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武を求めし者
第五章第23話 テントでおしゃべり(前編)
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2020/07/06 誤字を修正しました
2020/10/25 誤字を修正しました
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その日はそのままフゥーイエ村の瓦礫を片付け、そして兵士の皆さんが村を囲う柵を修理して日が暮れた。ちなみに木材については将軍が戦闘をする度に大量の木が切り倒されるので困ることはなかった。
そして、明日からは山狩りチームと村の瓦礫を撤去して拠点作りをするチームに分かれて作戦を行うことになる。
私たちは山狩りチームで、拠点から北西方面を重点的に死なない獣の討伐を行う予定だ。
そして拠点作りチームは保護した三人を守ること、それとあと何日かで来る予定の後発隊を受け入れる宿営地を作ることが仕事だ。そのため、宿営地の安全を確保するために村の柵を強固なものとする、空堀を掘って獣が村に入ってくるルートを限定するなどといった土木作業が求められる。
そのため、怪我が治ったルゥー・ヂゥさんも保護対象ではあるもののこの土木作業に駆り出されることとなった。
ちなみに、後発隊は300人規模とかなりの数だ。そこにはあまり戦闘能力の高くない輜重部隊も含まれているため、彼らの到着までにはある程度のレベルで拠点は整えておく必要がある。
本当は先に拠点づくりをした方が私の収納もあるので早いとは思うのだが、将軍が早く山狩りに行きたがっているし、私の判断が悪かったせいでフゥーイエ村は全滅してしまったという負い目もある。なので今回は将軍の判断に従うことにした。
そして今は夜、私たちはテントの中で休んでいる。
瓦礫が綺麗に撤去され、すっかり更地になったフゥーイエ村の中心地に近い場所が私たちのテントの設置場所だ。その隣にはイーフゥアさん、そしてその隣にはルゥー・ヂゥさんと保護した子供たちのテントが設置されている。
ちなみに将軍はテントなしだ。はっきりいって意味が分からないが、村の入り口で見張りをしながら眠るらしい。いつもの槍斧の他に私が浄化魔法を付与した剣 10 本ほどを持っていった。
武器を持ち替えられるということは起きているのではないかと思うのだが、本人は寝ているのだという。何故そんなことができるのかはさっぱりわからないが、どうやら将軍とはそういうものらしいと無理矢理納得することにした。
「しかし、あの死なない獣は一体何なんでしょうね?」
私の疑問にクリスさんが口を開く。
「フィーネ様、私はあの黒い靄のようなものはシズク殿がスイキョウに操られていた時に使っていた力と似ている気がしました。シズク殿、何か覚えてはいないか?」
「すまぬ。拙者はあの時の記憶が一切ないでござる。皆に刀を向けてしまったそうで申し訳なくは思っているでござるが……」
シズクさんは本当にすまなそうにそう言ってくる。耳も申し訳なさそうにペタンとなっているのがなんとも可愛らしい。
「隷属の呪印まで使われていたんですから仕方ありませんよ。無事でいてくれただけで嬉しいです」
「そうです! それにおかげで美味しいご飯がたくさん食べれましたよっ!」
クリスさんもうんうんと頷いている。
「フィーネ殿……ルミア殿、それにクリス殿も……かたじけないでござる」
シズクさんの耳はまだペタンとしているが、尻尾は嬉しそうに振られている。
「でも、言われてみれば少し似ているかもしれませんね。ただ、あの時のシズクさんはもっとたくさんの黒い靄を纏っていて、それをバリアにしたり攻撃に使ったりしていましたけど、あの獣はただ単に死んでも復活するだけなんですよねぇ……それにシズクさんは大けがをしても治ったりませんでしたし……あ、うえぇ……」
私は一瞬、シズクさんの首が切れてそれが再生していく様子を想像してしまい、少し気持ち悪くなってしまった。そんな私の手をクリスさんがそっと握ってくれる。
「フィーネ様、大丈夫ですか?」
「あ、はい。大丈夫です。ちょっと変な想像をしてしまっただけですから。続けましょう」
私がそう言うとクリスさんは話を続ける。
「怪我が治らなかったことですが、もしかするとフィーネ様がキリナギの力であの黒い靄を祓われたことが原因かもしれません」
「なるほど。それはそうかもしれませんね。おかげでシズクさんを止められたわけですし」
「はい。ですが本当にキリナギを取り戻しておいて良かったですよね。あの時はお師匠様の指示でしたが……」
「そうだったでござるか。師匠……」
「テッサイさんはキリナギが特別な力を持っているのを知っているみたいでしたからね。それに私もキリナギの声のようなものを聞きましたし」
私がそう言った瞬間、三人が同時に、食い気味に話しかけてきた。
「え? キリナギが喋ったでござるか?」
「すごいっ! 姉さまは剣の精霊と喋ったんですかっ?」
「フィーネ様、それは本当ですか?」
「え? え? ええと、剣の精霊かは分かりませんが、突然声が聞こえてきたんですよ。それで多分キリナギの声だろうって」
あまりの食いつきっぷりに面食らってしまったものの、私は何とか返事をする。
「それで、何となく言ってる内容からキリナギをシズクさんに渡せばいいのかなって。それでああなりました」
「むぅ、姉さまがお話したのなら剣の精霊がいるのかもしれないと思ったのにっ」
なんだ。ルーちゃんのはそういう話か。
一瞬剣の精霊とかが存在するのかと思ってしまった。そもそも私はリーチェ以外の精霊は見えないのだから、もし剣の精霊がいたって喋れるわけがない。
「そうでござったか。拙者はキリナギに感謝せねばならないでござるな」
「キリナギはシズクさんと引き離されて相当お冠だったらしいですからね。あれ? そういえば何人も呪い殺したとかテッサイさんが言っていたような?」
「はは。キリナギは気性が荒いと有名でござるからな。昔から命知らずをたくさん呪い殺してきたそうでござるよ」
いや、そんなにあっけらかんと言われても……
「フィーネ殿、普通の人間であればキリナギを持てることはなくとも、殺されることはないのでござるよ。よほどの悪しき者が触ったり、資格無き者がしつこく無理やり自分の刀にしようとしたり、あとは本来の所有者から無理矢理奪い取ったりといったことをすると呪い殺されるのでござる。きっと無茶したのでござろうな……」
シズクさんはそう言って遠い目をしたのだった。
2020/10/25 誤字を修正しました
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その日はそのままフゥーイエ村の瓦礫を片付け、そして兵士の皆さんが村を囲う柵を修理して日が暮れた。ちなみに木材については将軍が戦闘をする度に大量の木が切り倒されるので困ることはなかった。
そして、明日からは山狩りチームと村の瓦礫を撤去して拠点作りをするチームに分かれて作戦を行うことになる。
私たちは山狩りチームで、拠点から北西方面を重点的に死なない獣の討伐を行う予定だ。
そして拠点作りチームは保護した三人を守ること、それとあと何日かで来る予定の後発隊を受け入れる宿営地を作ることが仕事だ。そのため、宿営地の安全を確保するために村の柵を強固なものとする、空堀を掘って獣が村に入ってくるルートを限定するなどといった土木作業が求められる。
そのため、怪我が治ったルゥー・ヂゥさんも保護対象ではあるもののこの土木作業に駆り出されることとなった。
ちなみに、後発隊は300人規模とかなりの数だ。そこにはあまり戦闘能力の高くない輜重部隊も含まれているため、彼らの到着までにはある程度のレベルで拠点は整えておく必要がある。
本当は先に拠点づくりをした方が私の収納もあるので早いとは思うのだが、将軍が早く山狩りに行きたがっているし、私の判断が悪かったせいでフゥーイエ村は全滅してしまったという負い目もある。なので今回は将軍の判断に従うことにした。
そして今は夜、私たちはテントの中で休んでいる。
瓦礫が綺麗に撤去され、すっかり更地になったフゥーイエ村の中心地に近い場所が私たちのテントの設置場所だ。その隣にはイーフゥアさん、そしてその隣にはルゥー・ヂゥさんと保護した子供たちのテントが設置されている。
ちなみに将軍はテントなしだ。はっきりいって意味が分からないが、村の入り口で見張りをしながら眠るらしい。いつもの槍斧の他に私が浄化魔法を付与した剣 10 本ほどを持っていった。
武器を持ち替えられるということは起きているのではないかと思うのだが、本人は寝ているのだという。何故そんなことができるのかはさっぱりわからないが、どうやら将軍とはそういうものらしいと無理矢理納得することにした。
「しかし、あの死なない獣は一体何なんでしょうね?」
私の疑問にクリスさんが口を開く。
「フィーネ様、私はあの黒い靄のようなものはシズク殿がスイキョウに操られていた時に使っていた力と似ている気がしました。シズク殿、何か覚えてはいないか?」
「すまぬ。拙者はあの時の記憶が一切ないでござる。皆に刀を向けてしまったそうで申し訳なくは思っているでござるが……」
シズクさんは本当にすまなそうにそう言ってくる。耳も申し訳なさそうにペタンとなっているのがなんとも可愛らしい。
「隷属の呪印まで使われていたんですから仕方ありませんよ。無事でいてくれただけで嬉しいです」
「そうです! それにおかげで美味しいご飯がたくさん食べれましたよっ!」
クリスさんもうんうんと頷いている。
「フィーネ殿……ルミア殿、それにクリス殿も……かたじけないでござる」
シズクさんの耳はまだペタンとしているが、尻尾は嬉しそうに振られている。
「でも、言われてみれば少し似ているかもしれませんね。ただ、あの時のシズクさんはもっとたくさんの黒い靄を纏っていて、それをバリアにしたり攻撃に使ったりしていましたけど、あの獣はただ単に死んでも復活するだけなんですよねぇ……それにシズクさんは大けがをしても治ったりませんでしたし……あ、うえぇ……」
私は一瞬、シズクさんの首が切れてそれが再生していく様子を想像してしまい、少し気持ち悪くなってしまった。そんな私の手をクリスさんがそっと握ってくれる。
「フィーネ様、大丈夫ですか?」
「あ、はい。大丈夫です。ちょっと変な想像をしてしまっただけですから。続けましょう」
私がそう言うとクリスさんは話を続ける。
「怪我が治らなかったことですが、もしかするとフィーネ様がキリナギの力であの黒い靄を祓われたことが原因かもしれません」
「なるほど。それはそうかもしれませんね。おかげでシズクさんを止められたわけですし」
「はい。ですが本当にキリナギを取り戻しておいて良かったですよね。あの時はお師匠様の指示でしたが……」
「そうだったでござるか。師匠……」
「テッサイさんはキリナギが特別な力を持っているのを知っているみたいでしたからね。それに私もキリナギの声のようなものを聞きましたし」
私がそう言った瞬間、三人が同時に、食い気味に話しかけてきた。
「え? キリナギが喋ったでござるか?」
「すごいっ! 姉さまは剣の精霊と喋ったんですかっ?」
「フィーネ様、それは本当ですか?」
「え? え? ええと、剣の精霊かは分かりませんが、突然声が聞こえてきたんですよ。それで多分キリナギの声だろうって」
あまりの食いつきっぷりに面食らってしまったものの、私は何とか返事をする。
「それで、何となく言ってる内容からキリナギをシズクさんに渡せばいいのかなって。それでああなりました」
「むぅ、姉さまがお話したのなら剣の精霊がいるのかもしれないと思ったのにっ」
なんだ。ルーちゃんのはそういう話か。
一瞬剣の精霊とかが存在するのかと思ってしまった。そもそも私はリーチェ以外の精霊は見えないのだから、もし剣の精霊がいたって喋れるわけがない。
「そうでござったか。拙者はキリナギに感謝せねばならないでござるな」
「キリナギはシズクさんと引き離されて相当お冠だったらしいですからね。あれ? そういえば何人も呪い殺したとかテッサイさんが言っていたような?」
「はは。キリナギは気性が荒いと有名でござるからな。昔から命知らずをたくさん呪い殺してきたそうでござるよ」
いや、そんなにあっけらかんと言われても……
「フィーネ殿、普通の人間であればキリナギを持てることはなくとも、殺されることはないのでござるよ。よほどの悪しき者が触ったり、資格無き者がしつこく無理やり自分の刀にしようとしたり、あとは本来の所有者から無理矢理奪い取ったりといったことをすると呪い殺されるのでござる。きっと無茶したのでござろうな……」
シズクさんはそう言って遠い目をしたのだった。
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