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武を求めし者
第五章第27話 行方不明
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2021/12/12 誤字を修正しました
================
それから三日ほど山狩りを続けたが特にこれと言った成果はなく、私の経験値だけが勝手に上がる夢のような、じゃなかった、死なない獣がどこから来ているのかがさっぱり分からないというとてもじれったい日々が続いた。
そうしているうちに後発隊が到着した。後発隊 300 人のうち 150 人が輜重隊、そして残りの 150 人が兵士と工兵だ。これで私たちの食事も改善、じゃなかった、人数を割いての大規模なローラー作戦を実施できるようになる。きっと、死なない獣がどこから来ているのかも明らかになることだろう。
ちなみに輜重隊の皆さんは補給物資を置いたらすぐにチィーティエンへと戻るのだそうだ。輜重隊の皆さんがいるだけで食料を消費してしまうため、仕方ないと言えば仕方ないのだが……
うん、みなさんご苦労様です。
****
そして翌日、将軍の指示のもとローラー作戦が実施された。ちなみに将軍は出撃していない。将軍はどうやら死なない獣の相手をするのに飽きてしまったようで、住処を見つけたら教えろと指示をして鍛錬を始めてしまった。
ちなみに私たちへの指示はなく、日没までに帰ってくれば好きにしていいそうだ。相変わらずの勝手な振る舞いに呆れる一方、なんだかもう慣れつつもある。
「うーん、どうしましょうね?」
「しかし、あれでよく軍のトップが務まるでござるな」
「きっと、強すぎて誰も逆らえないのではないでしょうか……」
「そんなことよりこのマントゥ、美味しいですよっ! 姉さまもどうですか?」
ルーちゃんの食事への興味はブレることはない。
って、あれ? 何でマントゥなんて持っているの?
「ルーちゃん、そのマントゥはどうしたんですか?」
「えへっ。チュンリィンちゃんが作ってくれたんです。秘密の山菜の群生地があって、そこで取ってきた山菜が中に入っているんですよっ!」
「へぇー、そういうことなら私も少し貰いますね」
私はルーちゃんの持っているマントゥの一つを半分にしてもらい、それを受け取る。
「チュンリィンちゃんの手作りだそうですしお二人もどうぞ」
私はその半分のものを三つにちぎるとクリスさんとシズクさんに手渡し、そしてホカホカのマントゥを口に入れる。
「うん、美味しいですね。皮はしっとりもちもちタイプなんですね。中の山菜は何ですかね? ちょっぴり甘くて何となく雑味もありますけど……」
「ですよねっ! この山菜は、荠菜 と言うそうですよっ」
「なるほど。フィーネ様、このマントゥは中々ですね」
「それはそうでござるが……」
皆が舌鼓を打つ中、シズクさんだけが何やら難しい顔をしている。
「どうしたんですか? シズクさん。そんなに怖い顔をして」
「フィーネ殿、これは大問題でござらぬか? チュンリィンちゃんが山菜を取ってきたという事は、勝手に村の外に出たという事でござる。周囲は大分安全になったとはいえ、見ていた大人たちは一体何をしていたでござるか?」
「「「……あ」」」
確かに。
え、ええと、チュンリィンちゃんとヂュィンシィーくんは今どこにいるのかな?
「ま、まずは二人を探しましょう。ルーちゃん、二人は今どこですか?」
「チュンリィンちゃんならさっき調理場にいましたよ」
「急いで探しましょう」
私たちは慌てて調理場へと向かった。
「すみません! 保護した子供たち二人を見ませんでしたか?」
私たちは調理場に駆け込むなり近くにいる調理担当の兵士さんに声をかける。
「え? 聖女様? あ、チュンリィンちゃんならさっきまでそこで洗い物を手伝ってくれてましたよ。終わったって言ってたから帰しちゃいましたけど、まだ近くにいるんじゃないですかね?」
「じゃあ、ヂュィンシィーくんは知りませんか?」
「男の子のほうはディアォ・イーフゥアさんが面倒を見てくれていると思いますよ。あ、でも彼女はこれからの時間はいつも外で掃除をしているはずですね」
「ありがとうございます。って! じゃあ子供が放置されているってことですか! 分かりました。ありがとうございます!」
私はそうして調理場を飛び出した。私たちは近所を手分けして探し回るが二人の姿は見つからない。そして門を守っている兵士に聞いても子供が門を通って外に出た形跡はないという。
狭い村だというのに、一体どこにいるのだろうか?
そうこうしていると掃除をしているイーフゥアさんを発見した。
「イーフゥアさん!」
「あ、聖女様。そんなに血相を変えてどうなさいましたか?」
「子供たちはどこですかっ!?」
「え? あの二人ですか? 洗い物が終わったとチュンリィンちゃんが言ってきたので村の中でヂュィンシィーくんと遊ぶように言っておきましたから、どこかで遊んでいると思いますよ。この村の中なら安全ですし、門には兵がおりますから外に出てしまうことはないはずです」
私はその言葉に頭を抱える。
「イーフゥアさん、あの子たちは何らかの方法で村の外に出ています。さっき、チュンリィンちゃんが秘密の山菜の群生地から採ってきた荠菜でマントゥを作ってくれたそうです」
「え? それは塩漬けではなく?」
「はい」
「そんな! ここは柵で囲われているのに! 一体どうやって!」
イーフゥアさんが悲鳴にも似た声を上げる。
「小さい子供だからこそ通れる道があるのかもしれません。探すのを手伝ってもらえますか?」
「はい!」
私はこうしてイーフゥアさん、それと拠点に残っていた建設担当の兵士たちにも手伝ってもらい二人の捜索を行った。
しかし、私たちの必死の捜索にも関わらず、お昼を過ぎても拠点にはそれらしき抜け道も、そして二人の姿も見つけることは出来なかなった。
==================
何と誰も子供たちを見ていませんでした。欧米諸国では日本と違って子供だけで町を歩かせたり留守番させたりするとその親は児童虐待の罪に問われるそうですね。
※)荠菜(ジーツァイ)は日本語だとなずな、もしくはぺんぺん草と呼ばれている春の七草の一つです。夏は本来季節ではありませんが、条件さえ揃えば夏でも秋でも平気で生えてきます。
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それから三日ほど山狩りを続けたが特にこれと言った成果はなく、私の経験値だけが勝手に上がる夢のような、じゃなかった、死なない獣がどこから来ているのかがさっぱり分からないというとてもじれったい日々が続いた。
そうしているうちに後発隊が到着した。後発隊 300 人のうち 150 人が輜重隊、そして残りの 150 人が兵士と工兵だ。これで私たちの食事も改善、じゃなかった、人数を割いての大規模なローラー作戦を実施できるようになる。きっと、死なない獣がどこから来ているのかも明らかになることだろう。
ちなみに輜重隊の皆さんは補給物資を置いたらすぐにチィーティエンへと戻るのだそうだ。輜重隊の皆さんがいるだけで食料を消費してしまうため、仕方ないと言えば仕方ないのだが……
うん、みなさんご苦労様です。
****
そして翌日、将軍の指示のもとローラー作戦が実施された。ちなみに将軍は出撃していない。将軍はどうやら死なない獣の相手をするのに飽きてしまったようで、住処を見つけたら教えろと指示をして鍛錬を始めてしまった。
ちなみに私たちへの指示はなく、日没までに帰ってくれば好きにしていいそうだ。相変わらずの勝手な振る舞いに呆れる一方、なんだかもう慣れつつもある。
「うーん、どうしましょうね?」
「しかし、あれでよく軍のトップが務まるでござるな」
「きっと、強すぎて誰も逆らえないのではないでしょうか……」
「そんなことよりこのマントゥ、美味しいですよっ! 姉さまもどうですか?」
ルーちゃんの食事への興味はブレることはない。
って、あれ? 何でマントゥなんて持っているの?
「ルーちゃん、そのマントゥはどうしたんですか?」
「えへっ。チュンリィンちゃんが作ってくれたんです。秘密の山菜の群生地があって、そこで取ってきた山菜が中に入っているんですよっ!」
「へぇー、そういうことなら私も少し貰いますね」
私はルーちゃんの持っているマントゥの一つを半分にしてもらい、それを受け取る。
「チュンリィンちゃんの手作りだそうですしお二人もどうぞ」
私はその半分のものを三つにちぎるとクリスさんとシズクさんに手渡し、そしてホカホカのマントゥを口に入れる。
「うん、美味しいですね。皮はしっとりもちもちタイプなんですね。中の山菜は何ですかね? ちょっぴり甘くて何となく雑味もありますけど……」
「ですよねっ! この山菜は、荠菜 と言うそうですよっ」
「なるほど。フィーネ様、このマントゥは中々ですね」
「それはそうでござるが……」
皆が舌鼓を打つ中、シズクさんだけが何やら難しい顔をしている。
「どうしたんですか? シズクさん。そんなに怖い顔をして」
「フィーネ殿、これは大問題でござらぬか? チュンリィンちゃんが山菜を取ってきたという事は、勝手に村の外に出たという事でござる。周囲は大分安全になったとはいえ、見ていた大人たちは一体何をしていたでござるか?」
「「「……あ」」」
確かに。
え、ええと、チュンリィンちゃんとヂュィンシィーくんは今どこにいるのかな?
「ま、まずは二人を探しましょう。ルーちゃん、二人は今どこですか?」
「チュンリィンちゃんならさっき調理場にいましたよ」
「急いで探しましょう」
私たちは慌てて調理場へと向かった。
「すみません! 保護した子供たち二人を見ませんでしたか?」
私たちは調理場に駆け込むなり近くにいる調理担当の兵士さんに声をかける。
「え? 聖女様? あ、チュンリィンちゃんならさっきまでそこで洗い物を手伝ってくれてましたよ。終わったって言ってたから帰しちゃいましたけど、まだ近くにいるんじゃないですかね?」
「じゃあ、ヂュィンシィーくんは知りませんか?」
「男の子のほうはディアォ・イーフゥアさんが面倒を見てくれていると思いますよ。あ、でも彼女はこれからの時間はいつも外で掃除をしているはずですね」
「ありがとうございます。って! じゃあ子供が放置されているってことですか! 分かりました。ありがとうございます!」
私はそうして調理場を飛び出した。私たちは近所を手分けして探し回るが二人の姿は見つからない。そして門を守っている兵士に聞いても子供が門を通って外に出た形跡はないという。
狭い村だというのに、一体どこにいるのだろうか?
そうこうしていると掃除をしているイーフゥアさんを発見した。
「イーフゥアさん!」
「あ、聖女様。そんなに血相を変えてどうなさいましたか?」
「子供たちはどこですかっ!?」
「え? あの二人ですか? 洗い物が終わったとチュンリィンちゃんが言ってきたので村の中でヂュィンシィーくんと遊ぶように言っておきましたから、どこかで遊んでいると思いますよ。この村の中なら安全ですし、門には兵がおりますから外に出てしまうことはないはずです」
私はその言葉に頭を抱える。
「イーフゥアさん、あの子たちは何らかの方法で村の外に出ています。さっき、チュンリィンちゃんが秘密の山菜の群生地から採ってきた荠菜でマントゥを作ってくれたそうです」
「え? それは塩漬けではなく?」
「はい」
「そんな! ここは柵で囲われているのに! 一体どうやって!」
イーフゥアさんが悲鳴にも似た声を上げる。
「小さい子供だからこそ通れる道があるのかもしれません。探すのを手伝ってもらえますか?」
「はい!」
私はこうしてイーフゥアさん、それと拠点に残っていた建設担当の兵士たちにも手伝ってもらい二人の捜索を行った。
しかし、私たちの必死の捜索にも関わらず、お昼を過ぎても拠点にはそれらしき抜け道も、そして二人の姿も見つけることは出来なかなった。
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何と誰も子供たちを見ていませんでした。欧米諸国では日本と違って子供だけで町を歩かせたり留守番させたりするとその親は児童虐待の罪に問われるそうですね。
※)荠菜(ジーツァイ)は日本語だとなずな、もしくはぺんぺん草と呼ばれている春の七草の一つです。夏は本来季節ではありませんが、条件さえ揃えば夏でも秋でも平気で生えてきます。
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