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第67話 追放幼女、金を精錬する
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あたしは新たに設置した工場地区にあるウォルターの新しい鍛冶工房にやってきた。石材とモルタルを使って建てたこの村で最初の石造の建物だ。
中からはカンカンと鉄を鍛える音が聞こえてくる。
「ウォルター」
「姫様、お待ちしていました」
あたしが工房の中に入ると、ウォルターが出迎えてくれた。
「どう? 使い勝手は」
「はい。とても使いやすいです。俺なんかにこんな……」
「いいのいいの。ウォルターがいないとこの村は成り立たないからね」
「男爵様……」
「スケルトンはどう? 使えてる?」
「はい! それはもう! あっという間に覚えてくれましたし、教えたことを完全にそのとおりにやってくれるので助かっています」
「それは良かった。今は何を作ってるの?」
「今はボブさんに言われて収穫用の鎌を作ってます。一気にゴブすけが増えて道具が足りないって」
「あ、そうだね。やっぱりボブも頼りになるよね」
「そうですね。それで、金の件なのですが」
「うん。どうだった?」
「はい。成功しました。抽出した金は二階に保管しています。こっちです」
「うん」
あたしはウォルターに案内され、二階に上がった。部屋に入るとそこにはゴブリンのスケルトンが一体立っており、その足元には大きさの違う二つの木箱が置かれている。
「ゴブすけ、金の木箱を男爵様に」
カランコロン。
スケルトンが大きいほうの木箱を持ち上げ、あたしに差し出してきた。受け取って中身を見ると、あたしの拳ほどの大きさの金塊が入っている。
「あれ? あっちの小さい箱は?」
「銀です」
「へっ? 砂金なのに銀が出てくるの?」
「はい。砂金の中にはよく銀が混ざってるんです。だから精錬するんですよ」
「へー、そうなんだ」
銀が入っているという箱を開けると、たしかにそこには小さな銀色の塊が入っていた。
「ホントだ。知らなかったや」
銀の大きさは……金の一割もないくらいかな?
「あれ? ということは、銀も報奨金が出てたの?」
「いえ、出ませんね」
「じゃあ、銀はどうしてたの? 貰ってた?」
「それがバレたら処刑ですね」
「そっか」
「金に比べると銀は価値が低いですし、量も少ないですからね。素直に差し出していましたよ」
「うーん、そっか。そういうもんかな」
「はい」
「じゃあさ。スケルトンは精錬の役に立ちそう?」
「はい。役に立つどころか、ゴブすけだけでできると思います」
「なるほどねぇ。じゃあ、隣に精錬専用の工房を建てようかな」
そうすれば、ウォルターが鉛に触れないで済むしね。
「じゃ、できたらよろしくね」
「ええっ!? 俺が?」
「だって、ウォルターしかいないじゃん。うちの鍛冶屋。それにもう鉱山を探しに行かせてるからね。きっとそろそろ見つかると思うんだよね。そうなったら、さすがにここだけじゃ手狭になるでしょ?」
「それはそうですが……俺なんかでいいんでしょうか?」
「いいんだって。ルーシーちゃんもいるんだし、頑張ってね」
「は、はいっ!」
◆◇◆
一方その頃、ルディンハムの王宮では十三歳の第二王女アレクシアが趣味の刺繍に精を出していた。
「ふう。出来ましたわ」
アレクシアはそう呟くと満足げな表情を浮かべた。
「ねえ、エリン。どうかしら? これならレスターお兄さま、喜んでくれるかしら?」
アレクシアの問いに、そばで控えていた侍女が優しげな笑みを浮かべながら答える。
「ええ、大変結構な出来栄えです。きっと王太子殿下も素晴らしい獲物を捧げてくださることでしょう」
それを聞き、アレクシアは満足げに頷いた。
「王女殿下、まだ続けられますか? それとも休憩なさいますか?」
「そうですわね……」
アレクシアは少し悩んだような素振りを見せる。
「今朝、バイスター公爵の献上した蜂蜜が届いたそうです。料理長が特製のスコーンを焼くと意気込んでいましたよ」
「まあっ! おじいさまの? 休憩にしますわ!」
「かしこまりました。ではテラスへ」
「ええ」
アレクシアが嬉しそうにテラスへ出ると、なんとそこにはすでにケーキスタンドが置かれていた。アレクシアが席に着くと、すぐに別の侍女がティーポットを運んでくる。
「あら? この香りは?」
「こちらはオリエンタル・ビューティーでございます。昨日、タン帝国より届いたばかりです」
「まあ! オリエンタル・ビューティー! 楽しみですわ」
「お注ぎいたします」
侍女はアレクシアのカップにお茶を注いだ。
「素敵な香りですわ」
アレクシアはゆっくりとそのお茶を口に含んだ。
「んん~、いい香りですわね。甘味もあって……」
それからアレクシアはひとしきりお茶を味わうと、エリンに視線を向ける。
「そういえばエリン」
「はい、なんでしょう?」
「サウスベリー侯爵の噂、知っていますの?」
するとエリンの表情が一瞬固まったが、すぐに優しい笑顔に戻る。
「それは、どのような噂でしょう?」
「……知ってたのですわね? サウスベリー侯爵が実は悪魔憑きで、自分の娘を殺して魔の森に捨てたそうですわ。しかも遺体を手に入れるために、騎士団までを差し向けたそうですわ」
「……それをどこから?」
「昨日のお茶会ですわ。わたくしだけその噂を知らなくて、恥をかいてしまいましたわ」
「……」
「どうして教えてくれなかったんですの?」
「サウスベリー侯爵の件は噂に過ぎません。そのように不確実なことを王女殿下のお耳に入れるわけには参りません」
「でも、大勢の騎士がクラリントンという町に向かったそうですわ。商人たちもサウスベリー侯爵領を避け始めているって」
「それは……」
「事実なんですのよね?」
「……そのようです」
「なら! 今度はわたくしが皆の知らない情報を手に入れて、お茶会で披露してやるのですわ」
「王女殿下、それは……」
「そうですわ! お父さまなら何かご存じかも! さっそく、今日の晩餐のときにお伺いしないと!」
「どうかそのようなことは……」
「なんですの? エリンはわたくしに、情報に疎い馬鹿な王女だと笑われたほうがいいと思っているんですの?」
「いえ、そのようなことは……」
「なら、協力してくれますわね?」
「……はい」
エリンは渋々といった様子でアレクシアの頼みを受け入れたのだった。
中からはカンカンと鉄を鍛える音が聞こえてくる。
「ウォルター」
「姫様、お待ちしていました」
あたしが工房の中に入ると、ウォルターが出迎えてくれた。
「どう? 使い勝手は」
「はい。とても使いやすいです。俺なんかにこんな……」
「いいのいいの。ウォルターがいないとこの村は成り立たないからね」
「男爵様……」
「スケルトンはどう? 使えてる?」
「はい! それはもう! あっという間に覚えてくれましたし、教えたことを完全にそのとおりにやってくれるので助かっています」
「それは良かった。今は何を作ってるの?」
「今はボブさんに言われて収穫用の鎌を作ってます。一気にゴブすけが増えて道具が足りないって」
「あ、そうだね。やっぱりボブも頼りになるよね」
「そうですね。それで、金の件なのですが」
「うん。どうだった?」
「はい。成功しました。抽出した金は二階に保管しています。こっちです」
「うん」
あたしはウォルターに案内され、二階に上がった。部屋に入るとそこにはゴブリンのスケルトンが一体立っており、その足元には大きさの違う二つの木箱が置かれている。
「ゴブすけ、金の木箱を男爵様に」
カランコロン。
スケルトンが大きいほうの木箱を持ち上げ、あたしに差し出してきた。受け取って中身を見ると、あたしの拳ほどの大きさの金塊が入っている。
「あれ? あっちの小さい箱は?」
「銀です」
「へっ? 砂金なのに銀が出てくるの?」
「はい。砂金の中にはよく銀が混ざってるんです。だから精錬するんですよ」
「へー、そうなんだ」
銀が入っているという箱を開けると、たしかにそこには小さな銀色の塊が入っていた。
「ホントだ。知らなかったや」
銀の大きさは……金の一割もないくらいかな?
「あれ? ということは、銀も報奨金が出てたの?」
「いえ、出ませんね」
「じゃあ、銀はどうしてたの? 貰ってた?」
「それがバレたら処刑ですね」
「そっか」
「金に比べると銀は価値が低いですし、量も少ないですからね。素直に差し出していましたよ」
「うーん、そっか。そういうもんかな」
「はい」
「じゃあさ。スケルトンは精錬の役に立ちそう?」
「はい。役に立つどころか、ゴブすけだけでできると思います」
「なるほどねぇ。じゃあ、隣に精錬専用の工房を建てようかな」
そうすれば、ウォルターが鉛に触れないで済むしね。
「じゃ、できたらよろしくね」
「ええっ!? 俺が?」
「だって、ウォルターしかいないじゃん。うちの鍛冶屋。それにもう鉱山を探しに行かせてるからね。きっとそろそろ見つかると思うんだよね。そうなったら、さすがにここだけじゃ手狭になるでしょ?」
「それはそうですが……俺なんかでいいんでしょうか?」
「いいんだって。ルーシーちゃんもいるんだし、頑張ってね」
「は、はいっ!」
◆◇◆
一方その頃、ルディンハムの王宮では十三歳の第二王女アレクシアが趣味の刺繍に精を出していた。
「ふう。出来ましたわ」
アレクシアはそう呟くと満足げな表情を浮かべた。
「ねえ、エリン。どうかしら? これならレスターお兄さま、喜んでくれるかしら?」
アレクシアの問いに、そばで控えていた侍女が優しげな笑みを浮かべながら答える。
「ええ、大変結構な出来栄えです。きっと王太子殿下も素晴らしい獲物を捧げてくださることでしょう」
それを聞き、アレクシアは満足げに頷いた。
「王女殿下、まだ続けられますか? それとも休憩なさいますか?」
「そうですわね……」
アレクシアは少し悩んだような素振りを見せる。
「今朝、バイスター公爵の献上した蜂蜜が届いたそうです。料理長が特製のスコーンを焼くと意気込んでいましたよ」
「まあっ! おじいさまの? 休憩にしますわ!」
「かしこまりました。ではテラスへ」
「ええ」
アレクシアが嬉しそうにテラスへ出ると、なんとそこにはすでにケーキスタンドが置かれていた。アレクシアが席に着くと、すぐに別の侍女がティーポットを運んでくる。
「あら? この香りは?」
「こちらはオリエンタル・ビューティーでございます。昨日、タン帝国より届いたばかりです」
「まあ! オリエンタル・ビューティー! 楽しみですわ」
「お注ぎいたします」
侍女はアレクシアのカップにお茶を注いだ。
「素敵な香りですわ」
アレクシアはゆっくりとそのお茶を口に含んだ。
「んん~、いい香りですわね。甘味もあって……」
それからアレクシアはひとしきりお茶を味わうと、エリンに視線を向ける。
「そういえばエリン」
「はい、なんでしょう?」
「サウスベリー侯爵の噂、知っていますの?」
するとエリンの表情が一瞬固まったが、すぐに優しい笑顔に戻る。
「それは、どのような噂でしょう?」
「……知ってたのですわね? サウスベリー侯爵が実は悪魔憑きで、自分の娘を殺して魔の森に捨てたそうですわ。しかも遺体を手に入れるために、騎士団までを差し向けたそうですわ」
「……それをどこから?」
「昨日のお茶会ですわ。わたくしだけその噂を知らなくて、恥をかいてしまいましたわ」
「……」
「どうして教えてくれなかったんですの?」
「サウスベリー侯爵の件は噂に過ぎません。そのように不確実なことを王女殿下のお耳に入れるわけには参りません」
「でも、大勢の騎士がクラリントンという町に向かったそうですわ。商人たちもサウスベリー侯爵領を避け始めているって」
「それは……」
「事実なんですのよね?」
「……そのようです」
「なら! 今度はわたくしが皆の知らない情報を手に入れて、お茶会で披露してやるのですわ」
「王女殿下、それは……」
「そうですわ! お父さまなら何かご存じかも! さっそく、今日の晩餐のときにお伺いしないと!」
「どうかそのようなことは……」
「なんですの? エリンはわたくしに、情報に疎い馬鹿な王女だと笑われたほうがいいと思っているんですの?」
「いえ、そのようなことは……」
「なら、協力してくれますわね?」
「……はい」
エリンは渋々といった様子でアレクシアの頼みを受け入れたのだった。
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