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番外編
サクラのちょっとどころではない悪夢の夜 2
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生暖かい触手とヌルヌルとした粘液に全身を包まれて、様々な形をした虫達に全身をくすぐるように愛撫される。
「ふぁっ、あっ、くぁ……」
叫び疲れて枯れたのどから出る少女の呻き声が、部屋の中に響く。
気づけば衣服は全て脱がされて、サクラは意識を失う寸前のところを何度も何度も行き来する。
「ママ……」
「マァマァ……」
視界は霞んでもはや何も見えないに等しい。
耳から伝わる情報はネチョネチョとした粘液が滴る音と、不愉快な淫魔達の声が不規則なリズムで聞こえるだけ。
(だ、め……何も……考えられ……な……)
そして限界が近づいたサクラはの意識はそのままストンと、落ちて、いく――
「ママ……おきて、ママ……」
そうしてもう間もなくプツンと意識が途切れるかと思われたその瞬間、誰かに体を揺さぶられる。
(……? だ、れ……女の子の、声……?)
それは虫の奏でる不愉快な声とは違う。
人間の、それも少女のような声だった。
「おきて、おきてよー」
甘えるような声をかけられながら、何度も体を揺すられる。
だがサクラの体はもう満身創痍で、起き上がることなどできない。
そうしてまた、意識が虚空の中に蕩けていきそうになったとき。
「ママ……ねぇ、ママ……お、き、てっ!」
不意に、ズンと下半身に強い衝撃が走った。
「――がッ、おぁぐっ!?」
喉の奥に溜まった唾を吐き出しながら、サクラは閉じかけていた瞼を一気に見開く。
(な、なに、が……ッ!?)
自分の体に何が起きたのかも分からぬまま、目を白黒させるサクラ。
不意にやってきた脳天を貫くような強い刺激に息ができなくなり、まるで溺れたように口をパクパクと動かす。
「あっ、ママ、起きたー」
ベッドに拘束されている状態のサクラの足元から、楽しげで可愛らしい声が聞こえた。
ぼやけた視界でそちらに目を向けると、サクラより一回り小さな少女がこちらを見つめていた。
「な、ぁ……?」
(だ……だれ、この子……? ……さっきの淫魔とは、ちが――)
先程までサクラを責めていた淫魔よりも小柄な少女。
彼女の右手をよく見るとサクラの股に伸びていて、その右手がまるごとサクラの秘所に挿入されていることに気づいた途端、少女の右手がグリっと半回転する。
「ぅあがぁああッ!?」
まるで電流でも流されたかのように下腹部がビクンと跳ね上がり、膣壁が強く擦れて抉られるような刺激に、サクラは耐えきれず大声を上げてしまう。
(う、ぁ……っ、おなか抉られ……っ!?)
「あ”ッ……お”ぐっ……!?」
そのまま少女がグリッ……グリッ……と手首を捻るたびに、サクラの体が跳ね上がる。
「ぐり……ぐり……ふふっ、ママ……私のおててで感じてる……かわいい……」
少女はそう呟きながら、サクラの膣内に挿入した右手を何度も捻り上げる。
幼稚園児ほどの小さな少女の手ではあるものの、本来そこは人の手を入れていい場所ではない。
「あぎゅっ……それ、やめっ、ンぅううっ!!」
少女が握り拳を捻るたびに、サクラはまるで操り人形のようにビクンビクンと体を震わせる。
目の前にいる少女が何者なのかも分からないまま、加減を知らない無垢な責めを受け続ける。
歯を噛み締めて必死に快楽に耐えていると、視界の外側から秘所を責める少女とは別の人影が映った。
「ずるい、私もママのこと、気持ちよくする、です」
「えっ……なっ……!?」
そこにいたのは秘所を責める少女とは別の二人目の少女。
まるで双子のように瓜二つの容姿をしたその少女は、四つん這いの体勢でサクラに近づくと、小さな手でサクラの右胸に触れた。
「ひっ……やっ……」
「柔らかい……あむっ」
そして少女はサクラの右胸を何度か揉むとその胸の先端を摘みあげ、小さな口に含んだ。
「あっ……やっ、あ”あ”ッ!?」
乳首の根本を甘噛みされながら、猫のようにザラザラした舌で胸の先端を舐められる。
口元からは人の唾液とは違うとろとろの熱い粘液が漏れ出て、それが皮膚に滴るだけで体が震える。
「あっ、おい、しぃ、れす……あむっ、んっ……」
「ンぅッ、ンぁあ……ッ!」
むしゃぶるように胸を舐められ吸い付かれ、ゾクゾクと背筋が震える感覚に耐えながらサクラは必死に声を抑える。
だがサクラの体を責める少女は一人ではない。
「むぅ、こっちだって……ぐり……ぐり……ぐりぐり~っ!」
「ン”あ”ッ!? い”ぁああああああッ!?」
胸を責められる感覚ばかりに気を取られていると、不意に秘所を責める少女がさらに責めの手を強くする。
二つの性感帯を同時に責められて、サクラは背筋を反り上げ絶叫する。
訳も分からず二人の少女に弄ばれて、左右に首を振りながら悶え苦しんでいると、今度は頭を優しく撫でられる。
「よしよ~し、びっくりしちゃったね」
耳元に囁かれる少女達よりも少し大人びた声。
サクラは見上げるように視線を上げると、最初に人型化した淫魔の顔が映った。
そして少し遅れて、自分は今最初の淫魔に膝枕をされながら頭を撫でられているのだと気づく。
「あっ……くぁ……っ、あなたたち……なんで、増えて……んっ!」
次々とやってくる理解の追いつかない状況に困惑しながらも、サクラはそう問いかける。
「ふふっ、なんでって、私と同じだよ。元々虫だったこの子達も、人の姿になってママのことを責めてあげたい……そう思ったから人の形に進化したんだよ。もしかしたら私とママがイチャイチャしてるとこ見て、自分たちもそうなりたいって嫉妬しちゃったのかもね?」
最初の淫魔は、はむはむとサクラの右胸に吸い付く少女の頭をよしよしと撫でる。
すると少女は気持ちよさそうな顔をしながら、さらに舌先でサクラの乳首を責め立てる。
「んっ……ふぁあああ……っ!」
その舌先の動きは明らかに人間の舌の動きではない。
蛇のように細い舌で胸に巻き付くように締め上げられ、ザラザラとした肌触りの舌が性感帯を擦り上げる。
「いや、正確にはちょっと違うか……元々私たちはただの寄生虫。ママに寄生した私たちはママの精気を吸って成長して、さらに精気を吸ってママのことをどんどん知っていく。どこを責められるのが好きなのか、どんなプレイが好きなのか、どんな相手に責められるのが好きなのか……精気を吸えば吸うほど、どんどん、どんどんママのことを理解できるようになっていく――」
まるで赤子を寝かしつけるようにサクラの頭を撫でながら、最初の淫魔は子守唄のような囁き声で語り続ける。
そして急に嗜虐的な笑みを浮かべたかと思うと、サクラの耳元に口を寄せ、囁く。
「――つまりね、私たちはママを気持ちよくするためだけに最適化されたオーダーメイドの淫魔なの。ここはママにとって最高の天国で、私たちは天使みたいなのかな? そうでしょ? だってママ、こうやって可愛い女の子に四方八方から虐められるの好きでしょ?」
「――っ!?」
淫魔の囁きを聞いた瞬間、心臓が一際強くドクンと跳ねた。
カァッと顔が熱くなっていくのを感じる。
「ち、違っ……」
認めたくない。
少女達に好き勝手に責められるこの今の状況が、自分が無意識に求めているものだなんて、そんなこと認めたくなかった。
「ち、違うっ……! こんなの――」
「むぅ、お話ししてばっかでつまんない……っ!」
「――お”ぎゅぅううううッ!?」
下腹部がグリッと抉られる感覚に体が勝手に跳ね上がり、まともな言語すら口にできなくなる。
「うんうん、素敵な声……ぐり~、ぐり~」
「い”ぁ”ッ、それいやぁああああッ!!」
秘所を責める少女の小さな握り拳が、サクラの狭い膣内で何度も何度も捻られる。
来ると分かっていても抗えない快楽に、サクラは情けない叫び声を無理やり捻り出される。
「ああ、ママが悦んでるの私も感じるよ。ママは無垢な女の子にオモチャみたいに弄ばれて、本当は気持ちいいくせに、いやいや~って泣き叫ぶの大好きだもんね」
「そんな、わけが――」
「はむっ、んっ……ママ、もっと、気持ちよくなる、です……んぁむ、れろっ」
「――ン”ン”ン”ン”ン”ッ!?」
予測できない舌の動きに翻弄されながら不意に乳首の根本を甘噛みされると、胸の先端から背筋にかけて電流が流れたかのようにゾクゾクと体が震える。
「ママは自分に好意を持ってる女の子に、ただがむしゃらに愛されるのも大好きだよね。美味しそうにママの胸はむはむしてるこの子の顔、もっと見てあげて」
「ふぁ、ンっ……か、勝手なこと、言わないで……っ!」
そんなサクラの強がりすら、淫魔達は微笑ましいものを見るような目で見つめている。
「ふふっ、ママったらまだまだ元気そうで良かった。ほら……次の子がやってきたよ?」
「え……」
視線の隅からぬちゃぬちゃと動く何かが見えた。
蠢く触手の塊の中から、四つん這いの体勢でこちらに近づいてくる人影。
それは今まさに人の姿に形を変えたばかりの虫であり、淫魔だった。
こちらに近づいてくるクリクリとした大きな少女の瞳と目が合う。
「ま、ママ…………みんな、ずるい……私もママのこと、気持ちよく……したい……あむっ!」
そしてその少女は、空いているサクラの左胸に噛み付くように口を寄せた。
「い”ぎぃッ!? あ”あ”――――ッ!?」
歯形が付きそうなほどの力で胸を噛まれて、出もしないのにまるで母乳を求めるかのようにジュルジュルと音をあげながら力強く胸を吸い上げてくる。
「この子は嫉妬深くてちょっと暴力的な子だね。こういう子が生まれたってことはママはこういう責め方をされるのも好きってことだよね」
「ち、ちがっ……ンッ、ンぁああああッ!! だめっ、それやめてぇええええッ!!」
少女達は三者三様、好きなようにサクラの体を責め立てる。
誰よりもサクラを理解した少女達が、サクラをより快楽の高みへと導くために進化したその体で愛撫を続ける。
「くくっ、ふふふっ……あーもう、ママったすっごく蕩けきった表情してるよー? 女の子なのに可愛い女の子に責めらるのが大好きなんて、ママってやっぱり変態さんだよねぇ?」
「ちがうぅううッ!! こんなの絶対、ちがうのにぃ……ンぁあああッ!? ひゃぅッ!? ンぁぎゅううッ!!」
(だ、め、こんなの……うぁ、あぁあッ!? こわ、れ……あぁあッ!? ダメッ! ダメダメダメぇええッ!!)
体の震え方がより小刻みになる。
それは強い絶頂が来る前の前兆。
だがその前兆が来るより先に、少女達はそれを理解していた。
サクラの精気を吸って成長した彼女達は、サクラのことを手に取るように理解できる。
だから愛するサクラをより高い快楽に導くため、責めの手を変える。
「んぁっ……ママ」
「ねぇ、ママ」
「ママぁ……」
三人の少女が同時にサクラに語りかける。
「「「いくよ」」」
そして声を合わせてそう口にする。
青ざめるサクラの顔。
体はもう限界間近。
これから何かとんでもないことをされるという確信に、恐怖で心臓が収縮するような感覚があった。
「だ、め……ダメぇえええッ!!」
「「「イけ」」」
両胸の先端を甘噛みされながら一際強く吸われ、秘所に挿入されていた腕を一気に引き抜かれる。
「ン”ぁ”あ”あ”ア”ア”あ”あ”ア”――――ッ!?」
響く絶叫。
体が狂ったように痙攣する。
ヒクヒクとした小刻みな震えと、ビクンビクンと感覚の空いた震えが同時にやってきて体が壊れそうになる。
そして体が強く震えるのと同時に、プシャ、プシャ、と秘所から潮と愛液が何度も何度も吹きあふれる。
止まらない絶頂。
長い絶頂が耐えず続いているのか、幾度も連続絶頂を繰り返しているのか、それすら分からない。
暴力的な快楽に頭を溶かされる。
「あ……うぁ……っ」
だらしなくよだれを垂らしながら、不規則に体を震わせるサクラ。
そうして頭が真っ白になって意識の覚醒と喪失を何度も何度も繰り返した。
「ふぁっ、あっ、くぁ……」
叫び疲れて枯れたのどから出る少女の呻き声が、部屋の中に響く。
気づけば衣服は全て脱がされて、サクラは意識を失う寸前のところを何度も何度も行き来する。
「ママ……」
「マァマァ……」
視界は霞んでもはや何も見えないに等しい。
耳から伝わる情報はネチョネチョとした粘液が滴る音と、不愉快な淫魔達の声が不規則なリズムで聞こえるだけ。
(だ、め……何も……考えられ……な……)
そして限界が近づいたサクラはの意識はそのままストンと、落ちて、いく――
「ママ……おきて、ママ……」
そうしてもう間もなくプツンと意識が途切れるかと思われたその瞬間、誰かに体を揺さぶられる。
(……? だ、れ……女の子の、声……?)
それは虫の奏でる不愉快な声とは違う。
人間の、それも少女のような声だった。
「おきて、おきてよー」
甘えるような声をかけられながら、何度も体を揺すられる。
だがサクラの体はもう満身創痍で、起き上がることなどできない。
そうしてまた、意識が虚空の中に蕩けていきそうになったとき。
「ママ……ねぇ、ママ……お、き、てっ!」
不意に、ズンと下半身に強い衝撃が走った。
「――がッ、おぁぐっ!?」
喉の奥に溜まった唾を吐き出しながら、サクラは閉じかけていた瞼を一気に見開く。
(な、なに、が……ッ!?)
自分の体に何が起きたのかも分からぬまま、目を白黒させるサクラ。
不意にやってきた脳天を貫くような強い刺激に息ができなくなり、まるで溺れたように口をパクパクと動かす。
「あっ、ママ、起きたー」
ベッドに拘束されている状態のサクラの足元から、楽しげで可愛らしい声が聞こえた。
ぼやけた視界でそちらに目を向けると、サクラより一回り小さな少女がこちらを見つめていた。
「な、ぁ……?」
(だ……だれ、この子……? ……さっきの淫魔とは、ちが――)
先程までサクラを責めていた淫魔よりも小柄な少女。
彼女の右手をよく見るとサクラの股に伸びていて、その右手がまるごとサクラの秘所に挿入されていることに気づいた途端、少女の右手がグリっと半回転する。
「ぅあがぁああッ!?」
まるで電流でも流されたかのように下腹部がビクンと跳ね上がり、膣壁が強く擦れて抉られるような刺激に、サクラは耐えきれず大声を上げてしまう。
(う、ぁ……っ、おなか抉られ……っ!?)
「あ”ッ……お”ぐっ……!?」
そのまま少女がグリッ……グリッ……と手首を捻るたびに、サクラの体が跳ね上がる。
「ぐり……ぐり……ふふっ、ママ……私のおててで感じてる……かわいい……」
少女はそう呟きながら、サクラの膣内に挿入した右手を何度も捻り上げる。
幼稚園児ほどの小さな少女の手ではあるものの、本来そこは人の手を入れていい場所ではない。
「あぎゅっ……それ、やめっ、ンぅううっ!!」
少女が握り拳を捻るたびに、サクラはまるで操り人形のようにビクンビクンと体を震わせる。
目の前にいる少女が何者なのかも分からないまま、加減を知らない無垢な責めを受け続ける。
歯を噛み締めて必死に快楽に耐えていると、視界の外側から秘所を責める少女とは別の人影が映った。
「ずるい、私もママのこと、気持ちよくする、です」
「えっ……なっ……!?」
そこにいたのは秘所を責める少女とは別の二人目の少女。
まるで双子のように瓜二つの容姿をしたその少女は、四つん這いの体勢でサクラに近づくと、小さな手でサクラの右胸に触れた。
「ひっ……やっ……」
「柔らかい……あむっ」
そして少女はサクラの右胸を何度か揉むとその胸の先端を摘みあげ、小さな口に含んだ。
「あっ……やっ、あ”あ”ッ!?」
乳首の根本を甘噛みされながら、猫のようにザラザラした舌で胸の先端を舐められる。
口元からは人の唾液とは違うとろとろの熱い粘液が漏れ出て、それが皮膚に滴るだけで体が震える。
「あっ、おい、しぃ、れす……あむっ、んっ……」
「ンぅッ、ンぁあ……ッ!」
むしゃぶるように胸を舐められ吸い付かれ、ゾクゾクと背筋が震える感覚に耐えながらサクラは必死に声を抑える。
だがサクラの体を責める少女は一人ではない。
「むぅ、こっちだって……ぐり……ぐり……ぐりぐり~っ!」
「ン”あ”ッ!? い”ぁああああああッ!?」
胸を責められる感覚ばかりに気を取られていると、不意に秘所を責める少女がさらに責めの手を強くする。
二つの性感帯を同時に責められて、サクラは背筋を反り上げ絶叫する。
訳も分からず二人の少女に弄ばれて、左右に首を振りながら悶え苦しんでいると、今度は頭を優しく撫でられる。
「よしよ~し、びっくりしちゃったね」
耳元に囁かれる少女達よりも少し大人びた声。
サクラは見上げるように視線を上げると、最初に人型化した淫魔の顔が映った。
そして少し遅れて、自分は今最初の淫魔に膝枕をされながら頭を撫でられているのだと気づく。
「あっ……くぁ……っ、あなたたち……なんで、増えて……んっ!」
次々とやってくる理解の追いつかない状況に困惑しながらも、サクラはそう問いかける。
「ふふっ、なんでって、私と同じだよ。元々虫だったこの子達も、人の姿になってママのことを責めてあげたい……そう思ったから人の形に進化したんだよ。もしかしたら私とママがイチャイチャしてるとこ見て、自分たちもそうなりたいって嫉妬しちゃったのかもね?」
最初の淫魔は、はむはむとサクラの右胸に吸い付く少女の頭をよしよしと撫でる。
すると少女は気持ちよさそうな顔をしながら、さらに舌先でサクラの乳首を責め立てる。
「んっ……ふぁあああ……っ!」
その舌先の動きは明らかに人間の舌の動きではない。
蛇のように細い舌で胸に巻き付くように締め上げられ、ザラザラとした肌触りの舌が性感帯を擦り上げる。
「いや、正確にはちょっと違うか……元々私たちはただの寄生虫。ママに寄生した私たちはママの精気を吸って成長して、さらに精気を吸ってママのことをどんどん知っていく。どこを責められるのが好きなのか、どんなプレイが好きなのか、どんな相手に責められるのが好きなのか……精気を吸えば吸うほど、どんどん、どんどんママのことを理解できるようになっていく――」
まるで赤子を寝かしつけるようにサクラの頭を撫でながら、最初の淫魔は子守唄のような囁き声で語り続ける。
そして急に嗜虐的な笑みを浮かべたかと思うと、サクラの耳元に口を寄せ、囁く。
「――つまりね、私たちはママを気持ちよくするためだけに最適化されたオーダーメイドの淫魔なの。ここはママにとって最高の天国で、私たちは天使みたいなのかな? そうでしょ? だってママ、こうやって可愛い女の子に四方八方から虐められるの好きでしょ?」
「――っ!?」
淫魔の囁きを聞いた瞬間、心臓が一際強くドクンと跳ねた。
カァッと顔が熱くなっていくのを感じる。
「ち、違っ……」
認めたくない。
少女達に好き勝手に責められるこの今の状況が、自分が無意識に求めているものだなんて、そんなこと認めたくなかった。
「ち、違うっ……! こんなの――」
「むぅ、お話ししてばっかでつまんない……っ!」
「――お”ぎゅぅううううッ!?」
下腹部がグリッと抉られる感覚に体が勝手に跳ね上がり、まともな言語すら口にできなくなる。
「うんうん、素敵な声……ぐり~、ぐり~」
「い”ぁ”ッ、それいやぁああああッ!!」
秘所を責める少女の小さな握り拳が、サクラの狭い膣内で何度も何度も捻られる。
来ると分かっていても抗えない快楽に、サクラは情けない叫び声を無理やり捻り出される。
「ああ、ママが悦んでるの私も感じるよ。ママは無垢な女の子にオモチャみたいに弄ばれて、本当は気持ちいいくせに、いやいや~って泣き叫ぶの大好きだもんね」
「そんな、わけが――」
「はむっ、んっ……ママ、もっと、気持ちよくなる、です……んぁむ、れろっ」
「――ン”ン”ン”ン”ン”ッ!?」
予測できない舌の動きに翻弄されながら不意に乳首の根本を甘噛みされると、胸の先端から背筋にかけて電流が流れたかのようにゾクゾクと体が震える。
「ママは自分に好意を持ってる女の子に、ただがむしゃらに愛されるのも大好きだよね。美味しそうにママの胸はむはむしてるこの子の顔、もっと見てあげて」
「ふぁ、ンっ……か、勝手なこと、言わないで……っ!」
そんなサクラの強がりすら、淫魔達は微笑ましいものを見るような目で見つめている。
「ふふっ、ママったらまだまだ元気そうで良かった。ほら……次の子がやってきたよ?」
「え……」
視線の隅からぬちゃぬちゃと動く何かが見えた。
蠢く触手の塊の中から、四つん這いの体勢でこちらに近づいてくる人影。
それは今まさに人の姿に形を変えたばかりの虫であり、淫魔だった。
こちらに近づいてくるクリクリとした大きな少女の瞳と目が合う。
「ま、ママ…………みんな、ずるい……私もママのこと、気持ちよく……したい……あむっ!」
そしてその少女は、空いているサクラの左胸に噛み付くように口を寄せた。
「い”ぎぃッ!? あ”あ”――――ッ!?」
歯形が付きそうなほどの力で胸を噛まれて、出もしないのにまるで母乳を求めるかのようにジュルジュルと音をあげながら力強く胸を吸い上げてくる。
「この子は嫉妬深くてちょっと暴力的な子だね。こういう子が生まれたってことはママはこういう責め方をされるのも好きってことだよね」
「ち、ちがっ……ンッ、ンぁああああッ!! だめっ、それやめてぇええええッ!!」
少女達は三者三様、好きなようにサクラの体を責め立てる。
誰よりもサクラを理解した少女達が、サクラをより快楽の高みへと導くために進化したその体で愛撫を続ける。
「くくっ、ふふふっ……あーもう、ママったすっごく蕩けきった表情してるよー? 女の子なのに可愛い女の子に責めらるのが大好きなんて、ママってやっぱり変態さんだよねぇ?」
「ちがうぅううッ!! こんなの絶対、ちがうのにぃ……ンぁあああッ!? ひゃぅッ!? ンぁぎゅううッ!!」
(だ、め、こんなの……うぁ、あぁあッ!? こわ、れ……あぁあッ!? ダメッ! ダメダメダメぇええッ!!)
体の震え方がより小刻みになる。
それは強い絶頂が来る前の前兆。
だがその前兆が来るより先に、少女達はそれを理解していた。
サクラの精気を吸って成長した彼女達は、サクラのことを手に取るように理解できる。
だから愛するサクラをより高い快楽に導くため、責めの手を変える。
「んぁっ……ママ」
「ねぇ、ママ」
「ママぁ……」
三人の少女が同時にサクラに語りかける。
「「「いくよ」」」
そして声を合わせてそう口にする。
青ざめるサクラの顔。
体はもう限界間近。
これから何かとんでもないことをされるという確信に、恐怖で心臓が収縮するような感覚があった。
「だ、め……ダメぇえええッ!!」
「「「イけ」」」
両胸の先端を甘噛みされながら一際強く吸われ、秘所に挿入されていた腕を一気に引き抜かれる。
「ン”ぁ”あ”あ”ア”ア”あ”あ”ア”――――ッ!?」
響く絶叫。
体が狂ったように痙攣する。
ヒクヒクとした小刻みな震えと、ビクンビクンと感覚の空いた震えが同時にやってきて体が壊れそうになる。
そして体が強く震えるのと同時に、プシャ、プシャ、と秘所から潮と愛液が何度も何度も吹きあふれる。
止まらない絶頂。
長い絶頂が耐えず続いているのか、幾度も連続絶頂を繰り返しているのか、それすら分からない。
暴力的な快楽に頭を溶かされる。
「あ……うぁ……っ」
だらしなくよだれを垂らしながら、不規則に体を震わせるサクラ。
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