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第94話 それぞれの対応
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棺を運ぶ黒い骨の噂は瞬く間にクラリントン中を駆け巡った。ある者はその黒い骨を死神の遣いだと言い、ある者は新手の魔物だと言い、またある者はゾンビの一種だと言って恐れおののいた。
それでも人々は日々の暮らしに戻ろうとしていたが、やはり不安が拭えなかったのだろう。
その証拠に、タークレイ商会のクラリントン支部のホールでも、開店前の清掃時間中にこんな話がされている。
「あの、大丈夫ですよね?」
そう話を切り出したのはセオドリックがやってきた際に支部長を呼んできた若い従業員だ。その話に先輩らしき男性従業員は不思議そうな表情を浮かべながら返事をする。
「なんの話だ?」
「うちの町です。なんか、あの騎士さまも帰ってきていないらしい――」
「おい! 滅多なことを言うな!」
「で、でも……」
「大体、骨が動くわけないだろうが! 騎士団が潜入用に着ていた黒いマントを勘違いしただけだ!」
先輩従業員は早口でそうまくし立てた。二人の掃除の手は完全に止まっている。
「ほ、本当ですか?」
「ああ。そうに決まってるだろ?」
「……でも、変なことがいっぱい起きてるじゃないですか。川の水位だって戻ってなくて、来年は作付けが危ないって……」
「もうやめろ。噂は噂だ。町長が、それにいざとなったらきっと侯爵様がなんとかしてくれるはずだ」
「でもボルタさんだって帰ってきてないですし……」
「……それは、心配だよな。あの人、色々とアレだけど商売はすごいからな」
「はい……」
そう言って二人は不安げな表情を浮かべた。すると支部長がやってきた。
「おい! 何をサボっている! さっさと開店の準備をしないか!」
「「はい!」」
彼らは慌ててホールの清掃を再開するのだった。
◆◇◆
一方その頃、クラリントンのパン職人組合の本部には深刻そうな表情を浮かべた男たちが集まっていた。その中でも若い男が真っ先に口を開く。
「組合長、なんですか? 朝からいきなり招集だなんて」
すると五十代くらいの男が深刻そうな表情で小さく頷いた。この男が組合長のようだ。
「ああ、よく集まってくれた。実は昨晩、いつものバーでとんでもない話を聞いてしまったんだ」
「え? 組合長が噂話ですか? もしかして黒い骨の?」
「いや、違う。門番たちの話だ」
「へぇ。どんな話をしてたんですか?」
「ああ。どうやら魔の森がかなり危険なレベルにまで活性化しているらしくてな。噂の棺はこの前森に向かった騎士たちの死体で間違いないようだ」
すると集まった組合員たちの表情に緊張が走る。
「ここから先は定かな話ではないがな。どうやらスカーレットフォードの幼女男爵様のところに向かった可能性が高いようだ。ということは、スカーレットフォードの先に危険な魔物が出て、騎士団はその救援に向かったと考えるのが妥当なところだろう」
「あれ? でも幼女男爵様のところとはタークレイ商会が通商禁止令を出してたんじゃなかったでしたっけ? 道も馬車が通れないようにしていたはずですけど……」
「侯爵様も見捨てるまではしておられなかったということだろうな。どうやら幼女男爵様は傍系ではなく、侯爵様のご息女だったらしい」
「え!? そうだったんですか!?」
「ああ。その門番の話ではな」
「……なるほど。であれば納得ですね。魔の森の中の開拓村の寄り子を、しかも幼い実の娘を見捨てたとなれば名誉は地に落ちますもんね」
それからその男は小声で「まあ、もう無いようなもんだけど」と呟いた。だが誰にも聞こえていなかったのか、それを咎める者は誰もいない。
「そういうことだ」
「でも、それで騎士団がやられたってことは……」
「ああ。スカーレットフォードはもうダメだろうな。幼女男爵様にはお気の毒だが、騎士団が殲滅されるほどの魔物となるとな。まず間違いなく報復されるだろうな」
「じゃ、じゃあこの町は……」
「もしかすると巻き添えをくらうかもしれん」
「そ、そんな……」
「俺たちはどうしたら!?」
動揺する組合員たちとは対照的に、組合長は落ち着いた様子だ。
「安心しろ。俺の伝手でいくつか移住先を用意してやる。そもそも次の小麦の作付けが危ぶまれている状況だしな」
それを聞いた組合員たちの表情は一気に明るくなるのだった。
◆◇◆
それからしばらくして、ビルがようやくサウスベリーにある侯爵邸に到着した。
「クラリントンより騎士ビル・フットが急ぎ参上いたしました! 緊急です! 直ちに侯爵閣下にお取次ぎを!」
そんなビルに執事らしき若い男が対応する。
「どうしましたか?」
「クラリントンより緊急です! 直ちに侯爵閣下にお取次ぎを!」
「……クラリントンというと、セオドリック卿が隊長として赴かれたはずですね。セオドリック卿はどうしたのですか?」
「クラリントンより緊急です! 直ちに侯爵閣下にお取次ぎを!」
「わかりました。こちらです」
ビルは男に連れられ、サウスベリー侯爵の執務室へとやってきた。するとビルが自ら扉をノックする。
「クラリントンより騎士ビル・フットが急ぎ参上いたしました! 緊急です!」
「入りなさい」
中からすぐにブライアンの声が聞こえてきた。
「はっ! 失礼します!」
ビルは慌てた様子で中に駆け込むと、サウスベリー侯爵の執務机から数メートルの場所で跪いた。
「緊急です! セオドリック卿率いるスカーレットフォード攻略隊は任務に失敗し、全滅いたしました!」
「「はっ!?」」
サウスベリー侯爵とブライアンはポカンとした表情で、まったく同時にそう聞き返した。
「私は捕虜となりましたが、スカーレットフォード男爵閣下より親書を預かり解放されました。こちらがその親書であります」
ビルは頭を下げたまま懐から封筒を取り出し、封蝋が見えるようにしながら両手でそれを差し出した。
少し硬直していたブライアンだったが、すぐにハッとなってそれを受け取るとサウスベリー侯爵に手渡す。
「閣下、こちらを」
一方のサウスベリー侯爵はというと、ポカンとした表情のまま固まっていた。するとブライアンは小さくため息をつき、サウスベリー侯爵の肩を乱暴にゆする。
「アドルフ! しっかりしてください! 君が読まないでどうするんですか!」
「っ!? あ、ああ。そうだな、ブライアン」
ようやく反応したサウスベリー侯爵は封筒を受け取り、中身を取り出した。
「アドルフ。落ち着いて、深呼吸を――」
だがブライアンの忠告を聞くより前に手紙を読み始めたサウスベリー侯爵の顔はみるみる紅潮していき、そして……。
バタン!
なんとサウスベリー侯爵はそのまま泡を吹いて椅子から転げ落ちてしまった。
「えっ? 閣下!?」
ビルは慌てた様子でサウスベリー侯爵の心配をするが、ブライアンは落ち着いた様子でベルを鳴らした。するとすぐに大勢のメイドたちがやってくる。
「侯爵閣下を安静にさせてください。また頭に血が上りすぎたようです」
「はい。旦那様、どうかしっかり」
大勢のメイドが協力して手際よくサウスベリー侯爵を担架に乗せ、すぐに執務室から運び出していった。ビルはポカンとした表情でそれを見送る。
「ビル卿、状況は追って確認します。それと、今見たことは他言無用です。分かっていますね?」
「え? は、はい。もちろんです!」
「では下がりなさい」
「はっ!」
ビルは一礼し、執務室を後にした。それを見送ったブライアンはオリヴィアの手紙の内容を確認する。
「……やれやれ、身代金ですか。かなりの額ですが仕方ありませんね。マリーさんにこんな知識はないでしょうし、一体誰の入れ知恵やら」
ブライアンは大きなため息をつくと、すぐさまペンを走らせるのだった。
それでも人々は日々の暮らしに戻ろうとしていたが、やはり不安が拭えなかったのだろう。
その証拠に、タークレイ商会のクラリントン支部のホールでも、開店前の清掃時間中にこんな話がされている。
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「おい! 滅多なことを言うな!」
「で、でも……」
「大体、骨が動くわけないだろうが! 騎士団が潜入用に着ていた黒いマントを勘違いしただけだ!」
先輩従業員は早口でそうまくし立てた。二人の掃除の手は完全に止まっている。
「ほ、本当ですか?」
「ああ。そうに決まってるだろ?」
「……でも、変なことがいっぱい起きてるじゃないですか。川の水位だって戻ってなくて、来年は作付けが危ないって……」
「もうやめろ。噂は噂だ。町長が、それにいざとなったらきっと侯爵様がなんとかしてくれるはずだ」
「でもボルタさんだって帰ってきてないですし……」
「……それは、心配だよな。あの人、色々とアレだけど商売はすごいからな」
「はい……」
そう言って二人は不安げな表情を浮かべた。すると支部長がやってきた。
「おい! 何をサボっている! さっさと開店の準備をしないか!」
「「はい!」」
彼らは慌ててホールの清掃を再開するのだった。
◆◇◆
一方その頃、クラリントンのパン職人組合の本部には深刻そうな表情を浮かべた男たちが集まっていた。その中でも若い男が真っ先に口を開く。
「組合長、なんですか? 朝からいきなり招集だなんて」
すると五十代くらいの男が深刻そうな表情で小さく頷いた。この男が組合長のようだ。
「ああ、よく集まってくれた。実は昨晩、いつものバーでとんでもない話を聞いてしまったんだ」
「え? 組合長が噂話ですか? もしかして黒い骨の?」
「いや、違う。門番たちの話だ」
「へぇ。どんな話をしてたんですか?」
「ああ。どうやら魔の森がかなり危険なレベルにまで活性化しているらしくてな。噂の棺はこの前森に向かった騎士たちの死体で間違いないようだ」
すると集まった組合員たちの表情に緊張が走る。
「ここから先は定かな話ではないがな。どうやらスカーレットフォードの幼女男爵様のところに向かった可能性が高いようだ。ということは、スカーレットフォードの先に危険な魔物が出て、騎士団はその救援に向かったと考えるのが妥当なところだろう」
「あれ? でも幼女男爵様のところとはタークレイ商会が通商禁止令を出してたんじゃなかったでしたっけ? 道も馬車が通れないようにしていたはずですけど……」
「侯爵様も見捨てるまではしておられなかったということだろうな。どうやら幼女男爵様は傍系ではなく、侯爵様のご息女だったらしい」
「え!? そうだったんですか!?」
「ああ。その門番の話ではな」
「……なるほど。であれば納得ですね。魔の森の中の開拓村の寄り子を、しかも幼い実の娘を見捨てたとなれば名誉は地に落ちますもんね」
それからその男は小声で「まあ、もう無いようなもんだけど」と呟いた。だが誰にも聞こえていなかったのか、それを咎める者は誰もいない。
「そういうことだ」
「でも、それで騎士団がやられたってことは……」
「ああ。スカーレットフォードはもうダメだろうな。幼女男爵様にはお気の毒だが、騎士団が殲滅されるほどの魔物となるとな。まず間違いなく報復されるだろうな」
「じゃ、じゃあこの町は……」
「もしかすると巻き添えをくらうかもしれん」
「そ、そんな……」
「俺たちはどうしたら!?」
動揺する組合員たちとは対照的に、組合長は落ち着いた様子だ。
「安心しろ。俺の伝手でいくつか移住先を用意してやる。そもそも次の小麦の作付けが危ぶまれている状況だしな」
それを聞いた組合員たちの表情は一気に明るくなるのだった。
◆◇◆
それからしばらくして、ビルがようやくサウスベリーにある侯爵邸に到着した。
「クラリントンより騎士ビル・フットが急ぎ参上いたしました! 緊急です! 直ちに侯爵閣下にお取次ぎを!」
そんなビルに執事らしき若い男が対応する。
「どうしましたか?」
「クラリントンより緊急です! 直ちに侯爵閣下にお取次ぎを!」
「……クラリントンというと、セオドリック卿が隊長として赴かれたはずですね。セオドリック卿はどうしたのですか?」
「クラリントンより緊急です! 直ちに侯爵閣下にお取次ぎを!」
「わかりました。こちらです」
ビルは男に連れられ、サウスベリー侯爵の執務室へとやってきた。するとビルが自ら扉をノックする。
「クラリントンより騎士ビル・フットが急ぎ参上いたしました! 緊急です!」
「入りなさい」
中からすぐにブライアンの声が聞こえてきた。
「はっ! 失礼します!」
ビルは慌てた様子で中に駆け込むと、サウスベリー侯爵の執務机から数メートルの場所で跪いた。
「緊急です! セオドリック卿率いるスカーレットフォード攻略隊は任務に失敗し、全滅いたしました!」
「「はっ!?」」
サウスベリー侯爵とブライアンはポカンとした表情で、まったく同時にそう聞き返した。
「私は捕虜となりましたが、スカーレットフォード男爵閣下より親書を預かり解放されました。こちらがその親書であります」
ビルは頭を下げたまま懐から封筒を取り出し、封蝋が見えるようにしながら両手でそれを差し出した。
少し硬直していたブライアンだったが、すぐにハッとなってそれを受け取るとサウスベリー侯爵に手渡す。
「閣下、こちらを」
一方のサウスベリー侯爵はというと、ポカンとした表情のまま固まっていた。するとブライアンは小さくため息をつき、サウスベリー侯爵の肩を乱暴にゆする。
「アドルフ! しっかりしてください! 君が読まないでどうするんですか!」
「っ!? あ、ああ。そうだな、ブライアン」
ようやく反応したサウスベリー侯爵は封筒を受け取り、中身を取り出した。
「アドルフ。落ち着いて、深呼吸を――」
だがブライアンの忠告を聞くより前に手紙を読み始めたサウスベリー侯爵の顔はみるみる紅潮していき、そして……。
バタン!
なんとサウスベリー侯爵はそのまま泡を吹いて椅子から転げ落ちてしまった。
「えっ? 閣下!?」
ビルは慌てた様子でサウスベリー侯爵の心配をするが、ブライアンは落ち着いた様子でベルを鳴らした。するとすぐに大勢のメイドたちがやってくる。
「侯爵閣下を安静にさせてください。また頭に血が上りすぎたようです」
「はい。旦那様、どうかしっかり」
大勢のメイドが協力して手際よくサウスベリー侯爵を担架に乗せ、すぐに執務室から運び出していった。ビルはポカンとした表情でそれを見送る。
「ビル卿、状況は追って確認します。それと、今見たことは他言無用です。分かっていますね?」
「え? は、はい。もちろんです!」
「では下がりなさい」
「はっ!」
ビルは一礼し、執務室を後にした。それを見送ったブライアンはオリヴィアの手紙の内容を確認する。
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