えしておりますが、お連れになられた伝令の方々はすでにホワイトムーン王国へと援軍を呼びに向かっております」
「あれ? この先にあるマライという町を攻めるのではないんですか?」
「はい。もちろんマライの町は奪還します。ここを抑えれば帝都アリケプラの喉元にナイフを突きつけることができます」
「では、どうして帝都を挟んで反対側の港町であるベレナンデウアを奇襲するんですか?」
「陽動です。私たちがマライを攻めたならば当然、帝都から援軍が送られてくることでしょう。ですが、同時にベレナンデウアを奇襲すれば援軍は分散することになります」
「なるほど」
「もしベレナンデウアを落とせたなら私たちが制海権を握ることになりますし、ベレナンデウアに大量の援軍が送られる事になれば今度はマライを落とすことが容易になります。そうなれば、帝都はマライから供給される塩を断たれることになります」
「塩、ですか?」
「はい。マライの町の近くには塩水の湧出する場所がありまして、そこが塩田として利用されているのです」
「へぇ。山の中に塩田があるんですか」
それは不思議な場所だ。この戦いが終わったらぜひとも観光に行ってみたいものだ。
「はい。ですので私たちがマライを落とせば愚兄はそれを奪還するために動かざるを得なくなるのです」
なるほど。そうするとベレナンデウアには援軍を送れなくなって手薄になるはずだから今度はホワイトムーン王国軍がそちらを占領するということか。
「そして愚兄が動いたところを打ち破り、責任を取らせます」
「わかりました」
その作戦がどれほど上手く行くのかは未知数だが、割とどうにかなる気がしている。
というのも、あちらの兵士のほとんどは黒兵なのではっきり言って私たちからすればただの経験値だ。
もちろん、黒兵が元は人間で無理やりあんな姿にされたのかもしれないということを考えるとゾッとする。だがあのまま放っておけば兵器としてだだ利用されてしまうだけだし、それに指揮官が倒されれば理性なく人を襲う化け物になり下がってしまうのだ。
本当は元に戻して助けてあげたいが、彼らを元に戻す方法が見つかっていない以上は割り切るしかないのだろう。
……もちろん、ただの言い訳だ。
でも、そうしなければこの惨劇は止められないのだ。
そんなことを考えているうちに会議は滞りなく終了したのだった。
◆◇◆
砦の屋上には高地独特の涼しい風が吹き抜ける。
風は私の頬を、そして髪を優しく撫でていく。
眼下には高木の生えていない高地独特の光景が広がっており、そこには一筋の線が道によって描かれていた。
そんな雄大な景色を見ていると何だか人々がこうして争っていることがちっぽけなことのように感じ、最近の嫌な出来事をほんの少しだけだが忘れることができる。
「すごい、景色ですよね」
「そうですね。まさかブラックレインボー帝国のこのような場所に来るなどとは夢にも思いませんでした」
私の隣に立っているクリスさんが感慨深げにそう言った。
確かにそうだ。まさかこんな景色があるなんて知らなかったし、それに魔物と戦うことはあれど戦争に介入するなど夢にも思わなかった。
だが……いや、だからこそだろうか?
最近思うことが少しあるのだ。
魔物よりも人間の方がよほど恐ろしいのではないか、と。
教皇様は「魔物は人間の罪の写し鏡で罪を犯した者のなれの果てだ」と言っていた。
あの時はどうかと思ったものだが、今では妙に納得できる部分もあるのだ。
それは何もアルフォンソの人を人とも思わぬ非道な行いだけではない。
イエロープラネットで見た隷属の呪印を施された娼婦の件やルマ人たちへの差別的な扱い、それにアイロールで助けたマリーさんに対する仕打ち、さらに言えば人間がエルフ狩りをしていたことだってそうだ。
思い出してみれば数えきれないほどのひどい事件を私はこの目で見てきたのだ。
もし本当に魔物が人間のなれの果てだったとしても、その姿から人間は罪の愚かさや恐ろしさなど何も学んでいないことになる。
いや、もちろん全ての人間がそうだと言っているわけではない。シャルのように他人のために正しいことを率先してやろうとする人間だっている。
だがそうでない人間も、汚いことを平気でする人間だってかなりの数いるのだ。
考えてはいけないことなのかもしれないけれど……。
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