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番外編
永久の絶頂 2
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「シエラ様を倒した退魔師サクラ……その力は本物みたいですけど、抜けてますね」
スミレを拘束している淫魔が呟く。
急にシエラの名前が出たことにサクラは驚くも、逆に敵がサクラの名前を知っていたことに納得がいく。
そんなことよりもサクラはスミレが人質にされていることに焦っていた。
「くっ、スミレちゃんを離せッ!」
「じゃあ武器を捨てなさい」
ドレス姿の淫魔が淡々とした口調でそう告げる。
「くっ……」
(何か、敵を欺く手段は……)
サクラとスミレまでの距離は5メートル程度。
なんとか一気に距離を詰める方法はないかと、サクラは知恵を絞らせる。
「せん、ぱい……私のことは……いいから……」
潤んだ瞳でそんなことを言われても、ここでスミレを見捨てるなどという選択をサクラが選べるはずもなかった。
そんな時、今度は窓の方から見つめ合うサクラとスミレを遮るように二つの人影が現れる。
「へいへーい、早く武器を捨てないとー、人質の子がひどい目にあっちゃうよー?」
「はやく、すてる」
二つの影、やはり同じ顔、同じドレス姿の淫魔がサクラの前に立ちはだかる。
「ふふーん、ビックリした? 私はレアさまの分身3号、こっちは4号ちゃんね」
「よんごー、よんごー」
自分のことを3号と名乗った淫魔は腰に手を当て、自慢げな表情を見せていた。
その隣にいる淫魔は他の淫魔と同じ顔のはずなのに、どこか気だるげで宙を見つめるような表情をしていた。
「3号ちゃん、敵に自分たちの情報を勝手に与えないで」
「ご、ごめんなさいレアさま」
自分のことを3号と名乗った彼女はさっきまでの態度を一転、スミレを捉えている淫魔にペコペコと頭を下げる。
そんな3号を見て、スミレを拘束しているレアと呼ばれた淫魔は、はぁとため息をつく。
同じ顔、同じ姿の淫魔達のやりとりにサクラは頭が追いつかず、ただその場でキョトンとしていた。
「まぁいいわ。私の名前はレア。この子たちみたいに独自の意思で動く自分の分身を作る力を持っているの。だから私の力が尽きない限り、無限に分身を作り出し、修復することもできる」
「イタタ……まぁ、そう言うことなのよぉ」
「――ッ!?」
不意に背後から聞こえた声に驚き、サクラは後ろを振り返る。
そこには先ほど腕と体を切断したはずの二体の淫魔が、傷一つない状態でそこに立っていた。
「お腹……痛かった……治ったけど……」
「ざーんねん、別に私たちの体を切断してもレアさまが生きている限りすぐに復活できるってわけ」
余裕そうに笑みを浮かべる淫魔を前に、サクラの頬に一筋の汗が流れる。
「先輩! 早く逃げっ――――ンンッ!?」
「うるさいなぁ……」
最悪の状況。
それに感づいたスミレは大声を上げようとするが、その口に淫魔の手が入り込む。
「スミレちゃんッ!?」
「早く武器を捨てて。私はこの子の舌を引きちぎってもいいのよ?」
「ングッ!? ンンーーーーッ!!」
自分より小さな体の少女が、嗚咽を上げながら必死に抵抗をしている。
そんな姿を見ていられなくなり、サクラは決心する。
「や、やめてッ! わ、分かった……武器は捨てるから……」
サクラは握っていた刀を地面に落とす。
地面に落ちた刀は退魔の力を失い、霧のように消えていく。
「よし、おさえて」
その声に従い、サクラの背後にいた二体の淫魔がサクラの肩を掴み、両手を握られる。
「よーし、いい子いい子。動いちゃダメよぉ?」
「もう……動けないね……」
そんなサクラの前からも、残りの二体の淫魔が近づいてくる。
「動いちゃだめだよ~、今からあなたはお人形さんなんだからっ!」
「ていこう、だめ」
淫魔達はサクラに体を密着させ、サクラの腰や太ももに手を触れてくる。
「んっ……」
寄り添う淫魔達の甘くて危険な香りが鼻腔をくすぐる。
前から後ろから体を押さえつけられ、もう抵抗のしようなどない。
「じゃあ……可愛がってあげなさい」
「「「「はーい」」」」
レアの言葉に呼応し、分身達が声を合わせて返事をする。
「私は……レアさまの分身1号……よろしく……」
「私は2号よ。2号ちゃんって呼んでねぇ」
「私は3号だよー。おねーちゃんの体たくさんいじめてあげるからねっ!」
「よんごー、よんごー」
両腕、両足を4人の分身に捕まれたまま、淫魔達の愛撫が始まる。
「んっ、く……っ」
首筋や頬、太ももなど、サクラの肌が露出している部分を優しく撫でるような手つきで触れられ、甘い声が漏れる。
「サクラちゃんはどんなパンツ履いてるのかなーっと……」
「あ、やめ……っ」
太ももを撫でていた3号がサクラのスカートを摘む。
手を伸ばして止めようとするが、その腕をグッと1号に抑えられる。
「抵抗しちゃ……だめ……後輩ちゃん……どうなっても知らないよ……」
「……ぅ」
右耳からそう囁かれ、サクラの手が止まる。
3号の手を止める者はいなくなり、スカートをめくられ、抑えめの装飾が入った白いショーツがあらわになる。
「可愛いショーツねぇ、後輩ちゃんも見てるわよぉ?」
「……っ!」
意識しなければいいものを、耳元で囁かれれば嫌でも意識してしまう。
こうして責められている今も、顔を上げるとスミレの顔がサクラの瞳に映る。
心配そうにこちらを見つめる彼女の顔を直視できず、サクラはすぐさま視線を逸らす。
「んー……………えいっ」
「んぁあッ!?」
そんな時、4号がサクラのショーツをそっと撫で上げる。
「ふふっ、気をつけてね。4号ちゃんは何をし出すか分からないか。私たちの声ばかりに気を取られていると、こういう風にいきなり気持ちよくされちゃうわよぉ」
「すりすり、きもち、よさそう」
「うっ………んんっ………」
足を閉じることもできず、ショーツ越しに秘所を優しく責められる。
せめて声は上げまいとサクラは必死に歯を食いしばった。
「4号ちゃんも乗り気だねぇ! じゃーあ、私もちょーっと強めに責めてあげよっかなー」
太ももを責めていた3号の指先がどんどん上半身の方へ近づき、股関節のあたりをそっと撫でる。
「んっ……あぁ……っ」
「4号ちゃん、一緒にここいじめてあげよっか!」
「うん!」
「じゃあ私たちは上半身を責めて上げましょ? ね、1号ちゃん」
「うん……制服のボタン……外すね……」
制服のボタンは外され、白いブラが晒される。
そんなブラの上から淫魔達は躊躇なく胸を揉み始める。
「うぅ……いやぁ……っ」
そのまま首筋を舐められ、頬にキスをされ……油断をすると不意に下半身から強い刺激がやってくる。
「ふっ……んっ…………んぁあッ!」
分身達は各々がやりたいようにサクラを責めていく。
深夜の廃校の廊下には、布の擦れる音と粘膜が肌に接する音、それとサクラの嬌声が響いていた。
スミレを拘束している淫魔が呟く。
急にシエラの名前が出たことにサクラは驚くも、逆に敵がサクラの名前を知っていたことに納得がいく。
そんなことよりもサクラはスミレが人質にされていることに焦っていた。
「くっ、スミレちゃんを離せッ!」
「じゃあ武器を捨てなさい」
ドレス姿の淫魔が淡々とした口調でそう告げる。
「くっ……」
(何か、敵を欺く手段は……)
サクラとスミレまでの距離は5メートル程度。
なんとか一気に距離を詰める方法はないかと、サクラは知恵を絞らせる。
「せん、ぱい……私のことは……いいから……」
潤んだ瞳でそんなことを言われても、ここでスミレを見捨てるなどという選択をサクラが選べるはずもなかった。
そんな時、今度は窓の方から見つめ合うサクラとスミレを遮るように二つの人影が現れる。
「へいへーい、早く武器を捨てないとー、人質の子がひどい目にあっちゃうよー?」
「はやく、すてる」
二つの影、やはり同じ顔、同じドレス姿の淫魔がサクラの前に立ちはだかる。
「ふふーん、ビックリした? 私はレアさまの分身3号、こっちは4号ちゃんね」
「よんごー、よんごー」
自分のことを3号と名乗った淫魔は腰に手を当て、自慢げな表情を見せていた。
その隣にいる淫魔は他の淫魔と同じ顔のはずなのに、どこか気だるげで宙を見つめるような表情をしていた。
「3号ちゃん、敵に自分たちの情報を勝手に与えないで」
「ご、ごめんなさいレアさま」
自分のことを3号と名乗った彼女はさっきまでの態度を一転、スミレを捉えている淫魔にペコペコと頭を下げる。
そんな3号を見て、スミレを拘束しているレアと呼ばれた淫魔は、はぁとため息をつく。
同じ顔、同じ姿の淫魔達のやりとりにサクラは頭が追いつかず、ただその場でキョトンとしていた。
「まぁいいわ。私の名前はレア。この子たちみたいに独自の意思で動く自分の分身を作る力を持っているの。だから私の力が尽きない限り、無限に分身を作り出し、修復することもできる」
「イタタ……まぁ、そう言うことなのよぉ」
「――ッ!?」
不意に背後から聞こえた声に驚き、サクラは後ろを振り返る。
そこには先ほど腕と体を切断したはずの二体の淫魔が、傷一つない状態でそこに立っていた。
「お腹……痛かった……治ったけど……」
「ざーんねん、別に私たちの体を切断してもレアさまが生きている限りすぐに復活できるってわけ」
余裕そうに笑みを浮かべる淫魔を前に、サクラの頬に一筋の汗が流れる。
「先輩! 早く逃げっ――――ンンッ!?」
「うるさいなぁ……」
最悪の状況。
それに感づいたスミレは大声を上げようとするが、その口に淫魔の手が入り込む。
「スミレちゃんッ!?」
「早く武器を捨てて。私はこの子の舌を引きちぎってもいいのよ?」
「ングッ!? ンンーーーーッ!!」
自分より小さな体の少女が、嗚咽を上げながら必死に抵抗をしている。
そんな姿を見ていられなくなり、サクラは決心する。
「や、やめてッ! わ、分かった……武器は捨てるから……」
サクラは握っていた刀を地面に落とす。
地面に落ちた刀は退魔の力を失い、霧のように消えていく。
「よし、おさえて」
その声に従い、サクラの背後にいた二体の淫魔がサクラの肩を掴み、両手を握られる。
「よーし、いい子いい子。動いちゃダメよぉ?」
「もう……動けないね……」
そんなサクラの前からも、残りの二体の淫魔が近づいてくる。
「動いちゃだめだよ~、今からあなたはお人形さんなんだからっ!」
「ていこう、だめ」
淫魔達はサクラに体を密着させ、サクラの腰や太ももに手を触れてくる。
「んっ……」
寄り添う淫魔達の甘くて危険な香りが鼻腔をくすぐる。
前から後ろから体を押さえつけられ、もう抵抗のしようなどない。
「じゃあ……可愛がってあげなさい」
「「「「はーい」」」」
レアの言葉に呼応し、分身達が声を合わせて返事をする。
「私は……レアさまの分身1号……よろしく……」
「私は2号よ。2号ちゃんって呼んでねぇ」
「私は3号だよー。おねーちゃんの体たくさんいじめてあげるからねっ!」
「よんごー、よんごー」
両腕、両足を4人の分身に捕まれたまま、淫魔達の愛撫が始まる。
「んっ、く……っ」
首筋や頬、太ももなど、サクラの肌が露出している部分を優しく撫でるような手つきで触れられ、甘い声が漏れる。
「サクラちゃんはどんなパンツ履いてるのかなーっと……」
「あ、やめ……っ」
太ももを撫でていた3号がサクラのスカートを摘む。
手を伸ばして止めようとするが、その腕をグッと1号に抑えられる。
「抵抗しちゃ……だめ……後輩ちゃん……どうなっても知らないよ……」
「……ぅ」
右耳からそう囁かれ、サクラの手が止まる。
3号の手を止める者はいなくなり、スカートをめくられ、抑えめの装飾が入った白いショーツがあらわになる。
「可愛いショーツねぇ、後輩ちゃんも見てるわよぉ?」
「……っ!」
意識しなければいいものを、耳元で囁かれれば嫌でも意識してしまう。
こうして責められている今も、顔を上げるとスミレの顔がサクラの瞳に映る。
心配そうにこちらを見つめる彼女の顔を直視できず、サクラはすぐさま視線を逸らす。
「んー……………えいっ」
「んぁあッ!?」
そんな時、4号がサクラのショーツをそっと撫で上げる。
「ふふっ、気をつけてね。4号ちゃんは何をし出すか分からないか。私たちの声ばかりに気を取られていると、こういう風にいきなり気持ちよくされちゃうわよぉ」
「すりすり、きもち、よさそう」
「うっ………んんっ………」
足を閉じることもできず、ショーツ越しに秘所を優しく責められる。
せめて声は上げまいとサクラは必死に歯を食いしばった。
「4号ちゃんも乗り気だねぇ! じゃーあ、私もちょーっと強めに責めてあげよっかなー」
太ももを責めていた3号の指先がどんどん上半身の方へ近づき、股関節のあたりをそっと撫でる。
「んっ……あぁ……っ」
「4号ちゃん、一緒にここいじめてあげよっか!」
「うん!」
「じゃあ私たちは上半身を責めて上げましょ? ね、1号ちゃん」
「うん……制服のボタン……外すね……」
制服のボタンは外され、白いブラが晒される。
そんなブラの上から淫魔達は躊躇なく胸を揉み始める。
「うぅ……いやぁ……っ」
そのまま首筋を舐められ、頬にキスをされ……油断をすると不意に下半身から強い刺激がやってくる。
「ふっ……んっ…………んぁあッ!」
分身達は各々がやりたいようにサクラを責めていく。
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