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番外編
敗北の少女に与える快楽実験 5
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「あーあー、こんなにお漏らししちゃって……こんなに責められても死ねない退魔師さんがちょっと気の毒になってきたッスねぇ……」
(私……意識、飛んで……)
薄れていた意識が覚醒する。
辺りの雰囲気を見るに、意識を失っていた時間はそう長くはなさそうだ。
視線を自分の体に向けると、デミアがサクラの体に纏わり付いたワイヤーを引き剥がしているところだった。
「あーもう、これ引き剥がすのめんどッ! ワイヤー機能はオミット検討した方が良さそうッスねぇ」
苛立ちながらひたすらにワイヤーを引き剥がす作業をしているデミア。
彼女はまだ、サクラの意識が覚醒していることに気づいていない。
(こいつを……倒せば……)
忌むべき敵が目の前にいる。
そもそも目の前にいるデミアを倒せば、実験などに付き合う必要もなく、その傀儡である装甲淫魔たちと戦う理由もなくなる。
「よーし、これで絡まってる部分ぜん全部取れたッスね。後はワイヤーを巻き取るだけで――」
まだ体は動く。
右腕に絡んでいたワイヤーは既に撤去済み。
これを逃したら次はないだろう、千載一遇のチャンス。
サクラは最速で右手に刀を具現化させる。
「――え?」
直前でデミアが気づく。
だがその頃にはもう、サクラの刀がデミアの腹部の辺りにまで迫っていた。
回避は不可能。
「て……やぁああッ!」
サクラは力の限りに刀を振り抜く。
――ガンッ!
「……え?」
鳴り響く金属音。
サクラの刀は淫魔の体を断ち切ることなく弾かれる。
「痛っつつ……これ、結構痛いッスねぇ。まあこの程度じゃ淫魔は死なないんスけどね」
そう言ってデミアが服の内側の装甲を見せつける。
着込んだ服のせいで外側からは見えなかったが、彼女も他の淫魔と同じように退魔の武器対策で装甲を身につけていたのだ。
「ぐっ……この……ッ!」
「だめ」
もう一度刀を振ろうとしたサクラだったが、デミアに右手首を蹴られ軽くあしらわれる。
「うぐっ」
手元から離れた刀は地面を転がり、しばらくすると霧散して消えた。
「なーんだまだ、戦えるじゃないッスか。じゃあラウンド3、行くッスよー!」
デミアはサクラの首を掴み、無理やり立たせる。
「ぐあっ!?」
サクラはデミアという淫魔は、自分が操作するしもべに頼るしかない力無い淫魔だと思い込んでいた。
しかしやはり淫魔なだけあって、その力は常人とは桁外れ。
首を締める手を解こうともがくが、ビクともしない。
「じゃあラウンド3の対戦相手は、自分ってことでッ! レディー、ファイッ!」
「ごはッ!?」
開幕と同時に腹部に衝撃が走る。
デミアの拳がサクラのみぞおちにめり込んでいた。
「難儀な体ッスよねぇ。こうやってお腹を殴られると、お股がヒクヒクしちゃうんでしょ」
デミアは片手でサクラの首を掴みながら、もう片方の手でサクラの太ももを撫でる。
「~~ッ!」
そのまま指先がショーツ越しに震える秘所に触れると、それだけでサクラの体がより一層ビクンと跳ねる。
割れ目をなぞりながら指先がおへその辺りまでたどり着くと、手の形をグーに変えて勢いよく腹部を殴る。
「あぐぅううッ!?」
――プシャアッ
その瞬間、サクラは音を立てて潮吹きをする。
媚薬の影響で、強烈な痛みを快楽と勘違いしてしまう。
「ほーら、またイった!」
「ひぁ、あぁあ……ぐぅっ……」
(いや、私の体……なんで、こんな……っ!)
ただの暴力で絶頂してしまう自分の体が嫌になる。
その上、チャンスを失い勝機を失ったサクラは涙で顔を歪ませていた。
そのだらしない顔を見て、デミアの口角が上がる。
「ほら、こんなもんじゃ終わらないッスよ!」
デミアは締め上げていたサクラの首を開放すると、今度は両手で構えを取り、サクラに連打をかける。
「ぐぁ、ンぐっ、あああッ!」
サクラはデミアの攻撃を受け続け、ダンスをするように体を揺らす。
「自分はよわよわ淫魔なんでッ! こうやって真正面から退魔師と戦うことなんてほとんどないんスけどッ! 自分より弱い退魔師を虐めるのって最高に楽しいッスねぇ!」
顔面を狙った攻撃を腕で防御した直後、腹部に膝蹴りを受ける。
「がは……っ!」
その強い衝撃でサクラの体は吹き飛び、地面を転がる。
このまま意識を失ってしまいそうになるが、股間に強い衝撃を受け意識ごと体が飛び跳ねる。
「ン”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ッ!?」
「なーんだまだ全然元気じゃないッスか」
サクラの股間をグリグリと踏みつけるデミア。
踏みつけるたびに、ショーツに染み込んだ愛液が漏れていく。
「自分よわよわ淫魔なんで、実はこうやって自分の力で一方的に退魔師をボコボコにするの夢だったんスよねぇ」
そう言ってデミアは懐から何かを取り出す。
それは長くてしなる革製の鞭だった。
デミアはふふっと楽しそうな表情で、その鞭を振り下ろした。
――バチン!
腹部に叩き込まれた鞭の一撃。
肌が引き裂かれるような感覚に体が震える。
「――ッ、い”あ”あ”あ”あ”あ”ッ!?」
痛みを覚えながらも、腰はビクビクと震え絶頂する。
サクラはもう、それが痛みなのか快楽なのか分からなかった。
「そうそう、もっといい声で鳴くといいッスよ!」
バチンバチンと立て続けに鞭が体に叩きつけられる。
「い”ッ、んぐぅううッ!?」
右肩と左胸に強い刺激が走り、狂ったように体が痙攣する。
仰向けの体勢のまま、手足を動かしてこの痛みから逃げようとするが、それをデミアは許さない。
「こーら、逃げるとこうッスよ!」
「い"ぎゅぅうううッ!? グリグリだめぇえええッ!!」
少しでも鞭から逃げようとすれば、股間をグリグリと足で責められる。
どこにも逃げ場はなく、サクラは鞭の攻撃を受け続けるしかない。
――バチン!
「ひあぁッ!」
――バチン!
「んぐぅ……ッ!」
――バチン!
「ンぃっ!? い”ぎぁ”ア”ア”ア”ア”ッ!!」
その音が鳴るたびに、サクラの甲高い悲鳴が上がる。
当たりどころによって種類が変わるその悲鳴を、デミアはひたすらに楽しんでいた。
「も、もう……やめ……やめて…………くだ、さい……」
泣きじゃくりながら情けない声で懇願するサクラ。
それを見て、デミアの中で熱くなっていた感情がスッと冷める。
「はぁ…………もっと楽しみたかったんスけど、まぁでも退魔師さんの方に戦意がないならこれ以上戦うことに意味はなさそうッスねぇ」
そうしてデミアは仰向けに倒れるサクラを、後ろから持ち上げて抱き寄せる。
「じゃあ0勝3敗で退魔師さんの完全敗北ってことで。罰ゲームとして、どこまで責めたら退魔師は壊れるのか、実験体として付き合ってもらうッスからね」
悪意のなさそうな声色で語られる地獄のような言葉。
実験は終わらない。
サクラは何も言えずに、表情を曇らせることしかできなかった。
(私……意識、飛んで……)
薄れていた意識が覚醒する。
辺りの雰囲気を見るに、意識を失っていた時間はそう長くはなさそうだ。
視線を自分の体に向けると、デミアがサクラの体に纏わり付いたワイヤーを引き剥がしているところだった。
「あーもう、これ引き剥がすのめんどッ! ワイヤー機能はオミット検討した方が良さそうッスねぇ」
苛立ちながらひたすらにワイヤーを引き剥がす作業をしているデミア。
彼女はまだ、サクラの意識が覚醒していることに気づいていない。
(こいつを……倒せば……)
忌むべき敵が目の前にいる。
そもそも目の前にいるデミアを倒せば、実験などに付き合う必要もなく、その傀儡である装甲淫魔たちと戦う理由もなくなる。
「よーし、これで絡まってる部分ぜん全部取れたッスね。後はワイヤーを巻き取るだけで――」
まだ体は動く。
右腕に絡んでいたワイヤーは既に撤去済み。
これを逃したら次はないだろう、千載一遇のチャンス。
サクラは最速で右手に刀を具現化させる。
「――え?」
直前でデミアが気づく。
だがその頃にはもう、サクラの刀がデミアの腹部の辺りにまで迫っていた。
回避は不可能。
「て……やぁああッ!」
サクラは力の限りに刀を振り抜く。
――ガンッ!
「……え?」
鳴り響く金属音。
サクラの刀は淫魔の体を断ち切ることなく弾かれる。
「痛っつつ……これ、結構痛いッスねぇ。まあこの程度じゃ淫魔は死なないんスけどね」
そう言ってデミアが服の内側の装甲を見せつける。
着込んだ服のせいで外側からは見えなかったが、彼女も他の淫魔と同じように退魔の武器対策で装甲を身につけていたのだ。
「ぐっ……この……ッ!」
「だめ」
もう一度刀を振ろうとしたサクラだったが、デミアに右手首を蹴られ軽くあしらわれる。
「うぐっ」
手元から離れた刀は地面を転がり、しばらくすると霧散して消えた。
「なーんだまだ、戦えるじゃないッスか。じゃあラウンド3、行くッスよー!」
デミアはサクラの首を掴み、無理やり立たせる。
「ぐあっ!?」
サクラはデミアという淫魔は、自分が操作するしもべに頼るしかない力無い淫魔だと思い込んでいた。
しかしやはり淫魔なだけあって、その力は常人とは桁外れ。
首を締める手を解こうともがくが、ビクともしない。
「じゃあラウンド3の対戦相手は、自分ってことでッ! レディー、ファイッ!」
「ごはッ!?」
開幕と同時に腹部に衝撃が走る。
デミアの拳がサクラのみぞおちにめり込んでいた。
「難儀な体ッスよねぇ。こうやってお腹を殴られると、お股がヒクヒクしちゃうんでしょ」
デミアは片手でサクラの首を掴みながら、もう片方の手でサクラの太ももを撫でる。
「~~ッ!」
そのまま指先がショーツ越しに震える秘所に触れると、それだけでサクラの体がより一層ビクンと跳ねる。
割れ目をなぞりながら指先がおへその辺りまでたどり着くと、手の形をグーに変えて勢いよく腹部を殴る。
「あぐぅううッ!?」
――プシャアッ
その瞬間、サクラは音を立てて潮吹きをする。
媚薬の影響で、強烈な痛みを快楽と勘違いしてしまう。
「ほーら、またイった!」
「ひぁ、あぁあ……ぐぅっ……」
(いや、私の体……なんで、こんな……っ!)
ただの暴力で絶頂してしまう自分の体が嫌になる。
その上、チャンスを失い勝機を失ったサクラは涙で顔を歪ませていた。
そのだらしない顔を見て、デミアの口角が上がる。
「ほら、こんなもんじゃ終わらないッスよ!」
デミアは締め上げていたサクラの首を開放すると、今度は両手で構えを取り、サクラに連打をかける。
「ぐぁ、ンぐっ、あああッ!」
サクラはデミアの攻撃を受け続け、ダンスをするように体を揺らす。
「自分はよわよわ淫魔なんでッ! こうやって真正面から退魔師と戦うことなんてほとんどないんスけどッ! 自分より弱い退魔師を虐めるのって最高に楽しいッスねぇ!」
顔面を狙った攻撃を腕で防御した直後、腹部に膝蹴りを受ける。
「がは……っ!」
その強い衝撃でサクラの体は吹き飛び、地面を転がる。
このまま意識を失ってしまいそうになるが、股間に強い衝撃を受け意識ごと体が飛び跳ねる。
「ン”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ッ!?」
「なーんだまだ全然元気じゃないッスか」
サクラの股間をグリグリと踏みつけるデミア。
踏みつけるたびに、ショーツに染み込んだ愛液が漏れていく。
「自分よわよわ淫魔なんで、実はこうやって自分の力で一方的に退魔師をボコボコにするの夢だったんスよねぇ」
そう言ってデミアは懐から何かを取り出す。
それは長くてしなる革製の鞭だった。
デミアはふふっと楽しそうな表情で、その鞭を振り下ろした。
――バチン!
腹部に叩き込まれた鞭の一撃。
肌が引き裂かれるような感覚に体が震える。
「――ッ、い”あ”あ”あ”あ”あ”ッ!?」
痛みを覚えながらも、腰はビクビクと震え絶頂する。
サクラはもう、それが痛みなのか快楽なのか分からなかった。
「そうそう、もっといい声で鳴くといいッスよ!」
バチンバチンと立て続けに鞭が体に叩きつけられる。
「い”ッ、んぐぅううッ!?」
右肩と左胸に強い刺激が走り、狂ったように体が痙攣する。
仰向けの体勢のまま、手足を動かしてこの痛みから逃げようとするが、それをデミアは許さない。
「こーら、逃げるとこうッスよ!」
「い"ぎゅぅうううッ!? グリグリだめぇえええッ!!」
少しでも鞭から逃げようとすれば、股間をグリグリと足で責められる。
どこにも逃げ場はなく、サクラは鞭の攻撃を受け続けるしかない。
――バチン!
「ひあぁッ!」
――バチン!
「んぐぅ……ッ!」
――バチン!
「ンぃっ!? い”ぎぁ”ア”ア”ア”ア”ッ!!」
その音が鳴るたびに、サクラの甲高い悲鳴が上がる。
当たりどころによって種類が変わるその悲鳴を、デミアはひたすらに楽しんでいた。
「も、もう……やめ……やめて…………くだ、さい……」
泣きじゃくりながら情けない声で懇願するサクラ。
それを見て、デミアの中で熱くなっていた感情がスッと冷める。
「はぁ…………もっと楽しみたかったんスけど、まぁでも退魔師さんの方に戦意がないならこれ以上戦うことに意味はなさそうッスねぇ」
そうしてデミアは仰向けに倒れるサクラを、後ろから持ち上げて抱き寄せる。
「じゃあ0勝3敗で退魔師さんの完全敗北ってことで。罰ゲームとして、どこまで責めたら退魔師は壊れるのか、実験体として付き合ってもらうッスからね」
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